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ネイタル/シナストリーにおける小惑星クリティア 嫉妬心 閲覧要注意

小惑星クリティア(73)とは

そして陽射しが入り私は暗闇から出られたのです。

こちらは怖い小惑星の一つです。悪い星ですので、以下ネガティブな考察が苦手な方は閲覧ご注意ください。

ギリシャ神話によると、諸説ありますが、クリティアは水のニンフで、太陽神アポロにとても深い恋に落ちました。アポロが好意を持って誘惑した女性を、嫉妬心から彼女の両親に悪く告口して恐ろしいやり方で殺させてしまいます。
その後は自分を見てくれるだろうと目論んでいたクリティアですが、アポロは完全に彼女を嫌いになり、その後は馬車の上から冷たい眼差しを彼女に向けるだけで全存在を無視するだけになりました。彼女は徐々に、何も喋らず木影からじっとアポロを見つめるだけとなり、そのうちに気も触れて、気づけばひまわりに姿を変えていたと言われています。ひまわりは常に太陽を見上げて咲く花です。
または、無視をし続けられ気力をなくし、衰弱し、岩の上からアポロを死ぬまで見つめ続けた、とも言われています。

ネイタルチャートにおけるクリティア

小惑星クリティアは嫉妬心そのものを表し、嫉妬からくる良くない行動、嘘、噂話、意地悪などを示します、こちらの星はその悪事は成功はしません。自分を苦しめるのみです。主にハウスを見ます。惑星や軸とのアスペクトはソフトもハードも良くなく、強弱のみで絡む惑星との事柄に嫉妬しやすいと読みます。木星(楽観視)、土星(抑制)、冥王星(学び、再生)との絡みは救いにもなります。

アセンダントまたは太陽とクリティア

要注意

非常に嫉妬深い性格です。人生全般において、嫉妬しやすく、またされ易いでしょう。生きていく上で嫉妬が一つのテーマとなります。嫉妬心は前向きに向かい合い克服すべき課題となります。とても深い愛情を持ちますが、利己的で粘着質な性質が強く出ます。また悲恋に出逢いやすいです。
解決策は、手に入らないものに対する自己の嫉妬心を素直に受け入れて、誤った行動に移さないことが最重要になります。

シナストリーにおけるクリティア

基本的にクリティア側が執着して惑星側に嫉妬します。合とオポが強くどちらも憧れの感情が強くもなります。クリティア側の性格によりますが、好きすぎて、嫉妬からの悪い事も起こしやすい関係性です。

友人、片思いの場合、憧れて、嫉妬して、素直になれず、さらに干渉しても相手にされない結果を導きます。酷い意地悪の理由ともなりえますが、後にも先にも勝てません。自滅を導くだけです。この小惑星の衝動に駆られてはいけません。パーソナルプラネットにタイトに合やオポがある場合は、ストーカー行為などにも注意すべきです。

両思いであれば関係性において憧れと憎しみが入り混じる執着心の強い引き寄せられる部分となりえます。結ばれたとしても永遠に手に入らない相手の羨ましい箇所となります。

クリティアと月

月側の感受性、心の奥深くつまり性格、魅力、また美しい肉体(特に曲線美のようなもの)、人気に嫉妬して、嫌味を言ったり、意地悪したり、褒めたりします。スクエアでは嫉妬心が勝って相手に否定的になりやすくでいて執着します。合、オポでは強すぎる憧れ、嫉妬心から、異常な執着が生まれます。

ハウス別考察 小惑星クリティア

単純にはハウスの象徴する物事に嫉妬心が湧きます。ライバルにはなり得ないもので、良くない感情のみ湧きやすい箇所を指します。ですので土星(抑制)や冥王星(学び、再生)からのアスペクトは良い歯止めになります。

12ハウスのクリティア

こちらは魂の昇華の部屋、秘密の部屋です。こちらのクリティアは現実において過去の良いカルマで守られている人または、カルマの解消を待つ非常に哀れな人々に強い嫉妬心を覚えます。と言ってそれは彼らの心の眼に委ねられます。魚座のお部屋でもありますからそこには自身の幻想、理想も含め、また直感の鋭さで全て見抜きそれらを持ちえている、そのような状況にある人々に強く嫉妬心を覚えます。全ての工程は深層心理で行われ現実では隠されます。よって、他者からすると彼らの強い嫉妬心、敵外心がどこから生まれるのかはさっぱり理解不能でしょう。

続きます