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ネイタル/シナストリーにおける危険な小惑星メデューサ

小惑星メデューサとは

メデューサはかなり有名かと思います。蛇の頭、目が合うと相手を石にしてしまう、あの化け物ですね。しかしメデューサは最初からあのように産まれた訳ではありません。諸説ございますが、メデューサは3人姉妹の1人で他の2人に比べとても美しく何故か彼女だけ人間でした。彼女はこの家族間の問題にも悩みますが、最も辛かったのは彼女だけ人間であった点です。

さて彼女は美しく若い女性へと成長してゆきます。そしてパルテノン神殿、つまりパラスアテナが女主人として支配している神殿で暮らすことになります。またポセイドンにメデューサはメロメロだったと言われます。が彼女はポセイドンに手酷く傷つけられたようです。更に彼女には自分を主張するものが美貌しかありませんでした。ですのでパラス達の目の前で彼女はいつもその煌びやかな長く艶めく豊かな髪と若々しい美しさを見せびらかして過ごしたようです。知恵の女神であるパラスはそんなメデューサを見て、彼女に無知の罰として、あの蛇の髪と目が合った瞬間相手を石にする化け物へと変えてしまいました。メデューサは、好きな相手に傷つけられた挙句に罰を受け、もう誰ともまともに交流出来なくなりました。何故なら会話したくとも相手は目を合わせれば石になり、自分の外見はただの怪物と化したからです。

こちらの小惑星が示すのは、異性への一方的で性的な挑発と嫌悪感、反応した異性への苛めです。彼女は男性を過激に挑発し誘っては、それに反応した事に大きな怒りを覚えます。そして罰として自分に言い寄ってきた異性をいじめ抜きます。メデューサはコミュニケーションが取れません。救いもありません。あるのは外見に対する失われた自信と、そこに反応するものに対する嫌悪感、そして復讐のような苛めです。非常に危険な小惑星の一つです。

ネイタルチャート

メデューサが目立つネイタルは基本的に男性嫌いです。がしかし何故か、異性を挑発するのが大好きです。地味な格好などしません、自らの外見的な性的な武器と思えるものを全面に出して、異性の注目を浴びようとします。そして彼女に寄ってきた異性をこっ酷く貶すでしょう。それでもその異性がいなくならない場合は、とにかくいじめ抜きます。目立つアスペクトの場合綺麗な方が多いです。

メデューサとアセン、太陽、ヘッドの合

彼らは無意識に異性を性的にわざと挑発します。露出が高かったり、何をもって性的な挑発と取るのかは個人によるので省きますが、とにかく女性でしたら特に女性の武器を使います。しかし彼らには自覚がありません。ですので、それで寄ってきた異性をひどく貶します。外見的に褒められる事に酷い拒否反応を示します。それでも逃げずに側にい続けると彼らの苛めが始まります。方法はわかりませんが、彼らの感情の吐口として使われる事は確かでしょう。かなりキツいタイプの魔性の女性でしょう。かつ彼らは根本的に自信がなく、放っておけない雰囲気まで持っています。男性であっても同じです。

続きます。

ネイタルチャートにおける魔性の女性のアスペクト

魔性の女性達

魔性の女性とはなんでしょう?相手の男性がどんどん生気を吸い取られる、相手の人生を狂わせる、でもどうしても離れられない。または美しく魅力的で賢く、男性の上に立って手の平で転がしてしまう。つまり男性は振り回されるだけ振り回され、手には負えない女性、でも離れられない。酷く冷たい目にあったのに他の誰と付き合っても忘れられない女性。色々定義はありますが、そのような女性の片鱗を現すアスペクトをまとめていきます。こんな女性がいたら気をつけた方が良いかもしれませんよ?あ、もう遅いかもしれませんけど。

魔性の女性の条件

●性的な惑星(火星、金星、冥王星)、性的な小惑星は、1ハウス、5ハウス、7ハウス、8ハウス、10ハウスに多く在住する事。

●リリスが1ハウス(わかりやすく本人がリリス)5ハウス(カジュアルな恋愛のリリス)、7ハウス、(対人面がリリス)10ハウス(社会的な面がリリス)、11ハウス(リリス的な事柄に群がる集団)に在住する事。

●太陽が、1ハウス、5ハウス、8ハウス、10ハウスに在住且つ火星、金星、冥王星、海王星のどれかとアスペクトがある事。

★条件を満たした後以下のアスペクトを見ます。以下のアスペクトはその特徴的な部分であります。

月が8ハウス

とてもミステリアスな方々です。良い意味で何を考えてるのか他者にわかりません。異性は惹かれるでしょう、そしてその奥底から彼らは彼らの欲望をジワジワと滲み出させるのです。非常に隠れた官能が強い方々で、一見大人しい方が多く親密になればなるほど他者は引きずり込まれるでしょう。

火星が牡牛座

こちらは格式は悪いですが(だからか?)火星は激しい情熱的な星なのですが牡牛座のおかげで、全ての動きがスローモーションです。女性ですと攻撃的な角がゼロとなります。仕草も動きもゆっくりで、同性からはノロノロしているように映るかもしれません。しかし異性から見ると攻撃性のない女性の色気と言ったらないでしょう。しかも格式が悪いので、どこかボサッとしていて隙があるのです。しかも牡牛座ですから5感が発達しており敏感そのものです。親密になれば堪らないでしょう。常に受動的な火星です。

土星と冥王星の合とハード

どんなに外見が優しそうに見えても、親切でも、彼らは強く、しぶとく、自分の意思を曲げません。更には、彼らは大抵幼少期に父親とうまく行っていません。もしくは父親と何らかの確執や問題があった筈です。ですので大きな課題を男性に投げかけます。それを負担と感じるか、頼りにされていると感じるかは個人に寄るでしょうが、彼らに関わることは底無しの沼のように深くひきずられていく事である事は確かでしょう。

アセンダントのサインが真逆の相手

こちらはネイタルと言いますか、シナストリーですが、簡単にオーブを取らずサインのみでも分かるので入れます。(オーブを取った方が影響は強力ですが)アセンダントとアセンダントの合は単純にとても性的な相性が良いですが、それよりもっといいのは、アセンダントとディセンダントの合、つまりアセンダントとアセンダントのオポジションです。こちらの方が強烈に惹きつけ合いますし、パートナーとしてお互いに理想的に映ります。物凄く外見の好みが合い性的な相性が非常に良いのです、まあこの相手とは色々あっても離れ難いでしょう。その個人にとっては魔性の女性となるでしょう。

水星とリリスのソフトアスペクト

リリスとパーソナルプラネットや冥王星のアスペクトはどれも性的魅力が強くなりますし、水星よりも火星や金星、冥王星の方がわかりやすく強いのですが、ちょっと強すぎます。水星はその仕草や声や話し方、コミュニケーションの取り方に隠微な性的魅力が宿ります。その繊細さがリリスの強さを緩和し、丁度良く魅惑的なのです、正に魔性的な女性でしょう。特にソフトが良いです。合も良いですが、この魅力は繊細さが要ですので扱いが難しいです。

冥王星がカルミネート

非常にミステリアスで性的な魅力の強い配置です。この魅力は陽性ではなく陰性ですので、他者の生気を吸い取ってしまうような、少し怖いような激しい官能性があります。手を出すのを怯む、けれどついその闇に惹かれて、触れてしまったら最後、ズルズルと彼女の深みにハマってしまうかもしれません。

ジュノーと太陽、アセン、または金星の合

結婚相手としてとても魅力的な性的アピール力の出る配置です。とても純粋に見えます、ですので異性は本気になりやすいでしょう。がしかし彼らは結婚相手を冷静に選びますので、自分だけが本気で、と言ったことも良く起きるでしょう。意図せずに異性を本気にさせ易い方々です。

Nympheとアセンダント、太陽、ヘッドの合

彼女たちはとても自由奔放です。罪悪感も、悪意もありません。ただ多くの男性はやはり自分以外の男性と接触して欲しくはないでしょう、特に本当に愛していたら。しかし彼らは純粋すぎて本能に忠実です。ですのでコントロール不能な相手となります。本気になったら負けなんて酷い言葉もありますが、彼らと接すればその意味がわかり易いでしょう。そして、彼らを裏切れば彼らはあなたを決して本気で相手にはしないでしょう。

メデューサとアセンダント、太陽とヘッドの合

彼女達は異性に嫌悪感がありながら、無意識に性的に挑発を繰り返します。そしてそれに釣られてしまったら、酷い言われようにあった上にこっ酷く扱われます。もし付き合ってしまったら?彼女達に優しさを期待するのは辞めましょう。優しくないわけでは勿論ありません、しかし付き合った相手には、優しくないのです。

続きます