シナストリーのアスペクト 太陽と木星

お手をどうぞ

太陽と木星はとても良い相性です。ネイタルにおいてもシナストリーにおいてもトランジットであっても、ネガティブなものにはなり得ません。

さて、こちらはシナストリーのアスペクト解説です。基本的に木星側が太陽側に利益をもたらします。それがどのようなものかは個人によりますが、物質的なもの、地位的なもの、が多いですが、多岐にわたるでしょう。

太陽側はありがたく享受すべき関係ですので、このアスペクトがありましたら、進んで関わりを持つと良いでしょう。特にソフトアスペクトが良いです、トライン、セキスタイルでしょうか、太陽側にとって掛け替えのない存在になるでしょう。社会的にも世界を広げてくれる相手となります。

合ですと、少々太陽側が我儘になりやすく、木星側がお膳立てし過ぎて自分がまともに扱われていない!と喧嘩がおきやすいでしょう。単純には太陽側が謙虚になればいいだけの相性で、木星側は非常に稀な贔屓や、機会を与え、様々な贈り物をしてくれることでしょう。

衝ですと、木星側の与える利益を得るには多少努力が必要かもしれません。木星側はその利益を持って太陽を取り込もうとしますので、太陽側はそれ自体に反発し易いです。太陽側が否定的な気持ちを抱くことがなければ1番利益を得る関係性ではあります。スクエアも似たような所があります。

しかし、このアスペクトはネガティブなものにはなり得ませんので、どのアスペクトであっても、有益だと言えるでしょう。木星側の幸運を分けてもらいましょう。

💫恋愛関係ですと、上記の利益に加えて、太陽側は木星側から非常に甘やかされます。合、ハードですと甘やかされ過ぎる場合が多いので自制しましょう、と言って好きな人と居て居心地が良いことに歯止めをかける必要があるのかどうか。。。笑

シナストリーのアスペクト 月と金星

君の全てが好きだから

こちらのアスペクトは非常に美しいアスペクトです。正に調和を示します。恋愛関係でも対人関係でもとても親密になれる、優しいアスペクトです。特に良いのはソフトアスペクトですね。お互いに好感を抱き、2人にとって損得抜きで、何もいらずに幸福になれるでしょう。

合は、少し注意が必要ですが非常に強い関係性を築き上げます。恋人に夫婦にもあって損はない、むしろあって欲しいアスペクトです。注意といいますのは、月側は金星の影響を真正面から受けます。でして、金星側の興味のあるものを自分も好きになる事が多いですし、それはわざとではく、自然な流れです。そしてその流れに金星側が満足するといった状況になりやすいです。いわゆる自分が好きなものを相手が好きになる事で自らの独占欲が満たされるような関係でしょうか。このアスペクトに強制力はなくあくまで自然な流れですので、お互いにそのように影響し合うことで仲を深め合います。ただ金星側が思い上がり、月側に自分の事が好きだからあれもこれも好きになるのだろうと迫ると月は引く事があり得ますので、そこが注意する所です。まら金星はエレガントですので趣味嗜好の矯正を嫌いますから、月が金星側の趣味になびかないと不満を感じる事があります。ただそれだけのことですが。

ハードですと、金星側は月に依存傾向が強くなります。月のいうことをなんでも肯定しやすいのです。これもまたわざとではなく自然な行動です。月は喜びます。特に問題はないのですが、ラブラブな時は良いんだけれど、ちょっと落ち着くと月側が少し鬱陶しいなんて贅沢をいいやすい、と言ったアスペクトでしょうか、しかし月もそういってその金星の華やかな愛情が消え去ると喪失感のかなり高まるアスペクトです。複雑な解釈になりますが、まあベネフィック同士のアスペクトですので、仲が良すぎて、といった所でしょうか。

この2人には執着心も依存心も強力に働きますが、特に問題にはなりません。恋愛においては、摩擦はスパイスに、人間関係では良いライバルになったり、親友になれたりと、非常に良いアスペクトです。是非このアスペクトのある相手とは交流を持ってみるといいでしょう。

💫こちらのアスペクト、合とソフトはホロスコープ全体を見て、ネガティブなアスペクトをオプティミズムなアスペクトに変える力もあります。非常に有力なアスペクトです。

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シナストリーのアスペクト 太陽と冥王星

Total eclipse

太陽は主に個人の人生そのものを、冥王星は衝撃、変換、権威を表します。ですのでこのアスペクトは大概が、冥王星側が太陽側より権力的に強く、またはどのような立場でも強い力を持つことでしょう。特に合では、その力を太陽側は享受できます、つまり強力なバックアップとなるでしょう。このアスペクトで1番良いのは合の関係です。そもそも冥王星側も何の理由もなしに後ろ盾致しませんから、それだけ太陽側に実力があるということです。しかしお互いに軽んじると簡単に壊れる関係ですので気をつけましょう。太陽も、冥王星もプライドが高いので。協力すればこれ以上ない味方となるでしょう。まあしかし、一度二度壊れたからといってなかなかに縁を切るのが難しい関係の1つです。この2人が出会ったのは宿命に近いもので、悪縁良縁かどうかは最終的な結論が出るまでわからないのです。ですが、出会ったその日から運命は大きく動き出すでしょう。

女性であれば、強い権力者との出会いかもしれません、もしくは魅入られずにはいられないカリスマ性の強い人間かもしれません。または単純に善かれ悪しかれ抗えない存在であることでしょう。男性であると大企業に引き立てられる、上司に恵まれるなどでしょうか、または生涯忘れられない言葉をいう人間かもしれません。どちらにせよ冥王星側は太陽側を贔屓しますので居心地は良いでしょう。

ソフトの場合は合が穏やかになる解釈です。影響も緩やか、変容の仕方もすんなるといき良い出会い、良い変化、良い援助者を得た瞬間が続きます。最終的にも納得できる人生経験になる事でしょう。太陽側がよっぽど嫌がらなければ、扱いやすいアスペクトでしょう。

問題はハードやオポですが、冥王星側が強い立場である、と太陽側が被害妄想的にも感じ易くなります。確かに合もソフトも冥王星側が立場が上なのは変わらないのですが、太陽側もプライドが高いので、関係性に臆してしまう事が多いでしょう。または嫌悪感を抱きやすいです。距離を取ろうとします。しかしながら、冥王星側は、太陽に非常に好感を抱くので積極的に接触を試みますから、摩擦が多いです。冥王星側がかなり太陽側に尽くすような関係になりやすいです。といっても、両者の立場は変わりませんので、太陽側が振り回されることは確かです。ハードは妙な関係で、特にオポなどでは、冥王星側に権力があってもどちらが強いのかわからない状況になり易いです。お互いに素直になるのが鍵です。余計な抵抗感を持たなければ、冥王星は太陽にとってとても役に立つ相手となるでしょう。

恋愛ですと単純に太陽側は冥王星側の言いなりのような関係になりやすいです。または、支援者、後ろ盾、もしくは完全に依存する対象になりやすいです、どれも冥王星の支配下に置かれるような状態でしょう。上手くいくと女性ですと権力のある夫でしょうか。単純には、彼らは背後から力強く応援してくれる人々であり、基本的に太陽側が甘える関係です。

総じてこのアスペクトでは、冥王星側の助言は、太陽によく響くでしょう。しかし人生の方向性が変わる事があったとしてもただの操り人形になることは、ないでしょう、ですがそれほど太陽側にとって冥王星は影響力があるという事です。逆に言えば、太陽側は冥王星側の力を上手く利用できる存在となります。しかしそれほど人生において影響力の強い存在となりますので、お互いに運命も感じやすいです。恋愛などですと一度結びつくと離れづらいでしょう。これは冥王星が絡むと大体そうなのですが、何度壊れてもまた結びつくような関係となりやすいです。このアスペクトの相手、特に合と衝、に出会ったら、人生の何かが変わるということを恐れないようにしましょう。

シナストリーのアスペクト 木星と土星

君になら譲りたい、あれもこれもそれも?

こちらはネイタルですと、相続ですとかに関わるアスペクトです。いわゆるグレートコンジャンクションでもありますね。。

シナストリーで見ますと合、ソフトですと木星側の所有物を土星側が譲られ易いです。またはプレゼントが多いでしょう。金星と木星も似ていますが、こちらは主に所有物です、すでに持っているものを提供する事が多いでしょう。合となりますとかなり大きな物を貰うかもしれませんし、その価値も大きい事でしょう。珍しい相性ですので、お互いに特別視するでしょう、なかなか、自分の大事にしているものを人に渡そうとはそうそう思いませんからね。オーブはタイトに見ます。

ソフトも似た形になりますが規模は小さくなるでしょう。しかし仲の良い2人である事でしょう、この両者で奢る奢らないなどで揉める事は少ないでしょう。

ハードでは、こちらは少々面倒臭く同性ですと、木星の手柄を土星側が貰ってしまったり、恋愛ですと好きな相手をめぐりトラブルにもなりやすいですね。オポなどですと話は大きくなり遺産関係の揉め事なども考えられます。少しトラブルが起きやすい関係でしょう。また、木星側が土星側を気に入れば、特にスクエアでは一方的な贈り物が多くなるかもしれません。総じてハードのこの相性では穏やかにあげる、譲るというよりも、土星側に取られたという感覚が強くなりますので木星側がとても警戒しやすいでしょう。

木星と金星のアスペクトとの違いは、木星側はお金自体をあまり使わない所です。プレゼントといってもあくまでも個人の所有物であり、個人の手柄であったり、個人の大事にしているものであったりします。大きなものですと土地や家、遺産などですね。これらは多岐にわたり、まあポケットに入っていた大事な飴をあげるだとかも含まれます。

こと恋愛においては合ソフトの絡みであれば、お互いに利益ばかりの関係でしょう。このアスペクトのみでは恋愛は盛り上がりませんが笑、あると頼もしいアスペクトです。ハードが絡みますと厄介ですがその場合大抵は木星側が嫌がって距離を置く事が多いでしょう。

💫面白いのは合とハードの絡みですね。合で男性側が木星の場合沢山大事なものを女性にあげますし、プレゼントもとても多いでしょう。しかし同時に女性が木星のハードを持ってる場合、なぜか食事だけ割り勘だったりします、合は圧倒的にパワーが上ですので、そちらをメインで見て良いのですが、そんな変わった関係になる事もあるでしょう。


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シナストリー リリスと惑星の絡みについて

こちらではシナストリーでリリスと惑星の絡みがどれくらいあるからといってどうなのか?と言う解説を致します。

リリスは基本的に月との密着性が高いです。その次に火星も来ますが、月には遠く及びません。

ですので、例えばリリスとの絡みが、月、火星、太陽、金星とある。といった場合も一方が合が重なっているホロスコープ持ちの方にはよく見られる傾向です。そしてそれが、絆を強くするかというとそれは違って、どちらかというと、リリスと月の合だけの方が関係性や引力は強いのです。また他の惑星も同様です。単一の方が強烈な引力を発します。

月に火星に金星に太陽にといった合の相互の関係性も確かに絆は切れませんが、引力、執着の点で分散されやすいです。

またオポジションは別で、沢山アスペクトがある方が引力は強いです。不思議な事ですが、そもそもリリスの感受点というのは天邪鬼でありますから、納得しやすいかも、しれませんね。

特殊なのは水星です。リリスにとって非常に居心地が良いですが激しさはなく、引力のみ強いのです。

※木星以降ですが、またこれは別項目にまとめますが、シナストリーでは世代アスペクトにもなるのでよっぽどでなければ見ません。ネイタルでは木星と月、土星はリリスにとって相性がいいです。逆に冥王星はリリスを強めますがの天敵ともなります。兎にも角にも、リリスと惑星はシナストリー上では単独での合が1番威力を発揮します。それが良いのか悪いのかは、神のみぞ知るでしょうか。。

シナストリーのアスペクト 月と冥王星

心揺れる水面に映る影

月は個人の心を主に象徴します。冥王星は遥かに遠く(天文学的には惑星から外れましたが。。)あまりに見えない世界から月に影響を与えます。この関係では、月側が冥王星の一言一言に影響され、心が揺れます。ソフトですと、例えば冥王星の持っているものや使っているものを真似したくなったり、憧れたりでしょうか。興味深い相手と感じるので付き合いやすいでしょう。冥王星側も月を可愛いと思うでしょう。

合ですと月は冥王星にとても純粋に惹かれます。様々な面で尊敬できると感じるでしょう。

冥王星側が権力的にも上である事が多いでしょう。冥王星も古い言い方ですと月を自分の色に染めてしまいたいと感じるでしょう。月が反抗しないようにしたいと願うでしょう。冥王星側が歳上であると、すんなりととても良い関係です。

ハードですと少々月が冥王星の力に飲み込まれやすいです。心が飲み込まれるわけですから、この人は自分の事をわかってくれると、自分にはこの人だけと思い込みやすいです。冥王星側も月を自分のものにしておこうと思うでしょう。特に月が少し思い詰めやすいので、冥王星側が配慮するといい関係が築けるでしょう。

このアスペクトは恋愛では、年の差がある2人ですととてもうまくいく相性です。特に冥王星側が歳上ですと更にすんなり行くでしょう。逆に同世代だったりすると、摩擦が産まれやすい関係になりますね。特にハードはその傾向が強いです。

また女性が冥王星側ですと月側の男性はどのアスペクトでもメロメロになりやすいです。また勝気な女性が好きなタイプの男性にもこのアスペクト(月男性)は向いています。兎にも角にも年の差カップル(一回り上以上など)辺りにぴったりのアスペクトだと言えます。自然と惹かれ合い、固く運命かのように結ばれる事でしょう。


シナストリーのアスペクト 水星と土星

気づくと言いなり、気づかなくても。

こちらのアスペクトは割と地味というか、見逃しやすいアスペクトかなと感じますが、重要です。因みにこのアスペクトの上位交換的なものは水星と冥王星になります。こちらは土星側が行動や知識などの面で水星側を誘導します。ソフトですと水星側は為になるなあと穏やかに従う感じでしょうか。まあ2人でいますと同じような行動をしやすいので仲が良いなあと思われるでしょう。

問題は合とハードですね。合ですと水星側は気づくと土星の言いなりになっていて抵抗できません。水星は単純に神経や知性を司り、土星はモラルや上位者、命令を司りますが遅延、という意味も持ち合わせます。つまり合やハードですと、土星のパワーの方が遥かに上回りますから水星の知識を鈍化させます。基本的に決定権は土星にあり水星側は振り回されるでしょうが、大抵気づきませんし、気づいた所で何をするという事もないでしょう。合になるとその位置付けがお互いに当たり前のように感じるでしょう。

海王星などは絡む惑星を混沌の渦へと惑わしますが、また真逆の方法で土星や冥王星は絡む惑星を頭から支配します。土星は大抵モラルに強い星ですが個人の性格にもサインや品格によりますから、そう言った意味でマレフィックとされるのもわかりますね。ですので相性でこの関係がある場合は多少思い当たるところなど考えると良いかもしれません。

恋愛関係では、土星側の誘いに水星側は非常に弱く断れません。ソフトなどですと割とお互いに納得した関係が築けるでしょうけど。合ですと完全に言いなりです、土星側の望み通りに水星側は動くでしょう。ハードですと合に似ていますが違和感も出てくる事でしょう。ですがやはり、なんとなく抗えず流されてしまうでしょう。しかし基本的にそれだけで、この相性のアスペクトの相手は魔性や危険性などは全くないのですが他に恋愛がらみの強いアスペクトもある場合は一気に要注意な関係となります。

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