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ネイタルのアスペクト ベスタと惑星

ネイタルにおけるベスタとは

ベスタは恵まれた美貌、理想の処女性、献身と愛情、逃れられない抑圧、その恐怖と脱出口を司ります。複雑ですがとてもセクシャルなアステロイドの1つでもあり、関わる惑星を執着させ魅了し隷属させる力もあります。合とそれを象徴する惑星の人との絡みについての記事は以下のリンクをご覧ください。※こちらの解説でも重複箇所が見られることご了承下さい。

こちらでは、対人に限らずネイタルチャートにおけるベスタと惑星の絡みを解説してゆきます。ベスタは非常に美しく人々を惹きつけ、皆が心酔する汚れなき巫女そのものです、しかし、恋愛や性的には極めて抑圧されており、内面は恐怖と強迫観念に支配されています。しかし非常に熱い神聖な火の守り神でありますから、その命とも言える炎を絶やさないことがこの星との1番上手な関わり方と言えるでしょう。

ベスタと月

月は非常に優しく情緒的で直感で動く惑星です、こちらではベスタは冥王星に似た働きをします。合やソフトですと非常にこの情感を上手く纏め上げて集中的に使用する事が可能でしょう。直感がとても鋭くなります。太陽は目に見えるものを見極めますが、こちらは目に見えないものを見極める力があり、非常に優れています。特に合でしたら、その直感を先見の明として人生でいかせるでしょう。ハードですと、スクエアではそういった情感を扱う物事や仕事を避けやすく、逃げやすいでしょう。感情的な人々が苦手かもしれません。また母親や、母親のような存在に執着を抱きすぎてその支配から脱出するかのような行動を取る方も多いでしょう。衝ですと情感が高まりすぎて分散しやすく、感情の収集がつかなくなり易いでしょう。ですので感受性が高く非常にヒステリックな性質も持つでしょう。この点は月と冥王星のアスペクトに酷似します。違う点は、月と冥王星はそれでも支配力が上回り強くカリスマ的なのですが、こちらは感情の起伏が激しすぎて、非常に情に脆い方となります。あちらでもそちらでも直ぐに共感し肩入れし涙を流す、そのような方が多いでしょう。合と衝は特に人情味があり魅力的で沢山の人々に愛される方が多いでしょう。

ベスタと火星

こちらは正に情熱の炎です、怒りや、官能も指します。合であれば男性を惹きつけやすく、男性はベスタに一方的に憧憬と愛情を抱きやすいでしょう。ベスタ側も官能的な事柄は恋愛にとって最も重要な要素となります。合やソフトではその強い怒りの力を良い方向に向かって使用しやすく物事に熱中する際強力に働くでしょう。非常にパワフルなアスペクトであり、興味を抱いたものに強いエネルギーを傾けるのが容易です。怒りのコントロールも比較的楽ですが、例えばパラスと火星に比べると方向性は違い、怒りの原動力からのエネルギー取得が容易となるでしょう。また恋愛面では、パートナーの選択、好き嫌いがかなりはっきりしている方が多く、更にはを怒りが徐々に冷めるのと同様に数年以上愛情を保つのが苦手です。熱しやすく冷めやすい方でしょう。情熱は非常に強いのに冷めるのが早いのです、ただ本当に心から好きな人を見極めたなら、逆に執着しすぎて気を使い過ぎ疲れやすいでしょう。弱火でずっと炙るようなジリジリとした熱情でしょう。

ハードでは、衝ですと情熱を傾けすぎて抜け出すことが難しくなります。辞めなくてはと思うほど中々やめられません。特に仕事面で顕著でしょう。またこの集中力や情熱の全ては、抑圧された恋愛感情や性的欲求による怒りが原動力となるのでとてもキレやすい方かもしれません。余りにも火星的な欲求をベスタにより押さえつけられるのでそうなります。スクエアの場合は、今度はもう集中するのを辞めます。情熱の炎を自ら消してしまうでしょう、最も厄介なアスペクトと言えます。仕事や、性的な事柄からの完全な離脱を示します。そもそも生来的に、生殖活動に問題を抱えている場合も多いアスペクトです。土星とベスタのソフトなどが良い緩和となります。

ベスタと土星

こちらはとても似た作用を持つ2つの星のアスペクトとなります。どちらも、基本的には規律と抑制、集中です。ただベスタはそこに更に献身するという、愛着のような作用が強く働きます。合やソフトでは非常に上手く物事に取り組む集中力を得るでしょう。ベスタはまた吸引力も強い上に献身的で愛情深いですから、目上の人や有力者にとても好まれるでしょう。こちらの特にソフトは集中力が極めて強くなるので他のベスタのネガティブなアスペクト(集中力の分散)を緩和する作用もあります。また海王星の影響が強すぎる(人生が惑い過ぎる)、もしくは7室のステリウム(自我の分散)、天秤座の悪い影響(軽薄で八方美人)などが強いホロスコープには非常に良い緩和剤となり働きます。

ハードでは衝は物事を極めやすいのですがワーカホリック、物事にこんを詰めやすく、注意が必要です。そこから上手く抜け出しづらいでしょう、健康被害に特に気をつけましょう。スクエアでは逆に注意力散漫となり、何事に対しても投げやりになり易いでしょう。夢中になっていてもよく物事を途中で放棄しやすいです。また、土星と火星と少々似た解釈にもなりますが、ハードアスペクトでは性的に自分自信で抑圧しやすくさらにそこから退却することもあるでしょう。このハードアスペクトと5室の土星と金星のソフトが重なりますと、俗世間からの解脱が容易です。通常の生活では困難を生ずるでしょう。

ベスタと天王星

天王星は普通である事が大嫌いです。ですのでこちらとベスタのアスペクトは、合やソフトでは天才にもなり得ますし、単純に、人が変わっている、奇妙だ、奇想天外だ!といったことにのめり込みやすいでしょうし、斬新な発想や事柄もとても上手く扱うでしょう。ですので周囲には自然と類は友を呼ぶで特異に個性的でしたり、天才肌の方が集まりやすいでしょう。ハードですと、衝では、普通の事柄、つまり日常的なルーティーンや雑事に嫌気がさしやすく、変わったものでないと興味を示さないと言った狭量な視野が出てきやすいでしょう。スクエアですと、常識を嫌いになったり、そういった普通の行為をわざとしないような、反抗的な態度やファッションに傾倒しやすいでしょう。

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シナストリーのアスペクト ベスタと惑星

シナストリーに於けるベスタとは

お花を買ってきて!10本ぐらいかな、そしてあのお屋敷で結婚しよう

ベスタは神聖なる火の守り神であり、選ばれし見目麗しい巫女達とおります。年齢制限もございます、そして彼女らの仕事は火を絶やさない事、どこに連れていかれてもです。しかしもし火を絶やしたならあまりにも酷い仕打ちが待っています。美しい無垢な女神と、巫女に課せられた使命は大き過ぎます、そして巫女達はそもそも、守られて崇められており、恵まれて美しく魅力的で、定められた年齢が来たら解放される、自由な女性であったのです。神話では厳しい業務や禁止事項を守れなければ未来はありませんでした。更に今と違い年齢は女性達にとって非常に厳しい制限でした。そんな環境下で彼女達の心はどう変化していったのでしょうか。本来は美しい普通の女性です、そんなジレンマを私たちの星のもと、シナストリーで探求していきましょう。ベスタとは、火星や冥王星に次ぐ官能的な小惑星の1つです。ただそこに、強く乙女座の気質が加わります。シナストリーにおいてのベスタと惑星の交わりは、端的には変容です、お互いに変化し合うことにより目的を成し遂げる事ができるでしょう。

ベスタと月

こちらの相性ではベスタは月を信頼しきって献身的な愛情を捧げます。そもそもベスタは、男性優位の世界で生きてきたとされる女性です。なぜベスタが性的かと言われる所以は、乙女座と蠍座が混ざったと一般的に表されますが、ベスタが所属する世界は、美しい女神であるベスタを取り囲む男性から出来ていたからです。ベスタは純血の女神ではありますが、主の力に逆らうことは出来ませんから、神聖な儀式として何がなされていたかは、知る由もないのです。ですので、シナストリーにおける中性的で純粋な心そのものである月はベスタがもっとも信頼できる対象となります。合もソフトも良いでしょう。月は初めからベスタを労わり、ベスタは愛情を注ぎ続けます。セクシャルな相性では金星と火星が勝るのですが、月相手には隠し事がございません。ベスタは我慢と隠し事に抑圧されていますが、こちらにはそれがなく、開放的で純粋で美しいベスタを見られる唯一の相性でしょう。

ハードでは共依存の関係になり易いです、しかし、ソフト同様労わり合うことに違いはございません。苦しみ悩むベスタを救い出せるのはこの相性のみかもしれません。

ベスタと金星

基本的に合と衝を見ます。非常に惹かれ合う配置です。金星側はベスタ側にとても性的に惹かれるのですが、実際付き合ってみると、何故だか淡白な関係となるでしょう。ベスタ側は金星側に中々胸の内を見せませんし、親密な関係にもなりたがりません。しかし、2人の仲自体はとても良い事でしょう。そのように時が経つに連れ、徐々にベスタ側が解れていけば、2人は急速に接近するでしょう。その瞬間は感動すら覚えるかもしれません。ベスタの吸引力に金星は手も足も出ませんので、金星側にすれば、どうも仲良くしたいのに一線が越えられないとやきもきする間柄でしょう。2人の親密性は確かですので、辛抱と時が解決するでしょう。金星側はベスタ側にとても優しく、何も急かさない許容力があるでしょう。ベスタも金星には気を許しやすいでしょう。何故なら金星はベスタが求めている献身的で深い愛情を自然に与えてくれるからです。愛を確かめ合うのに時間がかかりますがとても良い関係です。

オポジションでは、金星は無条件にベスタに従い、ベスタの言いなりになりやすいでしょう。しかし言いなりと言ってもこの脆いベスタの弱さに夢中になるので相互依存の強い関係性となるでしょう。と言ってベスタはとても激しい情熱を秘めた小惑星ですので割と時間をかけずとも親密になるかもしれませんが、問題はそこで、ベスタ側が了承しているかは謎です。その後突然ベスタ側は居なくなってしまうかもしれません。つまりベスタと関わるにはある程度の長い時間が必要不可欠なのですがお互いに待ちきれず、心を傷つけてしまいやすいアスペクトでしょう。ベスタは愛情深く魅力的ですが、深淵のように深くて重い愛情を金星側にも求めています。関係性を長引かせたいのならばとにかく親密になるまでどれくらい待てるか、時間をかける事がキーとなります。何年もかかるかもしれません、それがベスタなのです。ベスタは用心深く、人を信用するのが苦手です。オポでは惹かれ合う力が強過ぎてそれを守れない事が多々あるでしょう。

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ネイタルにおけるベスタ 12サイン別編

ベスタのサインとは

ベスタのサインでは、あなたの隠れた才能がわかります。最も集中力の高まる場所です。ベスタのサインを知り自分の能力を有意義に使いましょう。

⭐︎ハウスと絡めて見る場合、そのハウスでサインが現す方向性で集中力を発揮し易いと捉えるとわかり易いでしょう。サイン自体の方向性にネガティブな解釈はほぼございません。ベスタのハウスではその他人には真似できない集中力をどの様に使いやすく、使いすぎて疲弊し易いかがわかります。ですからハウスの事柄を避けるのではなく、ハウスから熱望されている才能である事は確かなので、はまり込まずにバランスをとりその類い稀な集中力の中心をハウスの事柄において上手く使えば素晴らしいプロフェッショナルにもなれるほどです。良き人生へのキーとなるでしょう。

牡羊座のベスタ

こちらは集中力の瞬発力に優れています。集中すべき事に向かい合った時、瞬時にそのマックス値まで集中力を高める能力があります。こちらは簡単なように見えて非常に難しい事です。勝負事に向いています。、スポーツ選手、知的な試合、将棋や囲碁など、一般的に言えば仕事でも良いですが、様々な場面で瞬時に向き合いたい物事に向き合えます。勝負事に関して右に出る者がいない特異な才能でしょう。ただ勿論持久力は持ちません。その瞬間のみに見極めて爆発する、素晴らしい才能です。

牡牛座のベスタ

こちらは近い牡羊座と真逆の能力となります。とにかく集中力を発動させるのに時間がかかりますが、的は見据えております。虎視眈々と狙っており、その瞬間までじっくりと集中力を高めて行きます。その徐々に蓄えられ極められた集中力の矛先から獲物が逃れる事はほぼ無理でしょう。特徴は持続力です。その後、本人もどう止めればいいのかわからなくなる程でしょう。延々と集中し続けます。誰かが肩を叩く必要がありますが、勝負事でしたら持久戦に持ち込まれましたならこの相手に敵うと思うのはほぼ諦めた方が良いでしょう。

蟹座のベスタ

他者との親密性における才能があります。人は誰しもそう簡単に他人を自分の領域に引き入れないものですが、こちらは、安全な距離を取りながらも、まるで家族のように他者と馴染み合う方法を心得ています。華やかな社交家というより小さな、自分が居心地の良い世界を意図も簡単に作り上げる事ができるでしょう。他者と魔法のように親密になれる特技があります。自分が安心していられる人を見極める直感力があり非常に人生において有用でしょう。

双子座のベスタ

様々な事柄において、どうしたらそこから円滑に他者と交流が図れるか、第一に考え、どんな状況でも最適なコミュケーション方法を編み出すでしょう。これは天性のものです。人は他者と繋がらなければ何も共有できず孤独になってしまいます。孤独は双子座の最も畏怖することがらでもあります。どんなに困難な世界においても、異質なものと交流できる可能性を捻出する才能に満ちています。同時にいくつもの情報を纏め上げるマルチタスカーでもあります。社交能力において極めて頼れる存在でしょう。

獅子座のベスタ

こちらにベスタをお持ちの方はどんな事柄にでも、華やかで、目立ち、人を感激させる面を見出せる才能があります。普通の人にはなんの変哲も無い事柄でもあなたにとっては素晴らしいダイヤモンドの原石で、事実それはそうであるでしょう。人気になる人や物事をいち早く見つけ、ピックアップできる能力の持ち主です。ただ一発屋的なものはレーダー引っかからないでしょう。

乙女座のベスタ

人が気付かない細かい所に目がゆき届きます、更にその視点は正確で、精密です。極めて細かい注意力とその正否を決定する様な事柄に対して真価を発揮するでしょう。あまりにもよく見えるメガネをかけており、一欠片のチリやシミを決して見逃すことのない鋭敏な神経の持ち主でしょう。

天秤座のベスタ

何事においても協調する能力に長けており、特に現実と幻想を見事に調和させる才能があります。ですので芸術家に最適なベスタの配置ですが、魚座と違う点は、もっと常人に親しみ易く、分かりやすい表現が出来る点でしょう。万人うけする親しみ易い芸術を広く世間に提供する能力がとても高く、正に噛み砕いた想像力、現実に混ざる非凡と言った中唐の橋渡しをなだらかに出来るでしょう。一般に難しいとされるような創造的な活動にも造作もなく心身を傾ける事が可能でしょう。コピーライターや広報、デザイナー、風刺作家に向いています。ベスタの中で最もやりすぎない、ベスタの配置となります。

蠍座のベスタ

こちらのベスタは非常に隠し事を見破るのが上手いです。人生における間違い探しをするのが得意でしょう。それを正しい物と置き換えたり、間違いを正して更生するように促す役目もぴったりです。この俗世間で大量にあるであろう隠された何かを発見し暴き深く深く追いつめる才能があります。混沌の中で見つかる鈍い光を放つ真実を常に探し求める事でしょう。何かを調査する仕事に非常に向いています。

射手座のベスタ

物事の大局を見定める能力に長けており、極めて美しいものを残して余計なものを省く才能があります。且つ人々が熱狂する、夢中になる箇所が即座にわかります。大きな視野で小さな熱狂ポイントを見定める、中々並の人間に務まる事ではありません。芸術系の監督などにも向いているでしょう。審美眼に非常に優れています。

水瓶座のベスタ

どんな分野においても友人を見つけるのが得意です。協力者や仲間を的確に発見し共同作業を行う能力に恵まれています。自らが率先してグループを率いる力もあります。更にそのような活動の中で、集団が驚くような事件が起きたとしても決して物怖じすることも無く常に冷静さを保ち、颯爽と課題をこなして行くでしょう。特に知的で新しい分野、又は今までと違う発見をするグループ活動に向きます。また基本的な集団生活において派閥などを即座に見極め溶け込む才覚もあります。

魚座のベスタ

創造的な分野に自然に没頭できる能力があります、他人の手が届かない素晴らしい空想の世界に造作もなく入り込めるでしょう。作家、芸術家、スピリチュアルの分野、全ての幻想的な事柄はあなたの味方であり、その卓越した集中力により最高の作品を作り上げる事も可能です。一切の創造的活動に向くベスタです。他者への同情心も並外れたものがあり愛されるでしょう。

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ネイタルにおけるベスタ ハウス別編

小惑星ベスタとは

あっ、その花瓶高価だから、運ぶ時に注意してくださいね。

人は誰しも何かにハマる、ものですが、まさにベスタはその場所を教えてくれます。簡単に言えば、その事柄が大好き!なのですが、好きな事には無条件に降伏し、時間を使い、集中して没頭しますね、寝食を忘れて夢中になる事もあるでしょう。その結果手に入れるものも勿論大きいですが、心や身体の調子はどうでしょうか?徹夜をして、具合は悪くないでしょうか?こちらの小惑星は正に、そこから早く抜け出さないとそのまま病気になってしまう可能性もあるかもしれませんよ、という注意喚起をする星でもあります。さてあなたのベスタはどこのハウスにあるでしょうか。在住ハウスを知ることにより、あなたがのめり込み疲弊する落し穴とそこから脱出する方法がわかるでしょう。大事なものには特に神経を使いますね、そんな星なのです。

さらにベスタは少々性的な星でもあります、といっても生々しいものではなく、関わる惑星に愛着を抱き、また愛されます。執着にも似たものですが、無意識下で行われる事が多い為コントロールしづらい領域ではあります。しかし、上手くコントロール出来たならば、非常に生きていきやすい世界が目の前に広がる事でしょう。個人においてベスタの認識はとても重要です。

1室のベスタ

こちらは自己認識の部屋ですので、自分自身に対し非常に興味があり執着します。ナルシストな方が多いかもしれません、実際とても魅力的でしょう。自分に関わる全てにおいて思い詰める習性があります。自分に関わるもの全てに興味があり、とにかく自分、関わる他人、自分、自分、になりがちですので最終的にそれ以外見えない状況に陥りやすいです。自我が強いと言うよりも自分自身の虜になって、そうナルキッソスは湖へ落ちてしまいました。そうならない為に、折をみては自分に関わる全てのもの、全ての人間から一旦離れる事が重要となります、かなり難しい課題です。なぜなら独りきりの時間を多く取りすぎてしまうこともあるからです。そして孤独は休息にはなりません。特に鏡と2人きりはダメです、整形依存にもなりがちです。ベスタの12ハウスの中でも最も難しい配置の1つとなります。疲れた時にはとにかく少しだけ1人になりましょう、鏡のない部屋で。大自然の中で深呼吸でも良いでしょう。思考回路をリセットするのです。孤独になってはいけません、自分自身を他人に見られてこそ輝くお部屋ですから。アセンダント近くのベスタは出生の際に何かトラブルがあったかもしれません。金星が絡むととても助けになります。

2室のベスタ

こちらは所有物、金銭獲得の為の仕事の部屋です。こちらにベスタがある方は仕事人間になりやすく、そこでまた限界まで頑張ってしまい疲れ易いでしょう。他の事が簡単に疎かになり他者からは冷たくも見え、問題も起きやすいでしょう。またコレクター気質で、欲しいと思ったものが手に入るまで必死に力を使い、得られないと非常にストレスを抱えます。元々自分が持っているものに常に目を光らせ、誰かに取られないか常に心配するでしょう。特にお金は、お金がなくなったらどうしようと心配し過ぎて気に病む方もいるでしょう。とりあえず一旦、仕事関係から離れてリラックスする必要性があります。単純にはこんを詰め過ぎずなるべく頻繁に休日を入れるように意識すること、肩の力を抜ける所は抜いて仕事と向き合う姿勢をとる事、自分の所有物に執着し過ぎず、ある程度のものは気持ちよく手放す、諦める心構えが重要となります。6、10室の仕事と違う点はお金を稼ぐ仕事のみに限定される所です。6室はどんな雑事でも仕事として扱う事となり対処法が難しくなります、10室は社会生活に含まれた仕事全般を指すのでどちらかというと社会における自分の仕事や立ち位置という風にまた意味合いが変わります。こちらは比べるとわかりやすいお部屋です。お金を稼ぐ仕事のみにはまり込みます。

3室のベスタ

こちらは主にコミュニケーションの部屋です。こちらのベスタはお喋りでしょう、人と情報を交換したり、楽しい会話で生活を潤すことに熱中するでしょう。とても社交能力の高い方であるのですが、夢中になりすぎて、わけがわからなくなり易いです。戻る道がわからなくなり、疲弊するでしょう。しかしとても扱い易いベスタの1つです、疲れたらお喋りをやめればよく、少し仲間たちから距離を取れば良いのです。それでエネルギーは補給されます。あとはちょっとした小旅行でしょうか、国内の移動でしょうが、そういった事が頻繁な生活には向いていません。なるべく生まれた土地を離れない様に、それから、兄弟姉妹が大好きでしょうが、適度に離れて付き合う様にすれば、良い影響のみを得る事がで来るでしょう。疲れたら口を噤む、そんなベスタではあります。こちらにベスタの所有者がなぜか無口になったとしたら、周囲は心配するべきではあるでしょう。

4室のベスタ

こちらは割と扱いやすいベスタの配置です。家族の部屋ですから、家にいる、又は家族と一緒にいるのを最も好みます。しかし家にいればいるほど、神経を使い、息がつまりどんどん疲弊してしまうでしょう。つまり悪く出ると気力も失われ引きこもりのような状態になってしまう事もあるかもしれません、また逆に家にいると神経を使うので、実家から疎遠になり易い配置でもありましょう。しかしそこまでする必要はありません。解決方法は単純です。家から少し出れば良いのです。定期的に散歩でも良いので、外出する機会を増やすだけでエネルギーが戻ります。こちらにベスタをお持ちの方はなるべく外出するように気をつけると良いでしょう。

5室のベスタ

こちらは基本的には恋愛の部屋です。他は趣味、遊び、子供の部屋です。こちらのベスタは遊びが大好きです。そして恋愛にのめり込むでしょう、恋愛第一主義でしょう。他人からはあの方は恋人が出来ると連絡が来ないねなんて言われるタイプでしょうか。がしかし、本人としては、好きすぎて辛い状況が待っています。そして本当に疲弊します。恋愛中毒になりやすく、どうしようもできません。あまりにも辛いので、もう恋はしないと宣う方もいらっしゃるのでは、それほどのめり込みます。遊びや、自分の子供に関してもそうです。が特には、恋愛面で顕著でしょう。恋愛中毒によくみられる配置です。解決方法は特に難しくありません。恋愛相手と距離を適度に取る。遊びすぎないようにする、子供に余りにも干渉しすぎないようにする。それぐらいでしょうか。割と扱いやすいベスタの配置です。

6室のベスタ

こちらは仕事の部屋です。基本的に自分が従事する全てのものが仕事と見なされ、ある意味完璧主義で、どんな事でもやり遂げる能力があります。が勿論その反動やストレス、疲労感もとても強いものがあります。何においても自分が仕事と感じるものが最優先であり、他はおざなりで、ワーカホリックそのものとなります。自分に与えられた課題をやり遂げる力には右に出るもののない配置ですが、身体や心を最も壊しやすい配置ともなり要注意となります。神経をすり減らし没頭し完遂するでしょうが、その後は心身共にズタボロという状況を招きやすいです。一体何がこの方にとっての仕事なのかは全て個人によりますが、ベスタの中で最も扱いづらい配置となります。なぜなら、解消法がはっきりしないからです。仕事人間ではありますが、いわゆるお金を稼ぐ仕事から離れても、また別の仕事が待ち構えています。この個人が従事しようと思った事柄全てが仕事となりますので、学問趣味全ての範囲で、緊張感と集中力が発揮されます。それ自体は素晴らしい才能となります。

何においても極めやすいという点は本当に素晴らしい利点です、天王星の絡みがあるとさらに顕著になるでしょう。冥王星や土星は重さや集中力を重複させ、木星は体調面において特に良い救いとなるでしょう。とにかく、ベスタらしい配置と言えます。何かをしようと思わないことが1番の休息方法です。何にもとらわれず、ぼーっと過ごす時間を長く作りましょうエネルギーが戻ります。ベスタを理解するにはわかりやすいですが個人にとっては極めて扱いづらい配置です。こちらの配置では仕事を辞めるという選択枠すら現れません。ストレス緩和が1番の目的となるでしょう。

7室のベスタ

こちらはパートナーの部屋です。ただの友人ではありません、とても親密で真剣な関係性にある人物のみが対象となります。こちらのベスタの持ち主は結婚相手の事が大好きです。24時間一緒に居たいとすら思っていますが、現実問題として無理な話ではありますし、相手の事が大事で大事でたまらなく、非常な神経を使います。ですので長く一緒にいればいるほど、どんどん疲弊していきます。パートナーが大事でたまらないのに、疲れるから一緒に居たくないと言い出すかもしれません。結婚相手が最も困惑する配置となります。例えば、新婚なのに部屋が別々だとか、結婚後もあまり家に帰って来ないだとか、その場合もしお相手のベスタがこの配置にあるのでしたら、愛情に関する心配は無用と言えるでしょう。1番大事なのはパートナーですから。ただ、一緒にいる時間はなるべく少なめにし、適度な距離感を取り付き合っていく必要があります。対処法は簡単なベスタの1つではあります。真剣な交際相手とは適度な距離をとって付き合う、だけで良いのです。

また対人関係の部屋でもあるので、他人との距離感が普通とは違う事が多々あり、とても人懐っこい事が多いでしょう。人気も出ますが本人はそこにストレスを感じることも多いでしょう。

8室のベスタ

こちらは官能の部屋です。ですのでわかりやすく、あまり説明する必要がないかと思われます。こちらにベスタの持ち主はそういった事柄で常に頭がいっぱいになりやすいです、限界を知りません。どんなに好きでも落ち着いて思考にも行動にも休みを入れましょう。でなければ身体も心もを壊してしまうでしょう。逆に言いますと、そんな単純な注意喚起が必要な程官能的な欲望が強い方ですのであまり自制し過ぎても良くないでしょう。心身ともに適度に休憩を入れる必要性を認識するだけでも世界観は良い方へ変わるでしょう。金星と絡むと傍目には健全で羨ましくも見え、火星、冥王星が絡むと常軌を逸脱した状態に注意する必要性が出てきます。

9室のベスタ

こちらは高度な学問と異国の部屋です。こちらのベスタはいわゆる勉学に夢中になるでしょうそれはとても素晴らしいことでしょう。しかし非常なストレスも伴いますので、周囲のケアと本人のそこまで息を詰めなくていいという気の持ちようが必要となります。こちらのベスタは、もし自分の目標に達せなかったとしたら簡単に全てを放棄するでしょう。それぐらい学問が人生において重要なのです。勿論素晴らしい配置なのです、が、学問とは自由に行い極めて行くものでは無いでしょうか?それが緊張やストレスを生み出すものであったとしたら、嫌悪感を催すのも想像にたるものです。9室は優れて恵まれた部屋ですので、問題は起きづらいでしょうが、気をつけるべきは、学問に傾倒しすぎて我を忘れて混乱しない事です。高度な学術が出来る出来ないは本人の価値に関係はありません、それをまず理解しましょう。勉以外にも楽しいことがある事を理解しましょう。またこちらの部屋は海外を象徴します、海外旅行は長くても数週間に留めましょう。ストレスや疲れが溜まりやすい配置です。海外在住には最も向かない配置であり、どうしてもそうなった場合は、極力生地と頻繁に連絡を取る様にするととても精神の安定と息抜きになるでしょう。

10室のベスタ

こちらは社会的な仕事や、社会生活、また上位者の部屋です。のでこちらにベスタがある方は社会に出るのが大好きですし、目立つのも好きで、元々目立ちますし、人気者にもなり易いですが、本人はそこから期待に応えようと意識しすぎてどんどん疲れてしまいます。いわゆるリーダーやボス的な人物も見つけ易く非常に気にします。そもそもこの方自身が社会のどんな分野でもトップにもなり易いです、有力者に目もかけられやすいですし、目をつけられもしやすいです。人からどう見られるかを常に異常に意識し過ぎてしまったり、その結果引きこもってしまったり、社会生活における権力争いにも非常に敏感ですので、そこも参ってしまうか疲れてしまうでしょう。直接関係の無い人間の事もとても気にします。ですので、まず社会的な仕事から離れること、上位者と感じる人物がいるとしたら近寄りすぎない距離感を作る事、他人の目を気にしすぎない事、自分が思うほど人は貴方を見ていません。また社会生活から適宜に離脱して家でゆっくり過ごし息抜きをする必要性が不可欠でしょう。定期的に家族とリゾート地に行くのもとてもオススメです。

11室のベスタ

こちらは主に友人の部屋です。そして希望や幸運の部屋です。こちらのベスタの持ち主は、友人と一緒にいるのが何より楽しいでしょう。恋人などから私と友達どっちが大事なの?なんて聞かれてしまって破局にまで至るなどという配置でしょう。様々な惑星や格式の要素は加味されますが、友人と過ごす時間を取り分けて大事にして、気配りを怠らないでしょうし、また集団において人気者になりやすい配置でもあります。そしてプツッと糸が切れる様に疲れてしまうでしょう。対処法はいかに友人が大事でも人生の大半を使う必要はありません、友人からの評価で生死が決まるわけでもありませんから、時折友人との活動から離れ、家族や、恋人とゆっくり過ごす、また1人で過ごすことに良いエネルギー補給となります。また、高い理想を掲げるお部屋ですので、手の届かない夢を追い求め、精神が疲労して行くこともあり得るでしょう。もちろん、手が届けば何の問題もありませんが。最も困るのは友人と非現実な理想を追い求めて失脚する事ですが、そもそも11室は恵まれた部屋ではあるので、そうそうはないでしょう。しかし気をつけるに越すことは無いでしょう。友人関係には恵まれますから、適度に休息を取り、夢や希望も、半分は薄眼を開けて見る程度でいれば、何の問題も起きないベスタでしょう。有効に使いましょう。

12室のベスタ

こちらは、全てからの退却、精神の昇華の部屋です。ですのでベスタというものは、集中しすぎて周りも見えなくなり一旦引きましょうねと促すポイントとなりますが、こちらはそもそもが終局の部屋ですから、勿論悪い意味ではございませんが、簡単に馴染みやすく言えば引きこもりのお部屋なのですが、こちらのベスタに例えば外出しなさいというアドバイスは無効なのです。理解しやすい範囲であれば、ヨガやスピリチュアルセラピーなどそういったものにのめり込みやすいです、宗教関係にも興味を持ちやすいかもしれません。要はこの世から超えて隠されたもの全てが興味深く追い求める場所となるでしょう。こちらはベスタの中で相当扱いづらいものの1つです、要注意となります対処法は人生における退却からの退却ですから、12室が象徴するものは全てこの世から逸脱した良い世界を示します。ニルヴァーナであり、常人が到底手が届く場所ではございません。果たしてそこが本当に必要で、また手を引くか引かないかむしろそこが鍵となるお部屋と言えるでしょう。12室は病棟という意味もございます、どうぞご留意ください。

ベスタからの提案

ベスタは大切にするが余り特別に神経を使う場所を教え、そこからストレスの軽減を促します。疲れに気づいている場合もいない場合も、どちらにせよ反動が大きくやりすぎが多くなってしまう点が要注意ですので、ハウスが象徴する事柄からの適度な距離感が心身の安定に繋がります。自分の陥りやすいパターンをよく知りバランスを取っていきましょう。人生がとても楽になるはずです。

シナストリーのアスペクト 月と海王星

ご注文のルームサービスでございます。

こちらのアスペクトは非常に親密性の高いアスペクトです。太陽と海王星にも酷似しますがこちらの相性の方が、月側へのダメージが大きいでしょう。海王星はまた月とも共通項が多い惑星です。非常に優しく、同調し易く、同情的で共感性が高い惑星です。が、月が無垢であるのに対し、海王星は、金星の上位星であると共に、美しさと狂気をはらんだ惑星であり、二重人格そのものでもあります。上記から予想するのは容易いように、太陽ですら海王星の惑いに手も足も出ませんので、月はその共感性の高さも相まって、合ソフト以外では注意喚起アスペクトとなります。

合は非常に美しい相性です、海王星の悪い面は出づらいですし、お互いに愛情深く、幻想的な優しい関係を築けます。恋人としては最高ですし、対人でも好ましく良い関係が築けるでしょう。ソフトも同様で、海王星の魅せる美しく優しい世界で楽しく過ごす事が出来るでしょう。精神的にも肉体的にも素晴らしい相性の1つです。注意点は完全に海王星が主導権を握っている、という事です。おそらく月は気付くことはないでしょう。しかしこの海王星は、悪さをしません、月は従順で、また淑女のように魅力的に映るからです。海王星は刺激しないに越したことはありませんから。ライツでも太陽の場合は合ですと多少なりとも問題が出てきますが、月の場合は、精神の交わりですので問題ありません。

問題はハードアスペクトです。海王星側は月に対して本性を見せ始めます、偽りを隠しませんし、それを楽しみ始めます。月を騙し易く、裏切り易く、また、信じ込ませる力も十二分に持っています。月は完全に無力です。海王星は支配するというよりも巧妙に心を操ります。ホロスコープで相互のハードでは、まさに騙し合いですね。嘘なんてついていない?とよくよく考えると、些細な化かし合いをしている事が多々あります。もちろん、自分をよく見せるものが多いので、大したことでは無いのですが、だとしてもやはり素直で純粋な関係性からは離れやすいです。力的にはスクエアが1番強く要注意となります。が、海王星側の嘘を見破りやすいという利点もあります。しかし、1番海王星側に傷つけられるのもこちらの相性かもしれません。歯向かう優しい月に海王星側は容赦をしません。オポジションですと、月側は完全に海王星側の虜となりますので、更には精神的にも取り込まれ、海王星側の格式が悪ければ、海王星側の象徴する悪い世界にも拘束され易いです。そして永遠に気づきません。

恋愛においてはソフトもハードも非常に大恋愛に発展しやすく、月側は海王星側に否応なく惹かれ、海王星側も月を可愛いと思います。ハードでは可愛さ余って憎さ百倍なのか、海王星側の悪い面が出てしまいます。そして海王星はマレフィックですので、月側の手には負えません。対人ですとハードでは悪友と言ったところでしょうか。つい遊びが過ぎる、調子に乗ってしまう、楽しみに溺れてしまう。そんな関係です。どちらにせよ楽しく幻想に満ちた世界を海王星側が月に見せることは間違いがなく、月側が嫌でなければ、どのアスペクトでも良いのでは無いのでしょうかと思ってしまう相性ではあります。

がしかしやはり、海王星は美しさを凌駕してしまった星である事はおわすれ無きように。心を操り、簡単に裏切り、簡単に騙し、跡形もなく消えていくでしょう。

シナストリーのアスペクト ドラゴンヘッド・テイルとキロン

残ったお菓子、どれから食べましょう。

キロンのアスペクトは基本的には過去の傷跡を示しますが、こちらはノードの絡みですので過去生との関係性も絡めてみるとわかりやすいでしょう。ですのでノードとキロンを理解するのに非常にわかりやすいアスペクトと言えます。ヘッド合もテイル合も縁は同様に非常に深いです。解釈としてはヘッドはキロン側へ未来に向けての手助けを、テイルはキロン側へ慣れた事柄における間違いの訂正を手助けをする事になりますので、カルマの解消という最終的なゴールは同じですが、ヘッドはショートカットで息が長く、テイルは遠回りで短い関係となります。

一例として、ここに於けるキロンは過去生でついた傷跡と見る事ができます、そしてヘッドはその時その場所にいたのかもしれません、そしてキロン側を助けられなかったのが非常に心残りなのかもしれません。逆にテイルはその時その傷をキロン側につけた当事者なのかもしれません。この両者とキロンの保持者が集うことは稀だと思いますが、そのような仮定も成り立ちます。もちろん事実でなくただの仮定ですが。ヘッド側はキロンの傷を知っていますから、その傷をなんとかして癒したいと思っています、そしてキロン側もその暖かい気持ちがわかります。この2人の相性は至って前向きで、素晴らしく、キロン側はヘッドに癒され傷を直した後は、同じような傷を持つ人々を手助けすることさえできるようになるでしょう。2人でいると癒され落ち着くことでしょう。とても縁の深い2人です。

テイル側はと言いますと、罪悪感を感じます。しかし、キロン側を素通りする事は出来ません。見たくないものかもしれません。出来るなら関わりたくないかもしれません。しかし出会ってしまったら、懐かしく感じる事でしょう。キロン側は無邪気かもしれませんが、痛々しいでしょう。なんとかしなければとテイル側は思い、様々な手助けをするでしょう、キロン側の行動は逐一テイル側に打撃を与えるかもしれません、そしてキロン側もテイル側といると何故だか嫌な気分になるかもしれません。時間はかかるでしょうが、当事者にしかその傷は見えないですし癒せませんので、深い関わりとなるでしょう。お互いにゆっくり解決するしかありません。在住ハウスは大きなヒントとなるでしょう。

こちらは合以外ではノードとのソフトはヘッド寄り、ハードはテイル寄りと解釈してアスペクトをみてもよいでしょう。どちらにせよ深い縁のある相手に違いなく、お互いに為すべき事があります。キロンは癒しを与える存在になる事が目標ですから、キロン側に協力して深い傷を癒し、他者を癒せる存在にするのがヘッドとテイルの目標となるでしょう。

例え方法や道のりは違えども、この相性はたどり着く先は同じです。

シナストリーにおけるキロン

キロン 傷跡と癒しの小惑星

キロンとは、個人が過去に与えられた傷を示します。ハウスも重要です。こちらではシナストリーにおける惑星との関わりを解説いたします。基本的には惑星に出会うことによりキロンの傷が開きます。そして惑星側もまた、キロンと接触することにより、キロンの傷を知りまた自分の傷を知ります。こちらのアスペクトはソフトアスペクトが最も良く、合も惑星によればとても良いです。ハードアスペクトはほぼ全て注意喚起アスペクトとなります。キロンは過去からずっと引きづってきた傷跡です。非常にデリケートですので強い衝撃はその傷を広げるだけとなりやすいです。が、根本的にはこの相性はお互いに癒し合う相性となります。惹きつけ合う力もとても強いものとなります。シナストリーにおいては金星が一番強く、素晴らしい相性とされます。特徴的な相性は個別に解釈しておりますのでご参照ください。

※合はソフトにしておりますが、絡む星によってハードにもなり易いのでご留意ください。

キロンと太陽

君の人生は完璧だよ。

こちらはプライドの傷です。特に幼少期でしょうか、誰もがプライドを傷つけられた過去を持っているとは思いますが、そういった傷を癒し合う関係性となり、特にソフト合は非常にいい関係性が築けるでしょう。(詳細別途記述予定)

キロンと月

あなたはとっても綺麗な瞳だから、安心するの。

こちらは2つとも似たような属性を持ちます。脆く柔らかく同情心が強いです。母親に関するトラウマや家族、また単純に誰にも触れさせない心の傷です。こちらもソフトが非常によく、一緒にいるだけで落ち着くでしょう。この相手になら全ての傷を見せてもいいとお互いに思うでしょう。しかし非常に繊細な関係である事は忘れないように。(詳細別途記述予定)

キロンと水星

君って本当に面白いね。

こちらはコミュニケーション能力や知的領域でお互いにとても魅力を感じます。コミュニケーション能力に関する傷をお互いに癒します。ソフトや合ですと2人でいると、お互いの傷を気にしないですみますし、むしろ忘れて楽しく交流ができ癒されるでしょう。キロン側の知識を水星側がどこまでも知りたがる事が多いです。とても良い関係性です。ハードですと、お互いの交流において誤解が生じ易く、それがお互いの傷を開く鍵となり動揺を誘います。水星側はキロン側を説教臭いと感じキロン側は水星側を物事を甘く見易いと見なしやや摩擦が生じる関係となります。

キロンと金星

あの子は本気なんだ。

こちらはキロンとのシナストリーで最も良い惑星との相性と昔からされています。特に合とソフトがよく、過去の恋愛問題、外見や理想の自分との相違、そういった過去からのトラウマの克服を2人でいるだけで自然に行うことが出来る素晴らしい相性です。理想的な恋人となりえます。ハードではズレが生じます。合も時にハードに転ずる事が有りますが、稀です。詳細は個別ポストをご覧下さいませ。

キロンと火星

そう言ったことは苦手です。

こちらはお互いに端的に異性関係においての傷を癒します。主に性的な関係性が中心となります。合ソフトは問題なく、スキンシップにより癒されるというスムーズで良い関係性ですが、個人の傷の深さ、性的なもの又は、暴力的なもの関連ですが、によりソフトでも注意喚起となり、ハードは要注意の関係性となります。キロン側は火星を非同情的で横暴だと感じ易く火星側は、キロン側を精神的にひ弱過ぎると捉え易く馴染みません。この関係では相互的に傷をこじ開ける事になるので問題が非常に重くなりこじれ易いですので、お互いの慎重な関わり合いが望ましいです。お互いに性的に惹かれ合う存在であるのは確かです。そして、キロン側の強固な性的な殻を壊す事が出来るのはもしかすると、火星のハードの相性のみかもしれません。

キロンと木星

そう僕はいつでも穏やかだよ。

この相性はキロンの中で一番穏やかです。ハードアスペクトもそこまで悪くありません。主に寛容性や前向きな態度、恵まれた精神への傷を解決します。木星側がキロンの傷を受け止め優しく労わります。キロン側は木星といると前向きで優しい気持ちになれるでしょう。過去の痛みを2人で分け合い、過去から学び前向きに2人の関係にその要素を混ぜ合わせるには最も良い関係となります、まさに木星の恩恵から経験を昇華させ前向きなものにする、非常に建設的な相性です。お互いにメリットの感じられる相性でしょう。ハードですとやや、その過程で傷口を不用意に拡大させ過ぎてしまう傾向が強くなります。そもそもキロンの中で最も楽観的な相性な筈が、弾みで両者ともども転落し易い関係となります。又木星側の格式にもよりますが、木星側が恵まれている事に嫉妬し易い面もあります。

キロンと土星

これ以上惨めになるのは真っ平だよ。

こちらはソフトでもやや扱いづらい相性になります。権力や立場、父親に関するトラウマとなりますが、キロンの傷の度合いや状態によりますが、例えばそのトラウマなどでキロン側が混乱しているとしたら、土星側はよい指示者となり、問題の解決に上手く導いてくれるでしょう。そうする事で土星側も自身の存在価値を見出すことが出来ます。ハードですと要注意アスペクトとなります。お互いの傷に塩を塗るような関係性になり易いです。大抵土星側の方が有力者である場合が多く、キロン側は土星側から余計な事をする人間だと思われ易く、キロン側も土星側を抑圧的で厳し過ぎると感じます。更にキロンは土星の傷を気にして、それでもなんとか癒そうと、関わろうとするのですが、土星側は徹底してキロン側を受け入れません。関わりにおいてかなり辛いアスペクトとなります。が、時間をかけることにより、お互いに信頼を得たなら、その根底の深い深い傷を見られるのはハードの相性かもしれません。

キロンと海王星

あなたまさか嘘をついている?

こちらもまた月同様類似性のある関係です。人間の深い心理の奥、嘘や裏切り、心理的策略、心理的利用などの傷となりますが、海王星はそもそもは、否定的な面がでさえしなければ非常に美しく優しい同情的な星です。キロンもまた本来は関わる惑星を癒す感受点ですのでソフトや合ですと全く問題なく調和します。海王星は非常に共感して慈しみますし、愛情深いです。キロン側も海王星側を自然に癒します。お互いに愛情の交換が容易で、無条件で労わりあう事が可能です。とても良い相性と言えます。が、ハードですと一転して要注意アスペクトとなります。海王星は惑いの星でマレフィックですから牙を剥くと怖いです。恐怖と混乱をキロンと共有する事になります。完全に交流が持てない状態にもなり易いです、関われば関わるほどお互いに自分の傷口しか見えなくなり、相手を癒すどころか、頻繁に不安が募るばかりとなります。嘘をついてるのでは?利用されているのでは?と。海王星側はキロンの自分の傷への反応に不快感を抱き、キロン側は海王星側を理解不能と位置付けます。関係性の構築に時間がかかる相性となるでしょう。しかし逆にその不安から共依存に陥りお互いに中毒にもなり易くソフトよりも離れづらい相性とも言えます。

キロンと天王星

君って変わっているって言われない?

こちらは、例えば人は他人に変わっているね、と言われて喜ぶ時と嫌な時があるのではないでしょうか。あの方は個性的ね、と言われるのと変な人ねと言われるのでは随分違うように。そんなトラウマをキロン側は抱え、天王星側が受け止める形となります。ソフト合では天王星側はキロン側を個性的で面白く素晴らしいと感じ支えたくなるでしょう。キロン側も天王星側の破天荒な行動に一目で興味を抱き好ましい存在として惹かれるでしょう。お互いにお互いの独特でエキセントリックな面を受け入れ敬える、そして癒される、とてもよい相性となります。ハードアスペクトはまた要注意アスペクトとなります。天王星側はキロン側の独自の路線を敬いますが同時に手に負えないと感じやすく、キロン側もまた天王星側を自分を隠しつまらない存在とみなし易いです。しかしお互いが出会う事により傷は開きますので、キロン側は自分の人と違う面に対するコンプレックスを思い起こし、天王星側はずっと隠しておきたかった、変わった、側面を暴かれ困惑を隠せません。しかし2人の縁はそこで終わっては勿体無いでしょう、そんな事が出来る人間はあまりいません。個人間の相性としては貴重で、お互いに素の自分をさらけ出す事により、トラウマが解消される激しい関係となるでしょう。その後は強固な絆を紡ぐことでしょう。

キロンと冥王星

お願い、僕を1人にしないで

こちらは深過ぎる絆への傷です。ですから単純にこのアスペクトは、親密な時間をどれだけ長く過ごすかにかかっています。両者の絆は強固で、ただ2人でいるだけで癒されていくでしょう。そう、孤独に対するコンプレックスです。人は誰しもどんなに自由を求めようと孤独に耐えられる精神を持ち得ません。そんな個人の深い闇を覗いてしまうアスペクトです。勿論性的な意味合いも多分に含みます。ソフトや合であれば問題なく惹かれ合い癒し合うでしょう。ハードも実はそこまで悪くはありません。そもそもが極端な相性ですので。ただ冥王星側はキロンによって気づいた傷口を隠すことが出来ず、キロン側を極めて厳しく束縛します。誰とどこにいつまでいたのか?問い詰めるでしょう。そういった事柄にキロン側が耐えられるのであれば、問題のない親密な相性と言えます。2人の関係が濃厚であればあるほどよいアスペクトです。世代的に年齢差がありますと現実と幻想の混迷の相性とも言えます。

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シナストリーのアスペクト キロンと金星

あなたのおかげで、自分がまるでその通りに価値があるものだって気づいたの。

こちらは過去の傷を癒すアスペクトであり、シナストリーのホロスコープ上ではとても強く働くアスペクトです。合が素晴らしくほかソフトもとても良いです。こちらはキロンですので、過去生ではなく、過去です。あなたが過去に傷付いた傷を癒し癒される素晴らしい相性で、恋愛においては特に素晴らしいものです。このアスペクトのお相手に会うと、今までの傷がリセットされます。金星が1番強いです。何故なら金星は恋愛そのものも表しますし、自分の美しい部分、理想の自分でもあるからです。相互の相性です。例えば、外見にコンプレックスがあったとして、このお相手に会うとそれは消えるでしょう。

お互いに外見や雰囲気も好みな相手です、それは、美醜ではありません。お互いにお互いの傷を知らないのに完全に癒す事が出来ますし、自信が湧きます。お互いの傷は全く違うのですが、このお相手に会うだけで、お互いの傷が癒されるでしょう。恋愛関係ですと非常に強い絆となり、対人関係でもいい友人や相談相手となるでしょう。

お互いになくてはならない存在となるでしょう。人はコンプレックスに悩まされます。キロンとはまさにコンプレックスのありかですが、そのコンプレックスをなくす人が現れたら、どうでしょう、例えば学生時代はモテなかった!男性がいたとして、大人になり時を重ね高嶺の花に出会ったとします、そして、結ばれたとしたら?全て昇華されるのではないでしょうか。そのようなアスペクトが、金星とキロンです。相互であるというのは、どんなに完璧に見える高嶺の花も、コンプレックス塗れだからです。キロンはそのコンプレックスを全て消し去ります。そのようなコンプレックスをお互いに解消できる、かけがえのない相性なのです。

ハードですと、大なり小なり、ズレが生じます。キロンの相性は繊細ですからハードの強さには脆いものがあります。お互いにコンプレックスの解消をしようとするのですが、オポジションでしたら、高嶺の花過ぎて関わってもキズが広がるだとか、スクエアですと、お互いに物足りなく感じるですとか、コンプレックスに関する摩擦が生じ易く注意喚起となります。がそもそもは癒し合うアスペクトですので、ハードも乗り越えるとソフト以上の完遂感が待っているでしょう。ハードルは高いですが、やってみるべきでしょう。なぜなら縁があるのですから。

ネイタルキロン金星のハードアスペクトは、いわゆる外見コンプレックスを指します。が、勿論それは真実ではなく、個人の勝手なコンプレックスとなりますが、本人にとっては辛いものです。もし、シナストリーでこちらの合やソフトの持ち主に逢えたなら大事にしましょう。そのままのあなた自身を認め敬い癒してくれるでしょう。

金星とキロンはネイタルでも扱いづらいアスペクトとなりますが、他人の力を借りて乗り越えるのも、非常に建設的な考えではないでしょうか。人は自分だけでは解決できない問題が山のようにあることを教えてくれる良いアスペクトです。

シナストリーのアスペクト 太陽と太陽

大丈夫、一蓮托生ってわけじゃないんだから

こちらのアスペクトはスクエア以外はとても相性のいい前向きなアスペクトです。特に合とオポジションが引き合う力が強いです。太陽とはつまり端的には自我の象徴ですから、合となりますと自我と自我が溶け合い似た者同士のような、方向性が同じのような行き着く先を知っているような気になるでしょう。しかし自我とは強いもので勿論衝突は起きます。しかしそれは同じ方向性を向いているので、人生の新しい突破口のヒントともなり得るでしょう。とても良い関係性であり、異性間でも非常に仲の良い相性でしょう。

オポジションも同様に非常に惹きつけ合う力が強いです。こちらは真逆の価値観ですが、お互いにお互いを同等の存在とみなします。太陽は大変プライドの高い惑星です、そしてホロスコープでは自我そのものです。太陽は本来合とオポジションしか同等の存在とみなしません。合はわかりやすいでしょう。同じ、ですから、オポジションはまた逆の価値観で同等なのです。お互いに非常に魅力的に映ります。例え立場がどんなに違っていても気になる存在であり、負けたくないと思います。異性間では、自分に相応しい存在と感じるでしょう。実際にこの関係はお互いに欠かせない存在となり易いでしょう。自我の衝突は合よりも少ないかもしれません。別の物として同等という意味で素晴らしい関係性が築ける事でしょう。

トライン、セクスタイル、ソフトは問題のない相性で、合や衝に比べればインパクトは弱いですが友人関係などには最適ですし、異性間でも兄弟のように仲が良いでしょう。自我の衝突も少ないでしょうし、あってもすぐに解決するでしょう。お互いにエネルギーを活性化させる非常に良い相性と言えます。

問題はスクエアです、こちらは注意換気のアスペクトとなります。自我と自我は認め合わず、同調もせず、協力もし合わずただ対立します。一方が承諾すればもう一方は承諾せず、と行った関係性になり易いです。太陽はプライドの塊ですので、常に上から目線で物を言います。この相性では、お互いに、そうすべきであると主張します。そしてその対象はお互いの意思に反する事が多いでしょう。そういった討論はこの関係では最も避けるべき議題となります。そのような葛藤を乗り越えれば、強固な絆を築けるでしょう。

太陽と太陽とはプライドとプライド、自我と自我の関係性です。アスペクトがなければお互いに記憶に残らないかもしれません。単純に見えて深い相性診断となります。マイナーアスペクトの関わりもとても面白いでしょう、キンタイルは自我と自我がお互いの空想の世界で調和し夢のような時間が過ごせるでしょう。セミセクはやや存在感が薄くなるでしょう、セミスクエアはスクエアと同様です。セスキコードレイトは、病的にお互いの存在を意識するでしょう、深い関係や犯罪に繋がりやすいでしょう。クインカンクスは、異様にお互いをライバル視するでしょう、お互いにないものを持っているからです。交わる事はありませんが、良きライバルとなる事でしょう、異性間では、非常に刺激的な相手となるでしょう。例えば、漫画などの定番の眼鏡を取ったら好みの美人などはクインカンクスの相性にぴったりです。

こちらのアスペクトの問題点はとにかく、どのアスペクトも自我の衝突です。近づきすぎる離れすぎる、ぶつかる、色々とありますが、そこに気をつけるだけで、鏡を見るように客観的な視点を与えてくれる素晴らしい関係性と言えるでしょう。

シナストリーにおける太陽 ハウス別編

相手の太陽が在住するハウスとは

こちらではシナストリーにおいてお相手の太陽がご自分のどのハウスに入るか、そしてその影響について解釈いたします。
ハウスにライツの配置はシナストリーを読み解く上で非常に重要です。ご自分のハウスは正に自分のプライベートな分野に関する様々な意味を持っています。そして太陽はお相手自身、そのものを表します。果たしてどこにお相手の太陽が入っているのでしょうか?
アスペクトだけではわからないホロスコープに隠された関係性をゆっくりと紐解いていきましょう。

1室に太陽

こちらは人格の承認の部屋です。自分自身のお部屋ですから、そこにお相手を招き入れる事となります。とても素晴らしい配置です。何故ならば、自分と相手の一体化が望めます。お相手の全てを許すことが出来ます。そしてお相手もあなたに全ての身をゆだねます。お互いに個人を認め合い、許し合い、純粋に愛し合うことの出来る唯一の配置です。相性としては最高のお部屋と言えるでしょう。
注意点は最終的には全てを曝け出す事になる為、時にエゴの衝突が起きるでしょう。甘え甘やかす関係の中でわがままになりすぎるのは確かに問題ですね。それだけ居心地が良いという事ですが、正に親しき仲にも礼儀あり、のお部屋でもあります。

2室に太陽

こちらは欲求と所有の部屋です。太陽側はあなたを確かに好きになりますが、標的として見易いでしょう。あなたは簡単に手に入ると思われ易いです。そして事実あなたはすぐに太陽側以上に太陽側に夢中になるでしょう、ハウス側はそもそも太陽を元々自分のものだと思い込み易いです。しかし太陽側はあなたを手に入れると、非常にドライかもしれませんし、太陽側はあなたの愛情が永遠に続くだろうと楽観視し易いです。ハウスの所有者が裕福である事も多く、または太陽側に必要なものを提供し易いでしょう、太陽が女性ですと玉の輿であったりする事も多いでしょう。ハウスの所有者がどんなに愛情を示しても、太陽側は愛情深さよりも利害関係が最終的には焦点となる相性になり易いでしょう。

3室に太陽

こちらは社交、コミュニケーション、旅の部屋です。こちらの太陽はハウス側に対しとても友好的です。こちらの2人の交流は大概がとてもスムーズです。太陽側は異性的にはハウス側にとても惹かれます、しかしハウス側は深い関係になろうとはしません、試す事はあるでしょう。あくまで旅の途中なのです。この関係性の完結は表面的という言葉が最もしっくりくるでしょう。ですからとても美しく、乱れることがありません。社交の面では最も良い関係ですから、友人でしたら最高でしょうし、仕事関係でも素晴らしいでしょう。ただ恋愛関係でのみ、こちらの太陽はハウス側に素の自分をなかなか見せないでしょう。スマートな関係においては完璧な配置です。ですのでこちらのハウスの太陽に関しての真意は詳しくは御自分の太陽のハウス、またはお互いの月の在住ハウスを見る必要性があります。気本的には交流に関し何も問題のないハウスです。

4室に太陽

こちらは家族と親密性の部屋です。こちらに入った太陽はハウス側に対して庇護欲が掻き立てられます。無性に守りたい、保護したいとまるで使命のように強く思うでしょう。そして、肉親のような深い愛情をハウス側に感じる事でしょう。相性としてはとても良いです。親密にもなり易く、お互いに直ぐに心を許せます。太陽側が年上ですと、庇護欲は更に高まり常時放って置けないと感じるでしょう。ドライな関係には向きませんね。恋愛に発展もし易いです。特にハウス側は依存し易く甘えっきりになる事も多いです。太陽側の暖かい包み込むような優しさと愛情は非常に心地が良く、ハウス側が太陽に最も甘え易い部屋と言っても良いかもしれません。まるで生家で親の手料理を食べ、ソファーでゴロゴロ寛ぐ気分しょうか。ただ太陽側の依存心も非常に強くなりますので、1度縁ができますと別れづらいお部屋です。またはどちらかが居なくなると喪失感が強く寂しくなり易いでしょう。多少の自立が求められます。

5室に太陽

こちらは恋愛、快楽、趣味、子供の部屋です。こちらの太陽は非常にわがままです。ハウス側に自分が1番楽しみを与えられる存在だと主張するでしょう。いわゆる恋愛においてはこちらの太陽は構ってちゃんですね、ハウス側にとってのみですが。ハウス側が可愛いと思えば長続きするでしょうし、気楽で明るい関係でしょう。それから、こちらは子供の部屋でもありますので、シナストリーにおいて、ご自分の太陽がお子様の5室に入っている事も多いでしょう。単純に恋愛関係となりますと、子供を2人で作りたい!と思うお部屋でもあります。こちらに入った太陽はハウス側を束縛しやすく嫉妬も感じやすいです。なぜなら自分が1番ハウス側を喜ばせることが出来ると信じているからです。しかしまあこちらはハウス側に太陽は勝てませんので、ご自分がハウス側の喜びの対象であり、悪く言いますと道具である事を認識し、2人で楽しく関係を育むのが最も良いでしょう。土星がどちらかのホロスコープに絡みますと子供に関する問題が起きる事があります。お気をつけください。友人関係ですと問題なく楽しいはしゃげる関係でしょう。

6室に太陽

こちらはお仕事と義務や上下関係の部屋です。こちらの太陽はやや注意となります。ハウス側の行動を逐一観察して、まるで連絡を取るのが仕事のように、義務化されます。ハウス側は少々重荷に感じることが多くなるでしょう。とにかくこの太陽はハウス側の行動をよく見ています。もちろん好きだから、なのですが。また、太陽側はハウス側よりも立場が下になる事が多いでしょう、それは環境かもしれませんし、または単純に関係性に上下関係が出来易いのです。不公平感を感じやすいでしょう。そして太陽側の愛情はただ無条件の愛情というよりはしっかりと見返りを求めるものなので更にハウス側は重苦しく感じ易いです。太陽側もそのような愛情の提供の義務感に疲れる事が多くなり易いので、両者肩の力を抜くアスペクトが必要となるお部屋となります。または太陽側が自分の愛情を自由に表現する必要性があります。対人ですと、特に上下関係が太陽側のストレスになり易いでしょう。

7室に太陽

こちらは正に人生のパートナー、結婚相手の部屋です。1室と並びパートナーとしての相性としては最高の部屋となります。ハウス側は最初から太陽側を運命の人と思うでしょう、自分のそばに常にいて欲しいと望むでしょう。太陽側も最初からハウス側を特別な存在だと感じます。2人が仲良くなるのに時間が必要がなく、いつのまにか、深い関係になっている事も多いでしょう。親密になるのになんの苦労もない関係性です。問題があるとすればそこで、気づくと親友であったり、恋人であったり、仕事のベストパートナーであったりするのでお互いに感謝を忘れやすく、有り難みがなくなり易い点でしょうか。また、太陽側はハウス側の深刻さを忘れてはいけません。ハウス側は2人の関係に誰も加えたく有りません。束縛よりももっと強い絆です。太陽側がそれに気づかないか忘れてしまうと途端に破綻する、余りにも力強い関係性であることを理解する事が必要不可欠と言えます。非常に恵まれた配置です。大切にしましょう。

8室に太陽

こちらは他人の所有物、遺産また官能の部屋です。他人の所有物、つまり対人に当てはめると人そのものを磁石のように惹きつけるお部屋となります。こちらに入った太陽はなぜかハウス側に異性的な魅力を感じてしまいます。そして良いも悪いもなく惹きつけられて知らずに虜になってしまうでしょう。最もハウス側の魅力に無条件で抗えないお部屋となります。ハウス側は逆に太陽側に余り興味を示さないかもしれません、が太陽側の強いアプローチで関係が進む事が多いでしょう。ハウス側が望む望まないに関わらず贈り物も多いでしょう。そういうわけで深い関係になり易いのですが、関係性は安定し易いわけではありません。2人ともなぜそのような関係になったのかわからない、といった風で対象が必ずしも恋愛相手に限らない事も問題となるでしょう。ただ縁は切りづらく、仲も良く、腐れ縁のようになる事も多いでしょう。

9室に太陽

こちらは高度な知識と、獲得の部屋です。異国という意味合いも持ちます。こちらの太陽はハウス側に出会うと、まだ何も知らないのでは?それとも熟知しているから落ち着いているのか?と非常に興味を抱きます。知的好奇心が、勝る部屋で、例えば恋愛相手の知性を重視する場合この配置は最高の配置となります。ハウス側が太陽側よりも学歴等が高いことも多々あります。しかしハウス側は太陽の専門とする事柄にほぼ無知です。が興味はすぐに沸きいくらでも吸収して、更に超えることも可能です。太陽側が与える知識は新しく、刺激的で、抗えないものとなるでしょう。恋愛関係においては激しく盛り上がる相性ともなり得ます、なぜならハウス側は無知で、太陽側はよく知っている、のですから。最終的にハウス側が太陽側よりも詳しくなってしまうような相性です、太陽側が教えてくれた様々な世界や価値観はハウス側にとって有形無形の財産となるでしょう。2人は大抵仲が良くお互いに尊敬し合う相性です。知識の交換がスムーズに行けばいつまでも有力な友人である事でしょう。新たな価値観を得ることに至っては右に出るもののない配置でしょう。

10室に太陽

こちらは成功者、社会的地位の確立の部屋です。こちらに入る太陽は、悪い言い方をしますと完全にハウス側の肩書に魅力を感じています。正にトロフィーワイフやガールフレンド的な関係のお部屋です。なぜならハウス側もそのような色眼鏡で太陽側を見ます。いえ、太陽側以上にでしょうか。ハウス側の厳しい審査に通れば太陽側とハウス側の関係性は長引くでしょう。太陽側は常にハウス側を満足させる必要があります。それは美しさでしょうか、内面でしょうか、経歴でしょうか、なんでもいいでしょう。太陽側にないもの、手にできないものをハウス側は持っていて、太陽側はそれに惹かれ、ハウス側は厳しい審査を太陽側に課せます。2人の関係は太陽側の努力や価値にかかっていると言えます。上下関係がありそうでない、少々俗物的な関係性と言えるでしょう。友人や対人でも同様です、肩書に踊らされるでしょう。別にその事自体に悪い意味はございません。

11室に太陽

こちらは友情と、友愛、幸運獲得の部屋です。こちらの太陽はハウス側と快楽や遊びを共有するには最適な存在です。仕事関係は少々仲が良すぎるでしょうか、悪くはないでしょう。この2人の関係は公平、平和の一言に尽きます。2人の間に口論は必要ないですし、お互いを批判的な目で見る事も、何かの利益を求める事もありません。ただそこに居て、楽しい時間を一緒に過ごしたいと切に願える相手である事でしょう。非常に美しい関係です。

精神性の高い関係が自然と望める相性となります。そしてそこには問題も生まれます。例えばどちらかが、大概は太陽側ですが、もっと親密になりたいと願った時点で関係はほつれ出します。ハウス側は友情以外の愛情を基本的に太陽側に抱くことができませんから。自分の太陽の配置を見るのがその突破口になるか、関係性の膨らみになるか、混乱の入り口となるかはわかりませんが、こちらのハウス側には基本的には太陽側に友情しか抱けない事をよく知るのは稀な体験であり、残念ではなく良い事であり、友愛というものは非常に幸運で貴重でかけがいのないものだ!と知る素晴らしい相性である事も納得で来るのではないでしょうか。期待にそぐわずとも大切にしましょう。

12室に太陽

こちらは秘密と隠された心理、深い精神の昇華の部屋です。こちらに入る太陽は注意となります。なぜならば、1室が最初に開かれた部屋だとすると一周回ってこちらは終局、オープニングとクローズの関係のお部屋です。といって関係が終局するわけではございません。ただハウス側は幕を閉じた後ろ側にいるという事です。太陽側は必然的に、ハウス側の姿がハッキリと見えなくなります。ハウス側はアンコールに応えるようにチラチラ顔を見せるでしょうから、太陽側はミステリアスで興味深いと感じ惹かれます。がしかし、幕は降ろされたままですので、太陽側は肩透かしを食らうでしょう。そして、誤解や不信感が産まれてしまいます。これは誰が悪いという話ではございません。太陽側はなぜ幕は開かないのだろうと思い続けますので、なんとか理由をつけて自身を納得させようとしますから益々ハウス側を信用しなくなります。太陽側はハウス側のカーテンの奥に隠された深層心理に惹かれた事を理解する必要性があるでしょう。この関係は継続するにあたり様々な犠牲を払うでしょう。困難を乗り越える必要性があります。このお部屋は対価を支払うお部屋でもありますから、特に言えば隠された関係を続けなければいけない、など心痛を伴うものとなるでしょう。しかし、もし乗り越えられたならば、12ハウス中最も非常に精神性の高い世界での交流が可能となります。貴重な関係性でしょう。ハウス側は太陽側が望むものを見せること、太陽側はハウス側の隠された事実を歪曲しない事が重要となります。