小惑星ハトシェプスト 栄華を極める

小惑星ハトシェプスト(2436)とは

エジプトで有名な女性というとやはりクレオパトラやネフェルティティかなという印象ですが、諸説ありますが実は1番女性で権力を持っていたのはこちらのハトシェプスト、五人目のファラオです。

歴史的に女性で2番目のファラオとはなりますが、ハトシェプストは他者とは比べ物にならない権力と地位を得ていました。全ての者が傅く名声、正にそのようなものを手に入れた女性の1人です。男性主権の時代にあって、20年以上もの間その地位を守り続けました。よって、彼女は常に男装をしていたとも言われています。

なぜかクレオパトラなどの影に隠れがちで余り目立ちません、彼女たちよりも圧倒的に影響のあった人物なのに、です。

また彼女の死後もミステリーに満ち満ちています。

彼女の存在した記録は一度抹消されており、その後再度発見されることとなります。

このように非常に魅力的で謎に満ちた人物ですが、こちらの小惑星が占星術的に象徴するのは、

成功、富、崇拝、女王、平和を維持するもの、栄華、自己アピール能力です。

また男装のくだりからも察するように、異性的な差別も示唆します。

こちらが目立つ(アングル、個人天体との合)人物は非常に素晴らしい名声を博している方々が多いです。億万長者、女王、成功した芸術家など、多岐にわたります。

偶然か必然かは分かりかねますが、そのような星の元に生まれた人物がどのように人生を積み重ね、名を広めて行くのか興味深くもありませんか。またはご自身がそうであるなら、今もしそうでなくとも可能性は無限大です。

今回はアスペクトを考察していきましょう。

小惑星ハトシェプストとMCの合

企業して成功したり、芸能活動、芸術で成功したり、特に女性ですが、男性含みそのような方が多いです。成功も小さいものではなく、社会的地位の確立、莫大な富に繋がり名誉得るものが多いです。

小惑星ハトシェプストと金星の合

こちらは特に金運が強くなります。成功運と共に強く、元々そのような家系に生まれることも多いです。また芸術家や芸能活動でも多くの成功例が見られます。ルーラーやハウスも見なくてはいけませんが水星、金星は特にその傾向が強いですね。また女性ですと金星はそのものを表しますので特に家柄がそうである事も示唆します。

小惑星ハトシェプストと太陽の合

こちらは家柄が非常に恵まれて良いことが多いですが、それらを引き継ぎ名誉を守る方々もとても多いです。こちらの星は大きな建築物も示唆しますので大概が豪邸や広い広い家に住むか、そう遠くない未来に住むようになることでしょう。

小惑星ハトシェプストと月の合

ハトシェプストと月の合は母親が非常に成功しており権力があるか、またそのような女性を母親の理想像として捉える事が多い事を示唆します。また精神的にとても強い、女性のリーダー的存在になる性格を生来的に持つ事を示します。成功は蟹座の在住ハウスの事柄で実り易いです。その場合、女性、子供、大衆の人気を得易いでしょう。

小惑星ハトシェプストとテイルの合

過去生で、栄華を極めたことを示唆します。
今生でどのように消化し生かされるのかはその方次第ですが強い成功運とエネルギーを秘めた方です。

小惑星ハトシェプストとDCの合

DCは対人のポイントですから、対人面で女性から強く支持される配置となり、世の中には様々な成功の形がありますが特に女性ファンが多い配置でしょう。非常に影響力があり、パワフルな女性として女性の目に映るでしょう。

小惑星ハトシェプストと火星の合

こちらは分かり易い例があり、マリリンモンローが火星と合で8室在住です。今でもそのようなシンボルである彼女ですが、つまりはとても異性的魅力に溢れそのアピール力は、力強くまた名声、カリスマ、富、そして深い謎に繋がるものであることでしょう。

小惑星ハトシェプストとヘッドの合

潜在的且つ運命的にそのような能力を得る才能を持ちます。使いこなすには時間がかかりますが、成功者の潜在能力としては抜群の配置と言えるでしょう。

続きます

写真提供:soufiane

アセンダント軸とブラックムーンリリス

アセンダント軸とリリスの合

リリスと惑星の相性も興味深いものばかりですが、さて、では軸はどうでしょうか?

ネイタルでは、はっきりと隠れていたリリスの悪い面が現れやすくまた、惑星とはまた一味違う強い絆とご縁をシナストリーでは与えます。

リリスの隠された本質は変わりませんが、軸ではそれがより顕著に主張します。

リリスの世界観をより深く追求していきましょう。

リリスは剥き出しの異性的魅力を表すので、とても魅力的で蠍座アセンダントのようなミステリアスな雰囲気、冥王星が強い磁力がある強い存在感を持ちます。ですので、その面ばかりが取り上げられることが多いように感じますが、リリスの単純なキーワードは天罰、復讐、報復、嫉妬、自由、革命、恐怖です。

アセンダントとディセンダントとは

基本的にリリスのシナストリーにおけるルールとしては、惑星とリリスの場合、リリス側に惑星が執着して振り回されるケースが多いです。
軸はというとこちらは相互補完のような形で、お互いに惹きつけ合いリリスを引き出します。ですのでアセンダントとの方がより強くリリスの悪い面と戦う事となります。お互いに性的魅力が強く惹かれ合うのはACもDCも同じですが、運命の女性でもあるリリスを素直に受け止められるのはDCです。アセンダントでは2人は前を向いているのでより自由にリリスが暴れ回り易いのです。ディセンダントではリリスはある意味抑えられますので、そうなります。

以下やや閲覧注意を含みます。

ネイタルにおけるリリスとアセンダント合

周りがどんな目で私を見てるかわかってるわ

リリスは悪い感受点ですので、ホロスコープで目立つ配置にあって余り良い事はありません。異性的魅力は非常に強く、異性のみから関心を、子供の頃から惹きつけやすく、外見的にも目立ちますがそれが本人が望む形である事は少なくまた、特にアセンダントはリリスの粗野で攻撃的な部分も目立つので、他者に受け入れられづらいか対立し易いでしょう。

子供の頃にとても嫌な思いや経験を抱えている方が多い配置となります。また1室でアセンにタイトであれば出生時に何か問題があったかもしれません。

自由である事や女性の強さを求めるので、窮屈な環境では生きづらく、それは過激な行動へと自分自身を駆り立てる事となります。精神的にはとても強く自分らしい方法で全てに立ち向かおうとします。

しかしそのようにどこか風変わりな行動が周囲の注目を集め易くもありそのせいで、外見に自信を無くしたり、そもそも自分がとった行動が精神的な不安を煽り苦しめることにもなり易いです。

総じてリリスとアセンダントの合は幼少期から恥ずかしい思いや周囲からの疎外感、世界の闇を見せ付けられやすく、辛い経験をしている方が多いでしょう。また人生を通して他者から受け入れられ辛いことを基本的には指します。ですので人生と戦う武器が異性的魅力を使用することにもなりやすく、弱々しい色気と言ったものではなく、もっと荒々しい異性的な強さを持ちます。ですので、ユニセクシャルな雰囲気の方が多く、攻撃的で闇をのぞくような行動をとり易くなります。

リリスは他者を怖がらせる星ですので、そうなりますが、過去や現在の内面の辛さも隠す事が上手く、非常に惹きつけられる魅力的な方が多いです。

シナストリーにおけるリリスとアセンダント合

本当はずっと会いたかった。

シナストリーでは強烈な異性的な惹きつけあいを示します。お互いがお互いを一瞬で魅了し、訳がわからなくなり易いです。まず理性が無くなります。リリスは野生的な異性的魅力が強くそれを内側に閉じ込めていますが、2人が出会うとその瞬間に解き放たれてしまいます。モラルを簡単に破り易い2人です。しかしネイタルからもわかる通り単純な関係では終われません。一度関わればリリス側の全てをアセンダント側は受け入れなければなりませんし、2人は一体化します。しかしリリス側の傷や痛みを受け止め、一心に愛情を注いでもお互いに傷つけ合い苦しむことが多いでしょう。喧嘩やトラブル、別れも多いでしょう。ただ絆が深くご縁は断ち切り辛いでしょう。単純に2人の関係はリリス的な禁断の関係である事も示唆します。お2人の絆は深淵にあり、断ち切れない絆です。お互いにどんなに怒っていても最終的に許すでしょう。どんなに冷静でいようとしても、嫉妬心がすぐに湧き上がるでしょう。また2人はどんなに一緒になりたくても、その願いは叶わないかもしれません。もしくは何もかも捨てて一緒に逃げ出すことも出来るでしょう。お2人は自由でパワフルです。さまざまな恐怖に一緒なら打ち勝つことができます。この相性は、狂ったように愛し合い、薄いガラスが何枚も割れるように傷つけ合い、酸素が枯渇したかのように苦しみながら別れ、そして何事もなかったかのようにまた、お互いを受け入れる事が自然にできるでしょう。解き放たれた動物的な本能は誰の手にも負えません。

※友人、同性間ですと、リリス側をAC側は不快に感じやすくお互いに嫌がらせや不愉快な態度をとりやすくもなります。

シナストリーにおけるディセンダントとリリスの合

あなたが求めていたものはあなたを満足させられた?

ディセンダント側はリリスの危うい異性的魅力に惹かれます、と同時に怖くもあり、また嫌悪感も感じます。誰もが心の中に悪い面と良い面を持つかと感じますがこの相性はお互いの、特にリリス側の良くない性格の部分を気にいってしまうので、2人の関係はは葛藤が起きやすく動揺が生じ易いでしょう。悪い面を引き出し、それをお互い求め合います。

またアセンダントと合との大きな違いはディセンダント側は自身の異性的な魅力や欲望を恥じており、リリス側に隠そうとすることが多い部分でしょう。

しかしそのディセンダント側が隠そうとする苦手な部分こそがリリス側が持ち得ている魅力です。そしてその部分がディセンダント側にとって最も完璧でパートナーとして自分が相手に求めている要素でもあります。

ですから、惹きつけ合う力はとても強いです。ただ、リリスは良くない感受点でありアングルも星ではないのでお互いのエネルギーをその空間に充填するような関係になります。お互いにお互いのリリス的な面を満たすことで関係が成立します。

リリス関係のシナストリー全般に言えることですが、禁断、秘密、公にはできないパートナー関係も強く示唆します。こちらはしかしアセンダントとの合が最も強いです。

お互いの隠された欲望は同じで、ある意味理想的な運命の女性でしょう(リリス側が女性であれば。)異性的な相性もとても良いです。しかし扱いやすくはありません。基本的には苦手である事柄ですので、問題も生じやすいでしょう。乗り越えるたびに過去を振り返ることになります。パートナーとしての2人の理想の姿がリリスと重なるので有れば、アセンダントとの関係よりも非常に穏やかに調和する事は可能ではあります。

必要なものを補う関係だからです。

続きます。

小惑星Union シナストリーにおけるハウス解釈 結婚生活

小惑星Union(1585)とは

白馬と追いかけっこ

こちらは単純に結婚したい星です。結婚したい、繋がりたい、カルミックな星のひとつでもあります。ですので、ソウルメイト系の相性でも良く使用されます、その場合もう一度一緒になりたいと言った想いが強くなります。基本的には、あの方と結婚したらどんな風になるのかな?と、考える方は多いかと思いますが、こちらの星はそれらを少し覗き見して私達に教えてくれます。ハードアスペクトなど配置によっては離婚も示します。ですので、結婚に特化できる星のひとつです。

今回は、シナストリーのハウスでお相手のUnion在住ハウスを見ていきます。勿論お2人のお互いのUnion在住ハウスを見るのが1番の近道ですが。

彼の方と一緒になったらどんな生活が待っているのか見ていきましょう!

※ネイタルの在住ハウスにも応用が可能です。その場合自分がそのような結婚生活がしたいと望んでいるとなります。

1ハウスのUnion

結婚するには最高のお部屋、お互いに一目惚れから始まり直ぐに結婚へと辿り着くことが多いでしょう。結婚への方向性や思考がとても似ていて、お2人の行く末を後押ししてくれるでしょう。後ろを振り返らずに前だけを見る、2人で協力し合い同じゴールを目指す、素晴らしい結婚生活が待っています。

2ハウスのUnion

こちらは少しリッチな結婚を示唆するお2人のお部屋です。または2人でいると金運や仕事運が上がります。お互いに束縛が強くなりがちではありますが問題にはなり辛いです。お互いにお互いを所有したという満足感が必要で、ある意味ただそばに居てくれればそれでいい、と言った関係にもなり易い非常に求愛される結婚相手となります。

3ハウスのUnion

コミュニケーションのお部屋ですから、お2人はとてもスマートで常に知的な会話ができるカップルとなるでしょう。2人きりで長く過ごす事が好きで、特にUnion側は長く結婚生活が続いても、いつまでもデートや旅行に行く事が好きでしょう、新鮮でロマンティックな2人の幸せを感じるために。

4ハウスのUnion

こちらは典型的な大家族の配置です。どちらかが子供を沢山欲しがる事でしょう。又は、どちらかのご両親と一緒に暮らすなど。又はどちらかが再婚や子連れであったりする事もあります。お互いに家族としての絆や距離感がとても強い結婚を暗示します。単身赴任などは考えられない配置でしょう。

5ハウスのUnion

こちらも結婚には最高のお部屋です。お2人の相性は、官能的な意味でも、様々な愉しみごとにとても良いです。2人でいると何もかもが楽しみに繋がります。趣味や想像力のお部屋ですので。一緒にいると子供の頃に戻ったような遊び心が疼きだすでしょう。Union側は子供を欲しがるでしょう。子供の有無は5ハウス側の状態に寄ります。

6ハウスのUnion

Union側はいつもハウス側を助けてくれるでしょう。どんな時も辛い時は支えてくれるでしょう。結婚へのきっかけは具合が悪い時や調子が悪い時、又は好きな人に振られて落ち込んでいる時かもしれません。話を聞き、あなたを励まし、魅力的だと言ってくれる事でしょう。6ハウス側の状態に寄っては、養子などをもらう配置でもあります。温かな家庭を築く事でしょう。Union側は常にあなたの味方です。

7ハウスのUnion

こちらは結婚相手として最高のお部屋なのですが、7室はディセンダント、自身の最も苦手なサインのお部屋です。ですので最高であり最悪な結婚相手となります。お2人の結婚は満足感に溢れるでしょうし、大抵一目惚れで始まります。矛盾がありますがアセンダントとアセンダントの合(も勿論素晴らしいのですが)よりもアセンダントとディセンダントの合の方が惹きつけ合う力も性的魅力も強いのです。又ジュノーもアセンに合よりもディセンダントに合の方が魅力的に見えてしまうものです。パートナーのお部屋は自我と正反対の対人のお部屋、相性とは不思議なものですね。

8ハウスのUnion

こちらは言わずもがなのとても親密なお部屋です。ですので、お2人は誰にも言えない会話を2人で何もかも話すでしょう。誰にも言えない秘密も共有するでしょう。そして、お2人の結婚生活はまた言わずもがな、とてもとても、異性的な魅惑と誘惑に満ちたものである事でしょう。お2人の結婚は禁断の森の中です、官能が溢れています。

9ハウスのUnion

Union側が海外の方か外国に住んでいることが多いでしょう。結婚はどちらかがどちらかの元に住むことになります。遠距離恋愛である事が多いです。基本的にとてもロマンティックで幸運な結婚を表しますので、とても幸せなお二人になる事でしょう。お互いの異文化の知識の交換を良くします。また海外旅行も大好きでしょう。

10ハウスのUnion

結婚生活に求めるもの全てが高級志向です。毎日高級レストランで高いお料理やワインを注文するような生活が待っています。Union側が非常にお金持ちである事が多いでしょう。そして2人ともそんな生活が側から見ても似合う公認のカップルとなります。かなりの年の差婚である事も多いでしょう。しかし2人ともお互いに2人の事しか目に入りません、非常にロマンティックなお2人でしょう。ハウス側の野望はすべてUnion側が叶えてくれるでしょう。

11ハウスのUnion

典型的な親友であり恋人、の配置です。お2人はお互いの友人関係を共有しますし、それにより人脈も広がりますが、ここで肝心なのはそう言った沢山の友人の中で、お2人のみは恋人なのです。よく考えるととてもロマンティックで妬ける配置ですね。水瓶座のお部屋でもあり、個人主義の高い関係でもあり、お2人は気付かずとも少し斬新な関係性の結婚生活である事でしょう。非常に恵まれたハウスですので、結婚生活自体は幸福で平穏です。

12ハウスのUnion

こちらはカルミックな結婚相手です。郷愁を呼び起こすお相手でしょう。お互いにある種の一目惚れが起き非常に惹きつけ合います。お相手の魂が感じられるような感覚でしょう。このお二人が結婚すると運命の相手と結婚できたと言う満足感がとても強いです。しかし問題は、どこかでお相手は敵になるかもしれません。

電撃婚のお部屋でもありますが、同時に憎しみ合いやすいお部屋でもあります。

全体的なホロスコープの配置を把握する必要があります。

また、ご縁自体は12室で最も強いとも言えます。

❤️ホロスコープは全体的に解釈して下さいませ。

小惑星Swindle アイデンティティと盗み

小惑星Swindleとは

だってあれは僕のものだったから。

こちらの小惑星は主に犯罪レベルの大きな嘘や詐欺を指します。と言ってもそう単純な星ではなく、盗むという意味が最も強い星です。ここで問題になるのは、何を盗み何を盗まれたかです。
何かを失くした事はありませんか、財布、鞄、アクセサリー、きっと慌てた事でしょう。そして大事であればあるほど忘れる事はできないでしょう。いつまでも返してほしいと願うでしょう。
こちらの星は主にアイデンティティを盗む星です。ホロスコープ上では12室全てで自己の確立が行われますが、ネイタルでこちらの星が入るハウスはその肝心な自己を証明する部分が盗まれてしまい易いと読みます。私達にできる事は取り返す事です、よってそのハウス関連で強く自己の失った部分を奪い返そうと様々な画策をします。それが大きければ大きいほど大きな詐欺や窃盗に繋がります。それが心の安定に繋がってしまうからです。ここで扱う盗みとは物質面のみの話ではありません。惑星やアングルと絡むとよりその意味合いは分かり易くなるでしょう。しかし意外にもポジティブな面も多く、アイデンティティを取り返すという動機は非常に強いものがあります、ですのでMC(社会的地位)などに絡むと大きな反動となり、他者に影響を与える事も可能です。つまりは他者の心を読み盗むプロフェッショナルです。

シナストリーでは、関わる惑星やアングルのアイデンティティを奪いますから、その部分で詐欺や欺瞞が起こり易いです。ただ盗まれたという事は、盗んだ相手に全てを捧げることにもなります。特に金星(愛情)や、アセンダント(人生の目的)、太陽(自我、人生)などは影響力が強いですので、個人によっては、持って行かれても良いと思ってしまい易いです。特に金星は大恋愛にも発展し易いです。

何をするにも理由があるものですが、こちらの星はある意味分かり易く、また大きな心理的な摩擦の要因ともなりますので、注意が必要な星の一つです。ただポジティブに解釈することも可能ですので、ホロスコープやアスペクトを全体的に把握する事が最重要となります。

今回はアスペクトを考察して行きます。自己を確立するのは大変な努力が必要ですが、日々人は成長して行きます。その過程で、何かの欠乏に気づいてしまった時人はすぐに対処できれば楽だろうと感じますが大抵は、それが何かわからずある種の欠乏感と共に生きて行き、間違いを犯すものです。欠乏箇所に気づく手助けになれるのならば、こちらは非常に現実的に役に立つ良い星とも言えます。

以下閲覧注意を含みます

ネイタルにおける小惑星Swindle

上記で説明したように、目立つアスペクトがない場合主に在住ハウスを見ると良いです。そのハウス関連でアイデンティティが失われ易く、欠乏感が生じ埋め合わせをしようと考え易いでしょう。また個人惑星と絡む場合はより注意が必要となります。この星は緩和剤が少ないのも難しいところです。キロンは傷を深め、パラスは悪い面を扱い易くしてしまい、土星は重くなり、木星は拡大、海王星はより深い深層心理の混乱を、冥王星はジレンマとなります。

小惑星Swindleと金星の合

要注意

こちらは愛情面とアイデンティティの欠乏が繋がっていますので、特に男性ですと女性に愛情を盗まれ易いです。恋に落ち易いというより、恋愛相手に執着します。もし相手が裏切ると、または振られるとその反動から奪い返そうと、女性に危害を加え易い要注意のアスペクトとなってしまいます。女性は女性としての自信を失い易いアスペクトの1つです。その為自分自身の女性としての部分を埋め合わせるために愛情や美しさに執着し、そう言った方面で他者を欺き易いでしょう。

シナストリーにおける小惑星Swindle

シナストリーではSwindle側にその惑星やアングルが示す部分を盗まれてしまいますから、惑星側は反発するか従うかどちらかになります。またお相手のネイタルSwindleが目立つか目立たないかも重要となります。目立つ場合、例えばヘッドやアセン、mc、惑星の合など、にある場合はどれだけ個人がSwindleに対処できているかによるので、大きな詐欺や欺瞞に注意が必要です。

小惑星Swindleとアセンダントの合

Swindle側にアセンダント側は全て盗まれてしまいます、というのは大袈裟ですが、よく解釈すれば崇拝のような関係にもなり易いです。なんでもいう事を聞いてしまい易いので、Swindle側も居心地が良く、2人はとても仲良くなるでしょう。Swindle側がネイタルで強い場合、なんらかの詐欺にはご留意下さい。

小惑星Swindleと金星合

こちらは単純にSwindle側が金星側の愛情を盗みます。ですので大恋愛にも発展し易いアスペクトです。ただ惚れた弱みで、とSwindle側の欺瞞を許してしまわないよう注意が必要です。

続きます