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シナストリーのアスペクト 小惑星エロス

小惑星エロスとは

官能そのものの小惑星であり、性的エネルギーの塊であり、そのカリスマでもあります。単純には恋人の片割れです。シナストリーでは主に恋人としての相性を見ます。

基本的に惑星は合と衝を見ます。合は素直にその解釈で、衝は情熱や快楽がいきすぎると見ます。ソフトは合寄り、ハードは衝寄りです。スクエアは普段の好みの対象ではないのに等の多少のすり合わせ作業は必要ですがそもそもエロスのシナストリーは例外を除きあまりネガティヴな解釈にはなりませんので。

アセンダントとエロス

頭からつま先まで真っ逆様に

合を見ます。アセンダントにタイトにエロスが重なりますと、エロス側はアセンダント側を見た瞬間にすぐに気づきます。何に気づくのかは宇宙の闇の中ですが、アセンダント側の雰囲気や外見が非常に官能的で魅力的に映ります。正に理想の性的な存在でしょう。

エロス側は積極的に接触を試みるはずです。1度接触を持ったが最後、エロス側はアセンダント側に我を忘れます。様々な身体的な特徴が全てエロス側の理想に当てはまり、スイッチが入ります。アセンダント側もエロスの存在そのものに官能を支配され(両者とも美醜は関係ありません。)うっとりとしてしまい、心も身体も許しやすいですので、大恋愛に発展しやすいアスペクトの1つです。一度結ばれると、とても固い愛情でお互いを慈しみ合います。エロス側にとってアセンダント側の容姿は永遠の官能の神のような存在です。一目見ればもう抗えません。

ディセンダントとエロス

合を見ます。エロス側はディセンダント側に抗えない性的な魅力を感じます。ディセンダント側もエロス側をずっと夢に見た理想の恋人と感じます。アセンダントは単純には外見や雰囲気なのですが、ディセンダントも同様に本人の雰囲気なのです、が、影の本人が隠そうとしている雰囲気とでも言いましょうか。その部分にエロスは強烈に惹かれる事になります。更にこの関係では、エロス側がディセンダント側から官能的な事柄に関してよく学ぶ関係となります。ディセンダント側もエロスの官能的なパワーや魅力に病みつきになるでしょう。とても縁の深い相性です。

太陽とエロス

こちらはエロス側が完全に太陽の上に立ちます。太陽の官能的な欲望をエロス側が次から次へと引き出す相性となります。太陽側はエロスの官能的なエネルギーの強さに夢中になり、エロス側は太陽の存在自体に執着し、離れられなくなります。この相性は非常に生産的なエネルギーを循環させます。主には性的なエネルギーなのですが、そのパワーによって、太陽側は元気をもらい、エロス側は、様々な太陽の欲求を暴きたいという欲望に駆られます。太陽はエロス側に官能的な事柄で隠し事ができなくなり、2人で何処かに行ってしまうでしょう。たまにはそのような冒険も良いでしょう。そんな間柄になります。官能的な森の中での探検を一緒に行うのです。非常に行動的でエキサイティングな関係性です。

月とエロス

太陽は目に見える全体的な本人にエロス側が惹かれましたが、こちらは月ですので感情そのものであり心の奥に潜む官能的な欲求にエロス側は強く惹かれます。太陽がアクティブな森の探索でしたらこちらは2人で官能の湖に漂い手探りで沈み込んでいくような感覚でしょうか。といってもエロス側はエキスパートですから一旦沈み込んだが最後、深く深く奥底を目指し強引に月側の手を引っ張って、潜って行くでしょう。非常に親密で官能的な関係性が築ける相性です。月側はエロスのパワフルさ官能的なカリスマ性の虜であり、エロス側の要求を全て理解して優しく包み込み受け止める事ができます。穏やかでいながら、激しい交流であり精神のとても深い所でお互いに満足感が得られるでしょう。

冥王星とエロス

こちらの2つの星は根本的には他者との関係性において目指すものが同じです。深い繋がり、特にこちらの関係では官能的な物事の探索、激しい恋愛感情、それによるお互いの変化。この2人は会わない方が良かったのでは?と思うほど抗えない魅力をお互いに感じ、強烈に引き寄せられ、関係を結ぶこととなるでしょう。彼らは一緒にいるともう何の恐れもないので様々な事をやってのけるでしょう。その関係性の中で運命すら感じます。またお互いに激しさがありますので、感情的なアップダウンも激しくなります、従って喧嘩も多くなるでしょうが、すぐに仲直りできます。この相性は最も劇的で激しい官能的な経験ができかつ、深い絆で結ばれる事でしょう。

続きます。

シナストリーのアスペクト 小惑星アムール

小惑星アムールとは

違う違う、本当の愛だよ、本当の愛。

アムールは現在進行形の信実の愛の小惑星です。アムールが何を探しているのか、無償の愛情を関わる惑星に捧げ、理想を掲げ追い求めます。無償の愛とは何でしょうか、簡単に言い換えれば真実に値する愛なのでしょう。対象は対人ではなく恋愛対象に向けられます。しかし無償の愛ですのでそこに乗り越える壁などないのが理想形であり、正にアムールが求める愛の象徴とも言えます。そもそも愛情は与える方も、与えられる方も同等のものです。アムールは、それをよくわかっています。アムールは認めた存在に相応の愛情を与える代わりに自分自身も愛されていると感じるのです。ですので相手からの見返りを求める必要がないのです。こちらが他の恋愛に関する小惑星とアムールを決定的に分ける点と言えるでしょう。

★シナストリーにおいてアムールを扱う際に注意点がございます。アムールは極めて繊細な小惑星です。ですのでまずネイタルで御自分のアムールの状態を確認して下さい。かなりアフリクトされてる場合はシナストリーでイージーアスペクトであってもアムールの愛情は憎しみに変わりやすいのです。それだけ真摯であり曲がりが効かない小惑星と言えます。扱いは非常に難しいでしょう。

アムールと金星

君は僕の大事な人

こちらは理想的な愛の形の具現化です。特に合はアムール側が金星にぞっこんとなります。金星側もアムール側の初心なすべての反応が心地よいでしょう。打てば響く響けば盛り上がり、2人の間で共通語ができてしまう事でしょう。金星は基本的に男性にとっての理想の女性であり、女性にとってのあるがままの自分であります。アムールにとって探し求めていた無償の愛を捧げる存在そのものとなります。彼らの行動全てに愛着を感じ心から大きな愛情を感じる事ができます。アムールに偽の愛情は通じません。そもそも合やソフトで、そのような愛情は発生しませんが。

ハードアスペクトですと、アムールは対象の惑星に違和感を感じます。自分の理想と違うからです。愛するべきか迷います、しかし気になって仕方ない存在でありはします。何故なら理想と異なるからです。こちらはネイタルアムールの状態にもよりますが、徹底的に苦手だと避けるか逆に溺れてしまうかに分かれます。受け入れた場合、スクエアですと可愛がり甘やかしますが興味が削がれるのが早く、オポジションですと夢中になるのも強烈ですが、愛情が憎しみに変わるのも時間の問題です。この関係では、惑星側は誠実な対応ができないのなら、特に衝ではアムール側に気を持たせるような事は決してしないべきです。

アムールは一見自由に愛情を向け自分勝手なようにも見えますがそれだけ真摯でいて、不器用なのです。惑星の中でも金星は特にアムールが追い求める愛そのものとなりますので、無償の愛を弄ぶことはできない事を知るには良い相性となります。

続きます

シナストリーのアスペクト 水星と木星

そのシャボン玉は割れないんだよ。

こちらは水星側が木星側の夢を叶える相性です。とてもドラマティックであり、また切ないアスペクトでもございます。2人でいると、とにかく誇大妄想とも言える話が延々と広がって行くでしょう。会話は現実から遠く離れ、夢を語り、さらに遠くの希望まで掴みに行こうとするでしょう。側から見れば熱狂的で大げさな2人であり、一度話し出すと遥か未来への展望は止まりません。

ソフトではとても楽しい相性です。木星側は鷹揚で、水星側の多少せっかちで現実的な見解を大きく取り込み、協力して視野を広げていきます。現実的には、木星側の空論を水星側の現実的な視界がある程度の到達地点までうまく落とし込み、2人の理想を叶えます。非常に恵まれた相性で、無理を冒すのは水星側とはなりますが、夢を見るのに最適な相性です。なぜならただ、夢想で終わらずにそこに到達できる可能性が一番高い相性だからです。人は夢を見ます、ほぼ他力本願でそれを叶えて欲しいと多少我儘に願うでしょう、それを叶えてくれるのは現実的な水星なのです。また、木星側は水星の頑なな視野も広げ、必要となる情報も膨らませます。お互いにメリットの高い関係です。最も理想的な配置はソフトの相互でしょうか、この現実で、夢を叶えたいと願うなら最適な相性と言えます。が、注意点があるとすれば、あくまでも水星側の地に足の付いた現実のもとでとなることでしょうか。キンタイルは木星の大きな夢を水星が叶えてくれ易いでしょう、その代わり、木星側の水星への甘やかしは非常に強いでしょう。

基本的に、友人でも恋愛でも、木星側は自分の夢を語り合える水星側を常に甘やかす関係です。

ハードですと、水星側は木星側の妄想を止める事ができません。木星側も、水星側がその夢を叶える事が出来ないことに非常に落胆しやすいです。この2人は長く長く夢を語り、いつか叶うと信じていますが、殆どが机上の空論となり易いです。そして、水星側は木星側のどこまでも続く夢のような会話の中で、木星側を無責任で、プライドが高く、傲慢だとすら感じ、木星側は、水星側を実行力のない人間だと決めつけ易いです。本当は、2人とも本気で夢を語り合っているだけなのですから、切ない話です。本来なら、こちらの2人の方が惹きつけ合う力は強く、だからこそ願う夢も大きなものとなるのですから。もし、この2人の夢が叶う事があるとすれば非常に強い絆が築ける事でしょう。また、オポジションでは、木星側は水星側に虜になって様々な提案をするでしょう、しかし、なぜか実現しない事が多いです。木星側は期待を持たせるだけ持たせて、水星側が悔しい思いをし易いです、水星側に行動力があっても木星側がその期待を裏切りやすくなります。ハードは大体がそんなアスペクトと言えるでしょう。セスキコードレイトは少々奇妙で、乗り越える壁など実は無いのに、2人の夢を叶えるには余りに大きな意思が必要な狂おしい関係となりやすく、更に実現しなかった事柄を2人共延々と引きづる事が多いかもしれません。繰り返し繰り返し同じ夢をただ語り続け易いです。

合はお互いの関係性によってソフトハードどちらにもなり得ます。最も良い相性かもしれません、または最も名残惜しい相手になる事でしょう。この関係では実現不可能かのように見える事柄を最も想像する相性となります。成功するかしないかは、お互いにかかっています。絆は深いです。大事にしましょう。友人でも、恋愛でも、皆夢を抱き追うでしょう、こちらのアスペクトはそれを語るに値すべき相手であるという事は確かです。

シナストリーのアスペクト 月と海王星

ご注文のルームサービスでございます。

こちらのアスペクトは非常に親密性の高いアスペクトです。太陽と海王星にも酷似しますがこちらの相性の方が、月側へのダメージが大きいでしょう。海王星はまた月とも共通項が多い惑星です。非常に優しく、同調し易く、同情的で共感性が高い惑星です。が、月が無垢であるのに対し、海王星は、金星の上位星であると共に、美しさと狂気をはらんだ惑星であり、二重人格そのものでもあります。上記から予想するのは容易いように、太陽ですら海王星の惑いに手も足も出ませんので、月はその共感性の高さも相まって、合ソフト以外では注意喚起アスペクトとなります。

合は非常に美しい相性です、海王星の悪い面は出づらいですし、お互いに愛情深く、幻想的な優しい関係を築けます。恋人としては最高ですし、対人でも好ましく良い関係が築けるでしょう。ソフトも同様で、海王星の魅せる美しく優しい世界で楽しく過ごす事が出来るでしょう。精神的にも肉体的にも素晴らしい相性の1つです。注意点は完全に海王星が主導権を握っている、という事です。おそらく月は気付くことはないでしょう。しかしこの海王星は、悪さをしません、月は従順で、また淑女のように魅力的に映るからです。海王星は刺激しないに越したことはありませんから。ライツでも太陽の場合は合ですと多少なりとも問題が出てきますが、月の場合は、精神の交わりですので問題ありません。

問題はハードアスペクトです。海王星側は月に対して本性を見せ始めます、偽りを隠しませんし、それを楽しみ始めます。月を騙し易く、裏切り易く、また、信じ込ませる力も十二分に持っています。月は完全に無力です。海王星は支配するというよりも巧妙に心を操ります。ホロスコープで相互のハードでは、まさに騙し合いですね。嘘なんてついていない?とよくよく考えると、些細な化かし合いをしている事が多々あります。もちろん、自分をよく見せるものが多いので、大したことでは無いのですが、だとしてもやはり素直で純粋な関係性からは離れやすいです。力的にはスクエアが1番強く要注意となります。が、海王星側の嘘を見破りやすいという利点もあります。しかし、1番海王星側に傷つけられるのもこちらの相性かもしれません。歯向かう優しい月に海王星側は容赦をしません。オポジションですと、月側は完全に海王星側の虜となりますので、更には精神的にも取り込まれ、海王星側の格式が悪ければ、海王星側の象徴する悪い世界にも拘束され易いです。そして永遠に気づきません。

恋愛においてはソフトもハードも非常に大恋愛に発展しやすく、月側は海王星側に否応なく惹かれ、海王星側も月を可愛いと思います。ハードでは可愛さ余って憎さ百倍なのか、海王星側の悪い面が出てしまいます。そして海王星はマレフィックですので、月側の手には負えません。対人ですとハードでは悪友と言ったところでしょうか。つい遊びが過ぎる、調子に乗ってしまう、楽しみに溺れてしまう。そんな関係です。どちらにせよ楽しく幻想に満ちた世界を海王星側が月に見せることは間違いがなく、月側が嫌でなければ、どのアスペクトでも良いのでは無いのでしょうかと思ってしまう相性ではあります。

がしかしやはり、海王星は美しさを凌駕してしまった星である事はおわすれ無きように。心を操り、簡単に裏切り、簡単に騙し、跡形もなく消えていくでしょう。

シナストリーにおけるキロン

キロン 傷跡と癒しの小惑星

キロンとは、個人が過去に与えられた傷を示します。ハウスも重要です。こちらではシナストリーにおける惑星との関わりを解説いたします。基本的には惑星に出会うことによりキロンの傷が開きます。そして惑星側もまた、キロンと接触することにより、キロンの傷を知りまた自分の傷を知ります。こちらのアスペクトはソフトアスペクトが最も良く、合も惑星によればとても良いです。ハードアスペクトはほぼ全て注意喚起アスペクトとなります。キロンは過去からずっと引きづってきた傷跡です。非常にデリケートですので強い衝撃はその傷を広げるだけとなりやすいです。が、根本的にはこの相性はお互いに癒し合う相性となります。惹きつけ合う力もとても強いものとなります。シナストリーにおいては金星が一番強く、素晴らしい相性とされます。特徴的な相性は個別に解釈しておりますのでご参照ください。

※合はソフトにしておりますが、絡む星によってハードにもなり易いのでご留意ください。

キロンと太陽

君の人生は完璧だよ。

こちらはプライドの傷です。特に幼少期でしょうか、誰もがプライドを傷つけられた過去を持っているとは思いますが、そういった傷を癒し合う関係性となり、特にソフト合は非常にいい関係性が築けるでしょう。(詳細別途記述予定)

キロンと月

あなたはとっても綺麗な瞳だから、安心するの。

こちらは2つとも似たような属性を持ちます。脆く柔らかく同情心が強いです。母親に関するトラウマや家族、また単純に誰にも触れさせない心の傷です。こちらもソフトが非常によく、一緒にいるだけで落ち着くでしょう。この相手になら全ての傷を見せてもいいとお互いに思うでしょう。しかし非常に繊細な関係である事は忘れないように。(詳細別途記述予定)

キロンと水星

君って本当に面白いね。

こちらはコミュニケーション能力や知的領域でお互いにとても魅力を感じます。コミュニケーション能力に関する傷をお互いに癒します。ソフトや合ですと2人でいると、お互いの傷を気にしないですみますし、むしろ忘れて楽しく交流ができ癒されるでしょう。キロン側の知識を水星側がどこまでも知りたがる事が多いです。とても良い関係性です。ハードですと、お互いの交流において誤解が生じ易く、それがお互いの傷を開く鍵となり動揺を誘います。水星側はキロン側を説教臭いと感じキロン側は水星側を物事を甘く見易いと見なしやや摩擦が生じる関係となります。

キロンと金星

あの子は本気なんだ。

こちらはキロンとのシナストリーで最も良い惑星との相性と昔からされています。特に合とソフトがよく、過去の恋愛問題、外見や理想の自分との相違、そういった過去からのトラウマの克服を2人でいるだけで自然に行うことが出来る素晴らしい相性です。理想的な恋人となりえます。ハードではズレが生じます。合も時にハードに転ずる事が有りますが、稀です。詳細は個別ポストをご覧下さいませ。

キロンと火星

そう言ったことは苦手です。

こちらはお互いに端的に異性関係においての傷を癒します。主に性的な関係性が中心となります。合ソフトは問題なく、スキンシップにより癒されるというスムーズで良い関係性ですが、個人の傷の深さ、性的なもの又は、暴力的なもの関連ですが、によりソフトでも注意喚起となり、ハードは要注意の関係性となります。キロン側は火星を非同情的で横暴だと感じ易く火星側は、キロン側を精神的にひ弱過ぎると捉え易く馴染みません。この関係では相互的に傷をこじ開ける事になるので問題が非常に重くなりこじれ易いですので、お互いの慎重な関わり合いが望ましいです。お互いに性的に惹かれ合う存在であるのは確かです。そして、キロン側の強固な性的な殻を壊す事が出来るのはもしかすると、火星のハードの相性のみかもしれません。

キロンと木星

そう僕はいつでも穏やかだよ。

この相性はキロンの中で一番穏やかです。ハードアスペクトもそこまで悪くありません。主に寛容性や前向きな態度、恵まれた精神への傷を解決します。木星側がキロンの傷を受け止め優しく労わります。キロン側は木星といると前向きで優しい気持ちになれるでしょう。過去の痛みを2人で分け合い、過去から学び前向きに2人の関係にその要素を混ぜ合わせるには最も良い関係となります、まさに木星の恩恵から経験を昇華させ前向きなものにする、非常に建設的な相性です。お互いにメリットの感じられる相性でしょう。ハードですとやや、その過程で傷口を不用意に拡大させ過ぎてしまう傾向が強くなります。そもそもキロンの中で最も楽観的な相性な筈が、弾みで両者ともども転落し易い関係となります。又木星側の格式にもよりますが、木星側が恵まれている事に嫉妬し易い面もあります。

キロンと土星

これ以上惨めになるのは真っ平だよ。

こちらはソフトでもやや扱いづらい相性になります。権力や立場、父親に関するトラウマとなりますが、キロンの傷の度合いや状態によりますが、例えばそのトラウマなどでキロン側が混乱しているとしたら、土星側はよい指示者となり、問題の解決に上手く導いてくれるでしょう。そうする事で土星側も自身の存在価値を見出すことが出来ます。ハードですと要注意アスペクトとなります。お互いの傷に塩を塗るような関係性になり易いです。大抵土星側の方が有力者である場合が多く、キロン側は土星側から余計な事をする人間だと思われ易く、キロン側も土星側を抑圧的で厳し過ぎると感じます。更にキロンは土星の傷を気にして、それでもなんとか癒そうと、関わろうとするのですが、土星側は徹底してキロン側を受け入れません。関わりにおいてかなり辛いアスペクトとなります。が、時間をかけることにより、お互いに信頼を得たなら、その根底の深い深い傷を見られるのはハードの相性かもしれません。

キロンと海王星

あなたまさか嘘をついている?

こちらもまた月同様類似性のある関係です。人間の深い心理の奥、嘘や裏切り、心理的策略、心理的利用などの傷となりますが、海王星はそもそもは、否定的な面がでさえしなければ非常に美しく優しい同情的な星です。キロンもまた本来は関わる惑星を癒す感受点ですのでソフトや合ですと全く問題なく調和します。海王星は非常に共感して慈しみますし、愛情深いです。キロン側も海王星側を自然に癒します。お互いに愛情の交換が容易で、無条件で労わりあう事が可能です。とても良い相性と言えます。が、ハードですと一転して要注意アスペクトとなります。海王星は惑いの星でマレフィックですから牙を剥くと怖いです。恐怖と混乱をキロンと共有する事になります。完全に交流が持てない状態にもなり易いです、関われば関わるほどお互いに自分の傷口しか見えなくなり、相手を癒すどころか、頻繁に不安が募るばかりとなります。嘘をついてるのでは?利用されているのでは?と。海王星側はキロンの自分の傷への反応に不快感を抱き、キロン側は海王星側を理解不能と位置付けます。関係性の構築に時間がかかる相性となるでしょう。しかし逆にその不安から共依存に陥りお互いに中毒にもなり易くソフトよりも離れづらい相性とも言えます。

キロンと天王星

君って変わっているって言われない?

こちらは、例えば人は他人に変わっているね、と言われて喜ぶ時と嫌な時があるのではないでしょうか。あの方は個性的ね、と言われるのと変な人ねと言われるのでは随分違うように。そんなトラウマをキロン側は抱え、天王星側が受け止める形となります。ソフト合では天王星側はキロン側を個性的で面白く素晴らしいと感じ支えたくなるでしょう。キロン側も天王星側の破天荒な行動に一目で興味を抱き好ましい存在として惹かれるでしょう。お互いにお互いの独特でエキセントリックな面を受け入れ敬える、そして癒される、とてもよい相性となります。ハードアスペクトはまた要注意アスペクトとなります。天王星側はキロン側の独自の路線を敬いますが同時に手に負えないと感じやすく、キロン側もまた天王星側を自分を隠しつまらない存在とみなし易いです。しかしお互いが出会う事により傷は開きますので、キロン側は自分の人と違う面に対するコンプレックスを思い起こし、天王星側はずっと隠しておきたかった、変わった、側面を暴かれ困惑を隠せません。しかし2人の縁はそこで終わっては勿体無いでしょう、そんな事が出来る人間はあまりいません。個人間の相性としては貴重で、お互いに素の自分をさらけ出す事により、トラウマが解消される激しい関係となるでしょう。その後は強固な絆を紡ぐことでしょう。

キロンと冥王星

お願い、僕を1人にしないで

こちらは深過ぎる絆への傷です。ですから単純にこのアスペクトは、親密な時間をどれだけ長く過ごすかにかかっています。両者の絆は強固で、ただ2人でいるだけで癒されていくでしょう。そう、孤独に対するコンプレックスです。人は誰しもどんなに自由を求めようと孤独に耐えられる精神を持ち得ません。そんな個人の深い闇を覗いてしまうアスペクトです。勿論性的な意味合いも多分に含みます。ソフトや合であれば問題なく惹かれ合い癒し合うでしょう。ハードも実はそこまで悪くはありません。そもそもが極端な相性ですので。ただ冥王星側はキロンによって気づいた傷口を隠すことが出来ず、キロン側を極めて厳しく束縛します。誰とどこにいつまでいたのか?問い詰めるでしょう。そういった事柄にキロン側が耐えられるのであれば、問題のない親密な相性と言えます。2人の関係が濃厚であればあるほどよいアスペクトです。世代的に年齢差がありますと現実と幻想の混迷の相性とも言えます。

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シナストリーのアスペクト 太陽と太陽

大丈夫、一蓮托生ってわけじゃないんだから

こちらのアスペクトはスクエア以外はとても相性のいい前向きなアスペクトです。特に合とオポジションが引き合う力が強いです。太陽とはつまり端的には自我の象徴ですから、合となりますと自我と自我が溶け合い似た者同士のような、方向性が同じのような行き着く先を知っているような気になるでしょう。しかし自我とは強いもので勿論衝突は起きます。しかしそれは同じ方向性を向いているので、人生の新しい突破口のヒントともなり得るでしょう。とても良い関係性であり、異性間でも非常に仲の良い相性でしょう。

オポジションも同様に非常に惹きつけ合う力が強いです。こちらは真逆の価値観ですが、お互いにお互いを同等の存在とみなします。太陽は大変プライドの高い惑星です、そしてホロスコープでは自我そのものです。太陽は本来合とオポジションしか同等の存在とみなしません。合はわかりやすいでしょう。同じ、ですから、オポジションはまた逆の価値観で同等なのです。お互いに非常に魅力的に映ります。例え立場がどんなに違っていても気になる存在であり、負けたくないと思います。異性間では、自分に相応しい存在と感じるでしょう。実際にこの関係はお互いに欠かせない存在となり易いでしょう。自我の衝突は合よりも少ないかもしれません。別の物として同等という意味で素晴らしい関係性が築ける事でしょう。

トライン、セクスタイル、ソフトは問題のない相性で、合や衝に比べればインパクトは弱いですが友人関係などには最適ですし、異性間でも兄弟のように仲が良いでしょう。自我の衝突も少ないでしょうし、あってもすぐに解決するでしょう。お互いにエネルギーを活性化させる非常に良い相性と言えます。

問題はスクエアです、こちらは注意換気のアスペクトとなります。自我と自我は認め合わず、同調もせず、協力もし合わずただ対立します。一方が承諾すればもう一方は承諾せず、と行った関係性になり易いです。太陽はプライドの塊ですので、常に上から目線で物を言います。この相性では、お互いに、そうすべきであると主張します。そしてその対象はお互いの意思に反する事が多いでしょう。そういった討論はこの関係では最も避けるべき議題となります。そのような葛藤を乗り越えれば、強固な絆を築けるでしょう。

太陽と太陽とはプライドとプライド、自我と自我の関係性です。アスペクトがなければお互いに記憶に残らないかもしれません。単純に見えて深い相性診断となります。マイナーアスペクトの関わりもとても面白いでしょう、キンタイルは自我と自我がお互いの空想の世界で調和し夢のような時間が過ごせるでしょう。セミセクはやや存在感が薄くなるでしょう、セミスクエアはスクエアと同様です。セスキコードレイトは、病的にお互いの存在を意識するでしょう、深い関係や犯罪に繋がりやすいでしょう。クインカンクスは、異様にお互いをライバル視するでしょう、お互いにないものを持っているからです。交わる事はありませんが、良きライバルとなる事でしょう、異性間では、非常に刺激的な相手となるでしょう。例えば、漫画などの定番の眼鏡を取ったら好みの美人などはクインカンクスの相性にぴったりです。

こちらのアスペクトの問題点はとにかく、どのアスペクトも自我の衝突です。近づきすぎる離れすぎる、ぶつかる、色々とありますが、そこに気をつけるだけで、鏡を見るように客観的な視点を与えてくれる素晴らしい関係性と言えるでしょう。

シナストリーのアスペクト 太陽と火星

目があった途端って、過去の君が笑う

こちらのアスペクトは、とても情熱的な相性となります。太陽側に火星が目をつけて夢中になります、大恋愛にも発展し易いです。が火星は強い星ですので、気をつけませんと太陽は簡単に飲まれてしまうので落ち着きはありません。また、同性でも異性でもこのアスペクトがありますと、お互いにカッとしやすくなりますので、喧嘩にも注意しましょう。全体的にとても熱しやすい仲となります。

コンジャンクションですと、火星側が太陽側にとても強い興味を抱きます、異性ですと、恋愛感情が湧きやすいです。色香を強く感じるでしょう。太陽側も同様に火星の積極性に絆され易く、とても簡単に仲良くなれます。金星と天王星(一目惚れ)や金星と火星(異性としての一目惚れ)とはまた違った、人としての強い官能的な魅力を感じる相性で、基本的には火星側がやや強引に引っ張っていく関係となります。太陽側は、下手をするとそんな元気一杯の火星側に少々疲れ易いのが難点です。しかし火星も太陽も男性的で力強いのでお互いにエネルギーを与え合う事ができますので、よっぽどホロスコープ上で太陽が弱っていない限りは、お互いに活力の湧き出る素晴らしい相手となります。相性自体はとてもよいでしょう。太陽と火星では1番良いアスペクトとなります。

ソフトも合と同じような相性となります。が、合に比べますと、良くも悪くもお互いに印象がやや弱いでしょうか。そして恋愛感情も穏やかでしょう、同時に喧嘩も少なく、一緒にいると元気の出る相手とお互いに感じることでしょう。明るく良い友人だと感じることでしょう。長く付き合うには良いアスペクトです。

ハードはやや注意が必要です。特にスクエアは火星側の有り余る力強さが太陽を攻撃対象にしますので、喧嘩を引き起こし易いです。大概は軽い喧嘩で済みますが、天王星(偶発的な事故、怪我)や冥王星(大きなトラブル)が絡みますとかなり厄介で、水星(口論)、土星(陰湿な思考)などもまた絡むととても扱いづらいアスペクトとなります。オポジションは逆にもう太陽側が火星のパワーにお手上げで、簡単に負けを認める事が多くなります。

また、ハードですと火星の押しの強さに太陽は気が引けやすく、そもそもがイライラし易い相手ですので、太陽側が距離を置きたがる事が多くなるでしょう。長い付き合いを望むならば、ライツを含んだ緩和するアスペクトが必要となるでしょう。

そもそもは情熱的なアスペクトですので、有効に活用するならば、火星はその迸るエネルギーを太陽に触発され自由に外に出しやすくなり、太陽もまた、火星に必要とされる事により鼓舞され、元気が増えて、人生全体で目標に向かって明るく前進し易くなるでしょう。

いわば応援団と選手のような関係性なのですが、なぜすんなり行かなくなるかというと、実はどちらも選手だからなのです。ですから、お互いのポジショニングが上手に決まりますと素晴らしいチームワークで邁進していく事でしょう。合は切磋琢磨するような強力なタッグとなりやすく、ぴったりハマると向かうところ敵無しでしょうか、ソフトは応援し合う優しいチームメイトです。ハードは、チーム内でスターの権力争いが起こるような印象でしょうか。

兎にも角にも恋愛でも友人でも、こちらの相性では情熱的な経験ができることはまず間違いがないでしょう。

シナストリーのアスペクト 太陽と木星

お手をどうぞ

太陽と木星はとても良い相性です。ネイタルにおいてもシナストリーにおいてもトランジットであっても、ネガティブなものにはなり得ません。

さて、こちらはシナストリーのアスペクト解説です。基本的に木星側が太陽側に利益をもたらします。それがどのようなものかは個人によりますが、物質的なもの、地位的なもの、が多いですが、多岐にわたるでしょう。

太陽側はありがたく享受すべき関係ですので、このアスペクトがありましたら、進んで関わりを持つと良いでしょう。特にソフトアスペクトが良いです、トライン、セキスタイルでしょうか、太陽側にとって掛け替えのない存在になるでしょう。社会的にも世界を広げてくれる相手となります。

合ですと、少々太陽側が我儘になりやすく、木星側がお膳立てし過ぎて自分がまともに扱われていない!と喧嘩がおきやすいでしょう。単純には太陽側が謙虚になればいいだけの相性で、木星側は非常に稀な贔屓や、機会を与え、様々な贈り物をしてくれることでしょう。

衝ですと、木星側の与える利益を得るには多少努力が必要かもしれません。木星側はその利益を持って太陽を取り込もうとしますので、太陽側はそれ自体に反発し易いです。太陽側が否定的な気持ちを抱くことがなければ1番利益を得る関係性ではあります。スクエアも似たような所があります。

しかし、このアスペクトはネガティブなものにはなり得ませんので、どのアスペクトであっても、有益だと言えるでしょう。木星側の幸運を分けてもらいましょう。

💫恋愛関係ですと、上記の利益に加えて、太陽側は木星側から非常に甘やかされます。合、ハードですと甘やかされ過ぎる場合が多いので自制しましょう、と言って好きな人と居て居心地が良いことに歯止めをかける必要があるのかどうか。。。笑

シナストリーのアスペクト 月と金星

君の全てが好きだから

こちらのアスペクトは非常に美しいアスペクトです。正に調和を示します。恋愛関係でも対人関係でもとても親密になれる、優しいアスペクトです。特に良いのはソフトアスペクトですね。お互いに好感を抱き、2人にとって損得抜きで、何もいらずに幸福になれるでしょう。

合は、少し注意が必要ですが非常に強い関係性を築き上げます。恋人に夫婦にもあって損はない、むしろあって欲しいアスペクトです。注意といいますのは、月側は金星の影響を真正面から受けます。でして、金星側の興味のあるものを自分も好きになる事が多いですし、それはわざとではく、自然な流れです。そしてその流れに金星側が満足するといった状況になりやすいです。いわゆる自分が好きなものを相手が好きになる事で自らの独占欲が満たされるような関係でしょうか。このアスペクトに強制力はなくあくまで自然な流れですので、お互いにそのように影響し合うことで仲を深め合います。ただ金星側が思い上がり、月側に自分の事が好きだからあれもこれも好きになるのだろうと迫ると月は引く事があり得ますので、そこが注意する所です。まら金星はエレガントですので趣味嗜好の矯正を嫌いますから、月が金星側の趣味になびかないと不満を感じる事があります。ただそれだけのことですが。

ハードですと、金星側は月に依存傾向が強くなります。月のいうことをなんでも肯定しやすいのです。これもまたわざとではなく自然な行動です。月は喜びます。特に問題はないのですが、ラブラブな時は良いんだけれど、ちょっと落ち着くと月側が少し鬱陶しいなんて贅沢をいいやすい、と言ったアスペクトでしょうか、しかし月もそういってその金星の華やかな愛情が消え去ると喪失感のかなり高まるアスペクトです。複雑な解釈になりますが、まあベネフィック同士のアスペクトですので、仲が良すぎて、といった所でしょうか。

この2人には執着心も依存心も強力に働きますが、特に問題にはなりません。恋愛においては、摩擦はスパイスに、人間関係では良いライバルになったり、親友になれたりと、非常に良いアスペクトです。是非このアスペクトのある相手とは交流を持ってみるといいでしょう。

💫こちらのアスペクト、合とソフトはホロスコープ全体を見て、ネガティブなアスペクトをオプティミズムなアスペクトに変える力もあります。非常に有力なアスペクトです。

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シナストリーのアスペクト 木星と土星

君になら譲りたい、あれもこれもそれも?

こちらはネイタルですと、相続ですとかに関わるアスペクトです。いわゆるグレートコンジャンクションでもありますね。。

シナストリーで見ますと合、ソフトですと木星側の所有物を土星側が譲られ易いです。またはプレゼントが多いでしょう。金星と木星も似ていますが、こちらは主に所有物です、すでに持っているものを提供する事が多いでしょう。合となりますとかなり大きな物を貰うかもしれませんし、その価値も大きい事でしょう。珍しい相性ですので、お互いに特別視するでしょう、なかなか、自分の大事にしているものを人に渡そうとはそうそう思いませんからね。オーブはタイトに見ます。

ソフトも似た形になりますが規模は小さくなるでしょう。しかし仲の良い2人である事でしょう、この両者で奢る奢らないなどで揉める事は少ないでしょう。

ハードでは、こちらは少々面倒臭く同性ですと、木星の手柄を土星側が貰ってしまったり、恋愛ですと好きな相手をめぐりトラブルにもなりやすいですね。オポなどですと話は大きくなり遺産関係の揉め事なども考えられます。少しトラブルが起きやすい関係でしょう。また、木星側が土星側を気に入れば、特にスクエアでは一方的な贈り物が多くなるかもしれません。総じてハードのこの相性では穏やかにあげる、譲るというよりも、土星側に取られたという感覚が強くなりますので木星側がとても警戒しやすいでしょう。

木星と金星のアスペクトとの違いは、木星側はお金自体をあまり使わない所です。プレゼントといってもあくまでも個人の所有物であり、個人の手柄であったり、個人の大事にしているものであったりします。大きなものですと土地や家、遺産などですね。これらは多岐にわたり、まあポケットに入っていた大事な飴をあげるだとかも含まれます。

こと恋愛においては合ソフトの絡みであれば、お互いに利益ばかりの関係でしょう。このアスペクトのみでは恋愛は盛り上がりませんが笑、あると頼もしいアスペクトです。ハードが絡みますと厄介ですがその場合大抵は木星側が嫌がって距離を置く事が多いでしょう。

💫面白いのは合とハードの絡みですね。合で男性側が木星の場合沢山大事なものを女性にあげますし、プレゼントもとても多いでしょう。しかし同時に女性が木星のハードを持ってる場合、なぜか食事だけ割り勘だったりします、合は圧倒的にパワーが上ですので、そちらをメインで見て良いのですが、そんな変わった関係になる事もあるでしょう。


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