「コンジャンクション」タグアーカイブ

シナストリーのアスペクト 月と海王星

ご注文のルームサービスでございます。

こちらのアスペクトは非常に親密性の高いアスペクトです。太陽と海王星にも酷似しますがこちらの相性の方が、月側へのダメージが大きいでしょう。海王星はまた月とも共通項が多い惑星です。非常に優しく、同調し易く、同情的で共感性が高い惑星です。が、月が無垢であるのに対し、海王星は、金星の上位星であると共に、美しさと狂気をはらんだ惑星であり、二重人格そのものでもあります。上記から予想するのは容易いように、太陽ですら海王星の惑いに手も足も出ませんので、月はその共感性の高さも相まって、合ソフト以外では注意喚起アスペクトとなります。

合は非常に美しい相性です、海王星の悪い面は出づらいですし、お互いに愛情深く、幻想的な優しい関係を築けます。恋人としては最高ですし、対人でも好ましく良い関係が築けるでしょう。ソフトも同様で、海王星の魅せる美しく優しい世界で楽しく過ごす事が出来るでしょう。精神的にも肉体的にも素晴らしい相性の1つです。注意点は完全に海王星が主導権を握っている、という事です。おそらく月は気付くことはないでしょう。しかしこの海王星は、悪さをしません、月は従順で、また淑女のように魅力的に映るからです。海王星は刺激しないに越したことはありませんから。ライツでも太陽の場合は合ですと多少なりとも問題が出てきますが、月の場合は、精神の交わりですので問題ありません。

問題はハードアスペクトです。海王星側は月に対して本性を見せ始めます、偽りを隠しませんし、それを楽しみ始めます。月を騙し易く、裏切り易く、また、信じ込ませる力も十二分に持っています。月は完全に無力です。海王星は支配するというよりも巧妙に心を操ります。ホロスコープで相互のハードでは、まさに騙し合いですね。嘘なんてついていない?とよくよく考えると、些細な化かし合いをしている事が多々あります。もちろん、自分をよく見せるものが多いので、大したことでは無いのですが、だとしてもやはり素直で純粋な関係性からは離れやすいです。力的にはスクエアが1番強く要注意となります。が、海王星側の嘘を見破りやすいという利点もあります。しかし、1番海王星側に傷つけられるのもこちらの相性かもしれません。歯向かう優しい月に海王星側は容赦をしません。オポジションですと、月側は完全に海王星側の虜となりますので、更には精神的にも取り込まれ、海王星側の格式が悪ければ、海王星側の象徴する悪い世界にも拘束され易いです。そして永遠に気づきません。

恋愛においてはソフトもハードも非常に大恋愛に発展しやすく、月側は海王星側に否応なく惹かれ、海王星側も月を可愛いと思います。ハードでは可愛さ余って憎さ百倍なのか、海王星側の悪い面が出てしまいます。そして海王星はマレフィックですので、月側の手には負えません。対人ですとハードでは悪友と言ったところでしょうか。つい遊びが過ぎる、調子に乗ってしまう、楽しみに溺れてしまう。そんな関係です。どちらにせよ楽しく幻想に満ちた世界を海王星側が月に見せることは間違いがなく、月側が嫌でなければ、どのアスペクトでも良いのでは無いのでしょうかと思ってしまう相性ではあります。

がしかしやはり、海王星は美しさを凌駕してしまった星である事はおわすれ無きように。心を操り、簡単に裏切り、簡単に騙し、跡形もなく消えていくでしょう。

シナストリーのアスペクト ドラゴンヘッド・テイルとキロン

残ったお菓子、どれから食べましょう。

キロンのアスペクトは基本的には過去の傷跡を示しますが、こちらはノードの絡みですので過去生との関係性も絡めてみるとわかりやすいでしょう。ですのでノードとキロンを理解するのに非常にわかりやすいアスペクトと言えます。ヘッド合もテイル合も縁は同様に非常に深いです。解釈としてはヘッドはキロン側へ未来に向けての手助けを、テイルはキロン側へ慣れた事柄における間違いの訂正を手助けをする事になりますので、カルマの解消という最終的なゴールは同じですが、ヘッドはショートカットで息が長く、テイルは遠回りで短い関係となります。

一例として、ここに於けるキロンは過去生でついた傷跡と見る事ができます、そしてヘッドはその時その場所にいたのかもしれません、そしてキロン側を助けられなかったのが非常に心残りなのかもしれません。逆にテイルはその時その傷をキロン側につけた当事者なのかもしれません。この両者とキロンの保持者が集うことは稀だと思いますが、そのような仮定も成り立ちます。もちろん事実でなくただの仮定ですが。ヘッド側はキロンの傷を知っていますから、その傷をなんとかして癒したいと思っています、そしてキロン側もその暖かい気持ちがわかります。この2人の相性は至って前向きで、素晴らしく、キロン側はヘッドに癒され傷を直した後は、同じような傷を持つ人々を手助けすることさえできるようになるでしょう。2人でいると癒され落ち着くことでしょう。とても縁の深い2人です。

テイル側はと言いますと、罪悪感を感じます。しかし、キロン側を素通りする事は出来ません。見たくないものかもしれません。出来るなら関わりたくないかもしれません。しかし出会ってしまったら、懐かしく感じる事でしょう。キロン側は無邪気かもしれませんが、痛々しいでしょう。なんとかしなければとテイル側は思い、様々な手助けをするでしょう、キロン側の行動は逐一テイル側に打撃を与えるかもしれません、そしてキロン側もテイル側といると何故だか嫌な気分になるかもしれません。時間はかかるでしょうが、当事者にしかその傷は見えないですし癒せませんので、深い関わりとなるでしょう。お互いにゆっくり解決するしかありません。在住ハウスは大きなヒントとなるでしょう。

こちらは合以外ではノードとのソフトはヘッド寄り、ハードはテイル寄りと解釈してアスペクトをみてもよいでしょう。どちらにせよ深い縁のある相手に違いなく、お互いに為すべき事があります。キロンは癒しを与える存在になる事が目標ですから、キロン側に協力して深い傷を癒し、他者を癒せる存在にするのがヘッドとテイルの目標となるでしょう。

例え方法や道のりは違えども、この相性はたどり着く先は同じです。

シナストリーのアスペクト キロンと金星

あなたのおかげで、自分がまるでその通りに価値があるものだって気づいたの。

こちらは過去の傷を癒すアスペクトであり、シナストリーのホロスコープ上ではとても強く働くアスペクトです。合が素晴らしくほかソフトもとても良いです。こちらはキロンですので、過去生ではなく、過去です。あなたが過去に傷付いた傷を癒し癒される素晴らしい相性で、恋愛においては特に素晴らしいものです。このアスペクトのお相手に会うと、今までの傷がリセットされます。金星が1番強いです。何故なら金星は恋愛そのものも表しますし、自分の美しい部分、理想の自分でもあるからです。相互の相性です。例えば、外見にコンプレックスがあったとして、このお相手に会うとそれは消えるでしょう。

お互いに外見や雰囲気も好みな相手です、それは、美醜ではありません。お互いにお互いの傷を知らないのに完全に癒す事が出来ますし、自信が湧きます。お互いの傷は全く違うのですが、このお相手に会うだけで、お互いの傷が癒されるでしょう。恋愛関係ですと非常に強い絆となり、対人関係でもいい友人や相談相手となるでしょう。

お互いになくてはならない存在となるでしょう。人はコンプレックスに悩まされます。キロンとはまさにコンプレックスのありかですが、そのコンプレックスをなくす人が現れたら、どうでしょう、例えば学生時代はモテなかった!男性がいたとして、大人になり時を重ね高嶺の花に出会ったとします、そして、結ばれたとしたら?全て昇華されるのではないでしょうか。そのようなアスペクトが、金星とキロンです。相互であるというのは、どんなに完璧に見える高嶺の花も、コンプレックス塗れだからです。キロンはそのコンプレックスを全て消し去ります。そのようなコンプレックスをお互いに解消できる、かけがえのない相性なのです。

ハードですと、大なり小なり、ズレが生じます。キロンの相性は繊細ですからハードの強さには脆いものがあります。お互いにコンプレックスの解消をしようとするのですが、オポジションでしたら、高嶺の花過ぎて関わってもキズが広がるだとか、スクエアですと、お互いに物足りなく感じるですとか、コンプレックスに関する摩擦が生じ易く注意喚起となります。がそもそもは癒し合うアスペクトですので、ハードも乗り越えるとソフト以上の完遂感が待っているでしょう。ハードルは高いですが、やってみるべきでしょう。なぜなら縁があるのですから。

ネイタルキロン金星のハードアスペクトは、いわゆる外見コンプレックスを指します。が、勿論それは真実ではなく、個人の勝手なコンプレックスとなりますが、本人にとっては辛いものです。もし、シナストリーでこちらの合やソフトの持ち主に逢えたなら大事にしましょう。そのままのあなた自身を認め敬い癒してくれるでしょう。

金星とキロンはネイタルでも扱いづらいアスペクトとなりますが、他人の力を借りて乗り越えるのも、非常に建設的な考えではないでしょうか。人は自分だけでは解決できない問題が山のようにあることを教えてくれる良いアスペクトです。

シナストリーのアスペクト 太陽と太陽

大丈夫、一蓮托生ってわけじゃないんだから

こちらのアスペクトはスクエア以外はとても相性のいい前向きなアスペクトです。特に合とオポジションが引き合う力が強いです。太陽とはつまり端的には自我の象徴ですから、合となりますと自我と自我が溶け合い似た者同士のような、方向性が同じのような行き着く先を知っているような気になるでしょう。しかし自我とは強いもので勿論衝突は起きます。しかしそれは同じ方向性を向いているので、人生の新しい突破口のヒントともなり得るでしょう。とても良い関係性であり、異性間でも非常に仲の良い相性でしょう。

オポジションも同様に非常に惹きつけ合う力が強いです。こちらは真逆の価値観ですが、お互いにお互いを同等の存在とみなします。太陽は大変プライドの高い惑星です、そしてホロスコープでは自我そのものです。太陽は本来合とオポジションしか同等の存在とみなしません。合はわかりやすいでしょう。同じ、ですから、オポジションはまた逆の価値観で同等なのです。お互いに非常に魅力的に映ります。例え立場がどんなに違っていても気になる存在であり、負けたくないと思います。異性間では、自分に相応しい存在と感じるでしょう。実際にこの関係はお互いに欠かせない存在となり易いでしょう。自我の衝突は合よりも少ないかもしれません。別の物として同等という意味で素晴らしい関係性が築ける事でしょう。

トライン、セクスタイル、ソフトは問題のない相性で、合や衝に比べればインパクトは弱いですが友人関係などには最適ですし、異性間でも兄弟のように仲が良いでしょう。自我の衝突も少ないでしょうし、あってもすぐに解決するでしょう。お互いにエネルギーを活性化させる非常に良い相性と言えます。

問題はスクエアです、こちらは注意換気のアスペクトとなります。自我と自我は認め合わず、同調もせず、協力もし合わずただ対立します。一方が承諾すればもう一方は承諾せず、と行った関係性になり易いです。太陽はプライドの塊ですので、常に上から目線で物を言います。この相性では、お互いに、そうすべきであると主張します。そしてその対象はお互いの意思に反する事が多いでしょう。そういった討論はこの関係では最も避けるべき議題となります。そのような葛藤を乗り越えれば、強固な絆を築けるでしょう。

太陽と太陽とはプライドとプライド、自我と自我の関係性です。アスペクトがなければお互いに記憶に残らないかもしれません。単純に見えて深い相性診断となります。マイナーアスペクトの関わりもとても面白いでしょう、キンタイルは自我と自我がお互いの空想の世界で調和し夢のような時間が過ごせるでしょう。セミセクはやや存在感が薄くなるでしょう、セミスクエアはスクエアと同様です。セスキコードレイトは、病的にお互いの存在を意識するでしょう、深い関係や犯罪に繋がりやすいでしょう。クインカンクスは、異様にお互いをライバル視するでしょう、お互いにないものを持っているからです。交わる事はありませんが、良きライバルとなる事でしょう、異性間では、非常に刺激的な相手となるでしょう。例えば、漫画などの定番の眼鏡を取ったら好みの美人などはクインカンクスの相性にぴったりです。

こちらのアスペクトの問題点はとにかく、どのアスペクトも自我の衝突です。近づきすぎる離れすぎる、ぶつかる、色々とありますが、そこに気をつけるだけで、鏡を見るように客観的な視点を与えてくれる素晴らしい関係性と言えるでしょう。

シナストリーのアスペクト 金星と土星

そこにかけて、ごゆっくりお寛ぎ下さい。

こちらのアスペクトは正に結婚向きのアスペクトです。強いアスペクト程そうです。が、そうでない場合は、合、ソフト以外はやや扱い辛く、ハード特にスクエアに至っては注意喚起のアスペクトとなります。

合、ソフトでは、こちらはまずお互いに一緒にいてとても落ち着きます。恋愛関係ですと、非常に絆も強く、お互いにリラックスできて、関係性も即座に安定する、まさに結婚向きのアスペクトなのです。

が、土星はとても冷酷で厳しく、強く、規律を重んじる星です。それをそのまま金星側にぶつける事となります。ソフトなど、可愛い関係であれば、土星側は金星側に執着や嫉妬をし易く、自分達のテリトリーを作りたいと思い、金星側も愛されていると感じ穏やかに従います。とても良い関係です。

合ですともう結婚するかしないかといったような相性です。土星側は金星側を自分達の世界から出ないようにしたいですし、金星側も土星側の深い愛情に気づき、従いたいと思うのです。関係性の安定性は非常に増すのですが、唯一、退屈さがウィークポイントとなります。このアスペクトは少々小惑星ジュノーの性質に似たところもありますね。

ハードですと、惑星同士行きすぎた面が出てくるので一気に注意喚起のアスペクト となります。土星側の執着は束縛や重さに変わり、自由が失われ、金星側に昔の習慣を全て捨て狭い世界で生きていく事を一方的に望みます。金星側はそれに対し、10代の子供が親の愛のある躾に反抗するかのように、窮屈さ、つまらなさを感じ不満のみが募っていきます。土星側も金星側が要求に従わなければ、甘やかされた感謝のない魅力のない存在と感じやすいです。

またはハードですと単純に恋愛対象から外れやすい事もありえます。本能的にそういった全てを見越してか、お互いに興味がない、と行った立場をとりやすいです。

特にスクエアは非常に扱い辛いアスペクトとなります。不自由さを乗り越えることができれば、こちらのアスペクトは恋愛でも、その他の関係性においても非常に強固な絆を繋ぐことができます。単純には金星側は土星側の固い愛情に感謝し、土星側は金星側の自由な気持ちを尊重すれば良い関係が築けます。

金星と土星はあまりに対照的すぎて、やはりギャップが混乱を生み出します。冥王星ほど土星は許容力も強さもないのでそのようになりますが、そもそもは、悪い相性ではありません。永遠の約束か束縛か、それは双方の取捨選択によるのかもしれません。

シナストリーのアスペクト アセンダントと惑星

シナストリーにおけるアセンダントと惑星の絡みとは。

こちらではアセンダントと惑星の感受点のシナストリー解説を致します。基本的にこの相性は、相互に影響を与えます。アセンダント側が雰囲気や仕草目的を惑星側の示唆する事柄目線から気に入られ、惑星側はアセンダント側からその惑星が示唆する事柄そのものを主に気に入られます。つまりお互いにとっての重要な存在となります。主に合とソフトを見ます。(オポとハードはディセンダントの解説で致します。)また個々惑星によっては、最初から惑星側がアセンダント側の虜になることも無論あり得ます。相互の関係性の濃度が非常に高い相性です。

アセンダントと金星

ソウルメイト

こちらはとても美しいアスペクトです。初めて会った時から好感を抱きます。アセンダント側は金星にとっての外見的にも雰囲気も理想の存在です。また金星もアセンダント側にとっての完璧な理想の体現となります。所作、仕草、雰囲気、会話全てで穏やかに好感を抱きます。お互いに尊敬しあい、運命を感じ、憧れるでしょう。視線を合わすのすら恥ずかしいような、一目惚れも容易でしょう。コミュニケーションにおいて、この2人は偏見や疑いのない素晴らしい関係性が築けます。恋愛面でも、対人でも深い心からの愛情を与え合う関係となります。合はやや好きが高じて甘やかしや、両者嫌われたく無いという思いから、気を遣いすぎて嫌気がさすことも稀にあるでしょう。しかし特に合の相手は精神面でも、人としても素晴らしい相性ですので出会えたら幸運以外の何者でもありません。手放さないようにしましょう。

アセンダントと火星

そんなつもりは、なかったのに

こちらは非常に相互的で直情的なアスペクトです。お互いに異性としての一目惚れをしやすく、そして相手の魅力に抗えません。アセンダント側が女性、火星が男性ですと特にわかりやすい展開となります。アセンダント側は火星にとって非常に異性として魅力的で、一目見た瞬間から手に入れたいと感じます。火星側も精力にに満ち溢れており、アセンダント側は湧き上がる感情を抑える事は到底出来ません。小惑星エロスの作用にも似たものがありますが、こちらの方が直情的であるのと、熱が冷めやすい点や、短期的という点が全く違います。小惑星エロスは、官能的な物語の絵の中に入っていくような陶酔感と満足感をアセンダント側と共有します。こちらは絵ではなく生身の人間となります。

対人ですと、単純に火星が有り余るエネルギーをアセンダント側に注ぎ込む関係となり、同じ目標に向かって突き進むには非常に良い素晴らしい関係性です。しかし同時に、アセンダント側は火星を強引だと感じやすく、火星側はアセンダント側にイライラしやすいので、喧嘩には要注意の間柄です。

異性間では魅力的で情熱的な関係を生み出しやすいですが、長続きさせる為には他の永続的なアスペクトが必要不可欠となります。

アセンダントと木星

君の家はどこ?今から僕のお家に遊びに来ない?

こちらのアスペクトは友人間で最高のアスペクト!といっても良いです。もちろんそこから恋愛に発展しても良い相性でもありますが、大親友になるべき相性です。アセンダント側は木星を見ると、落ち着きますし、穏やかな気持ちになります。木星側もアセンダント側といると自然と手救けしたくなりますし、素の自分を曝け出せます。基本的には木星側がアセンダント側の世界観や行動範囲を広げてくれます。が、お互いにメリットのある関係で、とても公平な価値観を共有できます。一緒にいると幸運も運ばれてきます。お互いに利益のある、とても良い相性と言えます。癒し癒される、ありそうで中々ない幸せな関係が育めるでしょう。

アセンダントと土星

これはあの人が大事に大事にしているものだよ

非常にカルミックな相性です。土星側は常に上に立ち、アセンダント側を監視し、支配し、批判して子供のように躾ようとしますが、実はカルマは土星側が持っているものですからアセンダント側はそれを土星側に教えてあげる立場にあります。アセンダント側が土星側の重圧に耐えられるならば、関係の永続性に繋がる良い相性となりますが、カルマの捌け口とされればたまったものではありません。アセンダント側がどう感じるか、そして許容できるかに全てが掛かる相性です。土星側は苦しんでおり、アセンダント側は土星側に従いつつ、土星側の苦しみを取り除かなければいけません。障害や問題も起き易い関係です。乗り越えられれば、他に見ない強い絆で結ばれる事でしょう。

アセンダントと海王星

虹色の牛乳が飲みたいのだけど

海王星は幻想と欺瞞の星です。こちらのアスペクトはアセンダント側が海王星の求める雰囲気や所作、ネイタルでアセンダント側に金星のアスペクトも混じれば外見も、全ての理想、幻想を備えています。言わずもがな海王星は即夢中になりますが、海王星の幻想とは狂気と欺瞞が凌ぎあっています。アセンダント側は否応なく海王星側に崇拝され愛されますが、海王星の導く混乱に巻き込まれないようにする事が重要です。

アセンダント側も同様に海王星の不思議で掴み所のない魅力に自分の理想を投影し夢中になりますが、どうも得体の知れない海王星に不安にさせられる事が多いでしょう。

海王星は、その道を極めているので、アセンダント側は手も足も出ません。霧の中に隠れた海王星を目を凝らして探す事になるでしょう。アセンダント側の強みは自分が海王星の理想の存在であるという事です。そしていくら海王星側が目眩しに長けていたとしても、アセンダント側は現状を掌握する能力に長けています。

総じてこの関係は、惑わし交わし合う抽象的な映画のような、幻想の駆け引きの相性になり易いでしょう。非常にロマンティックな間柄です。

アセンダントと天王星

君は変じゃないよ

こちらはアセンダント側が天王星側の個性的な人格に一目惚れする相性です。金星と天王星は外見の一目惚れでしたが、こちらはもっと内面や人生に踏み込みます。特に合は、アセンダント側の人格までも変えてしまうほど天王星側の影響力が強いですので、天王星側は少々自分の言動に気をつけるといいかもしれません。しかし天王星側も自分の奇妙で、他人が理解しづらい性格の側面や、強烈でエキセントリックな欠点までもを受け入れ、飲み込んでくれるアセンダント側に自由に本来の自分を明け渡すことができますから、まるで唯一の理解者であるかのようなアセンダント側に甘えっきりになる事も多いでしょう。

この関係は周りがいくらあの方は変ですよ、とアセンダント側に言ったところで、聞く耳持ちません、なぜならその周囲に認められない天王星側の変な所が大好きなのですから、そういう意味では異性間では大恋愛に発展し易い相性とも言えます。

アセンダント側はこの天王星側と出会い付き合うことにより周囲が驚くほど、外見的にも雰囲気も、人格すら突然に変化する事がありえます。良い方向に行くか悪い方向に行くかは正に天王星次第と言えます。

アセンダントと冥王星

僕についてきてもいいけど、どこに行くかわからないよ

こちらの2人は正に危険な相性と言えます。基本的に冥王星側にアセンダント側が非常にカリスマ性を感じ溺れてゆきます。冥王星側もそれが何故だかわからないでしょう、このアスペクトだからなし得る技です。大概はこの執着と吸引力の強さからどちらかが逃げ出して、もう一方が追いかけると言った相性になることが多いです。お互いのネイタル火星と冥王星の絡みにも寄りますが、それらがソフトや格式が良ければうまく絡めばアセンダント側は冥王星側に抗い難い性的魅力を感じ、冥王星側もそれを自然に受け入れ感謝します。非常に深い縁のある2人です。そしてその後2人でどこへ向かうかは本当に分かりませんが、相思相愛であれば非常に良い激しいアスペクトとなるでしょう。ただ冥王星は、極めて接触しづらい惑星である事は常常ご留意くださいね。

続きます

シナストリーのアスペクト ドラゴンテイルと火星

謝ってくれたから、許してくれた?

こちらのアスペクトはテイル側が火星側にすぐに夢中になります。火星側は抗えもせず、受け入れることでしょう。ただしそれはとても短い間かもしれません。非常に、男女間での名残惜しい相性とも言えますし、でなければ過ぎ去りし昔に、酷い喧嘩をしたまま終えた縁だったのでしょう。

合のみタイトに見ます。テイル側と火星側は、過去において、恋人でなくとも深い関係にあった可能性が高いアスペクトです。しかしテイル側は火星側に強引に迫ったのかもしれず、大きな喧嘩や問題が起きたのかもしれません。火星側は未だ謝罪の言葉を貰っていないのかもしれず、テイル側は湧き上がる強い思いを成し遂げていない確率が高いのです。

この2人の課題の解決は、まず深い関係性になる事、そしてテイル側が十二分に満足し立ち去る事。または、ヘッドの絡みなどがあるならば、お互いに欲求の赴くまま求め合い、充足感を感じ、幸せに浸る事です。あくまでもこちらのアスペクトは恋愛関係に及ぶ必要は無いのが特徴です。

異性間でなければ、過去の暴力的な事柄なども浮かび上がります。解決方法は今回は優しく穏やかにテイル側は火星を扱い、敬う事です。火星側は否定も抵抗もしないでしょう。2人で穏やかな時間をなるべく長く繰り返すことが、なによりの成長を促すでしょう。

基本的にはテイル側が満足、又は謝罪的な行為を火星側に完遂した時点でこの相性は一方的に解消されます。火星側は舵を握ることはできません。でもそれでいいのかもしれません。お互いの方向は明後日を向いております。立ち去るテイルを見送ることが何よりの、心苦しくても、火星側の救いになるのかもしれません。

とても切ない相性になりがちですが、ヘッドの絡みなどもあれば関係は前向きに長続きします。火星側が思うよりもテイル側のカルマは重いものなのかもしれませんね。

シナストリーのアスペクト ドラゴンテイルと金星

藪の中の迷路で、多分君は電球を割った。

こちらのアスペクトは、いわゆる、前世で恋人同士であった可能性が高い!アスペクトです。ただ、幸せは長く続かなかったのかもしれず、もしくは大きな問題が起きて離ればなれになったのか、またはテイル側が金星側に酷い仕打ちをしたのかも、しれません。想像は膨らみ膨らむアスペクトです。

合のみ見ます。オーブはタイトに見ます。テイル側は金星側に会うと仲良くしたいと思いますが、同時にどうでもいいと感じさらに嫌悪感も催します。金星側はテイル側を見た瞬間からなぜか忘れる事が出来ません。この2人の課題は、2つあります。どんな関係でも恋人同士のように仲良くすること、そしてそのまま幸せになること。もしくは、仲良くしてみて、相性が合わないと認識し別れる事です。どちらでもいいのですが、大概は後者になります。しかしもちろん、前者の場合もあり得ます。ホロスコープ全体を見て、ヘッドの合などがありますと前者が強くなります。

この相性はテイルの絡みですので、基本的にはテイル側は罪悪感があるのです。テイル側が何かのきっかけで、金星側と別れたか、金星側を傷付けたかなのですが、この2人が恋人同士出会った可能性は非常に高いのです。縁はとても深いと言えます。

他にもテイルと惑星の合があればそれも見て、多ければ、残念ながら確実にテイル側は金星側を傷付け、今、その対価を払う時が来ています。ヘッドの合もあるならば関係性は長引くでしょう、ゆっくりゆっくり、お互いに折り合いをつけ解決していくしかありません。金星側はテイル側に対し為す術なく転げ落ちていくでしょう、テイル側は恐怖を感じるのではなく受け止め、健全な解決策を探して下さい。

とてもロマンティックですが、複雑で混乱した相性となります。2人で乗り越えた先には綺麗な虹が一緒に見られるかも、しれません。

ドラゴンヘッドとテイルについて

ドラゴンヘッドは別名ノースノード、テイルはサウスノードと呼ばれます。こちらではシナストリーとネイタルにおける主なヘッドとテイルの解釈をザックリと説明します。

ネイタルにおけるドラゴンヘッドとテイル

ドラゴンヘッドと惑星の合、ソフト(も見て構いません、ネイタルヘッドは)、は本人へのギフトの様なもので、その才能を自由に用い極めなさいと提案されています。が、何分不慣れな才能ですので使いこなす為には相当な時間が必要となります。

反対にテイルへの惑星の合は、過去生において既に極めた才能であり、更には得意であったが為に間違った使い方をしてしまった能力となります。ですので、慣れ親しんで、得意であるのにどうも進んで手が出ない、またはハードアスペクトのように力のコントロールが上手くできないと言った状況に陥り易いです。困難な葛藤を乗り越える事により、カルマの清算と新しい成長や能力を手に入れることが可能です。

どちらもオーブはタイトに取ります。

シナストリーにおけるドラゴンヘッドとテイル

ドラゴンヘッドとテイルはシナストリーでは合のみを重視し、オーブもタイトに3度程度で一般的には見ます。

ドラゴンヘッド

こちらは、ヘッド側が惑星側の良き協力者となります。または、師匠や導く存在となります。とても良い素直な関係で、お互いに惹かれ合い、息の長い建設的な付き合いとなります。ヘッド側は惑星側がその惑星についての課題をクリアするのにとても素晴らしい立役者となり得ます。

ドラゴンテイル

テイル側は、惑星側に借りがあるか、過去の因縁があります。その為、惑星側に執着しつつ、復讐のような何かを警戒します。惑星側は、テイル側に初めから無防備に依存します。お互いに乗り越えていくものがある関係となり、精神的な成長を促しますが、テイル側は屈折したやり方でそれを手助けしますので、とても惹かれ合いますが、乗り越えるものも違うので、非常に困惑する関係となります。緩和するアスペクトがなくこちらのみ強いと、例外を除き極端に息の短い一方的な関係性を生み出してしまいます。基本的に主導権は全てテイル側にあります。

🌟テイルへの合を緩和するアスペクトとはヘッドへの合が1番です。その他は、ライツを含んだベネフィックへの合やソフトです。ホロスコープは全体的に見ますので、緩和されれば、テイルへのアスペクトは非常に深い縁のある強い絆が結ばれることでしょう。

アスペクトの種類について

こちらのサイトで良く扱うアスペクトの種類と詳細について説明致します。

メジャーアスペクト

コンジャンクション、トライン、セクスタイル、スクエア、オポジション以上5つのアスペクトを最もわかりやすくパワフルであるとし、まず最初に注目するアスペクトと一般的に分類されています。

最も強力なアスペクト

絡む惑星次第でソフトにもハードにもなり得る唯一のアスペクトです。ホロスコープ上で最も強い力を引き出します。

コンジャンクション

合、0度とも言います。アスペクトの中で最も強い力を引き出す角度となります。惑星同士が重なり合った状態で、お互いに混ざりあい、協力して力を放出します。ですので最も強い力が出ます。が、いわゆる同化現象ですので絡む惑星により、うまくいくものと行かないものが勿論出てきます。水と油を混ぜようとしても無駄なように、または混ざり合わせるためには力の消耗が激しいように、ソフトにもハードにもなり得る単純でありながら複雑なアスペクトです。解釈には強運のニュアンスが付与されます。

ソフトアスペクト

ソフトアスペクトは扱い易いアスペクトという意味でイージーアスペクトとも言います。決して吉凶と言う意味では使用しません。単に惑星の力を素直に引き出し易い、惑星同士が協力し易いと言う事であり、ホロスコープ上ではソフトよりもハードの方が好ましい事も多々あります。個々の惑星に寄ります。

トライン

120度とも言います。惑星の元素が一致した状態ですので、惑星同士が力の交換を非常にし易く、最も自然に力を引き出せます。更に無理な要素が全くありませんので、個々の惑星の良い部分のみを使う事がし易いです。とても穏やかで扱いやすいアスペクトです。解釈には幸運のニュアンスが付与されます。

セクスタイル

60度とも言います。協力的なアスペクトで親友のように仲が良く、意味としては援助のニュアンスが解釈に付与されます。

ハードアスペクト

惑星同士の接触の仕方に、不自然な力が加わります。によって、力の出し過ぎ、極端な力の暴走などが起きやすく扱いづらいアスペクトと区分けされます。しかし惑星の力の出力はソフトより多いので、使いこなすことにより、ソフトより有益である事が多々あります。ですのでディフィカルトアスペクトとも呼ばれています。

スクエア

90度とも言います。惑星と惑星が衝突することによりお互いの力を引き出します。惑星同士が主張し合い競り合うので強力な力が出ます。最も扱いの難しいアスペクトとなります。食い違い、執着、嫌いのニュアンスが解釈に付与されます。

オポジション

衝、180度とも言います。両惑星が真逆の位置に存在します。逆さまのペアマグネットのように近づくことが出来ませんので、お互いに全力を出し合い近付こうとします。又は綱引きのような状態にもなりやすいです。その為合と匹敵するパワーが出ることもあります。解釈には過剰、憧れのニュアンスが付与されます。

マイナーアスペクト

メジャーアスペクトの角度をさらに細かく割っていきます。力が弱いのかと言うとそうではなく、解釈が複雑になって行くので見る人が少なくなる為、マイナーアスペクトと呼ばれるだけです。実際は力の強弱はアスペクトに寄りますがメジャーと変わらないものばかりです。前例が少なくなる為占星術師にとってはとても興味深いアスペクトとなります。レアなアスペクトと言い換えてもおかしくはないかもしれません。

キンタイル

72度とも言います。ソフトアスペクトに分類されます。とても不思議なアスペクトで解釈には、創造性のニュアンスが付与されます。

つづきます

[affi id=14]