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小惑星Dejanira 被害者の星 ハウス別編 閲覧要注意

小惑星Dejaniraとは

ダイヤモンドを拾い集めて

Dejaniraは完全なる被害者です。それ以上でもそれ以下でもありません。由来となる神話では、彼女はヘラクレスの妻でしたがNessus(加害者の星)に騙され虐げられた挙げ句、心から愛する夫のヘラクレスをNessusの策略によって殺めてしまいます。彼女にはなんの落ち度もありませんでした。災難は降って湧き、彼女は支配されて、何もかも奪われてしまったのです。彼女は、か弱く脆く優しく、運が悪かったというだけで、全ては狂ってしまいました。

こちらの星は他の星同様全ての人のチャートに平等に存在します。悪い星、弱い星は色々とありますがこちらは特に分かりやすく被害を受けるのみ、酷く悲しい星です。星の元では何も変えられないかもしれませんが、弱点を知り守ることで助けられる希望が沢山見つかるかも知れません。

そして完全無欠に見える誰にでも、耐えられない敵がいるという事です。

今回は在住ハウス別解釈をしていきます。ここで重要なのは、Dejaniraの表す事柄はハウス内で変化しませんが、もし同時に個人惑星や軸に触れれば、威力は非常に強くなり、チャート上で目立つ事となります。その場合個人惑星や軸とのアスペクトの解釈も併せてより強い注意が必要となります。逆に言えば、ただ在住しているだけならば、そこまでの大事には至らない事を示唆します。他例外的に1室在住はそれだけでも注意が必要です。生まれたての自分が最初に見る世界の部屋であるからです。

最も危険なのはチャート上でDejaniraとNessusと火星がアスペクトを取る場合です。

《緩和について》

良く効く緩和は木星(運が良くなる)かPOF(富と幸運)が同室に在住する事、Dejaniraが冥王星(強くなる)と合かソフト(援助)、または同室である事です。木星がDejaniraの関連するハウスに在住するのも良いです。

木星は特に12室に入るのがオールマイティに良い緩和となります。敵の部屋ですから敵を減らす、失くすことが可能だからです。
御守りのような良い木星の配置です。

また、同室内でDejanira自体は目立つことはなく、他の良い星が軸に乗る、惑星と合を取るなどすると、複雑な解釈にはなりますが、強く緩和されます。

火星とDejaniraのアスペクトは男性が持つと男性に虐げられる、つまり勝てない、男性社会で生きて行くには弱いだけでなく非常にフラストレーションが溜まるアスペクトです。

女性が持つともっと被虐的な意味合いが酷くなりますが、火星(男性の星)は強く反撃が可能です。よって火星とのアスペクトは女性にとって緩和ともなり得ます。

※以下全て閲覧要注意となります。

1ハウスのDejanira

要注意の配置です。特にアセンダント(人生の目的や体現)と合ですと理不尽な被虐、暴力沙汰に巻き込まれやすいチャートですので、自身の身を守る術を人生において真っ先に、確実に身に付けなければなりません。また1室Dejaniraはとてもか弱く優しいので流され易く、他者に簡単に支配権を渡してしまいます。単純には自我の主張と形成、自立に邪魔が入り易く人生で乗り越えるべきものが大きいでしょう。緩和には冥王星との合、ソフトがとても良いでしょう。

2ハウスのDejanira

詐欺や窃盗、大きくなると強盗、各種投資詐欺に遭いやすい配置です。基本的に他者から金銭、所有物を狙われて奪われやすいので常に防犯面で注意する必要が有ります。また、容姿について弄られ易く外見にコンプレックスを感じやすいでしょう。

3ハウスのDejanira

悪口を言われ易い配置です。噂話の格好のネタとなりやすいでしょう。また特に幼少期、学校の友人や兄弟から被害を受けやすいでしょう。基本的には身体的にというより、他者との会話、コミュニケーション、考え方の違いなどで相手に負けやすく、自信が持てず精神的に追いやられ被害を受ける事が人生で多いでしょう。水星の格式が良いと強い緩和になります。

4ハウスのDejanira

典型的な家庭内で被害を受けやすい配置です。ICと合なら特に幼少期、両親から虐げられやすいでしょう。また家、家族そのものが被害にあうとも考えられるので、泥棒や、侵入者、家庭の崩壊に繋がる事件などにご注意ください。1室に木星、また水星の格式がよく、9室が目立つと強い緩和となるでしょう。

5ハウスのDejanira

5室は趣味や子ども、ギャンブル、また目立つ部屋です。この配置のDejaniraは何かを成し遂げても評価されづらいです。ユーモアのセンスが悪趣味と捉えられやすく、他者が離れて孤立して行きやすいでしょう。また子供の部屋でもあるので自分の子供などへの多角的な被害なども示唆します。ギャンブルや投資はお勧めできません。

6ハウスのDejanira

仕事場での上下関係、特に目下から被害を受けやすい配置です。基本的には他者を助ける部屋ですので、他者を良かれと思って助けても、恩を仇で返されたり、正直者が馬鹿を見るといったことが多いでしょう。また身体に良くない偏食傾向が強い方が多いでしょう。ペットを飼うのもあまりお勧めできません。ペットに依存しやすくペットに支配されやすい配置です。10室に木星やMCに冥王星が合などですと、強い緩和となります。

7ハウスのDejanira

結婚相手や結婚生活、親密な交際相手から様々な被害を受けやすい典型的な配置です。社交術、ビジネスの部屋でもあるので対人面で害を受けることも多いでしょう。裁判にも負けやすいので、避けるのが賢明です。
DCや個人惑星と合の場合、1、2、10室に木星など入っているのなら、結婚をしないというのも1つの選択です。

8ハウスのDejanira

要注意幼少期から、大人に至るまで様々な異性的、暴力的な被害を受けやすい典型的な配置です。

9ハウスのDejanira

哲学的な多種多様な個人の信念、自由を主張する事において差別的な被害を受けやすい配置です。違う文化、外国の人々などとの関係、海外旅行にはご留意下さい。高等教育の部屋でもあるので、大事な学びの場を奪われるなどの被害にも注意が必要です。

10ハウスのDejanira

社会に出る事に壁があります。資格試験に受かり辛いなど、社会的地位を伴う仕事の場において苦境に立たされやすいです。社会に出ない、仕事をしない方も多いでしょう。ただ6室に木星が入ると仕事の環境や人間関係にはとても恵まれます。そして2室や8室に木星が入ると金銭取得に関する問題はないでしょう。

11ハウスのDejanira

友人や集団に恵まれず被害を受けたり、仲間はずれにされやすいでしょう。マスメディア、SNSの部屋でもあるので、そういった場で中傷などをされやすいでしょう。あまり深入りしないようにすべきです。

12ハウスのDejanira

12ハウス中最も要注意の配置です。12室は深層心理、秘密の部屋ですから、Dejaniraは被害者である事を表には決して出しません。被害者である事を否定する部屋です。その否定が強く出ると不安に駆られ逆にスケープゴートを作り出そうとします。何故なら単純に自分が虐める側になれば自分が虐められる心配がなくなるからです。被害者が窮鼠猫を噛むように加害者に転換しやすい怖い配置です。またそれは自身の知らない無意識下で行われるので誰かが気づき注意しなくては本人は何もわかりません。ご留意下さい。

ネイタルチャートにおける魔性の女性のアスペクト

魔性の女性達

魔性の女性とはなんでしょう?相手の男性がどんどん生気を吸い取られる、相手の人生を狂わせる、でもどうしても離れられない。または美しく魅力的で賢く、男性の上に立って手の平で転がしてしまう。つまり男性は振り回されるだけ振り回され、手には負えない女性、でも離れられない。酷く冷たい目にあったのに他の誰と付き合っても忘れられない女性。色々定義はありますが、そのような女性の片鱗を現すアスペクトをまとめていきます。こんな女性がいたら気をつけた方が良いかもしれませんよ?あ、もう遅いかもしれませんけど。

魔性の女性の条件

●性的な惑星(火星、金星、冥王星)、性的な小惑星は、1ハウス、5ハウス、7ハウス、8ハウス、10ハウスに多く在住する事。

●リリスが1ハウス(わかりやすく本人がリリス)5ハウス(カジュアルな恋愛のリリス)、7ハウス、(対人面がリリス)10ハウス(社会的な面がリリス)、11ハウス(リリス的な事柄に群がる集団)に在住する事。

●太陽が、1ハウス、5ハウス、8ハウス、10ハウスに在住且つ火星、金星、冥王星、海王星のどれかとアスペクトがある事。

★条件を満たした後以下のアスペクトを見ます。以下のアスペクトはその特徴的な部分であります。

月が8ハウス

とてもミステリアスな方々です。良い意味で何を考えてるのか他者にわかりません。異性は惹かれるでしょう、そしてその奥底から彼らは彼らの欲望をジワジワと滲み出させるのです。非常に隠れた官能が強い方々で、一見大人しい方が多く親密になればなるほど他者は引きずり込まれるでしょう。

火星が牡牛座

こちらは格式は悪いですが(だからか?)火星は激しい情熱的な星なのですが牡牛座のおかげで、全ての動きがスローモーションです。女性ですと攻撃的な角がゼロとなります。仕草も動きもゆっくりで、同性からはノロノロしているように映るかもしれません。しかし異性から見ると攻撃性のない女性の色気と言ったらないでしょう。しかも格式が悪いので、どこかボサッとしていて隙があるのです。しかも牡牛座ですから5感が発達しており敏感そのものです。親密になれば堪らないでしょう。常に受動的な火星です。

土星と冥王星の合とハード

どんなに外見が優しそうに見えても、親切でも、彼らは強く、しぶとく、自分の意思を曲げません。更には、彼らは大抵幼少期に父親とうまく行っていません。もしくは父親と何らかの確執や問題があった筈です。ですので大きな課題を男性に投げかけます。それを負担と感じるか、頼りにされていると感じるかは個人に寄るでしょうが、彼らに関わることは底無しの沼のように深くひきずられていく事である事は確かでしょう。

アセンダントのサインが真逆の相手

こちらはネイタルと言いますか、シナストリーですが、簡単にオーブを取らずサインのみでも分かるので入れます。(オーブを取った方が影響は強力ですが)アセンダントとアセンダントの合は単純にとても性的な相性が良いですが、それよりもっといいのは、アセンダントとディセンダントの合、つまりアセンダントとアセンダントのオポジションです。こちらの方が強烈に惹きつけ合いますし、パートナーとしてお互いに理想的に映ります。物凄く外見の好みが合い性的な相性が非常に良いのです、まあこの相手とは色々あっても離れ難いでしょう。その個人にとっては魔性の女性となるでしょう。

水星とリリスのソフトアスペクト

リリスとパーソナルプラネットや冥王星のアスペクトはどれも性的魅力が強くなりますし、水星よりも火星や金星、冥王星の方がわかりやすく強いのですが、ちょっと強すぎます。水星はその仕草や声や話し方、コミュニケーションの取り方に隠微な性的魅力が宿ります。その繊細さがリリスの強さを緩和し、丁度良く魅惑的なのです、正に魔性的な女性でしょう。特にソフトが良いです。合も良いですが、この魅力は繊細さが要ですので扱いが難しいです。

冥王星がカルミネート

非常にミステリアスで性的な魅力の強い配置です。この魅力は陽性ではなく陰性ですので、他者の生気を吸い取ってしまうような、少し怖いような激しい官能性があります。手を出すのを怯む、けれどついその闇に惹かれて、触れてしまったら最後、ズルズルと彼女の深みにハマってしまうかもしれません。

ジュノーと太陽、アセン、または金星の合

結婚相手としてとても魅力的な性的アピール力の出る配置です。とても純粋に見えます、ですので異性は本気になりやすいでしょう。がしかし彼らは結婚相手を冷静に選びますので、自分だけが本気で、と言ったことも良く起きるでしょう。意図せずに異性を本気にさせ易い方々です。

Nympheとアセンダント、太陽、ヘッドの合

彼女たちはとても自由奔放です。罪悪感も、悪意もありません。ただ多くの男性はやはり自分以外の男性と接触して欲しくはないでしょう、特に本当に愛していたら。しかし彼らは純粋すぎて本能に忠実です。ですのでコントロール不能な相手となります。本気になったら負けなんて酷い言葉もありますが、彼らと接すればその意味がわかり易いでしょう。そして、彼らを裏切れば彼らはあなたを決して本気で相手にはしないでしょう。

メデューサとアセンダント、太陽とヘッドの合

彼女達は異性に嫌悪感がありながら、無意識に性的に挑発を繰り返します。そしてそれに釣られてしまったら、酷い言われようにあった上にこっ酷く扱われます。もし付き合ってしまったら?彼女達に優しさを期待するのは辞めましょう。優しくないわけでは勿論ありません、しかし付き合った相手には、優しくないのです。

続きます