小惑星Union シナストリーにおけるハウス解釈 結婚生活

小惑星Union(1585)とは

白馬と追いかけっこ

こちらは単純に結婚したい星です。結婚したい、繋がりたい、カルミックな星のひとつでもあります。ですので、ソウルメイト系の相性でも良く使用されます、その場合もう一度一緒になりたいと言った想いが強くなります。基本的には、あの方と結婚したらどんな風になるのかな?と、考える方は多いかと思いますが、こちらの星はそれらを少し覗き見して私達に教えてくれます。ハードアスペクトなど配置によっては離婚も示します。ですので、結婚に特化できる星のひとつです。

今回は、シナストリーのハウスでお相手のUnion在住ハウスを見ていきます。勿論お2人のお互いのUnion在住ハウスを見るのが1番の近道ですが。

彼の方と一緒になったらどんな生活が待っているのか見ていきましょう!

※ネイタルの在住ハウスにも応用が可能です。その場合自分がそのような結婚生活がしたいと望んでいるとなります。

1ハウスのUnion

結婚するには最高のお部屋、お互いに一目惚れから始まり直ぐに結婚へと辿り着くことが多いでしょう。結婚への方向性や思考がとても似ていて、お2人の行く末を後押ししてくれるでしょう。後ろを振り返らずに前だけを見る、2人で協力し合い同じゴールを目指す、素晴らしい結婚生活が待っています。

2ハウスのUnion

こちらは少しリッチな結婚を示唆するお2人のお部屋です。または2人でいると金運や仕事運が上がります。お互いに束縛が強くなりがちではありますが問題にはなり辛いです。お互いにお互いを所有したという満足感が必要で、ある意味ただそばに居てくれればそれでいい、と言った関係にもなり易い非常に求愛される結婚相手となります。

3ハウスのUnion

コミュニケーションのお部屋ですから、お2人はとてもスマートで常に知的な会話ができるカップルとなるでしょう。2人きりで長く過ごす事が好きで、特にUnion側は長く結婚生活が続いても、いつまでもデートや旅行に行く事が好きでしょう、新鮮でロマンティックな2人の幸せを感じるために。

4ハウスのUnion

こちらは典型的な大家族の配置です。どちらかが子供を沢山欲しがる事でしょう。又は、どちらかのご両親と一緒に暮らすなど。又はどちらかが再婚や子連れであったりする事もあります。お互いに家族としての絆や距離感がとても強い結婚を暗示します。単身赴任などは考えられない配置でしょう。

5ハウスのUnion

こちらも結婚には最高のお部屋です。お2人の相性は、官能的な意味でも、様々な愉しみごとにとても良いです。2人でいると何もかもが楽しみに繋がります。趣味や想像力のお部屋ですので。一緒にいると子供の頃に戻ったような遊び心が疼きだすでしょう。Union側は子供を欲しがるでしょう。子供の有無は5ハウス側の状態に寄ります。

6ハウスのUnion

Union側はいつもハウス側を助けてくれるでしょう。どんな時も辛い時は支えてくれるでしょう。結婚へのきっかけは具合が悪い時や調子が悪い時、又は好きな人に振られて落ち込んでいる時かもしれません。話を聞き、あなたを励まし、魅力的だと言ってくれる事でしょう。6ハウス側の状態に寄っては、養子などをもらう配置でもあります。温かな家庭を築く事でしょう。Union側は常にあなたの味方です。

7ハウスのUnion

こちらは結婚相手として最高のお部屋なのですが、7室はディセンダント、自身の最も苦手なサインのお部屋です。ですので最高であり最悪な結婚相手となります。お2人の結婚は満足感に溢れるでしょうし、大抵一目惚れで始まります。矛盾がありますがアセンダントとアセンダントの合(も勿論素晴らしいのですが)よりもアセンダントとディセンダントの合の方が惹きつけ合う力も性的魅力も強いのです。又ジュノーもアセンに合よりもディセンダントに合の方が魅力的に見えてしまうものです。パートナーのお部屋は自我と正反対の対人のお部屋、相性とは不思議なものですね。

8ハウスのUnion

こちらは言わずもがなのとても親密なお部屋です。ですので、お2人は誰にも言えない会話を2人で何もかも話すでしょう。誰にも言えない秘密も共有するでしょう。そして、お2人の結婚生活はまた言わずもがな、とてもとても、異性的な魅惑と誘惑に満ちたものである事でしょう。お2人の結婚は禁断の森の中です、官能が溢れています。

9ハウスのUnion

Union側が海外の方か外国に住んでいることが多いでしょう。結婚はどちらかがどちらかの元に住むことになります。遠距離恋愛である事が多いです。基本的にとてもロマンティックで幸運な結婚を表しますので、とても幸せなお二人になる事でしょう。お互いの異文化の知識の交換を良くします。また海外旅行も大好きでしょう。

10ハウスのUnion

結婚生活に求めるもの全てが高級志向です。毎日高級レストランで高いお料理やワインを注文するような生活が待っています。Union側が非常にお金持ちである事が多いでしょう。そして2人ともそんな生活が側から見ても似合う公認のカップルとなります。かなりの年の差婚である事も多いでしょう。しかし2人ともお互いに2人の事しか目に入りません、非常にロマンティックなお2人でしょう。ハウス側の野望はすべてUnion側が叶えてくれるでしょう。

11ハウスのUnion

典型的な親友であり恋人、の配置です。お2人はお互いの友人関係を共有しますし、それにより人脈も広がりますが、ここで肝心なのはそう言った沢山の友人の中で、お2人のみは恋人なのです。よく考えるととてもロマンティックで妬ける配置ですね。水瓶座のお部屋でもあり、個人主義の高い関係でもあり、お2人は気付かずとも少し斬新な関係性の結婚生活である事でしょう。非常に恵まれたハウスですので、結婚生活自体は幸福で平穏です。

12ハウスのUnion

こちらはカルミックな結婚相手です。郷愁を呼び起こすお相手でしょう。お互いにある種の一目惚れが起き非常に惹きつけ合います。お相手の魂が感じられるような感覚でしょう。このお二人が結婚すると運命の相手と結婚できたと言う満足感がとても強いです。しかし問題は、どこかでお相手は敵になるかもしれません。

電撃婚のお部屋でもありますが、同時に憎しみ合いやすいお部屋でもあります。

全体的なホロスコープの配置を把握する必要があります。

また、ご縁自体は12室で最も強いとも言えます。

❤️ホロスコープは全体的に解釈して下さいませ。

小惑星Swindle アイデンティティと盗み

小惑星Swindleとは

だってあれは僕のものだったから。

こちらの小惑星は主に犯罪レベルの大きな嘘や詐欺を指します。と言ってもそう単純な星ではなく、盗むという意味が最も強い星です。ここで問題になるのは、何を盗み何を盗まれたかです。
何かを失くした事はありませんか、財布、鞄、アクセサリー、きっと慌てた事でしょう。そして大事であればあるほど忘れる事はできないでしょう。いつまでも返してほしいと願うでしょう。
こちらの星は主にアイデンティティを盗む星です。ホロスコープ上では12室全てで自己の確立が行われますが、ネイタルでこちらの星が入るハウスはその肝心な自己を証明する部分が盗まれてしまい易いと読みます。私達にできる事は取り返す事です、よってそのハウス関連で強く自己の失った部分を奪い返そうと様々な画策をします。それが大きければ大きいほど大きな詐欺や窃盗に繋がります。それが心の安定に繋がってしまうからです。ここで扱う盗みとは物質面のみの話ではありません。惑星やアングルと絡むとよりその意味合いは分かり易くなるでしょう。しかし意外にもポジティブな面も多く、アイデンティティを取り返すという動機は非常に強いものがあります、ですのでMC(社会的地位)などに絡むと大きな反動となり、他者に影響を与える事も可能です。つまりは他者の心を読み盗むプロフェッショナルです。

シナストリーでは、関わる惑星やアングルのアイデンティティを奪いますから、その部分で詐欺や欺瞞が起こり易いです。ただ盗まれたという事は、盗んだ相手に全てを捧げることにもなります。特に金星(愛情)や、アセンダント(人生の目的)、太陽(自我、人生)などは影響力が強いですので、個人によっては、持って行かれても良いと思ってしまい易いです。特に金星は大恋愛にも発展し易いです。

何をするにも理由があるものですが、こちらの星はある意味分かり易く、また大きな心理的な摩擦の要因ともなりますので、注意が必要な星の一つです。ただポジティブに解釈することも可能ですので、ホロスコープやアスペクトを全体的に把握する事が最重要となります。

今回はアスペクトを考察して行きます。自己を確立するのは大変な努力が必要ですが、日々人は成長して行きます。その過程で、何かの欠乏に気づいてしまった時人はすぐに対処できれば楽だろうと感じますが大抵は、それが何かわからずある種の欠乏感と共に生きて行き、間違いを犯すものです。欠乏箇所に気づく手助けになれるのならば、こちらは非常に現実的に役に立つ良い星とも言えます。

以下閲覧注意を含みます

ネイタルにおける小惑星Swindle

上記で説明したように、目立つアスペクトがない場合主に在住ハウスを見ると良いです。そのハウス関連でアイデンティティが失われ易く、欠乏感が生じ埋め合わせをしようと考え易いでしょう。また個人惑星と絡む場合はより注意が必要となります。この星は緩和剤が少ないのも難しいところです。キロンは傷を深め、パラスは悪い面を扱い易くしてしまい、土星は重くなり、木星は拡大、海王星はより深い深層心理の混乱を、冥王星はジレンマとなります。

小惑星Swindleと金星の合

要注意

こちらは愛情面とアイデンティティの欠乏が繋がっていますので、特に男性ですと女性に愛情を盗まれ易いです。恋に落ち易いというより、恋愛相手に執着します。もし相手が裏切ると、または振られるとその反動から奪い返そうと、女性に危害を加え易い要注意のアスペクトとなってしまいます。女性は女性としての自信を失い易いアスペクトの1つです。その為自分自身の女性としての部分を埋め合わせるために愛情や美しさに執着し、そう言った方面で他者を欺き易いでしょう。

シナストリーにおける小惑星Swindle

シナストリーではSwindle側にその惑星やアングルが示す部分を盗まれてしまいますから、惑星側は反発するか従うかどちらかになります。またお相手のネイタルSwindleが目立つか目立たないかも重要となります。目立つ場合、例えばヘッドやアセン、mc、惑星の合など、にある場合はどれだけ個人がSwindleに対処できているかによるので、大きな詐欺や欺瞞に注意が必要です。

小惑星Swindleとアセンダントの合

Swindle側にアセンダント側は全て盗まれてしまいます、というのは大袈裟ですが、よく解釈すれば崇拝のような関係にもなり易いです。なんでもいう事を聞いてしまい易いので、Swindle側も居心地が良く、2人はとても仲良くなるでしょう。Swindle側がネイタルで強い場合、なんらかの詐欺にはご留意下さい。

小惑星Swindleと金星合

こちらは単純にSwindle側が金星側の愛情を盗みます。ですので大恋愛にも発展し易いアスペクトです。ただ惚れた弱みで、とSwindle側の欺瞞を許してしまわないよう注意が必要です。

続きます

Ara/Arai バッドカルマ サイン別 閲覧要注意

小惑星Ara(849)とは

君はしくじった。

前世があるかどうか、それは誰にも分かりません。ただカルマの存在や、輪廻の不思議は見逃せません。チャート上でドラゴンヘッド軸は非常に重要なのは言うまでもありませんが、このカルマ軸を除いてもホロスコープからカルマは消えません。土星がいるからです。土星は、様々な意味を持ちますが根本的にはカルマの星です。
さて、こちらの星はとても怖い星の1つです。バッドカルマの星だからです。もし前世があるとして、悪い事をしてしまい何か今生に影響を与えているとしたら?
そのヒントが欲しければこちらを見ると良いでしょう。
主にネイタルでサインとハウスを見ます。
助けとなるのは逆のサインです。単純にはAraのサインが示す悪い面(ですから格式は重要なのですが)を過去生で行い、悪いカルマで今引き継いでいます。
カルマというのは深い深いご縁でもあります、そう、良い事をすれば巡りめぐって良い事が返ってくる、はてさて、その反対は???

あくまで可能性の星ですが、現実で出会う苦しみの中で何かのヒントになるかもしれません。
又カルマ等関係なくサインには良い面と悪い面がある事を知るには便利な星です。悪い面のみの解釈ですので。

Araの由来はギリシャ神話の呪いを司る女性の精霊(Arae)で、地底から自然界の法律を守らない人々に鉄槌を与えるために呼び出されたとされています。復讐の女神Erinyesと同一視され易いです。

★ネイタルでのアスペクトは要注意がほとんどでノーアスペクトか援助の星以外は気をつけなければなりません。火星と合は要注意です。悪いカルマが行動の動機づけになってしまいます。土星との合もカルマが重くなるのでよくありません。キロンの合ハード、木星合は助けになります。また冥王星も扱いは難しいですが、オポジションが特に良く窮地に陥ると上位者から助けが入るでしょう。

★シナストリーでは個人惑星とオポジションの星が助けになり、ソフトや合は良くありません。スクエアも良いのですが否定されていると思い易く助けにはなり難いです。憧れの意味も入るオポジション(オーブ2まで)が最適です。またアセンダントもよく、例えばAraが牡羊座でしたら、AC天秤座の方の行動は目が覚める事が多く救いになります。

誰もが1つ12星座に大嫌いだと感じる星があるそうですが、個人的にはこのAraの在住サインがそうである事が多いように感じます。

※ネガティブな星ですので良い解釈はありません。

牡羊座のAra

バッドカルマ:他者との不調和、強情

過去、好戦的で無意味な争いや諍いを繰り返し起こしたのかもしれません。その為今生では他者と仲良くする事に常に問題を抱え、喧嘩になれば仲直りする方法もわからず突き放し、1人になりやすいでしょう。そして誰もいなくなっても気にしないでしょう。それが自分の引き起こした事であり、良く無いと気づかない限り、周囲からキレやすいやら、性格が良くないだのと批判され、馬鹿にされるのは日常茶飯事。本人は至って自分の行いは普通であり無理に受け入れられなくてもいいと思い易いです。どこでそれが大きな問題になるのかはハウスを見ます。
天秤座に憧れます。天秤座の優柔不断さ(なぜ怒らないのか、すぐ縁を切らないのか等)に反発しながら、彼らの対人面での優しさ、素晴らしい調和能力にいつも憧れるでしょう。シナストリーで自分のAraが特に天秤座ライツにオポジションをとる人々と関われば、とても良い影響を受ける事が出来ます。ご縁も深いです。

続きます

Araのシナストリーアスペクト

基本的にはこちらはネイタルサインでカルマの方向性、ハウスで具体的な事象を見ますが、アスペクトも重要ではあります。ただネイタルではもう上記Araの説明でしたようにアスペクトは取らないのが1番です。
そもそも自分で治すのが難しい星です。他者にSOSと助けを出すだけの星です。
ネイタルで傷ついていると、自業自得と助けがきません。
シナストリーでは助けてくれるアスペクトがありますので以下に解釈します。全てオポジション(2度まで)のみです。
合やソフトはざっくり言えば悪い事をする仲間です。救いにはなりません。
またアスペクトが絡むと非常にカルミックなご縁の深いお相手です。

太陽とAraのオポジション

Ara側は太陽側に興味を持ちます。尊敬でもなく、好きでもなく、物凄く面白い存在だと感じるでしょう。太陽側はAra側のネガティブな側面に寛容です。自分に全く関係のないものだからです。怒りもしませんし、指示もしませんがまるで光の当たる道がわかりそこに指をさすように、一緒にいるとAra側のバッドカルマは太陽側によって徐々にポジティブな方向へと導かれます。ただ、バッドカルマを見せやすい相手である事には間違いがなく、太陽側に見限られると関係は終わります。

ヘッドとAraの合

要注意

こちらはオポジションではないですが、目立つので解釈します。テイルに乗る方が救いがあります。2人は非常にカルミックなご縁が強いです。しかし、2人がシェアするテーマはどちらかのバッドカルマでありまた、2人の未来はバッドカルマに繋がっているとも読めます。ヘッド側はAraの被害者になり易いですがタフです。何故ならヘッドの方が強いからです。そのサインの良い面を沢山貰っているからです。Araの性質にも寄りますが、関係性は大体Araが壊します。テイルに冥王星などが乗ると救いになります。その繰り返す精神面の変化の中でAraが生まれ変わることができたなら、2人は末永く仲良くいられる事でしょう。カルマ軸とのバッドカルマの合ですので強く脆い絆です。

AraとAraのオポジション

こちらはどちらかがどちらかの、指導者だと思い易いです。正義感の強い方か主導権がある方か、ただの思い込みかはわかりませんが。と言って止められるわけではなく、お互いに悪い面を助長します。全く君はダメだなあ、と言って道具を出すドラえも●のようにやらせるだけ自由にやらせて助けてくれます。またハウス面での事柄にも親切です。基本的にバッドカルマのせいでそのハウスで嫌な目に遭い苦しむわけですが、怒って助けてくれるでしょう。1番の救世主かも知れませんが、甘やかされたバッドカルマは怖いものがあります。この方といてもお互いバッドカルマに気づかないので、と言いますか甘やかされているだけなので、お互いにお互いがダメだなあと言う箇所を真剣に聞けば良いだけです。ただそれが最も難しい相性でもあります。

テイルとAraの合

要注意

非常にご縁の深いお相手となります。どこかでAra側に過ちを犯させたのはテイル側ですので、ここは素直にテイル側はテイルのサインハウスの良い面をAraに見せるしかありません。間違った使い方しかできないAra側にやり方を最初から教えてあげるような形です。手取り足取り教えてあげましょう。今生でテイル側はそのサインとハウスに恵まれていませんので大変でしょう、しかしその事柄にはテイル側は詳しいはずですから、今度こそ一緒に間違えないようにと、願いを込めて。

続きます

ネイタルにおけるVT軸のアスペクト 使命 小惑星

ネイタルにおけるVT(バーテックス)軸とは

VT軸のアスペクトはシナストリーですと宿命的にそのお相手が自分に何をしてくれるのかわかります。(i.g.金星合ですと愛を与えてくれる。)ではネイタルですと、基本的な構造は同じですが、宿命の出会いというよりも、宿命的にしなくてはならない事がAVT(アンチバーテックス)、宿命的にされる事VT(バーテックス)となります。最も重要なのは合する惑星や準惑星、小惑星、恒星などの意味です。VTではそのような人々が周囲に集まり易いとも読めます。AVTはほぼ使命のようになるので、社会に発信していく立場です。よって、悪星は要注意となります。
ネイタルにおけるVT軸の解釈は、星の合が最も重要で、次にサイン、真逆のサインの軸ですから、どの軸でも重要なように、VT軸でも乗り越える宿命的な課題として扱われます。ハウスはその際の強いヒントとなります。
合する星ですが、惑星は何もない場合、小惑星をよく見られると良いと感じます。惑星ではわからない多様で奇妙で、魅惑的な世界が延々と広がっていく事でしょう。

こちらでは小惑星をメインに解釈していきます。

大体オーブは2度まで3度でワイドです。恒星は0度。合のみです。
では考察していきましょう。こちらではVT、AVTをしっかりと分けて解釈します。またわかり易い小惑星の解釈も混ぜます。

※以下要注意を含みます。苦手な方は読まないようにお気をつけ下さい。

VT軸とNessus

要注意
こちらはとても解釈がわかり易いです。加虐の星ですので、VTに合の場合自分が害を加えられ、AVTの合は自分が他者に害を加え易いです。
ホロスコープは多様性が大きいですので、例えば、セレス(両親)、とNessusの合がVTに合だとすると親から害を受け易いと読めますし、ラム(弱者)とNessusの合ですと害を受けた弱い人々が周囲に集まり易いとも読めます。混ざる星との相互関係も柔軟な解釈が必要となります。

VT軸とジュノー

ジュノーはパートナー、結婚相手ですが、愛情面で言うと忠誠心の高い、深い愛情です。ですのでVTに合ですとそのような愛を受け易い、その様な人々が集まりやすい。となり、AVTでの合は忠誠的な愛情を社会で与えるとなります。

VT軸とキロン

要注意

こちらはやや複雑で、強い精神力が必要な配置です。VTに合では傷を受けやすく癒しも受け易いです、また癒しを求める人々が集まり易いです。問題はAVTとキロンの合です。VTとオポジションなわけですから、VT軸で受ける事全ては深い傷となります。宿命的な軸であり、生来その傷は逃れられません。それらを全て何度も乗り越え、AVTで社会に還元します。この配置の方は他者を助ける、癒す、カリスマティックな使命を背負っている方と言えます。傷を受ける場所はキロンが入るハウス、その原因はVTの星々となります。

VT軸とキルケ

こちらは分かりづらい小惑星との合との例ですが、キルケは基本的に最恐の悪女の星ですので、VTに合なら悪い魔法でも他者からかけられるのかと思いますが、キルケは諸説ありますが、好みの男性を全員弄んでから動物に変えた魔女ですがオデュッセウスには負けています。そして最終的に動物に変えられた男性もオデュッセウスに命令され皆元に戻っています。その後皆をワインや美味しい食事でもてなしたと言われます。つまり、こちらの小惑星はもう1つ価値を認められもてなされるという意味も持ちます。ですのでVTに合ですとおもてなしを受けることが多くまた、有能なアシスタントが周囲に集まりやすいとも読めます。AVTに合ですと素晴らしいアシスト能力があるか、誰かの手助けをしたり、おもてなしをするのが好きなタイプでしょう。

※ホロスコープは総合的に解釈して下さい。

続きます

シナストリーにおけるVT軸と惑星 運命

VT(バーテックス)軸とは

あなたは誰?

VT軸は宿命軸と言われるものの1つで、この軸に惑星が乗ると宿命的に非常にお互いに強く惹かれ合う事になります。VT軸は位置的に他者との関係を表すハウスにきます。AVTは自身や内面を表すハウスにきます。ですのでVTは第二のディセンダントとされていますが、今回こちらでは、少し簡略化しVT、AVTわけずに惑星との一般的な関係性を考察していきます。
チャートにおいて運命という言葉が1番似合う軸ですので、ロマンティックでもありますが少し怖いような、自分が動揺するほどあまりにも強く引き合う軸の一つです。
同じ宿命軸のアセン軸との大きな違いは全く無意識に惹かれるという点です。どこがというわけでもなく、つまり一目惚れの軸でもあります。偶然、何処かで、運命の人に会えたら?という思いはこの軸が叶えます。
VT側が強く惑星側に運命の人であると感じやすいですが基本的にはお互いにです。出会った瞬間から強い繋がりを感じお互いに引き込まれていくでしょう。
因みに他の主要軸アセン軸は引き寄せ合う軸であり宿命軸、MC軸は引力軸でもう少し重たい関係となり、ヘッド軸はカルマ軸と呼ばれています。以下全て合の解釈です。

もし彼らに出会えたら数々の運命的なご縁の不思議を思う存分楽しんで下さい。

また他主要軸との合は親子や夫婦によく見られるもので、特にご縁が深いものです。神秘的な軸と軸の交わりもまた別にポスト予定です。

バーテックスの語源と由来

一目惚れだった。

バーテックスはラテン語のvertereを語源としています。意味はターニングポイントです。
由来となるローマ神話は果実と季節の神、ベルトムヌス、諸説ありますが彼は自身の身体を自由に変化させる能力を持っていました。植物の種が芽を出し、枝になり、花が咲き、実がなるように自由自在に変化する能力です。その力を使い、ベルトムヌスは夢中になったポマナという女性を自分に一目惚れさせる事に成功します。
ポマナは彼に無関心だったので、ベルトムヌスはさまざまな姿になり彼女の菜園の前を通りますが、ポマナは全く興味を示しません。
ベルトムヌスはある日老婆に変身して油断したポマナの菜園に入り込み、会話する機会を得ます。そして自分の事をとても素晴らしい神であると彼女に熱心に教え込み彼女が好意を持った瞬間に、自らの偽の姿を解いて元の自分になり登場します。そして彼女はベルトムヌスに一目惚れするのでした。

VT軸と太陽

人生のパートナー

太陽側はVT側をまるで自分の分身のように気が合うとすぐに感じます。簡単に親友になれるでしょう。勿論人生の歯車も動き出すように感じ、これから長く2人で一緒に同じ道を歩いて行きたいとお互いに強く望むでしょう。宿命的に結ばれた2人でしょう。

VT軸と月

家族愛

最も安心感が強いというとこちら。家族のような暖かさを出会った初めから感じるでしょう。ああ早く家に帰りたいと惨めな気持ちになったことはありませんか?こちらの2人は一緒にいればそこが家です。お互いに強い親近感を感じ、離れているのが苦しいと感じるほどに惹きつけ合い一緒にいれば家族のように安心する事でしょう。

VT軸と金星

恋人

ロマンティックなVT軸の中でも最もロマンティックな相性はこちらです。お互いに理想の恋愛相手として一目惚れするでしょう。特にVT側は強く外見的にも魅力を感じます。
所謂まさに運命の相手に出会ってしまった!アスペクトです。一度結ばれれば離れる事はないのではないでしょうか?

VT軸と火星

愛を確かめ合う

最も異性的に惹きつけ合うのはこの相性ですが、単純にエネルギー源としても役立ちます。一緒にいれば行動力が増します。元気も出るでしょう。喧嘩やトラブルも多いかもしれません。しかし強く激しくお互いに惹かれ合うでしょう。狂おしい相性となります。

VT軸と木星

癒し

非常に良い配置です。VT側は木星と寛容で有意義な時間を過ごせますし、悪意のない関係です。何よりリラックスできます。特にVT側が一緒にいて気楽で安らげるでしょう。木星側はVT側を非常に甘やかしますし、社会的な地位も上げてくれます。このお相手とはお互いにお互いを甘やかし2人の世界を作り上げる事が簡単に可能です。

VT軸と土星

強い絆で守られて

土星はカルマの星でもあります。VT軸は宿命軸ですので、非常にカルミックで運命的な深いご縁を暗示します。土星側は2人の関係性を強固にします。簡単にご縁は切れることはないでしょう。関係性の脆いアスペクトの強い緩和剤になり得ます。また、土星は威厳のある父親の象徴でもありますから、VT側に強い責任感を抱き、2人の絆がより深く末長く続くよう様々な形で貢献するでしょう。

VT軸と天王星

衝撃

激しいショックをお互いに与えるアスペクトで、特に天王星側がさまざまな面で衝撃を受けやすいですが、VT側は天王星側といると人生が変化し易いです。一目惚れアスペクトの中でも強い一目惚れアスペクトです。特に人生が変化するという意味では最も強いです。

VT軸と海王星

幻想

最も精神性の高い関係性をもたらすアスペクトです。海王星側にVTは会った瞬間から理想の相手が現れたと引き寄せられます。海王星側も同様で、激しい恋愛を示唆します。お互いの夢に描いた理想の相手がそこにいるのですから当然でしょう。特にVT側にとって完璧だと感じる事が多いです。ただ金星と違い、あまりに現実離れした関係性である事も多いです。それでも熱烈に惹かれ合うのがこの相性です。タイトであれば精神的な結びつきは非常に強固です。

VT軸と冥王星

あなたが支えてくれるなら

冥王星は人智の及ばぬ命運を握る星です。VT軸は宿命の出会いですから、2人の出会いはどこかかなたで知る由もなく運命付けられたものであったのでしょう。冥王星はVTの人生を大きく生まれ変わらせます。そして冥王星側はVT側にとってその人生のステージを一段上がるエネルギーの元となり、バックアップしてくれる頼もしく力強い存在となるでしょう。火星よりも深く激しい異性的な引きつけ合い、またそのような関係も示唆します。

続きます

小惑星フォルス バタフライエフェクト

小惑星フォルスとは

ぼくたちそんなに仲良かったっけ?

フォルスは諸説ありますがパンの息子でデュオニソスの神聖で特別なワインの管理を任されていたとされています。
ある日ヘラクレスの狩に付き添い、もてなし、その芳しいワインのボトルを開けてしまいます。するとNessusが引き連れていたケンタウロスがその香りを嗅ぎつけ、ヘラクレスと戦闘が始まり、その場にいたキロンに、かの有名な、2つ目の肉体への治らぬ傷をつけた(1つ目は母親から捨てられた心の傷こちらはアポロが癒しその術を教えた)といわれます(キロンは別名傷だらけのヒーラー)。
戦いの後、倒れたケンタウロスから落ちたヘラクレスの矢を好奇心から拾ってよく見たフォルスは、矢の余の恐ろしさに衝撃を受けうっかり自らの足に落としてしまい、その毒で命を絶たれたという事です。

こちらは非常に重要な小惑星で、単純には爆発を指しますが、火を起こす際にバチッと火花が散りますね。そのような小さな火花が、大きな大きな目が覚めるような花火を生み出すようなそのような星です。
何事においてもそうですがきっかけは何かわからないものです。結論から導き出すしかありません。またその結論も気づくことがないまま終わる事もあります。そのように小さな一瞬の接触が大きく人生を変えるきっかけとなる、星です。運命のトリガーを自分勝手に引きます。

トランジットで見れば軸や惑星にタイトに合の時がよく注意すべきであり、ネイタルで目立てば他者よりも思っているより遥かに驚くことが多い人生である事でしょう。些細で無害な好奇心が大きな結果を生み出します。よく使われる小惑星ですので沢山の例がありますが、スーザンボイルはMCとフォルスが合です。シナストリーでは、フォルスはヘルパーであり、同時に中毒や良くない習慣を指します。ですので助けを求めていますから陽性、陰性の星とどう関わるかにより作用は変わります。アングルが1番影響は強いでしょう。特にVTは強力です。

冥王星のような星とも呼ばれ蠍座で高揚ともされますが、神話からも分かる通り、キロンと関わりが深く射手座と乙女座で高揚ともされます。フォルスは傷の痛みからすぐに解放されましたが、キロンは不死であった為そうは行かなかったからです。
因みにキロン、ヘラクレス、フォルスは3大ヒーリング小惑星です。
複雑な解釈ができる星ですので、トランジット、ネイタル、シナストリー全て混ぜて解釈します。応用して答えを見つけ出してくださいませ。

小惑星フォルスのアスペクト

※ハード特にインコンジャンクト(気づかない)は良くありません。注意が必要です。

フォルスは主に、爆発、バタフライエフェクト、ターニングポイント、大きな出来事へのきっかけ、元には戻れない、悪い習慣や環境に気づかせ助けると言った意味合いがあります。ですのでシナストリーでは勿論重要な運命のトリガーを引く相手との出会いとなります。またやや性的な意味合いも含みます。
※ネイタルとトランジットなど柔軟に組み合わせて用いるのが最も効果的な小惑星です。

アセンダントとフォルス

トランジットでは自らを曝け出す時期であり、その時点でのカミングアウト、本来の自分をどんどん表に出します。ネイタルでは集団で目立ちます。周囲を揺るがす方です。シナストリーでは人生そのものを変える、大きく揺るがす方との出会いでしょう。アセンダント側はフォルスと良くない習慣や、間違った状況から抜け出す手助けをし合う事ができます。

ディセンダントとフォルス

人生を揺るがす方々に出会いやすいです。新しい世界に飛び込んだり、関わる方々によりガラリと世界観が変わっていくことでしょう。基本的にきっかけは些細でも大きくドミノ倒しのように進み、自分でも気づかない良い方向へと連れて行かれるでしょう。

太陽とフォルス

シナストリーではフォルス側にとって太陽側は自分を変えてくれる理想的なパートナーです。太陽側の人生も大きく変わります。基本的に癒し助け合うことができるので、居心地がとても良いでしょう。仲良くなれることでしょう。ただそれは同時に何かが大きく変化することを辞しません。ネイタルでは、太陽というのは強い存在ですので、フォラスは揺らぎと爆発ですからあまり合いません。その葛藤を力に変えていくといいです。フォルスは身体を爆発的に沢山動かすことも指すのでスポーツ選手などにとても向くでしょう。トランジットでは人生が変わる出会いか、注意すべき人生の大革命への些細なきっかけを指します。

月とフォルス

トランジットでは自分に必要なものや、習慣が大きく変わっていきます。ネイタルでは良くなく、そもそも月は脆いのでまず、心を落ち着かせる必要性があります。スポーツや瞑想もいいでしょう。ただやはり月ですので、安心させてくれる相手がとても必要な不安定な配置となります。シナストリーでは逆にすごく良く、お互いになくてはならない癒しの相手となります。心の底から人生を変えてくれます。

水星とフォルス

トランジットでは自身の考え方や他者との接し方に変化が現れる時期です。ネイタルでは知的領域や精神活動において何度も変化が訪れるので安定せずあまりよくはない配置です。常に社会的な改革や斬新な交流を求めますが、他者を驚かせてしまうことが多いでしょう。シナストリーでは、精神活動のヘルパーであり、悪い考えや環境から保護してくれるでしょう。2人でいると思考における良い変化が起き癒しと新しい世界を目の当たりにする事でしょう。

金星とフォルス

トランジットでは愛情関係にある誰かとの関係性に変化が起きます。特に女性とですが、対人面でも構いません。対人面では多少なりとも愛情を持って接するものですね。よってこの変化は自然と他者が絡むことが多いです。恋のライバルが!というのもこちらでわかります。些細な変化ですが。ネイタルでは、愛情と爆発というとそのままでわかりやすいといいますか、大袈裟で恋愛に非常にのめり込むタイプですのでそういった、感情の津波を穏やかに受け止めてくれる存在が必要不可欠な配置です。大恋愛が多い配置でもありますし、いわゆるオタクも多いでしょう。シナストリーでは、正に大恋愛のお相手です。恋愛における一大変化を経験できるでしょう。また悪い嗜好などを変化させてくれるお相手でもあります。

火星とフォルス

トランジットですと何かの勝負に変化が訪れます。インコンジャンクトですと特に事故には注意してください!又性生活の方向性も変わります。女性ですと男性との関係に注意が必要です(暴力沙汰など)。ネイタルではそもそも火星は行動力ですので、それに勢いがつくような感じで、仕事でもスポーツでもとても良い配置です。さまざまな変化を楽しみ自発的に波に乗っていくでしょう。シナストリーは目的地や(性的なものも含む)行動範囲の変化などを経験させてくれるでしょう。偶発的な暴力、事故にのみ気をつければ楽しい関係でしょう。

MCとフォルス

トランジットでは社会的地位における一大変化や転換期を表し、ICが真逆ですのでそれによる家庭生活への大きな影響を示します。その変化は他者や又は何らかの機会によって訪れます。ネイタルでは、社会的な立場において、良くも悪くも非常に目立つ存在で、仕事場でも周囲に削ぐわなかったり、人間関係を揺るがしやすいでしょう。シナストリーでは、お互いに社会的地位における一大変化を体験するでしょう。関わる惑星によります。

★以下はソーシャル以降ですのでトランジットのみの解釈ですが、シナストリー等に当てはめる事も可能です。

木星とフォルス

自身の信念が変化し易いでしょう。又木星は法律も表すので、最終的に裁判などの結果にも繋がります。

土星とフォルス

土星はキャリアを表しますので、キャリア上のなんらかの変化が起きます。

天王星とフォルス

突然のなんらかの変化、衝撃、特に事故などに注意が必要です。

海王星とフォルス

理想や夢が変化します。アスペクトにより叶ったり、又は諦めたり、理想そのものが変わる事も多いでしょう。

冥王星とフォルス

人生における一大変化、それまでのご褒美をもらったりまたは逆に、支払います。勝利には犠牲がつきものです。冥王星の要素の強い解釈となります。転落と栄光、どちらに転ぶかはわかりませんが、ハードでなければ、基本的にご褒美が待っているでしょう。

※ホロスコープは全体的に読んでくださいませ。

金運と名声、名誉に関する小惑星リスト

金運と名声と名誉とは

小惑星の総合リストの内容と被るものもありますが、金運、名誉名声系はかなり多いのでこちらにまとめてゆきます。簡単な解説をつけますがあくまで略説ですので、使用の際に要注意のものも多いので、詳細は個別ポストをご覧下さい。

さて、お金、名誉、名声、人気、挙げればどんどん出てきます、人の欲望は尽きないものですね。これら全ては運に繋がりますので、運の小惑星も含めます。
小惑星も沢山ありますが、よく使われていて信頼性が高いもの、そうでなくても、どうも気になるもの、こちらもまた使用するものを選ぶのも読み手の運かもしれません。
複雑に絡まるチャートを上手く読み解いていくと楽しいかと感じます。

金運を見る際の簡単なチェック項目

簡易にですがざっくりチャート全体から把握する金運の見方を説明します。

軸を見ます

軸が1番影響が強いので、AC、MC、ヘッド、VT軸に合となる小惑星を見ます。次に個人天体との絡みです。

主に2、8、11ハウスを見ます

2ハウスは個人の資産の部屋です。ですので金運に大きく関係があります。どの惑星が在住か、その惑星がどのようにアスペクトを取っているかを見ます。2ハウスカスプサインとアスペクトを見ます。

8ハウスはパートナーや結婚相手から得られる個人の資産の部屋です。ですので同様に在住惑星、アスペクト、8ハウスカスプサインとアスペクトを見ます。

11ハウスは、仕事やキャリアによって築かれる個人の資産の部屋です。同様に在住惑星、アスペクト、カスプサインとアスペクトをチェックします。

金星と木星の状態を見ます

2ハウスのルーラーである金星、幸運の拡大を意味する木星の格式等を見ます。アフリクトがあるかなど。

チャートルーラーを見ます

チャートルーラーが、2、8、11ハウスのルーラーと絡んでいるか見ます。

土星と火星の状態を見ます

この二つの星は直接金運に関係はありませんが、野心と行動力を見るためにチェックします。それが上手く働かないと、金運は上手く回らなくなりますので。

金運面から見る惑星

金運の良い絡み:天王星、海王星、冥王星金星、または木星にアスペクト。
ハードの場合は手にするものが大きすぎたり、扱いづらかったり、辿り着くのに遠回りしたりします。
天王星と金星、木星は突然の富や棚ぼた運などを与えます。
海王星と金星、木星は夢を叶えてくれるでしょう。
冥王星と金星、木星は遺産や、他者からの金運アップの援助を表します。

※木星と金星のアスペクトは典型的な言わずもがなの金運の強いラッキーなアスペクトですが、格式等にもよりますので使いこなし易くはありません。

小惑星と木星以降の惑星の意味

ざっくりですが、個人惑星以外は以下で意味が付属されます。
チャートで目立つというのは軸か個人惑星に絡むことを指します、又は軸や個人惑星と小惑星の合に以下の惑星も絡むと意味が強く追加されます。
木星:意味を拡大、土星:野心、キャリア、歯止め、海王星:夢を現実に、天王星:天才的な才能、閃き、冥王星:援助と権力

金運、名声、名誉に纏わる小惑星リスト

1981 Midas:金運の増減に著しく関わります。アスペクトに左右されるので扱いづらい。目立つ配置にあると金運が非常に強い。

151 Abundantia:別名レディラック、豊穣、沢山の富を表し強い金運を示唆。

163693 Atira:主に沢山の富を表す。豊穣の女神の星、こちらも目立つ配置にあると金運が非常に強い。

1130 Skuld:未来の財運、資産運

904 Rockefellia:目立つ配置だと生まれつきの強い金運を示唆

185 Eunike:幸運と勝利を掴む

20000 Varuna:急拡大、木星に似た強いエネルギーを持つ星。絡む惑星や軸の意味を木星同様拡大させます。水星座で高揚

408 Fama:名声の女神。噂話の女神で、良い噂、悪い噂どちらも指します。こちらが目立つ配置ではとにかく有名になり易いです。

19 Fortuna:運命の女神、又は幸運の女神です。良い運も悪い運も運んできます。木星の娘とも云われ、木星のような豊かさを拡大させる効果も持ちます。

258 Tyche:運命の女神。fortunaと同様幸運を運んできますが、アスペクトに寄っては悪い運も運びます。

2736 Ops:豊穣の女神、土星の妻で木星の母親。困難に出会い打ち勝つ。約束されたハッピーエンド。

109 Felicitas:収穫、幸運、生産性があり運に恵まれる

92891 Bless:何もせずに運に恵まれる箇所

10028 Bonus:実力以上に運に恵まれる箇所

39382 Opportunity:良いキャリアアップの機会や出会いに恵まれる

2878 Panacea:リカバリー運、治癒

6568 Serendip:棚ぼた運

1282 Utopia:理想的な良い事、良い運

9777 Enterprise:金銭面で成功につながる行動。激務やプロジェクト、キャリアなどチーム内においてお金を動かし手に入れる能力。

4213 Njord:富、豊穣

2962 Otto:繁栄

2462 Nehalennia:運命の女神

2025 Nortia:豊穣の女神

15530 Kuber:インドの伝統的な富を司る神

104 Clymene:名声の女神

33154 talent:ギフト、才能、金銭を得る能力

147 Protogeneia:ビジネスにおける成功の女神

続きます

主にお金

特に意味はなくお金そのもの。軸特にVTに絡むのが強い金運を指します。

4955 Gold
5325 Silver
13956 Banks
4423 Golden
7782 Mony
4281 Pounds

続きます

ミダス 富と名声 ハウス別編

ミダス(1981)とは

おもちゃのお金じゃ何も買えないよ?

金運や名声を表す小惑星も沢山あるので、後ほどまとめますが、まずはこちら。
こちらの小惑星は、世界のいわゆる富豪と云われる方々のチャートでよく目立って(個人惑星、また軸に絡む)見かける星の一つです。
基本的には名声や強い金運を表します。
名前の由来のミダスは諸説ありますが、非常に強欲な王様でした。山ほどお金が欲しい!ある時、快楽とお酒の神様デュオニソスにその望みを話します。彼はニコニコ快く叶えてくれた事でしょう。その時からなんとミダスは触るもの全てを金に変える力を得たのでした。非常に悦びお金に囲まれていたミダスですが、ふと空腹になり我に返ります。何かを食べようと手に取ろうとしても、勿論金になるだけで、ミダスは飢餓寸前にまで追い込まれてしまいます。そして、手助けに来てくれた娘に、ミダスが触れた瞬間娘までも金になってしまったのでした。ミダスはとんでもないことになってしまったと酷く嘆き後悔して、デュオニソスに元に戻してほしいと懇願し、その力を手放したのでした。
人は欲に目が眩むと何も見えなくなると言いますが、まあそのままの星で、アスペクトを読む時は取り扱い要注意の小惑星の1つです。
しかし、危険と隣り合わせですが手に入れたいものや欲しいものが全て手に入る、強い金運と名声の星である事もまた確かです。
今回はハウスから何をもとに金運が上がるのか、名声を得るのか、何が欲しいのかを考察します。

※ミダスが強いチャートの方は自分の欲望に注意しましょう。叶ってしまう事が多く、その代償も大きいからです。

1ハウスのミダス

自分自身の才能やアセンに絡めば美貌などから望んだものやお金が手に入り易いです。脚光を浴びる事を望み、軸に合であれば特に手に入り易いでしょう。失いやすいのは他者への思いやり、自分勝手な傲慢さは全てを失う結果に繋がります。

2ハウスのミダス

物欲の非常に強い配置です。あれも欲しいこれも欲しい配置です。そして手に入り易いでしょう。繊細な感性などを用いたり、美容関係、また単純に金運に恵まれ易い配置です。特に仕事運が良いでしょう。他者に分け与えることを忘れると、資産家となってもあまり意味がないでしょう。

4ハウスのミダス

実家が裕福であったり、家業をやっていたり、家庭内での金運に恵まれる配置です。また家庭を強く求め大事にします。問題は、家族を大切にする余り、社会と隔絶し易い事です。家庭内で全ての問題は解決できません。気をつけましょう。

5ハウスのミダス

楽しい事が大好きなミダスです。みんなで騒いで趣味や遊びに没頭します。とくに金運はギャンブル、くじ運が良いでしょう。クリエイティブな仕事も向きます。大袈裟で目立ちたがりでもあるので、成功するとグループ意識が薄れていきます。公平さを忘れてしまえば楽しい事は何もかも終わりです。パーティは1人ではできません。8室とハードを取る場合のみ子供関係にも要注意して下さい。

6ハウスのミダス

全ての自分が従事する事柄から金銭をえ易いです。アシスタント、家政婦、介護職や、栄養管理、看護師のような仕事も向きます。完璧主義ですので、余りに神経質になると物事が上手く回らなくなりますので、日々のルーティーンワークをこなす事に気を使いすぎないようにしましょう。成功すると健康を害し易いので注意が必要です。

7ハウスのミダス

配偶者の愛を強く求めます。そして配偶者が全て叶えてくれるでしょう。とてもロマンティックなミダスです。DCと合であれば玉の輿の配置でもあります。ただ、自立する術も覚えなければ、配偶者がいなくなるとお金も名誉も何もなくなってしまうでしょう。

8ハウスのミダス

金運の強い配置です。他者の才能や資産を使いお金や名声が巡ります。芸能事務所の経営者や金融関係などが向きます。配偶者のお金も指します。他者と精神的にも肉体的にも融合するお部屋ですので、余りに他人を受け入れすぎて危機管理が甘くなり酷い害を被る事があります。気をつけましょう。

9ハウスのミダス

主に知恵、知識欲が強く賢いです。それをまとめた出版関係、また通訳翻訳、などで金銭を得るのが容易であり、名声も伴うでしょう。MCと合の場合は特に強い金運キャリアアップに繋がります。視野が広いのですが、すぐ近くの簡単な事を忘れます。頭でっかちになり易く、人と人との身近な繋がりを大事にする必要性があります。

10ハウスのミダス

そのままですね、ステータスが1番欲しい配置です。野心家です。金運も強い配置です。MCと合であれば素晴らしいステータス、キャリア、金運、名声に恵まれ易いでしょう。ただ、家庭が疎かになるか、家庭が代償となり易いので注意が必要な配置です。

11ハウスのミダス

友人関係や知人のコネクションを通して金運が上がり易いです。またSNSなどネット社会のコミュニティから金銭を得るのが容易です。結果的に成功すると個人で動いてしまい易いので、代わりに現実社会での対人運が不安定になり親密な関係性を維持しづらく切れ易いですので気をつけましょう。

12ハウスのミダス

精神的な高度な変容が一番の望みですので非常に崇高な精神の持ち主です。またその変容も他者よりスムーズに行う事ができ、一歩前へと進み易いです。それは尊敬と畏怖を伴う事です。しかしその為、現実の問題や片付けるべき事すべき事を疎かに、蔑ろにしてしまいます。その問題は自身の最も重い課題となり得ます。そこから目を背けるためにまた非現実的な世界へと逃避しますので、両立には現実を良く見て、他者同様に知る事が最重要となります。

続きます

※ホロスコープは全体的に見て下さい。特にミダスはアスペクトが重要です。ハードアスペクトがある場合その惑星の意味をよく見ましょう。

虜になるアスペクト 中毒 閲覧要注意

虜?中毒?カリスマ?

君の為ならなんでもするよ

カリスマ性の高い人というのは本来良い意味であり一握りかと感じます。
しかし良くないと分かっていてもどうしても逃げられないような、そもそも良くないことすら判らなくしてしまうような、酷く中毒性の高い人々が存在するのは確かです。そしてカリスマ性が強いアスペクトが同時に中毒性が高いことも多いです。
今回はそのような危ういアスペクトを集めていきます。他ポストで既出のものも含まれますがこちらの解釈では全て要注意です。
ふわふわとした物腰で、天使のような話し方で、彼らは数多の心を翻弄することでしょう。
しかし彼らは小悪魔なのかはたまた?
逃げ道を確保していると思ったら迷いの森の中だったなんて事にならないように。出口は一生見つからないかもしれません。

ヘッド、アセン、太陽、水星と小惑星アスモデウスの合

嫌なのに忘れられない、なぜか思い出す、気づくとなぜか心の中にずっといる、といえば他者に強烈な印象を残す、こちらのアスペクト。深く関わるのは要注意です。シナストリーで目立つ絡みも、嫌いなのに、忘れたいのに忘れられない。と長く苦しむことになりやすいです。相互ですと尚更大変でしょう。7つの大罪で有名な色欲の悪魔の星ですので、相手を虜にするのはお手の物。相手の脆い心の傷にするりと入り込み完全に虜にします。実は頭もよく、有益な知識も豊富です。気まぐれなので、この方に何か教えてもらいたい場合は、礼儀正しく敬うと良いでしょう、気を良くして色々教えてくれます。魅力的といいますか、とにかく非常に中毒性が高い人物です。側からいなくなると身に染みてわかるでしょう。

例外としてリリスとは相性がとても良いです。

アセンダントとIxion(28978)の合

Ixionは単純に言えば無秩序です。ですので悪い星です。ただし本人はとても自由と言えば自由です、ルールを守りませんので、ちょっと悪い人、不良に憧れてしまう人には非常に魅力的に映るでしょう。また、ホロスコープ全体で見て良い面も強ければ、自分で選び自分の信念から自身のルールに則って生きていくタイプとなるので、そこが憧れの対象になって虜になる人も多いでしょう。しかし悪い星の一つですので深く関わるには細心の注意が必要です。

アセンダント、MC、太陽と小惑星Nessusの合

こちらはここでは男性のアスペクトとして解釈します。Nessusは再三申し上げていますが、要注意の星です。しかし、非常に男性的な異性的魅力は強いです。また支配的ですから単純に無理矢理惹きつけられます。深く関わるには、用心してとしか言いようはありません。

アセンダント、太陽と小惑星エロスと土星の合

土星は基本的に抑制の力が強いのですが、エロスには効きづらく止めるに止められないので、エロスは反発というか順応しますからこの2つの合は非常に禁忌的な強い官能のアスペクトです。それがアセンダントに合というのは、まあ考えればわかるように、とても淫靡な官能を携る人物像が浮かび上がります。中毒性が高いでしょう。

アセンダント、太陽と小惑星ルシファーの合

ルシファーは非常に賢く美しい、最も神に近い天使でしたが、その才能や美しさ故に大きな勘違いをして、神になろうとし、堕天使となりました。特にアセンダントと絡むと外見はとても美しいでしょう。小惑星の単純な意味は精神的なプライドの高さと、知ったかぶりです。美しく、高潔であるかのように見え、惹かれる人々は多いでしょうが、中身は責任転嫁と自分は他者よりも誰よりも上だという気持ちに満ちています。何故ならルシファーは天使である自分の周りが悪魔だらけでおかしいと未だ疑問を抱き続けているからです。精神性が高い理想を抱くので引力は強いのですが、深く関わるとその内部の深い闇に驚かされることでしょう。更に非常にプライドが高いので、保てない場合激怒します。魅力的ですが要注意の星です。

火星と金星の合

こちらは危険なのは合のみです。カリスマ性、性的魅力、異性を虜にする力全て揃っているのでなんとも抗い難いアスペクトですね。火星はすでに金星に抑えられている状態ですので悪さをすると言うことはほぼないでしょうが、土星がよく効いていないと恋多き人であり、異性関係が乱れ易いでしょう。よってこの方に恋をすれば当然振り回されるでしょう。

アセンダント、MCとリリスの合

異性的魅力が強いというとやはり外せません。こちらは特に女性のアスペクトで強いです。さらに良い感受点ではありません。特にアセンダントと関わると影響はわかりやすいでしょう。MCと合の場合社会で周囲からどうしてもそのように見られるので嫌だと感じる方もいれば楽しむ方もいるでしょう。異性がワラワラ寄ってくる典型的なアスペクトです。主導権は全てリリスにあります。

アセンダント、太陽と小惑星ローレライの合

悲しみに満ちていて、助けたいと思わせる、一目惚れをさせる危険なアスペクトです。実際本当に可哀想なのかどうかは、深く関わらないとわかりません。その後簡単に彼らから抜け出せるのでしょうか。

金星と冥王星のハードアスペクト

カリスマ性も異性的魅力も非常に強く魅力的ですが、どこかに大きな闇を抱えています。彼らと関わると恋愛は非常に激しいものとなりますが、彼らの抱える問題の巻き添えにならないように気をつけましょう。

アセンダント、太陽と小惑星キルケの合

キルケは神話によると絶世の美女であり、同時に非常に強い魔力を持った魔女です。基本的に誰も勝てません。好みの男性を連れてきては弄び、捨て(魔法で動物に変えてしまう)、を繰り返していました。また、女性相手には男性より容赦のない魔女です。こちらは女性のアスペクトとして解釈します。小惑星の単純な意味は男性を誑かす美女です。正に男性の敵のようなアスペクトですので、特にアセンダントと絡むと美貌も出るでしょうから、彼女の誘いは非常に魅力的でしょうが、注意すると良いでしょう。

続きます

追いかける火星 行動力と情熱 異性的魅力

火星とは

鬼ごっこしよう、君が鬼ね!

火星というと漠然と、若い男性や行動力、動機付け、を連想するのではないでしょうか、そして、続けて金星が思い浮かぶかと感じます。若い女性、好みのもの、価値があると感じる理想の美の星。火星は陽で金星は陰です。金星が自らに価値を置き人々を惹きつける星であるとすれば、火星は求めるものを追いかけ捕まえる星です。そこから行動力が生まれ、強い情熱が引き出され男性的な魅力となって、神々の理想の女神である金星をも簡単に夢中にさせるのでしょう。

土星と並び代表的なマレフィックである火星は、ギリシャ語では軍神アレス、戦いを象徴する星でもあります。攻撃や争いを好むので神々の嫌われ者です。
基本的にマレフィックがホロスコープで目立つと他者にあまり好まれません。一方で火星はとても情熱的で異性的魅力に溢れた惑星の1つでもあります。ですから火星がアセンダントやMCに絡むと異性的魅力が強くなります。
アレスはアポロンに張る美男子として彫刻や絵画で表されます。そして金星である美の女神アフロディーテと激しい恋に落ちます。
支配星は牡羊座と蠍座。配置では蠍座が異性的魅力が強いと人気ではありますね。牡羊座ですと行動力は群を抜きます。正義感が強く驚くほど精神的にも丈夫です。高揚する山羊座もその強い野心を伸び伸びと使用できる為、キャリアアップにも良く、更に官能的でしょう。この3つの星座に火星が入っていましたら、行動力の面で右に出る人はいません。恵まれています。風と、特に蟹と魚座は火星と合いませんので、怒りのエネルギーの矛先が自分に向きます。ストレスや体調不良、情緒不安定に注意して下さい。

火星は、自身が追い求め勝ち取るものを象徴します。情熱を注ぐもの、行動の動機や結果、異性的魅力をアスペクトする星々に与え求めます。またハウスではその事柄に没頭、強い行動力と情熱を注ぎます。また単純に男性を表すので、女性の場合投影として絡む星に寄ってはそのような男性がタイプであると読みます。サイン別ですと特に好みはわかりやすいですね。男性ですと自身がそういうタイプ、女性ですとそういう男性が好みとなります。

長くなりましたが、格式アスペクト、ハウス、よかれ悪しかれ重大な難点が一つあります。それは火星はマレフィックであることです。こちらを忘れてはいけません。火星が関わると闘争や問題が起きやすいです。単純には喧嘩ですね。追い求めた激しい情熱の先は、勝ち取りたいという無意味な戦いです。ですのでホロスコープでは優しい強い星が重なるととてもいいです。

こちらでは火星との惑星や小惑星などの特徴的なアスペクトを見ていきます。

火星と金星の合

シナストリーではソウルメイトアスペクトの1つです。女性と男性が重なりますので、女性は異性的魅力が加わると同時に男性的になります。サバサバしているでしょう。その点ではトラインの方がまだ柔らかく出て良いです。男性は、女性的になり、柔らかさが出るか、男らしく女性好きで、とても女性にモテます。女性的な優しさと男性的な強さ、また求める男性と求められる女性像が重なりますので、本人の異性的な魅力に矛盾がなく、その点ではオーブを取らずとも星座のみでも合とみなし、カリスマ性が強くなります。男性と女性が本能的に求め合うこのアスペクトは非常にモテます。が、浮気しやすいアスペクトの1つでもあります。土星のアスペクトが必要です。特にオポジションは非常に浮気し易いです。

火星と小惑星アフロディーテの合

アフロディーテはギリシャ語で金星ではありますが、小惑星の単純な意味合いは誘惑する非常に官能的な女神となります。ですので火星と相性が悪いわけがなく、官能性が特に増します。異性に対する誘惑的な行動は1番強いかもしれません。ただやはり、モノガミストではありません。アフロディーテはたくさんの男性を愛します、それも良く出てしまうアスペクトです。ハードですと特にスクエアは無理な行動も多くなります。どちらにせよ非常に魅力的です。

火星と小惑星ジュノーの合

ジュノーはアレスの母親ですが、ここでは置いておきます。単純にパートナーとしてとても官能的に映る人物です。またパートナーにも官能的で情熱的な相手を求めます。ハードはパートナーと喧嘩や複数回の結婚が多いかもしれません。パートナーを求めることはとても強い人生の課題となります。

火星と小惑星アルマ

こちらは非常に良いアスペクトで、正しく激しく情熱的な魂であるアルマが関わることで、火星の威力は増し、悪い面は抑えられます。また弱い配置の火星も強くなります。

火星と小惑星アドニス

良いアスペクトです。アドニスはただただみんなに一目置かれ愛されるとても羨ましい星です。火星の攻撃的な強さが抑えられ、官能的な魅力も出ます。

火星と小惑星タロス

こちらは要注意のアスペクトとなります。行動の動機が世界の悪に立ち向かう、となります。一見良さそうですが、非常に独断的で挑発的。ただでさえ攻撃的な火星が更に強くなり、他者への嫉妬や敵意も強くなります。喧嘩腰になり易いので注意して下さいませ。

火星と小惑星パラス

パラスアテナも戦いの女神ではありますが、主に知恵、戦略で戦う非常に賢い女神です。智略においては敵うものは少ないでしょう。ですので主に暴力で戦う火星とは正に天敵となりますが、パラスの方が一枚上手ですので、こちらのアスペクトは火星の強い攻撃性を運動などで上手く発散させてくれます。ですので特に合などスポーツの分野で活躍されている方に多く見られるアスペクトです。

火星と小惑星キオーネ

キオーネは大勢の人間の男性に愛されて、更に神2人から同時に愛されたというとんでもない美女です。小惑星的な意味は早熟です。キオーネに求婚する男性は彼女が大人になるまで待たずに後を経ちませんでした。ですので火星とのアスペクトは年齢が若いうちから異性に関心を持たれ易く持ち易く、また、行動的にも早熟な傾向があります。モテるアスペクトの一つですのでやや要注意となります。

火星と月のスクエア

こちらは、男性のみに当てはまる解釈でやや要注意です。こちらのアスペクトの持ち主は基本的に女性が好きではないです。女性に対し深層心理で敵意すら感じるかもしれません。本人も気付きづらいアスペクトで扱いが難しいです。

つづきます

西洋占星術、アスペクトの読み方、相性などをご紹介

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