「シナストリーチャート」カテゴリーアーカイブ

シナストリーのアスペクト ドラゴンテイルと冥王星

離れても、離れても、離れても。

ドラゴンヘッドは未来に向けての必須科目、テイルは過去のカルマの解消、共依存の克服と一般的にはされております。こちらはシナストリーでは非常に興味深い相性となります。

そもそもテイルとの絡みは、テイル側が惑星側と課題を解決した時点で去っていく相性ですので、基本的に縁は切れやすいと言えます。が、冥王星に至っては再生の力が強力に働くのか、解決しても切れない縁といった妙な現象が起こり得ます。ですのでこちらの相性は、大概が頻繁に会えない、遠距離でしたり、相手の出張が多かったり、又は何度も長期的に別れたりという、離れた関係である事が非常に多いです。2年でも何年でもお互いに離れます。しかし関係は修復されます。非常に特異な関係性と言えます。

合のみ見ます。こちらの特徴は切っても切っても切れない縁です。本来なら切れるはずの縁なのです。それは決して無駄な縁ではありません。遠く離れていてもずっと繋がるにはこのような縁がむしろ必要なのかもしれません。また、別れて何年も経ってからまたなんどでも結びつくような、そのような縁でもあり、また、一回り以上離れた相手であっても何も違和感なく付き合えるような、縁でもあると言えます。

異性間においてこの相性は非常に不可思議で、腐れ縁などとはまた違う、細く長く永遠と続くかのような純粋な絆をもたらします。オーブはタイトに見ます。しかしこちらのアスペクトがあるならば、たとえ別れて数十年経ってもまた縁があってもおかしくはありません。特に長く遠距離恋愛、や離れていても繋がっている関係を続けるならば必要不可欠なアスペクトといっても過言ではないでしょう、また、この相手との縁は不可抗力的に切れないと考えて良いでしょう。

一応、テイル側が主導権を握ります。しかし冥王星は得体の知れない星なのです、正に深淵を覗き込むかのような縁ですが、それを手綱にするならば、何か違った世界が見えるのかも知れません。

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シナストリーのアスペクト 太陽と火星

目があった途端って、過去の君が笑う

こちらのアスペクトは、とても情熱的な相性となります。太陽側に火星が目をつけて夢中になります、大恋愛にも発展し易いです。が火星は強い星ですので、気をつけませんと太陽は簡単に飲まれてしまうので落ち着きはありません。また、同性でも異性でもこのアスペクトがありますと、お互いにカッとしやすくなりますので、喧嘩にも注意しましょう。全体的にとても熱しやすい仲となります。

コンジャンクションですと、火星側が太陽側にとても強い興味を抱きます、異性ですと、恋愛感情が湧きやすいです。色香を強く感じるでしょう。太陽側も同様に火星の積極性に絆され易く、とても簡単に仲良くなれます。金星と天王星(一目惚れ)や金星と火星(異性としての一目惚れ)とはまた違った、人としての強い官能的な魅力を感じる相性で、基本的には火星側がやや強引に引っ張っていく関係となります。太陽側は、下手をするとそんな元気一杯の火星側に少々疲れ易いのが難点です。しかし火星も太陽も男性的で力強いのでお互いにエネルギーを与え合う事ができますので、よっぽどホロスコープ上で太陽が弱っていない限りは、お互いに活力の湧き出る素晴らしい相手となります。相性自体はとてもよいでしょう。太陽と火星では1番良いアスペクトとなります。

ソフトも合と同じような相性となります。が、合に比べますと、良くも悪くもお互いに印象がやや弱いでしょうか。そして恋愛感情も穏やかでしょう、同時に喧嘩も少なく、一緒にいると元気の出る相手とお互いに感じることでしょう。明るく良い友人だと感じることでしょう。長く付き合うには良いアスペクトです。

ハードはやや注意が必要です。特にスクエアは火星側の有り余る力強さが太陽を攻撃対象にしますので、喧嘩を引き起こし易いです。大概は軽い喧嘩で済みますが、天王星(偶発的な事故、怪我)や冥王星(大きなトラブル)が絡みますとかなり厄介で、水星(口論)、土星(陰湿な思考)などもまた絡むととても扱いづらいアスペクトとなります。オポジションは逆にもう太陽側が火星のパワーにお手上げで、簡単に負けを認める事が多くなります。

また、ハードですと火星の押しの強さに太陽は気が引けやすく、そもそもがイライラし易い相手ですので、太陽側が距離を置きたがる事が多くなるでしょう。長い付き合いを望むならば、ライツを含んだ緩和するアスペクトが必要となるでしょう。

そもそもは情熱的なアスペクトですので、有効に活用するならば、火星はその迸るエネルギーを太陽に触発され自由に外に出しやすくなり、太陽もまた、火星に必要とされる事により鼓舞され、元気が増えて、人生全体で目標に向かって明るく前進し易くなるでしょう。

いわば応援団と選手のような関係性なのですが、なぜすんなり行かなくなるかというと、実はどちらも選手だからなのです。ですから、お互いのポジショニングが上手に決まりますと素晴らしいチームワークで邁進していく事でしょう。合は切磋琢磨するような強力なタッグとなりやすく、ぴったりハマると向かうところ敵無しでしょうか、ソフトは応援し合う優しいチームメイトです。ハードは、チーム内でスターの権力争いが起こるような印象でしょうか。

兎にも角にも恋愛でも友人でも、こちらの相性では情熱的な経験ができることはまず間違いがないでしょう。

シナストリーのアスペクト 太陽と金星

望遠鏡の先に見えた星に思いを馳せて

こちらのアスペクトは太陽の暖かい、日向の眩しい光のような安らかな存在に美しい金星が神々しさと興味を抱く流れとなります。が、アスペクト次第で立場が変わることもあり得ます。そもそも金星は非常に魅力的ですから、太陽が先に魅了される事もあり得ます。

基本的にこの相性は、理想の相手であり憧れの対象でもあります。恋愛でこの相性が強い場合はとても上品な美しい関係が築かれ易いです。非常に甘える関係にもなり得るのですが、どこか緊張感が常にあるでしょう。なぜって憧れの人、ですから。

コンジャンクションですと、金星側の豊かな愛情や憧憬の眼差しを太陽側がたっぷりと浴びて、伸び伸びとお互いに輝いていけるような、とても馴染む、均整のとれた柔らかな関係となります。ですので1番緊張感のない関係とも言えます、特にお互いに甘えやすく、居心地が良く、仲も良いでしょう。ただ憧れの人という点では興奮は冷めるのが早い関係となります。

ソフトアスペクトは1番良いです、憧れの人に対する適度な緊張感が常にあります。ですので金星側は程よく気を使いますし、太陽側もそれに応じて受け入れる、満足な理想的な関係です。お互いに甘え過ぎず、馴れ合い過ぎず、常に心は浮き足立ち易く、いわゆる典型的な憧れの恋愛関係には最高の状況になり易いでしょう。憧れは続く続くと言うように。

厄介なのはスクエアです。金星側の憧れが度を越して、さらにその気持ちをなぜか素直に太陽側に伝えることができませんからもどかしくなり否定的になります。金星はプライドが高いので捻くれた愛情表現になり易いです、が、気になる、大好きな人である事には違わないので、もう緊張感というより、太陽側の存在自体がコンプレックスになり易いです。しかし金星側はどうしても気になるので、意味不明なちょっかいをかけるでしょう。太陽側もそういった金星側のアプローチに動揺し易いです、そもそもは金星はとても魅力的ですので。うまく金星側が感情をコントロールし素直に接することができれば、ソフトよりもラブラブになり得る関係なのですが、、、

オポジションもまた強烈で金星側が憧れから崇拝に達するのではといった勢いで、太陽側に否応なく惹かれます。緊張感が1番高い相性となります。精神年齢が低いと、あまりにも好き過ぎるので嫌悪感が湧く事もあるぐらいでしょう笑。お互いに仲良くなるのにやや敷居が高いと感じる相手となりますが、また一旦結ばれますと非常にお互いを尊重する、かつ、お互いの魅力に絆される、付かず離れずの素晴らしい関係が築ける相性です。また、もし甘える関係になりますと最も歯止めは効かないでしょう。ともあれ緊張感は延々と衰えず、何度幻滅してもずっと憧れている事珍しくは有りません。

セスキコードレイトですと、金星側が太陽側へ憧れというより特別な存在とみなし易く、贔屓が過ぎる事もあるでしょう。太陽側もまた、自尊心をくすぐられ、お互いに依存傾向になり易いでしょう。

総じてハードは好きがすぎて、苦手にもなり易く、扱いが少々難しいですが、例えば金星側が精神年齢が高いとか、男性で年齢差がかなりある、などですと、ハードの方が相性は良いでしょう。金星は少々プライドが高いのでそのようになるというわけですから。精神的に成熟した人々でしたら、理想的な恋愛が出来てこの上なく幸せを感じる事でしょう。

💫恋愛以外では、同性ですと合ソフトはお気に入りの友人として仲良くなり易く、ハードは良いライバルになり易いです。お互いに気になる存在である事には変わりません。

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ネイタルチャートのアスペクト 小惑星エロス

小惑星エロス、完成された官能の美学

異性間で重要な惑星として有名な火星、金星、冥王星とはまた異なる次元の、蠱惑的な官能の小惑星です。官能の星に興味はありますか?

ご自分のエロスの配置を知ることにより、あなたの完璧で純粋な官能の行方、サインやハウスでは恋愛面で興味がある方向性などがわかります。また、この小惑星はシナストリーチャートでも主に官能の重要な関係性を与えます。ネイタルでは個人の官能的な魅力、そこから生まれるエネルギーの強さ、他者に与えるカリスマ性などを見る事が出来ます

エロスはアセンダント、太陽、チャートルーラーとの合が1番その魅力を発揮しやすいです。ソフトは合を優しくしたイメージです。

小惑星エロスとアセンダントの合

性的な事柄は人生の前向きなテーマとなります。非常に性的魅力が強く官能的です。蜂が花に群がるように、自然と他者特に異性を惹きつけます。性的なエネルギーやフェロモンのようなものがとても強く、他者の印象に残るでしょう。
外見がとてもセクシーと言う方が多いです。
美醜には余り関係はなくとにかく、醸し出す雰囲気が抗えない程、魅力的です。他者に性的な気分になるボタンがついているとしたら、この方々はそれを簡単に押す事が出来ます。性的な魅力を武器に人生を有利に進む事が可能です。官能的な事柄にもとても前向きでオープンです。とてもモテるアスペクトの1つです。

小惑星エロスと太陽、またはチャートルーラーの合

官能の世界の権化

完璧な官能を体現するアスペクトです。あなたは簡単に異性的な理想のアイコンになれるでしょう。外見の特徴は重要視されません。いわゆる異性を惹きつける天然のフェロモンに満ちています。同性からも異性からもなぜか常に注目されて、人目を引きます。実際あなたは官能的な物事に人一倍興味があり、自然に取り入れて使う才能もあります。これは天性のもので力強い引力があります。強烈なカリスマ性も発揮されます。

あなたは常にエネルギーが充満している状態でパワフルです。自由奔放に生きる方が楽でしょう。あなたにとって官能的な事柄は呼吸するように簡単に扱える事でしょう。常に官能そのものを従えていますので、その知識や経験を他者に分け与えると良いでしょう。嫌らしい意味はほぼなく他者はあなたにそれを期待しています。良いアドバイザーとして頼られることでしょう。誰もが抗えない完成された官能の魅力を持ちます。

小惑星エロスと金星の合

愛と美の女神ビーナスとエロスの合ですから、美しく性的魅力に溢れる事でしょう。綺麗な調和ですから、金星は輝きを増し、性的な愛情が強くなり、目に見えて魅惑的です。エロスは勿論美しいのですが美醜に関係なく官能性と愛を与えますが金星と重なると、美しさや、社交性にも現れますので人気商売には最も向く配置です。ハードですと常に自信がなくなります。他者からいくら褒められても自身ではそのように感じないので行き過ぎた性的な外見を求めがちになり、鏡と自我において困惑が起きます。オポジションですと自信と憧れの狭間で悩むことも多いですが、総じて、皆さまとてもセクシャルでモテる配置です。

小惑星エロスと水星の合

コミュニケーションが官能的な魅力を帯びます。特に声や仕草が魅力的で声優にも向きます。知的なエロスですので、対人ですと簡単に蜘蛛の巣を張られるでしょう。捕まったら終わりです。所作、言葉、文章全てに性的で愛情に満ちた引力があります。ハードですとどうも自分の作品や言葉に自信が持てず過激な言動に走り易いです。やりすぎたなと思っても、大概許される配置ですが。何故なら深い愛があり面白いので、魅惑的で話題になるでしょう。

小惑星エロスと土星の合

土星がエロスの官能を抑えようとするため反発が起き、逆に官能に耽溺し更には闇雲に性的アピールをする事もあります。土星は、悪い星を抑える事ができますが良い星は反発やまたは、執着が起きやすいです。ですのでここでは官能に異常に執着する事になります。もしかすると1番官能性や誘惑性が他者から目立つのはこちらなのかもしれません。

小惑星エロスと海王星の合

海王星は幻惑と欺瞞の星です。他者は簡単にこの方々を理想化します。自分勝手にです。とても性的引力が強く、他者を酔わす方々です。誠実な愛にも満ちているので素晴らしい恋人となるでしょう。自然に愛の交換は夢見心地で行われます。ハードですと頑張りすぎるでしょう。他者の期待は大きく、そこまでの実力を伴わない事が多くなり、大きく見せようとしてしまいます。セクシャルな整形などにも手を出しやすくなります。整形依存などに注意が必要な配置となります。また、オポジションですと愛情の欺瞞も起きやすく性的に誘惑し満足して、その後曖昧な態度で相手を傷つけることもあるかもしれません。自身の魅力の強さをよく知るべき配置といえます。

続きます。

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シナストリーのアスペクト 木星と木星

どこまでも続く地平線

こちらのアスペクトがシナストリーにありますと、とても調和的で幸福です。どのアスペクトでもネガティヴにはなりません。趣味や快楽、世界観が広がってゆく相性です。

合やソフトですと、根本的に好みや価値観が同じで、とても似ています、好きなものや目的、方向性が同じである事が多く、いわゆるウマが合う感じでしょう。仲間意識も芽生えやすく、一緒にいるととてもリラックス出来るでしょう。お互いの運を上げる効果もありますので、このアスペクトがある相手とは仲良くすると良いでしょう。2人でどんどん新たな世界を開拓しましょう。という事ですから嫌いなものが同じである事も多く、常に味方である事でしょう。

キンタイルでは創造性も広がりますから、芸術的な仕事を一緒にするのも良いでしょう。

ハードですと、お互いの方向性や好みは随分と違うことが多いでしょう、しかしウマはとても合いますのですぐに仲良くなるでしょう。新しい世界をお互いに見せ合うことで世界がどんどん広がる相手でしょう。とても気になる、興味の尽きない相手です。お互いに学び合い吸収し合いましょう。経験値の上がる相手です。方向性は違っていても常に味方です。

同性でも異性でも総じてとても良い関係性が築けます。常に味方であり興味深い相手なのです。

恋愛ですととにかくお互いに甘やかすでしょう。合やハードですと甘やかし過ぎるでしょう、どちらにせよ、甘い甘い時間が過ごせます。何をするにもとても楽しいでしょう。幸せなアスペクトです。

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シナストリーのアスペクト 太陽と木星

お手をどうぞ

太陽と木星はとても良い相性です。ネイタルにおいてもシナストリーにおいてもトランジットであっても、ネガティブなものにはなり得ません。

さて、こちらはシナストリーのアスペクト解説です。基本的に木星側が太陽側に利益をもたらします。それがどのようなものかは個人によりますが、物質的なもの、地位的なもの、が多いですが、多岐にわたるでしょう。

太陽側はありがたく享受すべき関係ですので、このアスペクトがありましたら、進んで関わりを持つと良いでしょう。特にソフトアスペクトが良いです、トライン、セキスタイルでしょうか、太陽側にとって掛け替えのない存在になるでしょう。社会的にも世界を広げてくれる相手となります。

合ですと、少々太陽側が我儘になりやすく、木星側がお膳立てし過ぎて自分がまともに扱われていない!と喧嘩がおきやすいでしょう。単純には太陽側が謙虚になればいいだけの相性で、木星側は非常に稀な贔屓や、機会を与え、様々な贈り物をしてくれることでしょう。

衝ですと、木星側の与える利益を得るには多少努力が必要かもしれません。木星側はその利益を持って太陽を取り込もうとしますので、太陽側はそれ自体に反発し易いです。太陽側が否定的な気持ちを抱くことがなければ1番利益を得る関係性ではあります。スクエアも似たような所があります。

しかし、このアスペクトはネガティブなものにはなり得ませんので、どのアスペクトであっても、有益だと言えるでしょう。木星側の幸運を分けてもらいましょう。

💫恋愛関係ですと、上記の利益に加えて、太陽側は木星側から非常に甘やかされます。合、ハードですと甘やかされ過ぎる場合が多いので自制しましょう、と言って好きな人と居て居心地が良いことに歯止めをかける必要があるのかどうか。。。笑

シナストリーのアスペクト 月と金星

君の全てが好きだから

こちらのアスペクトは非常に美しいアスペクトです。正に調和を示します。恋愛関係でも対人関係でもとても親密になれる、優しいアスペクトです。特に良いのはソフトアスペクトですね。お互いに好感を抱き、2人にとって損得抜きで、何もいらずに幸福になれるでしょう。

合は、少し注意が必要ですが非常に強い関係性を築き上げます。恋人に夫婦にもあって損はない、むしろあって欲しいアスペクトです。注意といいますのは、月側は金星の影響を真正面から受けます。でして、金星側の興味のあるものを自分も好きになる事が多いですし、それはわざとではく、自然な流れです。そしてその流れに金星側が満足するといった状況になりやすいです。いわゆる自分が好きなものを相手が好きになる事で自らの独占欲が満たされるような関係でしょうか。このアスペクトに強制力はなくあくまで自然な流れですので、お互いにそのように影響し合うことで仲を深め合います。ただ金星側が思い上がり、月側に自分の事が好きだからあれもこれも好きになるのだろうと迫ると月は引く事があり得ますので、そこが注意する所です。まら金星はエレガントですので趣味嗜好の矯正を嫌いますから、月が金星側の趣味になびかないと不満を感じる事があります。ただそれだけのことですが。

ハードですと、金星側は月に依存傾向が強くなります。月のいうことをなんでも肯定しやすいのです。これもまたわざとではなく自然な行動です。月は喜びます。特に問題はないのですが、ラブラブな時は良いんだけれど、ちょっと落ち着くと月側が少し鬱陶しいなんて贅沢をいいやすい、と言ったアスペクトでしょうか、しかし月もそういってその金星の華やかな愛情が消え去ると喪失感のかなり高まるアスペクトです。複雑な解釈になりますが、まあベネフィック同士のアスペクトですので、仲が良すぎて、といった所でしょうか。

この2人には執着心も依存心も強力に働きますが、特に問題にはなりません。恋愛においては、摩擦はスパイスに、人間関係では良いライバルになったり、親友になれたりと、非常に良いアスペクトです。是非このアスペクトのある相手とは交流を持ってみるといいでしょう。

💫こちらのアスペクト、合とソフトはホロスコープ全体を見て、ネガティブなアスペクトをオプティミズムなアスペクトに変える力もあります。非常に有力なアスペクトです。

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シナストリーのアスペクト 太陽と冥王星

Total eclipse

太陽は主に個人の人生そのものを、冥王星は衝撃、変換、権威を表します。ですのでこのアスペクトは大概が、冥王星側が太陽側より権力的に強く、またはどのような立場でも強い力を持つことでしょう。特に合では、その力を太陽側は享受できます、つまり強力なバックアップとなるでしょう。このアスペクトで1番良いのは合の関係です。そもそも冥王星側も何の理由もなしに後ろ盾致しませんから、それだけ太陽側に実力があるということです。しかしお互いに軽んじると簡単に壊れる関係ですので気をつけましょう。太陽も、冥王星もプライドが高いので。協力すればこれ以上ない味方となるでしょう。まあしかし、一度二度壊れたからといってなかなかに縁を切るのが難しい関係の1つです。この2人が出会ったのは宿命に近いもので、悪縁良縁かどうかは最終的な結論が出るまでわからないのです。ですが、出会ったその日から運命は大きく動き出すでしょう。

女性であれば、強い権力者との出会いかもしれません、もしくは魅入られずにはいられないカリスマ性の強い人間かもしれません。または単純に善かれ悪しかれ抗えない存在であることでしょう。男性であると大企業に引き立てられる、上司に恵まれるなどでしょうか、または生涯忘れられない言葉をいう人間かもしれません。どちらにせよ冥王星側は太陽側を贔屓しますので居心地は良いでしょう。

ソフトの場合は合が穏やかになる解釈です。影響も緩やか、変容の仕方もすんなるといき良い出会い、良い変化、良い援助者を得た瞬間が続きます。最終的にも納得できる人生経験になる事でしょう。太陽側がよっぽど嫌がらなければ、扱いやすいアスペクトでしょう。

問題はハードやオポですが、冥王星側が強い立場である、と太陽側が被害妄想的にも感じ易くなります。確かに合もソフトも冥王星側が立場が上なのは変わらないのですが、太陽側もプライドが高いので、関係性に臆してしまう事が多いでしょう。または嫌悪感を抱きやすいです。距離を取ろうとします。しかしながら、冥王星側は、太陽に非常に好感を抱くので積極的に接触を試みますから、摩擦が多いです。冥王星側がかなり太陽側に尽くすような関係になりやすいです。といっても、両者の立場は変わりませんので、太陽側が振り回されることは確かです。ハードは妙な関係で、特にオポなどでは、冥王星側に権力があってもどちらが強いのかわからない状況になり易いです。お互いに素直になるのが鍵です。余計な抵抗感を持たなければ、冥王星は太陽にとってとても役に立つ相手となるでしょう。

恋愛ですと単純に太陽側は冥王星側の言いなりのような関係になりやすいです。または、支援者、後ろ盾、もしくは完全に依存する対象になりやすいです、どれも冥王星の支配下に置かれるような状態でしょう。上手くいくと女性ですと権力のある夫でしょうか。単純には、彼らは背後から力強く応援してくれる人々であり、基本的に太陽側が甘える関係です。

総じてこのアスペクトでは、冥王星側の助言は、太陽によく響くでしょう。しかし人生の方向性が変わる事があったとしてもただの操り人形になることは、ないでしょう、ですがそれほど太陽側にとって冥王星は影響力があるという事です。逆に言えば、太陽側は冥王星側の力を上手く利用できる存在となります。しかしそれほど人生において影響力の強い存在となりますので、お互いに運命も感じやすいです。恋愛などですと一度結びつくと離れづらいでしょう。これは冥王星が絡むと大体そうなのですが、何度壊れてもまた結びつくような関係となりやすいです。このアスペクトの相手、特に合と衝、に出会ったら、人生の何かが変わるということを恐れないようにしましょう。

シナストリーのアスペクト 木星と土星

君になら譲りたい、あれもこれもそれも?

こちらはネイタルですと、相続ですとかに関わるアスペクトです。いわゆるグレートコンジャンクションでもありますね。。

シナストリーで見ますと合、ソフトですと木星側の所有物を土星側が譲られ易いです。またはプレゼントが多いでしょう。金星と木星も似ていますが、こちらは主に所有物です、すでに持っているものを提供する事が多いでしょう。合となりますとかなり大きな物を貰うかもしれませんし、その価値も大きい事でしょう。珍しい相性ですので、お互いに特別視するでしょう、なかなか、自分の大事にしているものを人に渡そうとはそうそう思いませんからね。オーブはタイトに見ます。

ソフトも似た形になりますが規模は小さくなるでしょう。しかし仲の良い2人である事でしょう、この両者で奢る奢らないなどで揉める事は少ないでしょう。

ハードでは、こちらは少々面倒臭く同性ですと、木星の手柄を土星側が貰ってしまったり、恋愛ですと好きな相手をめぐりトラブルにもなりやすいですね。オポなどですと話は大きくなり遺産関係の揉め事なども考えられます。少しトラブルが起きやすい関係でしょう。また、木星側が土星側を気に入れば、特にスクエアでは一方的な贈り物が多くなるかもしれません。総じてハードのこの相性では穏やかにあげる、譲るというよりも、土星側に取られたという感覚が強くなりますので木星側がとても警戒しやすいでしょう。

木星と金星のアスペクトとの違いは、木星側はお金自体をあまり使わない所です。プレゼントといってもあくまでも個人の所有物であり、個人の手柄であったり、個人の大事にしているものであったりします。大きなものですと土地や家、遺産などですね。これらは多岐にわたり、まあポケットに入っていた大事な飴をあげるだとかも含まれます。

こと恋愛においては合ソフトの絡みであれば、お互いに利益ばかりの関係でしょう。このアスペクトのみでは恋愛は盛り上がりませんが笑、あると頼もしいアスペクトです。ハードが絡みますと厄介ですがその場合大抵は木星側が嫌がって距離を置く事が多いでしょう。

💫面白いのは合とハードの絡みですね。合で男性側が木星の場合沢山大事なものを女性にあげますし、プレゼントもとても多いでしょう。しかし同時に女性が木星のハードを持ってる場合、なぜか食事だけ割り勘だったりします、合は圧倒的にパワーが上ですので、そちらをメインで見て良いのですが、そんな変わった関係になる事もあるでしょう。


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シナストリー リリスと惑星の絡みについて

こちらではシナストリーでリリスと惑星の絡みがどれくらいあるからといってどうなのか?と言う解説を致します。

リリスは基本的に月との密着性が高いです。その次に火星も来ますが、月には遠く及びません。

ですので、例えばリリスとの絡みが、月、火星、太陽、金星とある。といった場合も一方が合が重なっているホロスコープ持ちの方にはよく見られる傾向です。そしてそれが、絆を強くするかというとそれは違って、どちらかというと、リリスと月の合だけの方が関係性や引力は強いのです。また他の惑星も同様です。単一の方が強烈な引力を発します。

月に火星に金星に太陽にといった合の相互の関係性も確かに絆は切れませんが、引力、執着の点で分散されやすいです。

またオポジションは別で、沢山アスペクトがある方が引力は強いです。不思議な事ですが、そもそもリリスの感受点というのは天邪鬼でありますから、納得しやすいかも、しれませんね。

特殊なのは水星です。リリスにとって非常に居心地が良いですが激しさはなく、引力のみ強いのです。

※木星以降ですが、またこれは別項目にまとめますが、シナストリーでは世代アスペクトにもなるのでよっぽどでなければ見ません。ネイタルでは木星と月、土星はリリスにとって相性がいいです。逆に冥王星はリリスを強めますがの天敵ともなります。兎にも角にも、リリスと惑星はシナストリー上では単独での合が1番威力を発揮します。それが良いのか悪いのかは、神のみぞ知るでしょうか。。