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ネイタルにおけるVT軸のアスペクト 使命 小惑星

ネイタルにおけるVT(バーテックス)軸とは

VT軸のアスペクトはシナストリーですと宿命的にそのお相手が自分に何をしてくれるのかわかります。(i.g.金星合ですと愛を与えてくれる。)ではネイタルですと、基本的な構造は同じですが、宿命の出会いというよりも、宿命的にしなくてはならない事がAVT(アンチバーテックス)、宿命的にされる事VT(バーテックス)となります。最も重要なのは合する惑星や準惑星、小惑星、恒星などの意味です。VTではそのような人々が周囲に集まり易いとも読めます。AVTはほぼ使命のようになるので、社会に発信していく立場です。よって、悪星は要注意となります。
ネイタルにおけるVT軸の解釈は、星の合が最も重要で、次にサイン、真逆のサインの軸ですから、どの軸でも重要なように、VT軸でも乗り越える宿命的な課題として扱われます。ハウスはその際の強いヒントとなります。
合する星ですが、惑星は何もない場合、小惑星をよく見られると良いと感じます。惑星ではわからない多様で奇妙で、魅惑的な世界が延々と広がっていく事でしょう。

こちらでは小惑星をメインに解釈していきます。

大体オーブは2度まで3度でワイドです。恒星は0度。合のみです。
では考察していきましょう。こちらではVT、AVTをしっかりと分けて解釈します。またわかり易い小惑星の解釈も混ぜます。

※以下要注意を含みます。苦手な方は読まないようにお気をつけ下さい。

VT軸とNessus

要注意
こちらはとても解釈がわかり易いです。加虐の星ですので、VTに合の場合自分が害を加えられ、AVTの合は自分が他者に害を加え易いです。
ホロスコープは多様性が大きいですので、例えば、セレス(両親)、とNessusの合がVTに合だとすると親から害を受け易いと読めますし、ラム(弱者)とNessusの合ですと害を受けた弱い人々が周囲に集まり易いとも読めます。混ざる星との相互関係も柔軟な解釈が必要となります。

VT軸とジュノー

ジュノーはパートナー、結婚相手ですが、愛情面で言うと忠誠心の高い、深い愛情です。ですのでVTに合ですとそのような愛を受け易い、その様な人々が集まりやすい。となり、AVTでの合は忠誠的な愛情を社会で与えるとなります。

VT軸とキロン

要注意

こちらはやや複雑で、強い精神力が必要な配置です。VTに合では傷を受けやすく癒しも受け易いです、また癒しを求める人々が集まり易いです。問題はAVTとキロンの合です。VTとオポジションなわけですから、VT軸で受ける事全ては深い傷となります。宿命的な軸であり、生来その傷は逃れられません。それらを全て何度も乗り越え、AVTで社会に還元します。この配置の方は他者を助ける、癒す、カリスマティックな使命を背負っている方と言えます。傷を受ける場所はキロンが入るハウス、その原因はVTの星々となります。

VT軸とキルケ

こちらは分かりづらい小惑星との合との例ですが、キルケは基本的に最恐の悪女の星ですので、VTに合なら悪い魔法でも他者からかけられるのかと思いますが、キルケは諸説ありますが、好みの男性を全員弄んでから動物に変えた魔女ですがオデュッセウスには負けています。そして最終的に動物に変えられた男性もオデュッセウスに命令され皆元に戻っています。その後皆をワインや美味しい食事でもてなしたと言われます。つまり、こちらの小惑星はもう1つ価値を認められもてなされるという意味も持ちます。ですのでVTに合ですとおもてなしを受けることが多くまた、有能なアシスタントが周囲に集まりやすいとも読めます。AVTに合ですと素晴らしいアシスト能力があるか、誰かの手助けをしたり、おもてなしをするのが好きなタイプでしょう。

※ホロスコープは総合的に解釈して下さい。

続きます

小惑星フォルス バタフライエフェクト

小惑星フォルスとは

ぼくたちそんなに仲良かったっけ?

フォルスは諸説ありますがパンの息子でデュオニソスの神聖で特別なワインの管理を任されていたとされています。
ある日ヘラクレスの狩に付き添い、もてなし、その芳しいワインのボトルを開けてしまいます。するとNessusが引き連れていたケンタウロスがその香りを嗅ぎつけ、ヘラクレスと戦闘が始まり、その場にいたキロンに、かの有名な、2つ目の肉体への治らぬ傷をつけた(1つ目は母親から捨てられた心の傷こちらはアポロが癒しその術を教えた)といわれます(キロンは別名傷だらけのヒーラー)。
戦いの後、倒れたケンタウロスから落ちたヘラクレスの矢を好奇心から拾ってよく見たフォルスは、矢の余の恐ろしさに衝撃を受けうっかり自らの足に落としてしまい、その毒で命を絶たれたという事です。

こちらは非常に重要な小惑星で、単純には爆発を指しますが、火を起こす際にバチッと火花が散りますね。そのような小さな火花が、大きな大きな目が覚めるような花火を生み出すようなそのような星です。
何事においてもそうですがきっかけは何かわからないものです。結論から導き出すしかありません。またその結論も気づくことがないまま終わる事もあります。そのように小さな一瞬の接触が大きく人生を変えるきっかけとなる、星です。運命のトリガーを自分勝手に引きます。

トランジットで見れば軸や惑星にタイトに合の時がよく注意すべきであり、ネイタルで目立てば他者よりも思っているより遥かに驚くことが多い人生である事でしょう。些細で無害な好奇心が大きな結果を生み出します。よく使われる小惑星ですので沢山の例がありますが、スーザンボイルはMCとフォルスが合です。シナストリーでは、フォルスはヘルパーであり、同時に中毒や良くない習慣を指します。ですので助けを求めていますから陽性、陰性の星とどう関わるかにより作用は変わります。アングルが1番影響は強いでしょう。特にVTは強力です。

冥王星のような星とも呼ばれ蠍座で高揚ともされますが、神話からも分かる通り、キロンと関わりが深く射手座と乙女座で高揚ともされます。フォルスは傷の痛みからすぐに解放されましたが、キロンは不死であった為そうは行かなかったからです。
因みにキロン、ヘラクレス、フォルスは3大ヒーリング小惑星です。
複雑な解釈ができる星ですので、トランジット、ネイタル、シナストリー全て混ぜて解釈します。応用して答えを見つけ出してくださいませ。

小惑星フォルスのアスペクト

※ハード特にインコンジャンクト(気づかない)は良くありません。注意が必要です。

フォルスは主に、爆発、バタフライエフェクト、ターニングポイント、大きな出来事へのきっかけ、元には戻れない、悪い習慣や環境に気づかせ助けると言った意味合いがあります。ですのでシナストリーでは勿論重要な運命のトリガーを引く相手との出会いとなります。またやや性的な意味合いも含みます。
※ネイタルとトランジットなど柔軟に組み合わせて用いるのが最も効果的な小惑星です。

アセンダントとフォルス

トランジットでは自らを曝け出す時期であり、その時点でのカミングアウト、本来の自分をどんどん表に出します。ネイタルでは集団で目立ちます。周囲を揺るがす方です。シナストリーでは人生そのものを変える、大きく揺るがす方との出会いでしょう。アセンダント側はフォルスと良くない習慣や、間違った状況から抜け出す手助けをし合う事ができます。

ディセンダントとフォルス

人生を揺るがす方々に出会いやすいです。新しい世界に飛び込んだり、関わる方々によりガラリと世界観が変わっていくことでしょう。基本的にきっかけは些細でも大きくドミノ倒しのように進み、自分でも気づかない良い方向へと連れて行かれるでしょう。

太陽とフォルス

シナストリーではフォルス側にとって太陽側は自分を変えてくれる理想的なパートナーです。太陽側の人生も大きく変わります。基本的に癒し助け合うことができるので、居心地がとても良いでしょう。仲良くなれることでしょう。ただそれは同時に何かが大きく変化することを辞しません。ネイタルでは、太陽というのは強い存在ですので、フォラスは揺らぎと爆発ですからあまり合いません。その葛藤を力に変えていくといいです。フォルスは身体を爆発的に沢山動かすことも指すのでスポーツ選手などにとても向くでしょう。トランジットでは人生が変わる出会いか、注意すべき人生の大革命への些細なきっかけを指します。

月とフォルス

トランジットでは自分に必要なものや、習慣が大きく変わっていきます。ネイタルでは良くなく、そもそも月は脆いのでまず、心を落ち着かせる必要性があります。スポーツや瞑想もいいでしょう。ただやはり月ですので、安心させてくれる相手がとても必要な不安定な配置となります。シナストリーでは逆にすごく良く、お互いになくてはならない癒しの相手となります。心の底から人生を変えてくれます。

水星とフォルス

トランジットでは自身の考え方や他者との接し方に変化が現れる時期です。ネイタルでは知的領域や精神活動において何度も変化が訪れるので安定せずあまりよくはない配置です。常に社会的な改革や斬新な交流を求めますが、他者を驚かせてしまうことが多いでしょう。シナストリーでは、精神活動のヘルパーであり、悪い考えや環境から保護してくれるでしょう。2人でいると思考における良い変化が起き癒しと新しい世界を目の当たりにする事でしょう。

金星とフォルス

トランジットでは愛情関係にある誰かとの関係性に変化が起きます。特に女性とですが、対人面でも構いません。対人面では多少なりとも愛情を持って接するものですね。よってこの変化は自然と他者が絡むことが多いです。恋のライバルが!というのもこちらでわかります。些細な変化ですが。ネイタルでは、愛情と爆発というとそのままでわかりやすいといいますか、大袈裟で恋愛に非常にのめり込むタイプですのでそういった、感情の津波を穏やかに受け止めてくれる存在が必要不可欠な配置です。大恋愛が多い配置でもありますし、いわゆるオタクも多いでしょう。シナストリーでは、正に大恋愛のお相手です。恋愛における一大変化を経験できるでしょう。また悪い嗜好などを変化させてくれるお相手でもあります。

火星とフォルス

トランジットですと何かの勝負に変化が訪れます。インコンジャンクトですと特に事故には注意してください!又性生活の方向性も変わります。女性ですと男性との関係に注意が必要です(暴力沙汰など)。ネイタルではそもそも火星は行動力ですので、それに勢いがつくような感じで、仕事でもスポーツでもとても良い配置です。さまざまな変化を楽しみ自発的に波に乗っていくでしょう。シナストリーは目的地や(性的なものも含む)行動範囲の変化などを経験させてくれるでしょう。偶発的な暴力、事故にのみ気をつければ楽しい関係でしょう。

MCとフォルス

トランジットでは社会的地位における一大変化や転換期を表し、ICが真逆ですのでそれによる家庭生活への大きな影響を示します。その変化は他者や又は何らかの機会によって訪れます。ネイタルでは、社会的な立場において、良くも悪くも非常に目立つ存在で、仕事場でも周囲に削ぐわなかったり、人間関係を揺るがしやすいでしょう。シナストリーでは、お互いに社会的地位における一大変化を体験するでしょう。関わる惑星によります。

★以下はソーシャル以降ですのでトランジットのみの解釈ですが、シナストリー等に当てはめる事も可能です。

木星とフォルス

自身の信念が変化し易いでしょう。又木星は法律も表すので、最終的に裁判などの結果にも繋がります。

土星とフォルス

土星はキャリアを表しますので、キャリア上のなんらかの変化が起きます。

天王星とフォルス

突然のなんらかの変化、衝撃、特に事故などに注意が必要です。

海王星とフォルス

理想や夢が変化します。アスペクトにより叶ったり、又は諦めたり、理想そのものが変わる事も多いでしょう。

冥王星とフォルス

人生における一大変化、それまでのご褒美をもらったりまたは逆に、支払います。勝利には犠牲がつきものです。冥王星の要素の強い解釈となります。転落と栄光、どちらに転ぶかはわかりませんが、ハードでなければ、基本的にご褒美が待っているでしょう。

※ホロスコープは全体的に読んでくださいませ。

ミダス 富と名声 ハウス別編

ミダス(1981)とは

おもちゃのお金じゃ何も買えないよ?

金運や名声を表す小惑星も沢山あるので、後ほどまとめますが、まずはこちら。
こちらの小惑星は、世界のいわゆる富豪と云われる方々のチャートでよく目立って(個人惑星、また軸に絡む)見かける星の一つです。
基本的には名声や強い金運を表します。
名前の由来のミダスは諸説ありますが、非常に強欲な王様でした。山ほどお金が欲しい!ある時、快楽とお酒の神様デュオニソスにその望みを話します。彼はニコニコ快く叶えてくれた事でしょう。その時からなんとミダスは触るもの全てを金に変える力を得たのでした。非常に悦びお金に囲まれていたミダスですが、ふと空腹になり我に返ります。何かを食べようと手に取ろうとしても、勿論金になるだけで、ミダスは飢餓寸前にまで追い込まれてしまいます。そして、手助けに来てくれた娘に、ミダスが触れた瞬間娘までも金になってしまったのでした。ミダスはとんでもないことになってしまったと酷く嘆き後悔して、デュオニソスに元に戻してほしいと懇願し、その力を手放したのでした。
人は欲に目が眩むと何も見えなくなると言いますが、まあそのままの星で、アスペクトを読む時は取り扱い要注意の小惑星の1つです。
しかし、危険と隣り合わせですが手に入れたいものや欲しいものが全て手に入る、強い金運と名声の星である事もまた確かです。
今回はハウスから何をもとに金運が上がるのか、名声を得るのか、何が欲しいのかを考察します。

※ミダスが強いチャートの方は自分の欲望に注意しましょう。叶ってしまう事が多く、その代償も大きいからです。

1ハウスのミダス

自分自身の才能やアセンに絡めば美貌などから望んだものやお金が手に入り易いです。脚光を浴びる事を望み、軸に合であれば特に手に入り易いでしょう。失いやすいのは他者への思いやり、自分勝手な傲慢さは全てを失う結果に繋がります。

2ハウスのミダス

物欲の非常に強い配置です。あれも欲しいこれも欲しい配置です。そして手に入り易いでしょう。繊細な感性などを用いたり、美容関係、また単純に金運に恵まれ易い配置です。特に仕事運が良いでしょう。他者に分け与えることを忘れると、資産家となってもあまり意味がないでしょう。

4ハウスのミダス

実家が裕福であったり、家業をやっていたり、家庭内での金運に恵まれる配置です。また家庭を強く求め大事にします。問題は、家族を大切にする余り、社会と隔絶し易い事です。家庭内で全ての問題は解決できません。気をつけましょう。

5ハウスのミダス

楽しい事が大好きなミダスです。みんなで騒いで趣味や遊びに没頭します。とくに金運はギャンブル、くじ運が良いでしょう。クリエイティブな仕事も向きます。大袈裟で目立ちたがりでもあるので、成功するとグループ意識が薄れていきます。公平さを忘れてしまえば楽しい事は何もかも終わりです。パーティは1人ではできません。8室とハードを取る場合のみ子供関係にも要注意して下さい。

6ハウスのミダス

全ての自分が従事する事柄から金銭をえ易いです。アシスタント、家政婦、介護職や、栄養管理、看護師のような仕事も向きます。完璧主義ですので、余りに神経質になると物事が上手く回らなくなりますので、日々のルーティーンワークをこなす事に気を使いすぎないようにしましょう。成功すると健康を害し易いので注意が必要です。

7ハウスのミダス

配偶者の愛を強く求めます。そして配偶者が全て叶えてくれるでしょう。とてもロマンティックなミダスです。DCと合であれば玉の輿の配置でもあります。ただ、自立する術も覚えなければ、配偶者がいなくなるとお金も名誉も何もなくなってしまうでしょう。

8ハウスのミダス

金運の強い配置です。他者の才能や資産を使いお金や名声が巡ります。芸能事務所の経営者や金融関係などが向きます。配偶者のお金も指します。他者と精神的にも肉体的にも融合するお部屋ですので、余りに他人を受け入れすぎて危機管理が甘くなり酷い害を被る事があります。気をつけましょう。

9ハウスのミダス

主に知恵、知識欲が強く賢いです。それをまとめた出版関係、また通訳翻訳、などで金銭を得るのが容易であり、名声も伴うでしょう。MCと合の場合は特に強い金運キャリアアップに繋がります。視野が広いのですが、すぐ近くの簡単な事を忘れます。頭でっかちになり易く、人と人との身近な繋がりを大事にする必要性があります。

10ハウスのミダス

そのままですね、ステータスが1番欲しい配置です。野心家です。金運も強い配置です。MCと合であれば素晴らしいステータス、キャリア、金運、名声に恵まれ易いでしょう。ただ、家庭が疎かになるか、家庭が代償となり易いので注意が必要な配置です。

11ハウスのミダス

友人関係や知人のコネクションを通して金運が上がり易いです。またSNSなどネット社会のコミュニティから金銭を得るのが容易です。結果的に成功すると個人で動いてしまい易いので、代わりに現実社会での対人運が不安定になり親密な関係性を維持しづらく切れ易いですので気をつけましょう。

12ハウスのミダス

精神的な高度な変容が一番の望みですので非常に崇高な精神の持ち主です。またその変容も他者よりスムーズに行う事ができ、一歩前へと進み易いです。それは尊敬と畏怖を伴う事です。しかしその為、現実の問題や片付けるべき事すべき事を疎かに、蔑ろにしてしまいます。その問題は自身の最も重い課題となり得ます。そこから目を背けるためにまた非現実的な世界へと逃避しますので、両立には現実を良く見て、他者同様に知る事が最重要となります。

続きます

※ホロスコープは全体的に見て下さい。特にミダスはアスペクトが重要です。ハードアスペクトがある場合その惑星の意味をよく見ましょう。

虜になるアスペクト 中毒 閲覧要注意

虜?中毒?カリスマ?

君の為ならなんでもするよ

カリスマ性の高い人というのは本来良い意味であり一握りかと感じます。
しかし良くないと分かっていてもどうしても逃げられないような、そもそも良くないことすら判らなくしてしまうような、酷く中毒性の高い人々が存在するのは確かです。そしてカリスマ性が強いアスペクトが同時に中毒性が高いことも多いです。
今回はそのような危ういアスペクトを集めていきます。他ポストで既出のものも含まれますがこちらの解釈では全て要注意です。
ふわふわとした物腰で、天使のような話し方で、彼らは数多の心を翻弄することでしょう。
しかし彼らは小悪魔なのかはたまた?
逃げ道を確保していると思ったら迷いの森の中だったなんて事にならないように。出口は一生見つからないかもしれません。

ヘッド、アセン、太陽、水星と小惑星アスモデウスの合

嫌なのに忘れられない、なぜか思い出す、気づくとなぜか心の中にずっといる、といえば他者に強烈な印象を残す、こちらのアスペクト。深く関わるのは要注意です。シナストリーで目立つ絡みも、嫌いなのに、忘れたいのに忘れられない。と長く苦しむことになりやすいです。相互ですと尚更大変でしょう。7つの大罪で有名な色欲の悪魔の星ですので、相手を虜にするのはお手の物。相手の脆い心の傷にするりと入り込み完全に虜にします。実は頭もよく、有益な知識も豊富です。気まぐれなので、この方に何か教えてもらいたい場合は、礼儀正しく敬うと良いでしょう、気を良くして色々教えてくれます。魅力的といいますか、とにかく非常に中毒性が高い人物です。側からいなくなると身に染みてわかるでしょう。

例外としてリリスとは相性がとても良いです。

アセンダントとIxion(28978)の合

Ixionは単純に言えば無秩序です。ですので悪い星です。ただし本人はとても自由と言えば自由です、ルールを守りませんので、ちょっと悪い人、不良に憧れてしまう人には非常に魅力的に映るでしょう。また、ホロスコープ全体で見て良い面も強ければ、自分で選び自分の信念から自身のルールに則って生きていくタイプとなるので、そこが憧れの対象になって虜になる人も多いでしょう。しかし悪い星の一つですので深く関わるには細心の注意が必要です。

アセンダント、MC、太陽と小惑星Nessusの合

こちらはここでは男性のアスペクトとして解釈します。Nessusは再三申し上げていますが、要注意の星です。しかし、非常に男性的な異性的魅力は強いです。また支配的ですから単純に無理矢理惹きつけられます。深く関わるには、用心してとしか言いようはありません。

アセンダント、太陽と小惑星エロスと土星の合

土星は基本的に抑制の力が強いのですが、エロスには効きづらく止めるに止められないので、エロスは反発というか順応しますからこの2つの合は非常に禁忌的な強い官能のアスペクトです。それがアセンダントに合というのは、まあ考えればわかるように、とても淫靡な官能を携る人物像が浮かび上がります。中毒性が高いでしょう。

アセンダント、太陽と小惑星ルシファーの合

ルシファーは非常に賢く美しい、最も神に近い天使でしたが、その才能や美しさ故に大きな勘違いをして、神になろうとし、堕天使となりました。特にアセンダントと絡むと外見はとても美しいでしょう。小惑星の単純な意味は精神的なプライドの高さと、知ったかぶりです。美しく、高潔であるかのように見え、惹かれる人々は多いでしょうが、中身は責任転嫁と自分は他者よりも誰よりも上だという気持ちに満ちています。何故ならルシファーは天使である自分の周りが悪魔だらけでおかしいと未だ疑問を抱き続けているからです。精神性が高い理想を抱くので引力は強いのですが、深く関わるとその内部の深い闇に驚かされることでしょう。更に非常にプライドが高いので、保てない場合激怒します。魅力的ですが要注意の星です。

火星と金星の合

こちらは危険なのは合のみです。カリスマ性、性的魅力、異性を虜にする力全て揃っているのでなんとも抗い難いアスペクトですね。火星はすでに金星に抑えられている状態ですので悪さをすると言うことはほぼないでしょうが、土星がよく効いていないと恋多き人であり、異性関係が乱れ易いでしょう。よってこの方に恋をすれば当然振り回されるでしょう。

アセンダント、MCとリリスの合

異性的魅力が強いというとやはり外せません。こちらは特に女性のアスペクトで強いです。さらに良い感受点ではありません。特にアセンダントと関わると影響はわかりやすいでしょう。MCと合の場合社会で周囲からどうしてもそのように見られるので嫌だと感じる方もいれば楽しむ方もいるでしょう。異性がワラワラ寄ってくる典型的なアスペクトです。主導権は全てリリスにあります。

アセンダント、太陽と小惑星ローレライの合

悲しみに満ちていて、助けたいと思わせる、一目惚れをさせる危険なアスペクトです。実際本当に可哀想なのかどうかは、深く関わらないとわかりません。その後簡単に彼らから抜け出せるのでしょうか。

金星と冥王星のハードアスペクト

カリスマ性も異性的魅力も非常に強く魅力的ですが、どこかに大きな闇を抱えています。彼らと関わると恋愛は非常に激しいものとなりますが、彼らの抱える問題の巻き添えにならないように気をつけましょう。

アセンダント、太陽と小惑星キルケの合

キルケは神話によると絶世の美女であり、同時に非常に強い魔力を持った魔女です。基本的に誰も勝てません。好みの男性を連れてきては弄び、捨て(魔法で動物に変えてしまう)、を繰り返していました。また、女性相手には男性より容赦のない魔女です。こちらは女性のアスペクトとして解釈します。小惑星の単純な意味は男性を誑かす美女です。正に男性の敵のようなアスペクトですので、特にアセンダントと絡むと美貌も出るでしょうから、彼女の誘いは非常に魅力的でしょうが、注意すると良いでしょう。

続きます

追いかける火星 行動力と情熱 異性的魅力

火星とは

鬼ごっこしよう、君が鬼ね!

火星というと漠然と、若い男性や行動力、動機付け、を連想するのではないでしょうか、そして、続けて金星が思い浮かぶかと感じます。若い女性、好みのもの、価値があると感じる理想の美の星。火星は陽で金星は陰です。金星が自らに価値を置き人々を惹きつける星であるとすれば、火星は求めるものを追いかけ捕まえる星です。そこから行動力が生まれ、強い情熱が引き出され男性的な魅力となって、神々の理想の女神である金星をも簡単に夢中にさせるのでしょう。

土星と並び代表的なマレフィックである火星は、ギリシャ語では軍神アレス、戦いを象徴する星でもあります。攻撃や争いを好むので神々の嫌われ者です。
基本的にマレフィックがホロスコープで目立つと他者にあまり好まれません。一方で火星はとても情熱的で異性的魅力に溢れた惑星の1つでもあります。ですから火星がアセンダントやMCに絡むと異性的魅力が強くなります。
アレスはアポロンに張る美男子として彫刻や絵画で表されます。そして金星である美の女神アフロディーテと激しい恋に落ちます。
支配星は牡羊座と蠍座。配置では蠍座が異性的魅力が強いと人気ではありますね。牡羊座ですと行動力は群を抜きます。正義感が強く驚くほど精神的にも丈夫です。高揚する山羊座もその強い野心を伸び伸びと使用できる為、キャリアアップにも良く、更に官能的でしょう。この3つの星座に火星が入っていましたら、行動力の面で右に出る人はいません。恵まれています。風と、特に蟹と魚座は火星と合いませんので、怒りのエネルギーの矛先が自分に向きます。ストレスや体調不良、情緒不安定に注意して下さい。

火星は、自身が追い求め勝ち取るものを象徴します。情熱を注ぐもの、行動の動機や結果、異性的魅力をアスペクトする星々に与え求めます。またハウスではその事柄に没頭、強い行動力と情熱を注ぎます。また単純に男性を表すので、女性の場合投影として絡む星に寄ってはそのような男性がタイプであると読みます。サイン別ですと特に好みはわかりやすいですね。男性ですと自身がそういうタイプ、女性ですとそういう男性が好みとなります。

長くなりましたが、格式アスペクト、ハウス、よかれ悪しかれ重大な難点が一つあります。それは火星はマレフィックであることです。こちらを忘れてはいけません。火星が関わると闘争や問題が起きやすいです。単純には喧嘩ですね。追い求めた激しい情熱の先は、勝ち取りたいという無意味な戦いです。ですのでホロスコープでは優しい強い星が重なるととてもいいです。

こちらでは火星との惑星や小惑星などの特徴的なアスペクトを見ていきます。

火星と金星の合

シナストリーではソウルメイトアスペクトの1つです。女性と男性が重なりますので、女性は異性的魅力が加わると同時に男性的になります。サバサバしているでしょう。その点ではトラインの方がまだ柔らかく出て良いです。男性は、女性的になり、柔らかさが出るか、男らしく女性好きで、とても女性にモテます。女性的な優しさと男性的な強さ、また求める男性と求められる女性像が重なりますので、本人の異性的な魅力に矛盾がなく、その点ではオーブを取らずとも星座のみでも合とみなし、カリスマ性が強くなります。男性と女性が本能的に求め合うこのアスペクトは非常にモテます。が、浮気しやすいアスペクトの1つでもあります。土星のアスペクトが必要です。特にオポジションは非常に浮気し易いです。

火星と小惑星アフロディーテの合

アフロディーテはギリシャ語で金星ではありますが、小惑星の単純な意味合いは誘惑する非常に官能的な女神となります。ですので火星と相性が悪いわけがなく、官能性が特に増します。異性に対する誘惑的な行動は1番強いかもしれません。ただやはり、モノガミストではありません。アフロディーテはたくさんの男性を愛します、それも良く出てしまうアスペクトです。ハードですと特にスクエアは無理な行動も多くなります。どちらにせよ非常に魅力的です。

火星と小惑星ジュノーの合

ジュノーはアレスの母親ですが、ここでは置いておきます。単純にパートナーとしてとても官能的に映る人物です。またパートナーにも官能的で情熱的な相手を求めます。ハードはパートナーと喧嘩や複数回の結婚が多いかもしれません。パートナーを求めることはとても強い人生の課題となります。

火星と小惑星アルマ

こちらは非常に良いアスペクトで、正しく激しく情熱的な魂であるアルマが関わることで、火星の威力は増し、悪い面は抑えられます。また弱い配置の火星も強くなります。

火星と小惑星アドニス

良いアスペクトです。アドニスはただただみんなに一目置かれ愛されるとても羨ましい星です。火星の攻撃的な強さが抑えられ、官能的な魅力も出ます。

火星と小惑星タロス

こちらは要注意のアスペクトとなります。行動の動機が世界の悪に立ち向かう、となります。一見良さそうですが、非常に独断的で挑発的。ただでさえ攻撃的な火星が更に強くなり、他者への嫉妬や敵意も強くなります。喧嘩腰になり易いので注意して下さいませ。

火星と小惑星パラス

パラスアテナも戦いの女神ではありますが、主に知恵、戦略で戦う非常に賢い女神です。智略においては敵うものは少ないでしょう。ですので主に暴力で戦う火星とは正に天敵となりますが、パラスの方が一枚上手ですので、こちらのアスペクトは火星の強い攻撃性を運動などで上手く発散させてくれます。ですので特に合などスポーツの分野で活躍されている方に多く見られるアスペクトです。

火星と小惑星キオーネ

キオーネは大勢の人間の男性に愛されて、更に神2人から同時に愛されたというとんでもない美女です。小惑星的な意味は早熟です。キオーネに求婚する男性は彼女が大人になるまで待たずに後を経ちませんでした。ですので火星とのアスペクトは年齢が若いうちから異性に関心を持たれ易く持ち易く、また、行動的にも早熟な傾向があります。モテるアスペクトの一つですのでやや要注意となります。

火星と月のスクエア

こちらは、男性のみに当てはまる解釈でやや要注意です。こちらのアスペクトの持ち主は基本的に女性が好きではないです。女性に対し深層心理で敵意すら感じるかもしれません。本人も気付きづらいアスペクトで扱いが難しいです。

つづきます

魅惑の水星 その引力

水星とは

空腹の味がする

水星は中性的な惑星で、知性そのものと解釈され、そこから仕事の仕方などにも直結されます。支配星は双子座、ギリシャ語ではヘルメスで、ゼウスのメッセンジャーとして活躍します。太陽神アポロンと仲が良いことも神話では有名です。
双子座というと軽やかでお喋りで賢く情報通、悪くいうと軽薄、またヘルメスも幼い頃から狡賢い面が見られます。ゼウスのメッセンジャーであることからもわかるように、水星は頭を使うこと、主にはコミュニケーション能力全般を司ります。
良くも悪くも非常に柔軟で染まりやすい星のため如何様にもアスペクトにより姿を変容可能です。
シナストリーでは水星と水星のスクエアの相性は極めて重要とされます。コミュニケーション不可の相性になり得るからです。

さてこちらでは、惑星や小惑星も混ぜてどんな水星のアスペクトが他者から特に魅惑的に見られるのかを検証してしていきます。
コミュニケーション能力とは会話、文章、仕草、声の出し方など多岐に渡るからです。

因みに太陽神と仲の良いヘルメスですが、惑星では太陽と水星の合はあまり良くありません。コミュニケーション能力が著しく下がります。

水星は特に文章能力にも顕著に現れるのでSNSがメインの今の時代、アセンダントよりも重要な惑星かもしれません。

水星と小惑星アスモデウス

こちらは要注意のアスペクトで、特に合は魔性性が高いです。癖になると言う言葉がありますが、まさに癖になる、中毒性の高い口調が特徴の人物です。非常に色気も強いので、巧妙に相手の心を奪います。引っかからないように気をつけましょう。釣った魚に餌は与えません。好色で気まぐれで頭が良く失礼な人間を最も嫌います。

水星と小惑星カリス

こちらは素晴らしく良いアスペクトです。特に合は言葉や文章を使用して他者を簡単に魅了できます。交渉術にも長けますし、物腰も極めて優雅です。カリスマ性が高く、人々の注目を浴びます。

水星と小惑星グロー

言動が普通でも何故か華やかで非常に目立ちます。言うこと言うことメガホンを通したかのように聞こえます。他者の声を遮るのは造作もないでしょう。よってハードは扱いづらく、悪目立ちもしやすいです。煩いと思われやすいのですが、目立つことには変わりません。言葉の選択に注意が必要な配置となります。有名になりやすいです。

水星と小惑星ルシファー

ルシファーはとても賢く美しい最も神に近い天使でした。悪魔となった今でも天使であり自分が神であると信じています。よって精神性が非常に高いです。簡単に言うと、知ったかぶりの天才です。実際賢いのですが、とにかくなんでも知っているかのように喋るので、疑問を抱いても仲良くしたいのならばこの方との口論は避けるべきです。また、知らないでしょうと上から言ってはいけません。

水星とリリス

非常に異性的魅力の高い、可愛いリリスのアスペクトです。リリスのドミサイルが双子座とされている為ですが、悪い面が弱くなり水星とは極めて良い意味で相性が良くなります。話し方、仕草、文章、小悪魔的で魅惑的でしょう。

続きます。

NessusとDejanira 加害者と被害者 閲覧要注意

小惑星NessusとDejaniraとは

以下全てネガティブな為閲覧要注意です

小惑星の中では非常に有名な加害者、被害者と対になる小惑星です。Nessusは男性で加害者、Dejaniraは女性で被害者として扱われます。この二つは非常に深刻な加虐、被虐の関係性を示唆します。
この2つはとてもネガティブでダークな小惑星ですので、有名ではありますがホロスコープ上で最も嫌われる小惑星でもあります。(当サイトでNessusは一部前向きに扱ってもおりますが本来はそうです。)

元々のギリシャ神話では諸説ありますが、Dejaniraは目的地に向かう途中、河を渡りたく、しかしその方法を知らず困っている所、Nessusがその橋渡し役を買って出ます。純真なDejaniraは信じて船に乗り込みます。しかしNessusは自分の欲望のままにDejaniraを裏切ります。船を降りて、Dejaniraが夫の元に戻ってもそのNessusの強い支配欲と嫉妬心は続きます。NessusはDejaniraの夫にすぐに始末されますが、その後、精神的にも参って弱りきったDejaniraは判断能力を完全に失い、Nessusの策略にはまり夫を意図せず自らの手で死に追いやってしまいます。

シナストリーにおけるNessusとDejanira

シナストリーにおいてパーソナルプラネットやアセンダントまたヘッドと合衝スクエアになるとNessus側が惑星に加虐を、Dejanira側は惑星側から被害を受けるとなります。この2つがシナストリーで特に目立つ絡みの場合関係性には要注意となります。特にこの二つの小惑星同士の絡みはシナストリーでもネイタルでも最も悪く、加害者と被害者の典型的な相性となります。更に火星と天王星のハードがあると惹きつけあい火に油を注ぐ、手に負えない関係を作り易いです。また太陽と冥王星と火星と絡むと暴力的な生死に関わる事件に注意が必要です。
両惑星は性別と役割がハッキリしているので、男女が逆ですと解釈も複雑になり、特に女性のNessusは絡む惑星側(特に能動的な星)から加虐されるとも読めます。また異性的には倒錯した理想の存在ともなり得ます。同性同士ですとDejaniraは惑星側に助けてももらえます特にハード。Nessusは同性でも解釈は一緒です。

Nessusと太陽、アセンダント、ヘッド

要注意

Nessus側から何らかの害を惑星や軸が被ります。ヘッド(2人のテーマ)が最も強く、次にアセン、太陽です。ご留意ください。

Dejaniraと太陽、火星、アセン、ヘッド

Dejaniraは絡む惑星や軸側に勝てません。特に太陽や火星は能動的ですから気をつけましょう。軸は単に影響が強いので、同じく気をつけましょう。

Nessusと月

要注意

Nessus側は脆い月の心や感情を手酷く傷つけるかもしれません。月側はこちらの相手と付き合う場合はとても広く強靭な心が必要です。

続きます

ネイタルにおけるNessusとDejanira

Nessusはネイタルで土星、木星、キロンと合やハードなどですとやや悪意が抑えられます。(木星は逆に強くなる場合もあります。)Dejaniraは月、やアセンダント、ノースノードと合が最も良くなく気をつけなければなりません。MCIC軸との合では家庭や社会においてとなります。一体その加害や被害がどう言ったものなのかは当事者にしかわかりませんが、大きなものから小さなものまで多岐に渡ります。

※冥王星とDejaniraの合やアスペクトはDejaniraの救世主です。非常に強い緩和となります。

Nessusと太陽又は、アセンダント、ヘッド

要注意

他者に対し加虐傾向を持ちます。我儘で、攻撃的、横暴な面も目立つでしょう。支配欲も強く巧妙に他者を操る術に長けています。自身で気付くところがあれば改善しましょう。ヘッド(人生での目的)、アセン(未来)、太陽(自分自身)の順に強いです。

Dejaniraと太陽

太陽は強い惑星の一つですから、人生で弱者となりやすい配置の一つですが、反撃が可能です。しかし注意が必要な配置です。

Nessusと月

他者に対しやや冷酷な感情を持ちやすいです。また弱者に厳しいでしょう。ご留意ください。母親と問題があるかもしれません。

Dejaniraと月、アセンダント、ヘッド

要注意

月は脆く更に受動的な惑星ですので、Dejaniraとの絡みでは要注意となります。ネイタルにおいては、感情が他者により侵害され易く、精神面のケアが最優先です。
アセンダントも影響が強く、脆く映りやすいので他者に自身の未来の方向を押し曲げられないよう気をつけましょう。ヘッドは目的地となりますので、威力は最も強いですが、乗り越えれば弱者の気持ちがわかる強い人間になることも可能です。

Dejaniraと金星

金星は愛情、恋愛です。そして受動的な惑星ですから、そういった加虐傾向の強い異性を引き寄せやすいです。又は恋愛において相手の支配下に置かれやすいでしょう。

Nessusと火星

要注意

単純には非常に暴力的なNessusとなりますので、様々な暴行事件等に気をつけてください。特に女性でオポジションですと逆に男性からの加害に注意とも読めます。

Dejaniraと火星

火星も冥王星同様強い能動的な惑星ですので、冥王星のような守りは期待できませんが、反撃が可能です。個人惑星と絡むということはその小惑星が目立つという事ですから、被害者になりやすい事は変わりませんが、転んでもただでは起きないでしょう。

Vt軸との合

例えば単純にVTとDejaniraの合は被害者が周囲に集まり易く自信も被害に遭いやすいです。AVTは自身が被害者の中心となって他者と関わりやすいです。シナストリーでも解釈は同様です。

続きます

美しさを引き出すには

美しさとは

世界中の人が驚いてひっくり返って逃げ出すぐらい綺麗だよ

さて外見の美しさとはなんでしょうか?顔でしょうか骨格でしょうか、雰囲気でしょうか、未だ持って、他者と自分の美の感覚を比べる事も打ちまかす事も、個人には不可能なのではないでしょうか。
万人が美しいという人間がこの世に存在するとは思えません。
自身の美の追求で日々苦しむ方も多く、または、完成された美が自己満足である事も大いにあり得る事で、更には鏡はただ、口紅がはみ出しているかいないかをみる為だけにあり、真実は遠く彼方、若しくは口の堅い友人のみが知り得ているのかも知れず、その友人の審美眼もまた間違っているのかもしれません。
ようは、それ程まで人々の興味を惹きつける美そのものへ焦点を当てて、人生を探究する方が面白いのではないでしょうか?
確固として正いのは自然の美しさのみでしょう、太陽の強さ、月の脆さ、虹の不安定さ、などなど。海は炎の象徴です。水ではありません。こちらでは占星術的に(サイデリアル含め)様々な角度から個人の美しさ、魅力にスポットを当てて注目していきます。
何があなたの心に触れるでしょうか。

他者から好まれる小惑星一覧

他者から好まれる箇所を表す小惑星を集めました。下記のサイン別部位リストが示す箇所と照らし合わせると興味深いでしょう。小惑星リストにも追加予定です。
※在住ハウスルーラーの支配星も見て構いません。またアスペクトで金星と関わると美醜に関わります。火星と絡むと男性に特に好まれます。

Sunshine(3742 ):他者から素敵だと褒められる部分、自分では気付き辛い。

Agni(398188):他者より目立つ場所、他者を引き立て役にしてしまう。

Young(2165):健康的で若々しく見える箇所。

Lisitsa(8064):ロシア語で女狐、他者を誘惑する箇所

Ursula(375):嫉妬される部分

Adorea(268):他者から最も好ましいと感じられる箇所。

Industria(389):ファッション業界で好まれる箇所、また業界に向くかどうか。

DNA:遺伝による美しさや秀でている部分。祖父祖母から好かれる部分。

続きます

✴︎自身が嫌だと思う部分を指す星も載せておきます。

Gross(33800):自身が嫌いでコンプレックスを感じる部分。

続きます。

サイン別体の部位 簡易版

牡羊座:頭部、骨格
牡牛座:口元
双子座:肩から腕、手
蟹座:胸元
獅子座:髪の毛
乙女座:腹部、背中
天秤座:ウエスト
蠍座:骨盤辺り
射手座:お尻、太もも
山羊座:膝下
水瓶座:ふくらはぎ、足首
魚座:足全体、足の指

ドラゴンヘッド

ヘッドはあなたの顔です。こちらが目立つ位置にあれば否が応でも目立ちます。良くも悪くも目立ちます。ですのでアセンとヘッドの合は人気者のアスペクトとされます。雰囲気、未来、が自身の顔と同じ方向を向くのでトレンドセッターになりやすいのです。アフリクトがなくアセンとうまく関わればモデルのような仕事も向きます。

もしアセンと関わっているならヘッドのサインが示す箇所を活かしましょう。

ドラゴンテイル

こちらは顔は顔でも、後悔や悲しみをたたえる顔です。単純には過去の顔ですので、写真の顔、絵画の顔、空想の絵などに直結する顔です。憂いを帯びた顔は魅力的ではないですか?重く苦しい過去を振り返ったその表情は、とても魅力的なのです。

もしディセンダントと関わっているなら、サインが示す箇所を活かしましょう。

8室

8室は富を他者に見せ崇拝される部屋でもあります。ですので単純にファンができるような世界で活躍できます。8室のサインが表す体の部分を強調して見せることにより、沢山のファンを増やす事が容易に可能です。

10室

こちらはご存知権威の部屋ですから、社会的上位者になるためには欠かせません。こちらのサインの示す体の部分をうまく使用することにより、社会的成功が大いに楽になる事でしょう。

ディセンダントと関わる惑星

パートナーを表す軸ですから、単純には異性を表します。ですから異性相手に魅力を振り撒きたいのなら関わる惑星の意味を知ると良いでしょう。美醜ではなく単に異性から見て興味を惹く目立つ部分となります。

惑星の身体的な意味 簡易版

太陽:右目
月:左目
水星:おでこ
金星:頬
火星:眉毛
木星:鼻
土星:顎
ヘッド:口元、テイル:髪

土星の配置

土星は単純には抑制と解釈しますが、一方では女性の味方の星です。土星はありのまま、自然体を継続して守る星です。土星と金星がアスペクトを取ると、女性ですと落ち着いた女性性となりますが、金星(女性の美しさの価値)の観点からしますとつまりは土星はありのままで美しいと金星を守ってくれます。惑星には様々な解釈がありますので、土星、自然な女性性を敬う星と読む事も可能です。Nアスペクト太陽と土星スクエアなどですと、女性性が足りず、常に女性的でありたいとセクシーでガーリーなファッションを非常に好むかもしれません。このハードに似たアスペクトは金星(美)と木星(拡大)です。とても良いアスペクトですがこのような視点から解釈すれば、ありのままの女性性の良さを理解する事はこのアスペクト(金木)の強い持ち主ではあり得ないでしょう。ある意味(特に男性が持つと)女性に優しくはないアスペクトです。またDC(対人面における異性)に土星(フェミニスト)の絡む男性は、自然な女性の欠点を許す事が出来る優しさと強さがあるでしょう。

星座の持つ色 簡易版

各星座には色があります。ですので1番は、アセン(またはEPの方がしっくりくるかもしれません)のサインの色味を服などに使えば全体的に似合います。また、惑星のパーツの色味を単純にそこに使用しても良いです。

魅力的に見えるサインの部位例えば足なら靴やペディキュア、手ならマニキュア、手袋と、色味を上手くまとめて混ぜるとより外観が魅力的に仕上がるでしょう。

また惑星を、普通の惑星の意味で解釈するのも面白いです。例えば、夫に魅力的に見せたいなら月と太陽の組み合わせの色味、異性に魅力的に見せたいなら金星と火星の色味を服やメイクに取り入れるなどなど。

サインの色味 簡易版

牡羊座:鮮やかな赤、白
牡牛座:白、銀に近い灰色
双子座:緑色、漆黒
蟹座:漆黒、黒っぽい赤
獅子座:アイボリー、薄茶、鮮やかな青
乙女座:濃い緑
天秤座:黒、金
蠍座:赤茶、クリーム色
射手座:茶色っぽい黄色、黒
山羊座:赤胴色(金と赤を混ぜた色)、淡い青、銀に近い灰色
水瓶座:青緑、銀に近い灰色
魚座:紫、茶色

続きます

小惑星キャンディ ハウス/サイン別編

小惑星キャンディとは

キャンディはあなたの持つ愛おしくて可愛い抗い難い甘い魅力です。在住ハウスは惹きつける場所、注目される箇所を示します。その事柄によって人々が貴方に興味を持ちその部分で特に人気を集めます。サインはどんなタイプの人が惹きつけられるかを教えてくれます。

1ハウスのキャンディ

美醜に関係ないキャンディの魅力ですが、こちらの部屋では外見も魅力的に見える事が多いです。外見に自信があるように見えるので、他者は安心して接しやすく、可愛がりやすいです。アセンと金星のアスペクトがあれば美しさに甘い魅力が付加されます。基本的には自我や個性、自己表現に魅力や注目が集まります。堂々としているように見えるので、リーダーとしても崇められやすい配置です。

牡羊座のキャンディ

怖いもの知らずの自信家に映るので、あなたの後を追っていきたいというような人々を惹きつけやすいです。彼らに好かれて、ボスのように敬われ、また贔屓されるでしょうでしょう。

2ハウスのキャンディ

あなたの財力や、それによって得る所有物食べ物や、特に身に纏うものに他者は魅力を覚えるでしょう。五感、特に声なども惹きつける要素になります。審美眼が強く、他者に好まれる物を常に身につけるので、金星の状態が良ければ、スタイリストなどにも向きます。貴方の持つものが魅力的過ぎて真似する人が出て来るかも知れません。ハードアスペクトがある方は特に気をつけましょう。貴方がそうであってもなくとも何故かとても裕福に見られる配置です。

牡牛座のキャンディ

揺るぎのない意思と、繊細な感性をお持ちですので、意思が弱く不安定で自分に自信のない人々は貴方に集まって慕って来るでしょう。その素晴らしい我慢強さ、頑固さもいい意味で注目されます。彼らを受け止め愛されましょう。

続きます

ネイタル/シナストリーにおける小惑星クリティア 嫉妬心 閲覧要注意

小惑星クリティア(73)とは

そして陽射しが入り私は暗闇から出られたのです。

こちらは怖い小惑星の一つです。悪い星ですので、以下ネガティブな考察が苦手な方は閲覧ご注意ください。

ギリシャ神話によると、諸説ありますが、クリティアは水のニンフで、太陽神アポロにとても深い恋に落ちました。アポロが好意を持って誘惑した女性を、嫉妬心から彼女の両親に悪く告口して恐ろしいやり方で殺させてしまいます。
その後は自分を見てくれるだろうと目論んでいたクリティアですが、アポロは完全に彼女を嫌いになり、その後は馬車の上から冷たい眼差しを彼女に向けるだけで全存在を無視するだけになりました。彼女は徐々に、何も喋らず木影からじっとアポロを見つめるだけとなり、そのうちに気も触れて、気づけばひまわりに姿を変えていたと言われています。ひまわりは常に太陽を見上げて咲く花です。
または、無視をし続けられ気力をなくし、衰弱し、岩の上からアポロを死ぬまで見つめ続けた、とも言われています。

ネイタルチャートにおけるクリティア

小惑星クリティアは嫉妬心そのものを表し、嫉妬からくる良くない行動、嘘、噂話、意地悪などを示します、こちらの星はその悪事は成功はしません。自分を苦しめるのみです。主にハウスを見ます。惑星や軸とのアスペクトはソフトもハードも良くなく、強弱のみで絡む惑星との事柄に嫉妬しやすいと読みます。木星(楽観視)、土星(抑制)、冥王星(学び、再生)との絡みは救いにもなります。

アセンダントまたは太陽とクリティア

要注意

非常に嫉妬深い性格です。人生全般において、嫉妬しやすく、またされ易いでしょう。生きていく上で嫉妬が一つのテーマとなります。嫉妬心は前向きに向かい合い克服すべき課題となります。とても深い愛情を持ちますが、利己的で粘着質な性質が強く出ます。また悲恋に出逢いやすいです。
解決策は、手に入らないものに対する自己の嫉妬心を素直に受け入れて、誤った行動に移さないことが最重要になります。

シナストリーにおけるクリティア

基本的にクリティア側が執着して惑星側に嫉妬します。合とオポが強くどちらも憧れの感情が強くもなります。クリティア側の性格によりますが、好きすぎて、嫉妬からの悪い事も起こしやすい関係性です。

友人、片思いの場合、憧れて、嫉妬して、素直になれず、さらに干渉しても相手にされない結果を導きます。酷い意地悪の理由ともなりえますが、後にも先にも勝てません。自滅を導くだけです。この小惑星の衝動に駆られてはいけません。パーソナルプラネットにタイトに合やオポがある場合は、ストーカー行為などにも注意すべきです。

両思いであれば関係性において憧れと憎しみが入り混じる執着心の強い引き寄せられる部分となりえます。結ばれたとしても永遠に手に入らない相手の羨ましい箇所となります。

クリティアと月

月側の感受性、心の奥深くつまり性格、魅力、また美しい肉体(特に曲線美のようなもの)、人気に嫉妬して、嫌味を言ったり、意地悪したり、褒めたりします。スクエアでは嫉妬心が勝って相手に否定的になりやすくでいて執着します。合、オポでは強すぎる憧れ、嫉妬心から、異常な執着が生まれます。

ハウス別考察 小惑星クリティア

単純にはハウスの象徴する物事に嫉妬心が湧きます。ライバルにはなり得ないもので、良くない感情のみ湧きやすい箇所を指します。ですので土星(抑制)や冥王星(学び、再生)からのアスペクトは良い歯止めになります。

12ハウスのクリティア

こちらは魂の昇華の部屋、秘密の部屋です。こちらのクリティアは現実において過去の良いカルマで守られている人または、カルマの解消を待つ非常に哀れな人々に強い嫉妬心を覚えます。と言ってそれは彼らの心の眼に委ねられます。魚座のお部屋でもありますからそこには自身の幻想、理想も含め、また直感の鋭さで全て見抜きそれらを持ちえている、そのような状況にある人々に強く嫉妬心を覚えます。全ての工程は深層心理で行われ現実では隠されます。よって、他者からすると彼らの強い嫉妬心、敵外心がどこから生まれるのかはさっぱり理解不能でしょう。

続きます