魔性の女性達
魔性の女性とはなんでしょう?相手の男性がどんどん生気を吸い取られる、相手の人生を狂わせる、でもどうしても離れられない。または美しく魅力的で賢く、男性の上に立って手の平で転がしてしまう。つまり男性は振り回されるだけ振り回され、手には負えない女性、でも離れられない。酷く冷たい目にあったのに他の誰と付き合っても忘れられない女性。色々定義はありますが、そのような女性の片鱗を現すアスペクトをまとめていきます。こんな女性がいたら気をつけた方が良いかもしれませんよ?あ、もう遅いかもしれませんけど。
魔性の女性の条件
●性的な惑星(火星、金星、冥王星)、性的な小惑星は、1ハウス、5ハウス、7ハウス、8ハウス、10ハウスに多く在住する事。
●リリスが1ハウス(わかりやすく本人がリリス)5ハウス(カジュアルな恋愛のリリス)、7ハウス、(対人面がリリス)10ハウス(社会的な面がリリス)、11ハウス(リリス的な事柄に群がる集団)に在住する事。
●太陽が、1ハウス、5ハウス、8ハウス、10ハウスに在住且つ火星、金星、冥王星、海王星のどれかとアスペクトがある事。
★条件を満たした後以下のアスペクトを見ます。以下のアスペクトはその特徴的な部分であります。
月が8ハウス
とてもミステリアスな方々です。良い意味で何を考えてるのか他者にわかりません。異性は惹かれるでしょう、そしてその奥底から彼らは彼らの欲望をジワジワと滲み出させるのです。非常に隠れた官能が強い方々で、一見大人しい方が多く親密になればなるほど他者は引きずり込まれるでしょう。
火星が牡牛座
こちらは格式は悪いですが(だからか?)火星は激しい情熱的な星なのですが牡牛座のおかげで、全ての動きがスローモーションです。女性ですと攻撃的な角がゼロとなります。仕草も動きもゆっくりで、同性からはノロノロしているように映るかもしれません。しかし異性から見ると攻撃性のない女性の色気と言ったらないでしょう。しかも格式が悪いので、どこかボサッとしていて隙があるのです。しかも牡牛座ですから5感が発達しており敏感そのものです。親密になれば堪らないでしょう。常に受動的な火星です。
土星と冥王星の合とハード
どんなに外見が優しそうに見えても、親切でも、彼らは強く、しぶとく、自分の意思を曲げません。更には、彼らは大抵幼少期に父親とうまく行っていません。もしくは父親と何らかの確執や問題があった筈です。ですので大きな課題を男性に投げかけます。それを負担と感じるか、頼りにされていると感じるかは個人に寄るでしょうが、彼らに関わることは底無しの沼のように深くひきずられていく事である事は確かでしょう。
アセンダントのサインが真逆の相手
こちらはネイタルと言いますか、シナストリーですが、簡単にオーブを取らずサインのみでも分かるので入れます。(オーブを取った方が影響は強力ですが)アセンダントとアセンダントの合は単純にとても性的な相性が良いですが、それよりもっといいのは、アセンダントとディセンダントの合、つまりアセンダントとアセンダントのオポジションです。こちらの方が強烈に惹きつけ合いますし、パートナーとしてお互いに理想的に映ります。物凄く外見の好みが合い性的な相性が非常に良いのです、まあこの相手とは色々あっても離れ難いでしょう。その個人にとっては魔性の女性となるでしょう。
水星とリリスのソフトアスペクト
リリスとパーソナルプラネットや冥王星のアスペクトはどれも性的魅力が強くなりますし、水星よりも火星や金星、冥王星の方がわかりやすく強いのですが、ちょっと強すぎます。水星はその仕草や声や話し方、コミュニケーションの取り方に隠微な性的魅力が宿ります。その繊細さがリリスの強さを緩和し、丁度良く魅惑的なのです、正に魔性的な女性でしょう。特にソフトが良いです。合も良いですが、この魅力は繊細さが要ですので扱いが難しいです。
冥王星がカルミネート
非常にミステリアスで性的な魅力の強い配置です。この魅力は陽性ではなく陰性ですので、他者の生気を吸い取ってしまうような、少し怖いような激しい官能性があります。手を出すのを怯む、けれどついその闇に惹かれて、触れてしまったら最後、ズルズルと彼女の深みにハマってしまうかもしれません。
ジュノーと太陽、アセン、または金星の合
結婚相手としてとても魅力的な性的アピール力の出る配置です。とても純粋に見えます、ですので異性は本気になりやすいでしょう。がしかし彼らは結婚相手を冷静に選びますので、自分だけが本気で、と言ったことも良く起きるでしょう。意図せずに異性を本気にさせ易い方々です。
Nympheとアセンダント、太陽、ヘッドの合
彼女たちはとても自由奔放です。罪悪感も、悪意もありません。ただ多くの男性はやはり自分以外の男性と接触して欲しくはないでしょう、特に本当に愛していたら。しかし彼らは純粋すぎて本能に忠実です。ですのでコントロール不能な相手となります。本気になったら負けなんて酷い言葉もありますが、彼らと接すればその意味がわかり易いでしょう。そして、彼らを裏切れば彼らはあなたを決して本気で相手にはしないでしょう。
メデューサとアセンダント、太陽とヘッドの合
彼女達は異性に嫌悪感がありながら、無意識に性的に挑発を繰り返します。そしてそれに釣られてしまったら、酷い言われようにあった上にこっ酷く扱われます。もし付き合ってしまったら?彼女達に優しさを期待するのは辞めましょう。優しくないわけでは勿論ありません、しかし付き合った相手には、優しくないのです。
続きます
コメント
Vanilla 様
貴重なお話しの更新を、ありがとうございます。
人間考えでは説明のつかない気持ちや出来事の原因が、少しずつ理解できるようで、大変ありがたく拝見しています。
>あ、もう遅いかもしれませんけど。
とは、今の自分自身にあまりに見合った表現で、思わず苦笑いしてしまいました。
Vanilla様、ソウルメイトや運命的な縁の深い相性であっても、周囲の人間の反対や障害が生じるならば手放すべきでしょうか。
私は年齢差を理由に、親族の猛反対で引き裂かれた形になった元婚約者に対して、女々しいですが遠距離で1年あまり連絡が取れない今も惹かれ続けています。先週、全く意図せず街で再会してしまいました。只々驚きましたが、ほんの数分の会話でしたが嬉しかった。
お互いの気持ちは強く惹かれあっても、重要他者の思惑や事情で結ばれないのはやはり、結ばれない方が良いという何かのお示しなのでしょうか。。
男女の場合には、結婚の形で結ばれない方が良い運命?というかシナストリー が魔性の相性でしょうか。
彼女の8ハウス太陽&Valentineに自身の太陽&Kinght&DNAが合するところに、彼女の冥王星&土星がスクエアとなるようです。
今回までの記事から学ばせてせいただいたことで、“魔性の相性を回避するための何かの働き”があるのかなどと考え、感情的な行動に出たい気持ちを抑えています。相手の幸せのためにどうするべきかと、なかなか答えは出ません。
長文失礼致しました。
御自愛ください。
KTさま
コメントありがとうございます。
ソウルメイトと言いますと割と誤解される方が多いように思いますが、お伽話の結末に簡単に導かれる相性ではございません。
むしろその逆で、お伽話の様に様々な困難を乗り越えても2人で一緒にいる事が最善だと認識するお相手となります。
ですので惹き合う力は強く、離れ難く、思い出を両者引きずるのです。
ソウルメイトの関係の解決方法はお互いの合意が必要です。
肉親で有るのならば別の話ですが。
周囲の意見はどうでもいいのです、要はお互いがどれだけ必要としあっているか、のみです。
その後の永続性もそれのみにかかっています。
お相手はKTさまと一緒にいるためにはなんでもすると言うならばそれが答えでしょう。でなければ、それまでのお相手です。見切りをつけるのもまた1つの方法です。
どうぞ宜しくお願い致します。
占星術に興味があって、いろいろ自分なりに調べてみた結果ホロスコープはつくづく当たるなぁと感じています。笑
さっそくネイタルについて質問させていただきたいのですが。小惑星アフロディーテについて、ギリギリ12ハウスに入室してしまっていたとしても、アセンダントと強いコンジャクションであれば十分に効果は発揮されるのでしょうか。
自分がまさに↑コレでして‥。
自分で言うのも気が引けますが(笑)、一応周りからは美人だと評価されているようなのですが、いまいち自分に自信が持てなくてそこまで自分の顔を好きだと思えないんです。これは12ハウスが関係しているのですかね。笑
なんか恥ずかしい質問してしまって申し訳ないです。♀️♀️
自分に自信を持つにはどうしたら良いのか教えていただきたいです。泣
ぺろーなさま
コメントありがとうございます。
ご存知かもしれませんがアセンダントとは上昇点の事ですから、1室の別名です。下降点がディセンダントで7室の事です。ですのでアセンダントと合というと通常は1室を指しますが、おっしゃる通り惑星が12室や6室在住でアセンやディセンとアスペクトを作ることもよくある事です。がアセン合はそのままアセン合なのです。自信を持って下さいませ。
また、12、6、8室は全体的にあまり良くないハウスですから、惑星の解釈が1室と対照的に感じるのもわかります。が、アフロディーテが12室在住であってもアスペクト自体の意味は変わりません。アフロディーテが活躍する場所は変わります。アフロディーテは金星に似ていますし金星の意味も包括しますが解釈は全く違いとても強いです、特に性的な意味合いが非常に強い肉食系の星です。ですのでアセン合という非常に強いアスペクトで、自信のなさが12室在住にあるとは思えません。
ですので他の理由はホロスコープ全体で見ませんとわかりません。
わかりやすいアスペクトですとキロンと金星の合やハードが思い浮かびますが。
参考になれば幸いです。
初めまして。いつも楽しみに読ませて頂いております。
魔性の女性がいるなら、女性を惑わす男性もいると思うのですが、そういった男性特有の特徴的な天体配置等があれば知りたいです。
勝手なリクエストですので、気が向いたらで構いませんし、スルーして頂いても結構です!
小惑星は本当に面白いですね。
これからも更新楽しみにしております。
mintさま
初めまして、コメントありがとうございます。
あ、そのコンテンツ近々作ろうと思っておりました!!
嬉しいです。
男性ですと、遊び人ですとか悪い男ですとかになるでしょうか〜笑
はい男性特有の配置はございます。
ゆっくりアップ致しますのでお付き合い頂けると有難いです。
小惑星面白いですよね、とにかく多いのでハマってしまうと大変です。
ご一緒に楽しめましたら嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
こんばんは。
いつも記事の更新楽しみにさせていただいています。ありがとうございます。
冥王星のカルミネートとのことですが、冥王星が1室だとどうでしょうか? 本日の魔性の男性の記事で、1室の冥王星にセクシーとありましたので、女性ではどうかなと思いまして…
男性から見てセクシーに見えるものでしょうか
あるいは女性だと1室の冥王星は男性から見て強く見えすぎたりするのでしょうか
のんきちさま
こんにちは。
コメントありがとうございます。
冥王星はアセンダント軸と関わると非常に男女ともカリスマ性や性的魅力が強くなります。目力が強いとも言われます。美醜は関係ありません。1室在住のみでも人を惹きつける魅力は強いです。ただハウスの意味も加味しますと、冷酷な面も強くなりますのでどちらかと言うと男性向け(男性の方が使いこなし易い)かと感じます。
どうぞ宜しくお願い致します。
丁寧なお返事ありがとうございます。
冥王星はセクシャルな星、だけれど扱いにくい、、大変な星ですね。
アセン軸に関わる自分の星は色々チェックして、これまで無自覚であったことも知っていた方がこれからの人生に活かせそうですね。
いつも詳解な星の解説をありがとうございます。
これからも楽しみにさせていただきます。