「シナストリーチャート」カテゴリーアーカイブ

シナストリーのアスペクト 金星と天王星

雷に撃たれたかのように

こちらのアスペクトはいわゆる一目惚れアスペクトです。天王星側が金星側にと言われておりますが、現実的にはお互いにと言いますか、金星側も十分に惹かれます。1番強烈なのはオポジションです。天王星側は見た瞬間に稲妻が走ります。金星側もかなりのドキドキでしょう。この相性ではお互いに好意を抱くので、そもそも嫌悪感がありません。

ただオポジションなどは強烈過ぎて、金星側が少々引くこともあり得ますが、嫌いになる事は少ないでしょう。ただ男女間では天王星側は金星側の言いなりのようになる事も多いでしょう。その次は合です、こちらは天王星側が崇拝に近くなります。金星が拒否しなければ、大変仲が良いでしょう。徐々に距離感も縮まり、同化します。天王星側からの歩み寄り、金星側が天王星側を身近に感じる事が重要です。その他ソフトアスペクトでは、同様に好感を抱き仲良くなります。まさに自然な流れで突然出会いお互いに好きになる、漫画や映画のような感じでしょうか。

ハードですと細かくなりますね、スクエアですと最初のインパクトが強く、不思議な出会いでしょう、突然の事で中々忘れがたくなりますが、それはお互いにというところが強いです。惑星同士の両者がドンっとぶつかりますので。一目惚れ具合も同様に衝撃が強いでしょう。他と違ってお互いに少々ぼんやり考える時間が長くなるかもしれません、あの人はなんだったのだろうか、と。しかし流れは同様に激しい恋愛へと進んで行くでしょう。セスキコードレイトですとやや病的な一目惚れになるでしょう。出会う状況も変わっていることが多いでしょう。正にあの人の事がなぜか忘れられないと言った風ですが、お互いに執着し易いかもしれません。少し気をつけた方が良いでしょう。

基本的にこの関係は天王星側が金星に一目惚れ、ですが、力関係で変わることも多いでしょう。ロマンティックな出会いから発展する恋愛には欠かせないアスペクトと言えそうです。

恋愛以外では、とにかく好感をお互いに初めから持ちます。初めから仲が良くなるアスペクトでしょう。天王星側から声をかけたりする事が多いかもしれません。

[affi id=23]

シナストリーのアスペクト 火星と海王星

僕の夢を叶えてくれる完璧なまぼろし

このアスペクトはとても複雑でロマンティックな相性です。1番強力なのは合です。金星と海王星の時はスムーズに理想と幻想の交換が出来ました。が、火星の場合は、欲求が強過ぎて、海王星に投影する理想が現実味を帯び、幻覚のような作用を引き起こします。火星の夢を叶える力を海王星側は完璧に持っている事は確かでしょう。火星側は一瞬で虜になり夢中になります、なぜなら夢が叶う存在がすぐそばに現れたのですから。海王星側も圧倒的な火星の情熱に絆されて簡単に気を許してしまいます。そして自分が火星側を幸せにできると確信します。

2人は一緒にいると幸せな夢を見る事でしょう。火星の願望は叶い、海王星はずっとこの幸せが続く事を願います。しかし現実は、火星は夢を叶えると微睡みから眼を覚ますのです。そして夢と幻覚に苦しむことになります。最終的には火星側は海王星側を完全に手に入れることを諦め離れて行く事が多い相性です。この、海王星の火星を惑わす力は強力過ぎて、火星は素直に受け止め過ぎます、そして欺瞞を抱くのも容易なのです。マレフィック同士の美しい幻覚のようなものですから、2人は確実に精神的にも一時的には他の何より満たされます。2人の世界は強固なものです。ただ火星は自分勝手で、疑い深く、海王星の見せる完璧な夢に不安を抱きやすいのです。海王星もまた火星を振り回すだけ振り回しますが、そんな不安定な火星を思いやれるほどの包容力はないのです。結ばれた後に虚無感を抱きやすいアスペクトであり、また、火星側が夢と幻覚の狭間で苦しみやすいアスペクトです。合以外ではソフトもハードも大体意味合いは同じです。強弱があるくらいでしょうか。火星側の欲望のスイッチを海王星側が上手くコントロール出来ることがあるとすれば、長く続くロマンティックな関係が築ける事でしょう。相性はそれこそ夢のように良いでしょう。このアスペクトは夢が覚めるギリギリまで全力で楽しむのもまたそれで良しの相性なのかもしれませんね。。

恋愛以外での相性は、火星側が何につけても海王星側に過剰な期待を寄せるでしょう。海王星側は特にハードでは鬱陶しく感じるかもしれません。合やソフトですと夢が大きく広がり、2人でその到達方法を一緒に探すことになるかもしれません。野心が高まる相性です。

シナストリーにおける良い相性と悪い相性について 恋愛編

シナストリーにおける相性診断での良い関係、悪い関係を示唆するアスペクトを特に簡潔に集めました。こちらでは主に恋愛における関係性に基づいて解釈します。詳しくは個々のシナストリー解説を見て下さいませ。

小惑星は解釈が複雑になりますので、詳細は個別ポストをご覧下さい。

良い恋愛ができるアスペクト

金星と火星

完全に恋愛向きのとても盛り上がる相性です。恋愛するなら欲しい!アスペクトですらあります。火星側がリードするでしょう。合も最高ですがソフトハードもよく、オポジションも刺激的でかなり良いでしょう。

火星と火星

異性としての相性がとにかく良いでしょう。合、ソフトのみです、盛り上がるでしょう。少々苛々し易い相性でもあります。女性側からすると理想的な恋愛対象とも言えます。

金星と金星

とても仲が良いでしょう。男性にとっては理想の女性です。甘やかすでしょう。こちらはソフトハードどちらも良いでしょう。

太陽と月

文句のない相性です。合とソフトが特に良く素晴らしい、結婚もよく、末永く仲良くできる相性です。夫婦のアスペクトです。こちらがあると他のネガティヴなアスペクトが全て扱い易くなるほどです。ハードも良いのですが、スクエアのみ除きます。

金星と木星

こちらも恋愛にとても良いです。金運も良いです。合とセクスタイル、トラインが特に良いですが、他も悪くありません。金運が上がるのは愛情が深い為です。お互いに居心地が良いでしょう。こちらもネガティヴなアスペクトを無効にする作用があります。

金星と冥王星

深い絆を繋ぐアスペクト、恋愛は重く深いものになり、心は乱れ傷つきやすいです、が、そこまで真剣に人を愛せる機会をくれる素晴らしい相性です。多いに吸収して学び深い愛の力を得て下さい。

金星と海王星

恋愛に溺れるには最高の相性です。お互いに魅了しあい二人の世界で過ごしましょう。理想的でロマンティックな関係が築ける相性です。

金星と天王星

一目惚れ相性です、一般的には天王星側からとなりますが、大体お互いに惹かれ合います。外見が好みという場合が多いです。ソフトもハードも恋愛には良いスパイスです。

水星と海王星

お互いの会話が甘い雰囲気に包まれます。ロマンティックな恋愛関係にはぴったりのアスペクトです。甘いムードで幸せな恋愛ができるでしょう。ハードですと少々大袈裟な会話になりやすいですね。

水星と月

会話が楽しいでしょう。更に恋愛関係が早く進みやすいです、電撃婚にもなりやすいですね。

金星と土星

合とソフトのみシンプルに良いです。ハードも悪くはないのですが扱いが少々難しい。恋愛関係が浮つかず早く落ち着きます。土星側が金星に独占欲を抱きやすいですがそれもまた、可愛らしいでしょう。ハードですと独占欲が度を超しやすく見てみぬふりをするようになります。素直になりづらいのです。

月と木星

愛情が深く分かり合えます。気持ちの良い穏やかな恋愛関係が築けるでしょう。ソフトもハードも良いです。

太陽と金星

金星が太陽に憧れますので、憧れの人と恋愛する事が出来ます。ソフトもハードも良い相性です。ハードですと憧れが崇拝になったりもしますが。

金星とキロン

お互いの特に恋愛面でのコンプレックスをなくす事が出来ます。非常に感謝すべき貴重なアスペクトで、絆もとても強いものとなります。合、ソフトのみです。

エロスとプシケ(Psyche)

主に合を見ます。ソウルメイトのアスペクト。正に結ばれるべくして結ばれた2人だと、様々な事を乗り越えながら感じる相性でしょう。

エロスとエロスの合

心の深いところで愛し合える2人です。愛そのものの感じ方捉え方が同じですので、非常に波長の合う楽しい恋愛ができるでしょう。こちらに火星が絡むとより情熱的になります。

アポロとパーソナルプラネットの合

惑星側がアポロに崇拝に近い愛情を捧げ、アポロ側はそのお返しとでも言うように惑星側を贔屓して愛します。憧れと愛情、尊敬、全て入り混じった感情を体験できる関係で、恋愛を彩るでしょう。

エロスとアセンダント、金星と火星

官能の星と恋愛と熱情の星の関わりですから、恋愛に向かないわけがありません。激しい関係になりがちですが、お互いにとても夢中になり、楽しい事でしょう。アセンダントの場合は外見と雰囲気がエロスの好みそのものですので、アセンダント側は簡単にエロス側の恋愛スイッチを押せます。

続きます。

注意が必要なアスペクト

リリスと惑星

合と衝のみですが、どうしても隠れた相性であったり、延々と執着してしまったり、別れ際に心に深過ぎる傷を負いやすいアスペクトです。惑星は月と火星が1番作用が強く他、太陽金星水星も見ます。相性自体は大変良いでしょう。引力も強いので後悔しないようこのアスペクトの相手には気をつけましょう。特に月には要注意です、一旦縁ができますと人生に深く関わります。

太陽と冥王星

宿命的な恋愛関係なのかもしれませんが、支配欲や執着が起き易く、ソフトもハードも人生観が変わりやすいです。そういった意味でこの相手、冥王星側との恋愛は勇気が必要です。心して関わりましょう。

太陽と海王星

海王星側の魔法に太陽側がかかる相性で、正に恋は盲目です。特に合やハードですと下手をすると人生の方向性も分からなくなってしまうかもしれません。気をしっかり持ちましょう。

海王星と火星

非常にロマンティックな関係なのですが、火星側の妄想に近い幻想を海王星はただ受け止めなければなりません。合とハードですとかなり強い幻想です。理想というより夢に近い幻想を火星が海王星側に抱く相性となります。そして火星の激しい欲望のスイッチは海王星側にはありません。火星は海王星側に夢を見て、思う存分遊び、満足したら去っていくだけかもしれません。虚しい思いをするのは海王星です、気をつけてくださいね。お酒の入ったトラブルにも注意です。

火星と冥王星

かなり恋愛には危なっかしいアスペクトで、激し喧嘩に注意して下さい。大体火星がからですが、変わることも。特に合とハード注意です。

太陽、月と火星

喧嘩に注意して下さい。火星側が原因になりやすいです。

水星と火星

口論に注意です。大抵火星側が怒らせます。合とソフトは大丈夫です。

火星と天王星

短気と喧嘩に注意です。それによる事故にも気をつけて下さい。異性間トラブルにも注意、性急な行動に後悔しないようにしてください。

木星と土星

合ソフトですと土星側に気分良く奢ったり譲ったりする相性でしょうがハードですと、一方的に搾取されるようなトラブルもありえます。気をつけましょう。

月と土星

ハードのみ要注意。月側が土星に監視されいるような気分になり易く、常時安心できません。特にスクエアは要注意、ホロスコープ上で力強く働きますので緩和しづらいです。

Nessusとパーソナルプラネットまたはヘッドの合

恋愛の場合、この相性は惑星側がNessus側に不可抗力的に惚れ込んで従わざるを得なくなり、更に惚れた弱みで酷いことをされてもされても離れることもできず、徹底的に傷つけられやすいです。特に月との合は気をつけて下さい。Nessusが男性の場合、特に要注意です。ヘッドの合は2人の関係のテーマが加害になり、お互い特にヘッド側が被害に遭い易いです。

続きます

⭐️ホロスコープは全体的に解釈すべきですので、ポジティブなアスペクトと混ぜ合わせて考えて下さい。ただ危なっかしいアスペクトが何個もある相手には単純に注意した方が良いです。

シナストリーにおける良い相性と悪い相性について

シナストリーで相性を判断する際、絶対的なものというのは有りませんが、確かに良い関係、悪い関係はございます。こちらでは特にそれが顕著と思われるアスペクトを挙げます。一般的な相性です。恋愛は又別の項目で纏めます。良い関係は甘えすぎず有効に、悪い関係は少々気をつける程度で勿論良いのですが、悪い関係が重なる場合だけは少しだけ注意した方が良いでしょう。

利益をもたらす関係のアスペクト

太陽と木星

木星側が太陽側に幸運を運びます。特に合とトラインは最高のラッキーパーソンでしょう。ハードも悪くありません。

木星とMC

合と衝のみ。社会的に木星側がMC側の地位を上げてくれます。引き上げてくれる存在です。

太陽と月

お互いに癒され運気も上がり、前向きになれるとても良い相性です。太陽側が月のエネルギーとなり、2人はかけがえのない存在となるでしょう。スクエアを除きハードも悪くはありません。

金星と木星

ソフトもハードもお互いに金運が上がります。木星側が金星側にお金を運んで来る事が多いでしょう。

金星と月

非常に良い相性で、一緒にいるだけでリラックスできるでしょう。ハードも悪くありません。

金星と火星

お互いに全く違うのにどこか似ていて、2人でいると引き立てあって華やかで目立ちます。一緒にいれば負け知らずの存在感が出るでしょう。火星側が主導権を握ります。特に合が良いでしょう。

木星と木星

合とソフトはとにかく趣味嗜好が似ていて、ウマが合うでしょう。一緒にいて寛げ快楽も倍になります。戦う敵が同じであるでしょう。ハードも世界観が広がり悪くありません。

木星と冥王星

お互いに財運がかなり上がります。

木星と海王星、天王星の絡み

木星と海王星の合とソフトのみですが、お互いに幸運になれるアスペクトです。さらにそれに天王星が絡むとバブルが発生、金運が爆発的に上昇します。例えば1番わかり易いのは木星と天王星の合に海王星がコンジャンクトする場合などです。(なぜならトランジットで海王星が木星に合がすでにバブルなので)稀な相性です2人で思う存分バブルを楽しみましょう。

注意する相性のアスペクト

火星と冥王星

合とハードは特に暴力沙汰が起き易いでしょう。

水星と火星

ハードのみ注意。火星側によって口論が発生し易いです。

太陽、月と火星

ハードで特に注意。火星側の性格にもよりますが、喧嘩のタネをふっかけ易いです。特に月は脆いので傷つかないよう気をつけましょう。

木星と土星

ハードでのみ注意。土星側が木星側の利益を横取り又は搾取し易いです。気をつけましょう。

土星と海王星

ハードのみ要注意、土星側が海王星側に嫌がらせをするかもしれません。これはほぼ嫉妬からくるものですが、海王星側は原因に気づきづらいですので気をつけましょう。

火星と土星

合とハードで特に注意。一緒にいるとネガティブな思考に陥り易くなります。気をつけましょう。

水星と土星

合とハードは水星側が気づくと土星の言いなりになっている事が多いです。少し考えましょう。

⭐️悪い相性といっても、無闇に避けたり怖がる必要はありません。少し注意すれば良いだけです。また、太陽と月か木星と金星、月と金星の合やトラインがあればほぼ帳消しされます(良い方向に変わる)のでよくチェックして下さい。ホロスコープは全体的に捉えるのが大事です。

[affi id=24]

シナストリーのアスペクト 土星と海王星

現実と空想の狭間で、2人きり、又は虐める虐めない?

こちらは扱いづらいアスペクトの1つです。単純には虐めに関係の深いアスペクトです。ハードとソフトで全く解釈が変わります。基本的には、土星側が海王星側を軽く見下すような関係性になります。がアスペクトにより、その程度や状態が変わります。土星は現実主義で海王星は夢見がち幻想的です、土星側は嫉妬心もあり苛々して、海王星側にいたずら心を持つようになります。合ですと2人は中が非常に良いです。土星側が海王星側に憧れに似た可愛さを感じ素直に甘やかします。海王星側は少し土星側の硬さや生真面目さに苦笑しつつも、ルーズに甘えるだけ甘え2人で大らかに過ごす事が出来ます。土星側の生真面目さ海王星側の夢見がちな可愛さは正反対で隙間を埋めるかのように非常にお互いに魅力的に映るのです。土星側が年上ですと尚良いです。そもそも理解し合うのに困難がある相性ですので両者はかなり年が離れている方がより仲良くなれます。つまりギャップがある方が良いのですね。お互いにそのギャップが魅力的に見えるでしょう。ソフトも少しの努力で合と同様に仲良くできるでしょう。問題はありません。むしろ世界観が広がる良いアスペクトです。お互いに甘えてしまい易いのが難点でしょうか、カップルも親密になり易いでしょう。

問題はハードです。土星側は海王星側の甘さにルーズさにイライラします、海王星側は土星側の生真面目さを単純に窮屈に感じ不自由と思います。お互いに合わない、関わりたくないと感じるでしょう。月と太陽や金星と木星などのソフトアスペクトがあるとかなり緩和されるでしょう。ない場合は、特にスクエア、オポジションですと土星が海王星を虐める事がありえます。軽くでは嫌味を言う程度でしょうが、妙に嫌悪感を抱いたり、酷い場合は虐めにまで発展するでしょう。

⭐️水星と火星のハード(口論)や太陽、月と火星のハード(喧嘩)、火星と冥王星の合とハード(暴力)、土星と火星の合とハード(陰湿)などが絡むとより顕著でしょう。相性判断で特に気をつけるべきアスペクトの1つです。カップルでは仲良くなるにつれて不仲になりやすいかもしれません。

[affi id=43]

シナストリーのアスペクト 金星と海王星

僕の世界であなたは1番美しい

最も陶酔感の強いアスペクトです。簡単に言えば色気を感じるアスペクトなのですが、そういったものに止まりません。理想、空想、果ては妄想の世界にまで及びます。最も穏やかで美しいのはトライン、キンタイル、セクスタイルなどのソフトでしょうか。キンタイルは多少妄想気味にもなりますが。基本的に海王星側に金星側が理想を投影する形になり、海王星は自然に対応して受け入れる事ができます。押し付けもなく優しく美しい関係が築ける事でしょう。恋人としては最高です。

海王星は金星の上位星となりますので美と美の調和的な関係です、が海王星は金星の美を超越していますので金星を惑わす事が出来ます。美しさが美しさに惑わされる事によりそこに陶酔感が生まれます。お互いに魅了され合い理想の関係だと思い込むでしょう。他人の入る隙間はありません。合ですと金星側がかなり強く魅了されるでしょう、海王星側は金星側をとても可愛く感じる事でしょう。理想の存在として大事にし、甘やかして、共依存にもなりやすいです。金星側は当然のように海王星側に溺れてしまうので、海王星側が少し冷静になるぐらいがちょうど良いでしょう。強く惹かれ合う相性です。

オポジションやハードでは、金星側が妄想の域に入りやすく、自らの理想を相手に押し付け易いでしょう。海王星側は対応に困る事があるかもしれません。しかし、大恋愛に発展し易いアスペクトです。ハードでは海王星側が暴走し金星側もそれを拒絶し易いのでトラブルを引き起こす事もあるでしょう。悪酔いのような感じでしょうか。しかしソフトハードどちらにせよこのアスペクトは恋愛に向きます。2人で様々な事をしたくなるでしょう、理想の人間がどう動くかを全て見たいのです。また、内緒の関係などにも発展し易く、罪悪感もあまり感じないでしょう。このアスペクトは非常に2人の世界の関係性が密です。2人でずっと美酒に酔ったままというような、道に迷った森の奥で、美しい妖精に出会う、美しい人間、そんな最高にロマンティックな経験ができる相性なのです。

[affi id=30]

シナストリーのアスペクト リリスと太陽

リリスと惑星の関係は、基本的には惑星側が行動、リリスは甘える関係ですが、両者の力関係、男女関係によっては真逆になることもあり得ます。なんだか逆だぞと思いましたなら、立場を逆にし解釈してください。作用は同等です。

リリスと太陽の合

素直に甘えられる人

リリスと太陽の合は完全に太陽がリリスの後ろ盾になりたがる相性です。リリス側もなぜか当然と感じますので、お互いに承諾し合えば、長続きする関係でしょう。性別は関係ありません。いつ別れて縁が消え去るのかそれはだれもわかりません。リリスにとって太陽は父親ですので、いかにもわかりやすい関係といえるでしょう。

リリスと太陽の衝

イイ人を見つけたよ

リリスと太陽の合は後ろ盾的な相性でした。こちらはリリスの引力が強いですので、太陽は虜になり、リリスに何でも与えたくなります。リリス側からしますと不安になる相性です。なぜこの人はこんなによくしてくれるのだろう?と思うでしょう。太陽からしますととにかく何かしたいのです。もう本人も分かっていないでしょう。リリス側が受け入れますと、関係は円滑に進みます。合より居心地が良いかもしれません。太陽側はリリスの為に身も心も犠牲にしようと決意します。この情熱が行き過ぎるとトラブルに繋がりますが、太陽は基本的に熱く優しい惑星でプライドも高いです、そうなる事は少ないでしょう。この関係では完全にリリス側が上ですので、感謝の心を持ちましょう。そして、太陽側に身を委ねる決心も必要です。リリス側にとって太陽側は圧倒的すぎて脅威に感じることも多いでしょう。合とはまた違う、刺激的な関係であり、太陽側の純粋な愛情に絆される、百戦錬磨のリリスも怯む関係となるでしょう。リリスが受け入れさえすればとても強い利益を得る事でしょう。

[affi id=39]

シナストリーのアスペクト 金星と冥王星

繋がれた手

とても強い絆を結ぶアスペクトです。合やソフトですと穏やかに絆を深め合っていきます。簡単に縁が切れる事のない相性です。お互いに切りたくないと思うでしょう。出会うと途端に心を持っていかれるアスペクトで、冥王星側の引力が基本的に強いですが、金星側に魅力がある為そうなります。また心の深いところで繋がる事になりますので、相性はとてもよく、ソフトであっても激しいものとなり、心身ともに満たされハマっていくでしょう。飽きる事はないでしょう。ハードですと引力がかなり強くなります。絆を結ぶ前に運命まで感じるかもしれません。お互いに惹かれ合い、勿論激しい相性となるでしょう。求め合う力が強いので、ハードですと満たされるまで時間がかかり、いつまで経っても足りないと感じるかもしれません。このアスペクトはソフトもハードも遊びの相手にはなりづらく向かない相性です。どちらとも深く入れ込むでしょう。別れる時は辛い思いをするでしょう。どこか遠くで深い縁で結ばれた2人です。

金星と冥王星の惑星の相性は恋愛に顕著に現れます。更に深い関係に発展しやすいアスペクトです。アスペクトは単独と言うより混ざることが多いですから、その場合は合わせて見た方が良いでしょう。火星との絡みですと異性としてより惹かれて恋愛がメインの関係になりやすく、海王星ですとお互いに陶酔しますので、気をつけなければやや道を踏み外し易く、土星が絡むと更に別れづらくなるとともに、安定感も増します。しかし独占欲も強くなってしまうかもしれません。天王星が絡むとそもそもお互いが好みのタイプでもある為、益々離れがたく、興奮しやすいでしょう。水星が絡みますと恋愛関係への展開が非常に早くなります。

金星と冥王星は心の深い部分に浸透するアスペクトです。火遊びは大火傷するでしょうし、この絆はそもそもが切っても切れない縁でもあります。焼け木杭に火は大いにつきやすいでしょう。離れがたくお互いに傷つきやすいアスペクトです、辛い気持ちも体験しますが、本当の深い愛の喜びに出会えるでしょう。そしてその経験は個人の大きな遺産、力となる事でしょう。

シナストリーのアスペクト解説 金星と火星

シナストリーのアスペクト解説です

シナストリーとはネイタルチャートを二重に重ねそこに生じたアスペクトから、お二人の相性を鑑定する方法です。不可思議なご縁や困惑のロマンス、その所以は一体どこにあるのでしょう?少しだけ生まれた瞬間の天空にヒントを教えてもらっては如何でしょうか。

金星

シナストリーにおいて特に恋愛面では最も重要視される惑星の1つです。金星は木星に次ぐ吉星であり、若く美しい女性そのものであり、飾られた魅力であり、贅沢であり、その贅沢を生み出すお金であり、単純に美そのものでもあります。ちなみに海王星は金星の上位星にあたり、美しさを超越した挙句全てのものを惑わせる凶星として存在しています。所謂芸術家が創り出す美は海王星が司ります。

金星と火星

異性との相性にはあって損はないアスペクトです。基本的には火星側が金星側に対し異性として一目惚れをするアスペクトです。金星側も無視する事は出来ません。お互いに気になる存在になるでしょう。ソフトであれハードであれ恋愛を激しく彩ります。

⭐️リードするのは常に火星側となります。ですので火星側が男性ですと自然な流れになります。反対に火星側が女性の場合で、かつ火星がハードなアスペクトをとる場合、金星側が女性の魅力の虜になり我を忘れやすいでしょう。

金星と火星の合

僕の壁に貼られたポスターは

典型的な恋愛アスペクトです。火星側は金星側を見た瞬間に強い魅力を感じます。早く仲良くなりたいなと願います。強引な行動を起こす事すらあります。とても相性が良いでしょう。遠回しに色気を感じるというよりももっと本能的な激しい感情を掻き立てるアスペクトです。金星側は大抵は、火星の押しに負け、その情熱を享受するでしょう。そしてそれはとても心地よく離れがたくなるでしょう。

金星側にとっても火星側はとても魅力的に映ります。恋愛にはぴったりの素晴らしいアスペクトです。直情的で激しく華やかな関係が築けるアスペクトですので、同性であっても同様に惹かれ合い仲良くなれ、様々な分野で楽しめる賑やかな2人になれるでしょう。この関係は男女共公の場ではとても目立ちます。

金星と火星の衝

鍵のない檻

激しい熱望を宿すアスペクトです。理性が最も働かない関係です。恋愛においてはその激しすぎる愛情が二人の関係に影を落とす事もあるかもしれません。それは相性が悪いのではなく、良すぎるのです。火星側は金星側を見つけるとどうしても関わりたくなります。金星側は火星側にとって可愛くて仕方がないでしょう。金星側は最初から手も足も出ない内に火星側に絡め取られてしまうでしょう。火星側は完全に金星側を自分の魅力の檻に閉じ込めてしまうでしょう。火星側の力が圧倒的に強すぎて金星側の思考回路をストップさせてしまうでしょう。

このアスペクトでは現実において会うと理性の効かない、何も考えられなくなる相性です。そのまま2人でずっと一緒にいたいと思うでしょう。離れがたく、金星側は振り回されて辛い思いをする事が多いでしょう。火星側の魅力の強さには到底敵わず完全に支配されてしまいます。しかし金星側は逃げ出したいと思いません、相性が良すぎて抗えないのです。お互いにそれが当然だと感じるでしょう。もし別れる事があったとしても、非常に忘れ難い相手となることでしょう。

[affi id=50]

シナストリーのアスペクト リリスと月

リリスのアスペクト

リリスはその人の弱点や本心、本能的にに隠している部分です。惑星とのアスペクトで重要なのは月、火星、太陽、金星、水星です。主には合と衝のみ見ます。

基本的にはリリスは常に感情の捌け口を探し彷徨っているので拠り所を求めて待ち構えています。アスペクトを取る惑星側に完全に甘える形になります。惑星側はリリスを1度見つけるともう放っておくことはできません。全て受け入れたいと思います。相互依存の強い関係となりやすいです。しかしオープンな関係というよりも隠された関係で作られることの多いアスペクトです。

⭐️ネイタルでリリスと土星の合がある人は理性によってリリスの悪い部分がほぼ抑えられておりますので解釈が少し変わり、リリスの特徴も穏やかでしょう。ただし本能を抑圧され続けているともとれます。またリリスと木星の合がある方は、リリスの角や反抗的な部分がなくなり非常に伸び伸びとした温和なリリスとなりますので、こちらも解釈が変わります。リリスのわがままな面は膨張されるという意味合いにもなります。

月とリリス 合

だから、こっちにおいで

リリスと惑星の関係で1番影響の強いアスペクトです。月は個人の1番女性的で柔らかい優しい感情です。リリスはその対象的な側面であり、男性的で、真逆であり更に誘惑的です、月がずっと求めやまない欠けた側面をリリスは補ってくれます。しかしこの側面は月にとって本当は見たくはないものなのかもしれません。

この2人の繋がりは宿命のようなもので出会いは避けようがありません。基本的にリリスと惑星の関係は惑星側にリリスが全面的に甘えます。迷っているリリスを発見するのはほぼ惑星でしょう。見つけたが最後、月はリリスが気になってしょうがないでしょう、可愛い子供のように、自らの分身のように感じる事でしょう。この関係は共依存になりやすく、異性間の場合、特に発展しやすいでしょう、相性も良いでしょう、離れ難いほどに。

月にリリスはわがままを言い続けます、月の前でリリスは奔放でしょう。それはとても月にとって自然で可愛いものです、なんでも受け止めてあげたいと思うでしょう。月は女性、リリスは男性ですと関係は収まりやすいでしょう。逆の場合は、月がどれぐらいリリスの要求や言動を受け止め耐えられるかにかかっています。リリスは激しく暴れるでしょう。月は何をされてもリリスを見捨てたくありませんのでフラストレーションが溜まります、しかしまるで自分の片割れのようなリリスとどうしてもずっと一緒にいたいのです。リリスのずるい所は魔性のような魅力を備えている点ですが、特に相手が月の場合は他の惑星に見せることのない本性のようなものを全面に出してしまいます。リリスは月の包容力に安心して全てを委ねたくなります。リリスにとって重なる月はとても居心地がよく、失いたくない場所なのです。月を失うとリリスは母を失ったかのように情緒不安定になり、リリスを失うと月は子を失ったが如く心にぽっかりと穴が空いたようになるでしょう。この関係は出会いも別れも普通にはなりづらく決して忘れられないものになるでしょう。

[affi id=20]