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シナストリーのアスペクト リリスと月

リリスのアスペクト

リリスはその人の弱点や本心、本能的にに隠している部分です。惑星とのアスペクトで重要なのは月、火星、太陽、金星、水星です。主には合と衝のみ見ます。

基本的にはリリスは常に感情の捌け口を探し彷徨っているので拠り所を求めて待ち構えています。アスペクトを取る惑星側に完全に甘える形になります。惑星側はリリスを1度見つけるともう放っておくことはできません。全て受け入れたいと思います。相互依存の強い関係となりやすいです。しかしオープンな関係というよりも隠された関係で作られることの多いアスペクトです。

⭐️ネイタルでリリスと土星の合がある人は理性によってリリスの悪い部分がほぼ抑えられておりますので解釈が少し変わり、リリスの特徴も穏やかでしょう。ただし本能を抑圧され続けているともとれます。またリリスと木星の合がある方は、リリスの角や反抗的な部分がなくなり非常に伸び伸びとした温和なリリスとなりますので、こちらも解釈が変わります。リリスのわがままな面は膨張されるという意味合いにもなります。

月とリリス 合

だから、こっちにおいで

リリスと惑星の関係で1番影響の強いアスペクトです。月は個人の1番女性的で柔らかい優しい感情です。リリスはその対象的な側面であり、男性的で、真逆であり更に誘惑的です、月がずっと求めやまない欠けた側面をリリスは補ってくれます。しかしこの側面は月にとって本当は見たくはないものなのかもしれません。

この2人の繋がりは宿命のようなもので出会いは避けようがありません。基本的にリリスと惑星の関係は惑星側にリリスが全面的に甘えます。迷っているリリスを発見するのはほぼ惑星でしょう。見つけたが最後、月はリリスが気になってしょうがないでしょう、可愛い子供のように、自らの分身のように感じる事でしょう。この関係は共依存になりやすく、異性間の場合、特に発展しやすいでしょう、相性も良いでしょう、離れ難いほどに。

月にリリスはわがままを言い続けます、月の前でリリスは奔放でしょう。それはとても月にとって自然で可愛いものです、なんでも受け止めてあげたいと思うでしょう。月は女性、リリスは男性ですと関係は収まりやすいでしょう。逆の場合は、月がどれぐらいリリスの要求や言動を受け止め耐えられるかにかかっています。リリスは激しく暴れるでしょう。月は何をされてもリリスを見捨てたくありませんのでフラストレーションが溜まります、しかしまるで自分の片割れのようなリリスとどうしてもずっと一緒にいたいのです。リリスのずるい所は魔性のような魅力を備えている点ですが、特に相手が月の場合は他の惑星に見せることのない本性のようなものを全面に出してしまいます。リリスは月の包容力に安心して全てを委ねたくなります。リリスにとって重なる月はとても居心地がよく、失いたくない場所なのです。月を失うとリリスは母を失ったかのように情緒不安定になり、リリスを失うと月は子を失ったが如く心にぽっかりと穴が空いたようになるでしょう。この関係は出会いも別れも普通にはなりづらく決して忘れられないものになるでしょう。

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