シナストリーのアスペクト 金星と土星

そこにかけて、ごゆっくりお寛ぎ下さい。

こちらのアスペクトは正に結婚向きのアスペクトです。強いアスペクト程そうです。が、そうでない場合は、合、ソフト以外はやや扱い辛く、ハード特にスクエアに至っては注意喚起のアスペクトとなります。

合、ソフトでは、こちらはまずお互いに一緒にいてとても落ち着きます。恋愛関係ですと、非常に絆も強く、お互いにリラックスできて、関係性も即座に安定する、まさに結婚向きのアスペクトなのです。

が、土星はとても冷酷で厳しく、強く、規律を重んじる星です。それをそのまま金星側にぶつける事となります。ソフトなど、可愛い関係であれば、土星側は金星側に執着や嫉妬をし易く、自分達のテリトリーを作りたいと思い、金星側も愛されていると感じ穏やかに従います。とても良い関係です。

合ですともう結婚するかしないかといったような相性です。土星側は金星側を自分達の世界から出ないようにしたいですし、金星側も土星側の深い愛情に気づき、従いたいと思うのです。関係性の安定性は非常に増すのですが、唯一、退屈さがウィークポイントとなります。このアスペクトは少々小惑星ジュノーの性質に似たところもありますね。

ハードですと、惑星同士行きすぎた面が出てくるので一気に注意喚起のアスペクト となります。土星側の執着は束縛や重さに変わり、自由が失われ、金星側に昔の習慣を全て捨て狭い世界で生きていく事を一方的に望みます。金星側はそれに対し、10代の子供が親の愛のある躾に反抗するかのように、窮屈さ、つまらなさを感じ不満のみが募っていきます。土星側も金星側が要求に従わなければ、甘やかされた感謝のない魅力のない存在と感じやすいです。

またはハードですと単純に恋愛対象から外れやすい事もありえます。本能的にそういった全てを見越してか、お互いに興味がない、と行った立場をとりやすいです。

特にスクエアは非常に扱い辛いアスペクトとなります。不自由さを乗り越えることができれば、こちらのアスペクトは恋愛でも、その他の関係性においても非常に強固な絆を繋ぐことができます。単純には金星側は土星側の固い愛情に感謝し、土星側は金星側の自由な気持ちを尊重すれば良い関係が築けます。

金星と土星はあまりに対照的すぎて、やはりギャップが混乱を生み出します。冥王星ほど土星は許容力も強さもないのでそのようになりますが、そもそもは、悪い相性ではありません。永遠の約束か束縛か、それは双方の取捨選択によるのかもしれません。

シナストリーのアスペクト アセンダントと惑星

シナストリーにおけるアセンダントと惑星の絡みとは。

こちらではアセンダントと惑星の感受点のシナストリー解説を致します。基本的にこの相性は、相互に影響を与えます。アセンダント側が雰囲気や仕草目的を惑星側の示唆する事柄目線から気に入られ、惑星側はアセンダント側からその惑星が示唆する事柄そのものを主に気に入られます。つまりお互いにとっての重要な存在となります。主に合とソフトを見ます。(オポとハードはディセンダントの解説で致します。)また個々惑星によっては、最初から惑星側がアセンダント側の虜になることも無論あり得ます。相互の関係性の濃度が非常に高い相性です。

アセンダントと金星

ソウルメイト

こちらはとても美しいアスペクトです。初めて会った時から好感を抱きます。アセンダント側は金星にとっての外見的にも雰囲気も理想の存在です。また金星もアセンダント側にとっての完璧な理想の体現となります。所作、仕草、雰囲気、会話全てで穏やかに好感を抱きます。お互いに尊敬しあい、運命を感じ、憧れるでしょう。視線を合わすのすら恥ずかしいような、一目惚れも容易でしょう。コミュニケーションにおいて、この2人は偏見や疑いのない素晴らしい関係性が築けます。恋愛面でも、対人でも深い心からの愛情を与え合う関係となります。合はやや好きが高じて甘やかしや、両者嫌われたく無いという思いから、気を遣いすぎて嫌気がさすことも稀にあるでしょう。しかし特に合の相手は精神面でも、人としても素晴らしい相性ですので出会えたら幸運以外の何者でもありません。手放さないようにしましょう。

アセンダントと火星

そんなつもりは、なかったのに

こちらは非常に相互的で直情的なアスペクトです。お互いに異性としての一目惚れをしやすく、そして相手の魅力に抗えません。アセンダント側が女性、火星が男性ですと特にわかりやすい展開となります。アセンダント側は火星にとって非常に異性として魅力的で、一目見た瞬間から手に入れたいと感じます。火星側も精力にに満ち溢れており、アセンダント側は湧き上がる感情を抑える事は到底出来ません。小惑星エロスの作用にも似たものがありますが、こちらの方が直情的であるのと、熱が冷めやすい点や、短期的という点が全く違います。小惑星エロスは、官能的な物語の絵の中に入っていくような陶酔感と満足感をアセンダント側と共有します。こちらは絵ではなく生身の人間となります。

対人ですと、単純に火星が有り余るエネルギーをアセンダント側に注ぎ込む関係となり、同じ目標に向かって突き進むには非常に良い素晴らしい関係性です。しかし同時に、アセンダント側は火星を強引だと感じやすく、火星側はアセンダント側にイライラしやすいので、喧嘩には要注意の間柄です。

異性間では魅力的で情熱的な関係を生み出しやすいですが、長続きさせる為には他の永続的なアスペクトが必要不可欠となります。

アセンダントと木星

君の家はどこ?今から僕のお家に遊びに来ない?

こちらのアスペクトは友人間で最高のアスペクト!といっても良いです。もちろんそこから恋愛に発展しても良い相性でもありますが、大親友になるべき相性です。アセンダント側は木星を見ると、落ち着きますし、穏やかな気持ちになります。木星側もアセンダント側といると自然と手救けしたくなりますし、素の自分を曝け出せます。基本的には木星側がアセンダント側の世界観や行動範囲を広げてくれます。が、お互いにメリットのある関係で、とても公平な価値観を共有できます。一緒にいると幸運も運ばれてきます。お互いに利益のある、とても良い相性と言えます。癒し癒される、ありそうで中々ない幸せな関係が育めるでしょう。

アセンダントと土星

これはあの人が大事に大事にしているものだよ

非常にカルミックな相性です。土星側は常に上に立ち、アセンダント側を監視し、支配し、批判して子供のように躾ようとしますが、実はカルマは土星側が持っているものですからアセンダント側はそれを土星側に教えてあげる立場にあります。アセンダント側が土星側の重圧に耐えられるならば、関係の永続性に繋がる良い相性となりますが、カルマの捌け口とされればたまったものではありません。アセンダント側がどう感じるか、そして許容できるかに全てが掛かる相性です。土星側は苦しんでおり、アセンダント側は土星側に従いつつ、土星側の苦しみを取り除かなければいけません。障害や問題も起き易い関係です。乗り越えられれば、他に見ない強い絆で結ばれる事でしょう。

アセンダントと海王星

虹色の牛乳が飲みたいのだけど

海王星は幻想と欺瞞の星です。こちらのアスペクトはアセンダント側が海王星の求める雰囲気や所作、ネイタルでアセンダント側に金星のアスペクトも混じれば外見も、全ての理想、幻想を備えています。言わずもがな海王星は即夢中になりますが、海王星の幻想とは狂気と欺瞞が凌ぎあっています。アセンダント側は否応なく海王星側に崇拝され愛されますが、海王星の導く混乱に巻き込まれないようにする事が重要です。

アセンダント側も同様に海王星の不思議で掴み所のない魅力に自分の理想を投影し夢中になりますが、どうも得体の知れない海王星に不安にさせられる事が多いでしょう。

海王星は、その道を極めているので、アセンダント側は手も足も出ません。霧の中に隠れた海王星を目を凝らして探す事になるでしょう。アセンダント側の強みは自分が海王星の理想の存在であるという事です。そしていくら海王星側が目眩しに長けていたとしても、アセンダント側は現状を掌握する能力に長けています。

総じてこの関係は、惑わし交わし合う抽象的な映画のような、幻想の駆け引きの相性になり易いでしょう。非常にロマンティックな間柄です。

アセンダントと天王星

君は変じゃないよ

こちらはアセンダント側が天王星側の個性的な人格に一目惚れする相性です。金星と天王星は外見の一目惚れでしたが、こちらはもっと内面や人生に踏み込みます。特に合は、アセンダント側の人格までも変えてしまうほど天王星側の影響力が強いですので、天王星側は少々自分の言動に気をつけるといいかもしれません。しかし天王星側も自分の奇妙で、他人が理解しづらい性格の側面や、強烈でエキセントリックな欠点までもを受け入れ、飲み込んでくれるアセンダント側に自由に本来の自分を明け渡すことができますから、まるで唯一の理解者であるかのようなアセンダント側に甘えっきりになる事も多いでしょう。

この関係は周りがいくらあの方は変ですよ、とアセンダント側に言ったところで、聞く耳持ちません、なぜならその周囲に認められない天王星側の変な所が大好きなのですから、そういう意味では異性間では大恋愛に発展し易い相性とも言えます。

アセンダント側はこの天王星側と出会い付き合うことにより周囲が驚くほど、外見的にも雰囲気も、人格すら突然に変化する事がありえます。良い方向に行くか悪い方向に行くかは正に天王星次第と言えます。

アセンダントと冥王星

僕についてきてもいいけど、どこに行くかわからないよ

こちらの2人は正に危険な相性と言えます。基本的に冥王星側にアセンダント側が非常にカリスマ性を感じ溺れてゆきます。冥王星側もそれが何故だかわからないでしょう、このアスペクトだからなし得る技です。大概はこの執着と吸引力の強さからどちらかが逃げ出して、もう一方が追いかけると言った相性になることが多いです。お互いのネイタル火星と冥王星の絡みにも寄りますが、それらがソフトや格式が良ければうまく絡めばアセンダント側は冥王星側に抗い難い性的魅力を感じ、冥王星側もそれを自然に受け入れ感謝します。非常に深い縁のある2人です。そしてその後2人でどこへ向かうかは本当に分かりませんが、相思相愛であれば非常に良い激しいアスペクトとなるでしょう。ただ冥王星は、極めて接触しづらい惑星である事は常常ご留意くださいね。

続きます

シナストリーのアスペクト 水星と海王星

最後の1人になっても僕はあなたの味方ですから

こちらのアスペクトが恋愛関係のシナストリーにありますと、相互にとてもロマンティックで甘ったるい言葉が自然に出ます。基本的には水星側が海王星側に魅了されて、そんな会話を紡ぎだす事が多いでしょうが、どっちにしろお互いに言葉は甘くなります。目立たないアスペクトですが、こちらがありますとやはり会話がすぐにお菓子のように甘くなるので、恋愛関係においては幇助的に非常に有効です。し、言葉でのコミュニケーションというのは重要ですから、大恋愛に発展し易いきっかけを作るアスペクトでも有ります。会話によって甘やかして甘やかされる関係になります。

合やソフトですと、自然と甘く優しい会話になり易く、とても良いです。照れるような台詞もさらりと出てくるでしょう。ハードですと、やや水星側が大袈裟になり易く海王星側が混乱し易くなりますが、恋愛間では特に問題はありません。例えば、君は僕の全て!宇宙そのもの!と喚く水星側に海王星側がクスッと笑って、ありがとう、と言うような、甘過ぎる相性です。まあしかしあくまで、両思いの場合ですから、片思いとなると、ハードでは少々水星側は重たく、海王星側を困らせるかもしれません。しかしそもそも水星は軽やかで移ろい易い惑星ですから、海王星側が相手にしなければそこまで問題になる事は少ないでしょう。

対人関係では、あまり仕事には向かない相性です。ルーズになりやすいですし、馴れ合いも起こり易いですので。あまり規律の厳しい関係には向かないアスペクトです。クリエイティブ系などでしたら向くかもしれません。友人関係ですとふわっとした会話が続く関係でしょう。癒し系の友達と言ったところでしょうか。ハードですと少々お互いの会話に温度差が生じて両者戸惑う事も出てくるかもしれませんね。

総じて会話やコミュニケーションの面においてとてもロマンティックで愛らしい関係が築ける相性です。

シナストリーのアスペクト ドラゴンテイルと火星

謝ってくれたから、許してくれた?

こちらのアスペクトはテイル側が火星側にすぐに夢中になります。火星側は抗えもせず、受け入れることでしょう。ただしそれはとても短い間かもしれません。非常に、男女間での名残惜しい相性とも言えますし、でなければ過ぎ去りし昔に、酷い喧嘩をしたまま終えた縁だったのでしょう。

合のみタイトに見ます。テイル側と火星側は、過去において、恋人でなくとも深い関係にあった可能性が高いアスペクトです。しかしテイル側は火星側に強引に迫ったのかもしれず、大きな喧嘩や問題が起きたのかもしれません。火星側は未だ謝罪の言葉を貰っていないのかもしれず、テイル側は湧き上がる強い思いを成し遂げていない確率が高いのです。

この2人の課題の解決は、まず深い関係性になる事、そしてテイル側が十二分に満足し立ち去る事。または、ヘッドの絡みなどがあるならば、お互いに欲求の赴くまま求め合い、充足感を感じ、幸せに浸る事です。あくまでもこちらのアスペクトは恋愛関係に及ぶ必要は無いのが特徴です。

異性間でなければ、過去の暴力的な事柄なども浮かび上がります。解決方法は今回は優しく穏やかにテイル側は火星を扱い、敬う事です。火星側は否定も抵抗もしないでしょう。2人で穏やかな時間をなるべく長く繰り返すことが、なによりの成長を促すでしょう。

基本的にはテイル側が満足、又は謝罪的な行為を火星側に完遂した時点でこの相性は一方的に解消されます。火星側は舵を握ることはできません。でもそれでいいのかもしれません。お互いの方向は明後日を向いております。立ち去るテイルを見送ることが何よりの、心苦しくても、火星側の救いになるのかもしれません。

とても切ない相性になりがちですが、ヘッドの絡みなどもあれば関係は前向きに長続きします。火星側が思うよりもテイル側のカルマは重いものなのかもしれませんね。

シナストリーのアスペクト ドラゴンテイルと金星

藪の中の迷路で、多分君は電球を割った。

こちらのアスペクトは、いわゆる、前世で恋人同士であった可能性が高い!アスペクトです。ただ、幸せは長く続かなかったのかもしれず、もしくは大きな問題が起きて離ればなれになったのか、またはテイル側が金星側に酷い仕打ちをしたのかも、しれません。想像は膨らみ膨らむアスペクトです。

合のみ見ます。オーブはタイトに見ます。テイル側は金星側に会うと仲良くしたいと思いますが、同時にどうでもいいと感じさらに嫌悪感も催します。金星側はテイル側を見た瞬間からなぜか忘れる事が出来ません。この2人の課題は、2つあります。どんな関係でも恋人同士のように仲良くすること、そしてそのまま幸せになること。もしくは、仲良くしてみて、相性が合わないと認識し別れる事です。どちらでもいいのですが、大概は後者になります。しかしもちろん、前者の場合もあり得ます。ホロスコープ全体を見て、ヘッドの合などがありますと前者が強くなります。

この相性はテイルの絡みですので、基本的にはテイル側は罪悪感があるのです。テイル側が何かのきっかけで、金星側と別れたか、金星側を傷付けたかなのですが、この2人が恋人同士出会った可能性は非常に高いのです。縁はとても深いと言えます。

他にもテイルと惑星の合があればそれも見て、多ければ、残念ながら確実にテイル側は金星側を傷付け、今、その対価を払う時が来ています。ヘッドの合もあるならば関係性は長引くでしょう、ゆっくりゆっくり、お互いに折り合いをつけ解決していくしかありません。金星側はテイル側に対し為す術なく転げ落ちていくでしょう、テイル側は恐怖を感じるのではなく受け止め、健全な解決策を探して下さい。

とてもロマンティックですが、複雑で混乱した相性となります。2人で乗り越えた先には綺麗な虹が一緒に見られるかも、しれません。

ドラゴンヘッドとテイルについて

ドラゴンヘッドは別名ノースノード、テイルはサウスノードと呼ばれます。こちらではシナストリーとネイタルにおける主なヘッドとテイルの解釈をザックリと説明します。

ネイタルにおけるドラゴンヘッドとテイル

ドラゴンヘッドと惑星の合、ソフト(も見て構いません、ネイタルヘッドは)、は本人へのギフトの様なもので、その才能を自由に用い極めなさいと提案されています。が、何分不慣れな才能ですので使いこなす為には相当な時間が必要となります。

反対にテイルへの惑星の合は、過去生において既に極めた才能であり、更には得意であったが為に間違った使い方をしてしまった能力となります。ですので、慣れ親しんで、得意であるのにどうも進んで手が出ない、またはハードアスペクトのように力のコントロールが上手くできないと言った状況に陥り易いです。困難な葛藤を乗り越える事により、カルマの清算と新しい成長や能力を手に入れることが可能です。

どちらもオーブはタイトに取ります。

シナストリーにおけるドラゴンヘッドとテイル

ドラゴンヘッドとテイルはシナストリーでは合のみを重視し、オーブもタイトに3度程度で一般的には見ます。

ドラゴンヘッド

こちらは、ヘッド側が惑星側の良き協力者となります。または、師匠や導く存在となります。とても良い素直な関係で、お互いに惹かれ合い、息の長い建設的な付き合いとなります。ヘッド側は惑星側がその惑星についての課題をクリアするのにとても素晴らしい立役者となり得ます。

ドラゴンテイル

テイル側は、惑星側に借りがあるか、過去の因縁があります。その為、惑星側に執着しつつ、復讐のような何かを警戒します。惑星側は、テイル側に初めから無防備に依存します。お互いに乗り越えていくものがある関係となり、精神的な成長を促しますが、テイル側は屈折したやり方でそれを手助けしますので、とても惹かれ合いますが、乗り越えるものも違うので、非常に困惑する関係となります。緩和するアスペクトがなくこちらのみ強いと、例外を除き極端に息の短い一方的な関係性を生み出してしまいます。基本的に主導権は全てテイル側にあります。

🌟テイルへの合を緩和するアスペクトとはヘッドへの合が1番です。その他は、ライツを含んだベネフィックへの合やソフトです。ホロスコープは全体的に見ますので、緩和されれば、テイルへのアスペクトは非常に深い縁のある強い絆が結ばれることでしょう。

シナストリーのアスペクト ドラゴンテイルと冥王星

離れても、離れても、離れても。

ドラゴンヘッドは未来に向けての必須科目、テイルは過去のカルマの解消、共依存の克服と一般的にはされております。こちらはシナストリーでは非常に興味深い相性となります。

そもそもテイルとの絡みは、テイル側が惑星側と課題を解決した時点で去っていく相性ですので、基本的に縁は切れやすいと言えます。が、冥王星に至っては再生の力が強力に働くのか、解決しても切れない縁といった妙な現象が起こり得ます。ですのでこちらの相性は、大概が頻繁に会えない、遠距離でしたり、相手の出張が多かったり、又は何度も長期的に別れたりという、離れた関係である事が非常に多いです。2年でも何年でもお互いに離れます。しかし関係は修復されます。非常に特異な関係性と言えます。

合のみ見ます。こちらの特徴は切っても切っても切れない縁です。本来なら切れるはずの縁なのです。それは決して無駄な縁ではありません。遠く離れていてもずっと繋がるにはこのような縁がむしろ必要なのかもしれません。また、別れて何年も経ってからまたなんどでも結びつくような、そのような縁でもあり、また、一回り以上離れた相手であっても何も違和感なく付き合えるような、縁でもあると言えます。

異性間においてこの相性は非常に不可思議で、腐れ縁などとはまた違う、細く長く永遠と続くかのような純粋な絆をもたらします。オーブはタイトに見ます。しかしこちらのアスペクトがあるならば、たとえ別れて数十年経ってもまた縁があってもおかしくはありません。特に長く遠距離恋愛、や離れていても繋がっている関係を続けるならば必要不可欠なアスペクトといっても過言ではないでしょう、また、この相手との縁は不可抗力的に切れないと考えて良いでしょう。

一応、テイル側が主導権を握ります。しかし冥王星は得体の知れない星なのです、正に深淵を覗き込むかのような縁ですが、それを手綱にするならば、何か違った世界が見えるのかも知れません。

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シナストリーのアスペクト 太陽と火星

目があった途端って、過去の君が笑う

こちらのアスペクトは、とても情熱的な相性となります。太陽側に火星が目をつけて夢中になります、大恋愛にも発展し易いです。が火星は強い星ですので、気をつけませんと太陽は簡単に飲まれてしまうので落ち着きはありません。また、同性でも異性でもこのアスペクトがありますと、お互いにカッとしやすくなりますので、喧嘩にも注意しましょう。全体的にとても熱しやすい仲となります。

コンジャンクションですと、火星側が太陽側にとても強い興味を抱きます、異性ですと、恋愛感情が湧きやすいです。色香を強く感じるでしょう。太陽側も同様に火星の積極性に絆され易く、とても簡単に仲良くなれます。金星と天王星(一目惚れ)や金星と火星(異性としての一目惚れ)とはまた違った、人としての強い官能的な魅力を感じる相性で、基本的には火星側がやや強引に引っ張っていく関係となります。太陽側は、下手をするとそんな元気一杯の火星側に少々疲れ易いのが難点です。しかし火星も太陽も男性的で力強いのでお互いにエネルギーを与え合う事ができますので、よっぽどホロスコープ上で太陽が弱っていない限りは、お互いに活力の湧き出る素晴らしい相手となります。相性自体はとてもよいでしょう。太陽と火星では1番良いアスペクトとなります。

ソフトも合と同じような相性となります。が、合に比べますと、良くも悪くもお互いに印象がやや弱いでしょうか。そして恋愛感情も穏やかでしょう、同時に喧嘩も少なく、一緒にいると元気の出る相手とお互いに感じることでしょう。明るく良い友人だと感じることでしょう。長く付き合うには良いアスペクトです。

ハードはやや注意が必要です。特にスクエアは火星側の有り余る力強さが太陽を攻撃対象にしますので、喧嘩を引き起こし易いです。大概は軽い喧嘩で済みますが、天王星(偶発的な事故、怪我)や冥王星(大きなトラブル)が絡みますとかなり厄介で、水星(口論)、土星(陰湿な思考)などもまた絡むととても扱いづらいアスペクトとなります。オポジションは逆にもう太陽側が火星のパワーにお手上げで、簡単に負けを認める事が多くなります。

また、ハードですと火星の押しの強さに太陽は気が引けやすく、そもそもがイライラし易い相手ですので、太陽側が距離を置きたがる事が多くなるでしょう。長い付き合いを望むならば、ライツを含んだ緩和するアスペクトが必要となるでしょう。

そもそもは情熱的なアスペクトですので、有効に活用するならば、火星はその迸るエネルギーを太陽に触発され自由に外に出しやすくなり、太陽もまた、火星に必要とされる事により鼓舞され、元気が増えて、人生全体で目標に向かって明るく前進し易くなるでしょう。

いわば応援団と選手のような関係性なのですが、なぜすんなり行かなくなるかというと、実はどちらも選手だからなのです。ですから、お互いのポジショニングが上手に決まりますと素晴らしいチームワークで邁進していく事でしょう。合は切磋琢磨するような強力なタッグとなりやすく、ぴったりハマると向かうところ敵無しでしょうか、ソフトは応援し合う優しいチームメイトです。ハードは、チーム内でスターの権力争いが起こるような印象でしょうか。

兎にも角にも恋愛でも友人でも、こちらの相性では情熱的な経験ができることはまず間違いがないでしょう。

シナストリーのアスペクト 太陽と金星

望遠鏡の先に見えた星に思いを馳せて

こちらのアスペクトは太陽の暖かい、日向の眩しい光のような安らかな存在に美しい金星が神々しさと興味を抱く流れとなります。が、アスペクト次第で立場が変わることもあり得ます。そもそも金星は非常に魅力的ですから、太陽が先に魅了される事もあり得ます。

基本的にこの相性は、理想の相手であり憧れの対象でもあります。恋愛でこの相性が強い場合はとても上品な美しい関係が築かれ易いです。非常に甘える関係にもなり得るのですが、どこか緊張感が常にあるでしょう。なぜって憧れの人、ですから。

コンジャンクションですと、金星側の豊かな愛情や憧憬の眼差しを太陽側がたっぷりと浴びて、伸び伸びとお互いに輝いていけるような、とても馴染む、均整のとれた柔らかな関係となります。ですので1番緊張感のない関係とも言えます、特にお互いに甘えやすく、居心地が良く、仲も良いでしょう。ただ憧れの人という点では興奮は冷めるのが早い関係となります。

ソフトアスペクトは1番良いです、憧れの人に対する適度な緊張感が常にあります。ですので金星側は程よく気を使いますし、太陽側もそれに応じて受け入れる、満足な理想的な関係です。お互いに甘え過ぎず、馴れ合い過ぎず、常に心は浮き足立ち易く、いわゆる典型的な憧れの恋愛関係には最高の状況になり易いでしょう。憧れは続く続くと言うように。

厄介なのはスクエアです。金星側の憧れが度を越して、さらにその気持ちをなぜか素直に太陽側に伝えることができませんからもどかしくなり否定的になります。金星はプライドが高いので捻くれた愛情表現になり易いです、が、気になる、大好きな人である事には違わないので、もう緊張感というより、太陽側の存在自体がコンプレックスになり易いです。しかし金星側はどうしても気になるので、意味不明なちょっかいをかけるでしょう。太陽側もそういった金星側のアプローチに動揺し易いです、そもそもは金星はとても魅力的ですので。うまく金星側が感情をコントロールし素直に接することができれば、ソフトよりもラブラブになり得る関係なのですが、、、

オポジションもまた強烈で金星側が憧れから崇拝に達するのではといった勢いで、太陽側に否応なく惹かれます。緊張感が1番高い相性となります。精神年齢が低いと、あまりにも好き過ぎるので嫌悪感が湧く事もあるぐらいでしょう笑。お互いに仲良くなるのにやや敷居が高いと感じる相手となりますが、また一旦結ばれますと非常にお互いを尊重する、かつ、お互いの魅力に絆される、付かず離れずの素晴らしい関係が築ける相性です。また、もし甘える関係になりますと最も歯止めは効かないでしょう。ともあれ緊張感は延々と衰えず、何度幻滅してもずっと憧れている事珍しくは有りません。

セスキコードレイトですと、金星側が太陽側へ憧れというより特別な存在とみなし易く、贔屓が過ぎる事もあるでしょう。太陽側もまた、自尊心をくすぐられ、お互いに依存傾向になり易いでしょう。

総じてハードは好きがすぎて、苦手にもなり易く、扱いが少々難しいですが、例えば金星側が精神年齢が高いとか、男性で年齢差がかなりある、などですと、ハードの方が相性は良いでしょう。金星は少々プライドが高いのでそのようになるというわけですから。精神的に成熟した人々でしたら、理想的な恋愛が出来てこの上なく幸せを感じる事でしょう。

💫恋愛以外では、同性ですと合ソフトはお気に入りの友人として仲良くなり易く、ハードは良いライバルになり易いです。お互いに気になる存在である事には変わりません。

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弱みを握るリリス 12サイン別編

12星座別リリス

大好きの反対は大嫌い

誰かの弱みを知りたいですか?

自分の弱点を永遠に隠しておきたい?それとも早く解放されたい?

そんなあなたにリリスの秘密を教えましょう。

こちらではリリスの12星座別、サインの特徴と影響を見ていきます。

⭐︎リリスと土星か月又は木星が合の場合は解釈が大きく変わりますのでご注意下さい。大概はその場合リリスの悪影響は抑えられます。上記はまた別の項目で詳しく解説致します。

牡羊座のリリス

外見がいかに温厚であろうと、内面には激しい欲望や粗野で衝動的な性質を秘めた人です。

このリリスの持ち主は自由奔放で色香のある人々に非常に弱いです。あなたにそう言った要素が何もない場合は見向きもされないでしょう。リリスとはそういう性質の、人の裏側を教えてくれます。

といって牡羊座のリリスは、女性や男性性を強く強調した人々の事はむしろ嫌悪感を催すでしょう。更に所作や態度が乱暴であったりがさつであるのを酷く嫌うでしょう。

本能的には、横柄な態度で、奔放に生きたいと強く心に秘めたものがあります。自由な人々に嫉妬するでしょう、情熱的で自分勝手な人間を軽蔑しつつも、どこか憧れています。

牡羊座のリリスは自由奔放で手に負えないような人間が大好きなのです。

そんな彼らの秘められた欲望は少々倒錯しています。そもそもの気持ちは激しい行動を制限するのに、彼らは欲しいものはどうしても自分の自由にしたいと考えます。他人から奪ってでも自分のものにしたいなどという強い衝動を常に秘めています。

牡羊座のリリスの根源は粗野で、直情的で、奔放なのです、本人はそれを嫌い押し込めようと努力します。しかしそんな人間を貶しながらも本能的には求めてしまい、振り回されるのを楽しみます。このリリスの解放には、あまりに自分を抑えすぎないこと尽きます。他人からは人当たりのいい一見、良い子ちゃん、冷静な人に多いリリスです内には野蛮な獣がいます、それは卑下するものではありません。自由にしてあげましょう。激しい感情に振り回される事は貴方が思うほど恥ずかしいことではないのです。

双子座のリリス

こちらのリリスは遊び人です。たくさんの魅力的な人々、特に異性と関わりたいと願っています。しかし本人は至って真面目で、勇気も余りありません。

あなたが非常に魅力的で、あなたの方から積極的に関われば、このリリスはすぐになびくでしょう。しかし、根本的にはフラフラとした軟派な人間が大嫌いなリリスですから、人間関係の経験値が低ければ、かなり面倒臭いことになりやすいです。

ですので、特に異性に慣れた遊び好きな人々はそれだけでこのリリスには好まれるでしょう。いわゆる来るもの拒まず去る者追わず、と言った方々でしょうか。

このリリスの解放には、自分の気持ちにとかく素直になる事が重要です。自分は沢山の人々と軽やかに関わりたいと言った気持ちがある事を認める事です。真面目で硬派であるといのは優れた人格の1つですが、軟派である事は決して悪い結末だけを導くわけではありません。人生では時には一時的な楽しさを共有する感覚を受け入れる勇気が必要だと、このリリスは声高に歌っております。

乙女座のリリス

こちらのリリスはやや変わっていて、リリス特有の欠点が分かりづらいリリスです。本人は至ってのんびりしている方が多く、細かいこだわりがある方が多いです。趣味だったり、集めるものでしたり、他人が驚くほどこだわり抜いている事がよくあります。

乙女座のリリスは細かいところに執着してしまうのに、適当さを装いますので少々気難しい方も多いかもしれません。一見気楽に見えて付き合うのに意外と気を使う人々かもしれません。この方に気に入られるのは一筋縄では行かないでしょう。

もしあなたが一見ルーズなのに、よくよく付き合ってみると変に神経質だったりするならば、ビンゴですね。このリリスはぞっこんになるでしょう。例えば人生観は適当で楽観的でいながら、現実では細かい所まで目が行き届くような器用な人々ですね。

アキレス腱は、気づくと他人の行動を気にし過ぎたり、または自分に厳しすぎたり、他人の無神経さ、時間を守れないなどを許せなくそう行った全てを、責め出してしまうところでしょうか。更に色々とあったことを根に持ちやすく、そこも辛いでしょう。つまり何事も気にし易いのです。けれど本人は気にしてないと言い張るでしょう。

そもそもこのリリスの、のんびりしていながら、人生に細かいこだわりがあるというのはリリスとしては珍しく、とても個人の魅力になりますので、他人にまで目を鋭く光らせるのをやめるだけで、かなり気が楽になるでしょう。

獅子座のリリス

こちらのリリスは面食いで美男美女が大好きです。それだけでなく、人気者である事も非常に重要なワガママなリリスです。あなたが美しく魅力に溢れ、他人を惹きつけてやまない人間であればあっという間にこのリリスを自由にできるでしょう。

そもそも本人自体が派手好きで、地味な人間に興味がありません。でありながら、非常に謙虚で、目立つのを嫌います。この矛盾した自惚れの強さに他人は不可思議を感じざるを得ないでしょうが、仕方のないことです。

自分が認めた人間にはとにかく贅沢をさせ、陰ながら目立つのを楽しむ人々です。本人自体は至って隠れて豪奢な生活を楽しみたいと思っています。目立つ人、人気者に憧れ、手に入れたいと望みますが、自分がそうなるのを嫌います。

根本的な問題は自信と自惚れが過ぎることでしょうか、なんの根拠もなく自分は最も優れていると考えやすく、折角手に入れた美しく優れた恋人や友人も容易く手放します。後悔しても後の祭りでしょう。

このリリスの解放には、何はともあれ至極謙虚でいる事につき、自分がターゲットにした人間を賞金付きの手柄ではなく純粋な愛に溢れた人として扱う事です。美しく優れた人々は、相応の扱いをされなければ離れるどころかあなたに嫌悪感すら抱くでしょう。悲しみに沈む前に、後悔することをまず覚える事が大事です。自惚れてしまうほどにとてもパワフルな魅力的なリリスである事に間違いはありませんから。

山羊座のリリス

一言で非常にお金持ちや権力者に弱い人です。

このリリスの持ち主に恋をしたならば、あなたが権力者や有力者、またはお金持ちでない限り本気で相手にはされないでしょう。逆に言えばあなたもしそうであれば、あなたの方からとても謙虚に腰を低く接する(ここが重要です)だけでこのリリスは簡単に興味を抱き、あなたの手に落ちるでしょう。

このリリスは全てにおいて上から押さえつけられる事に激しく抵抗します、上位者、力を持っている人間、金持ちで威張りちらす人間を最低だと思っています。罷り間違ってもこの方にぶっきらぼうな態度はNGです。プライドが高いというよりも単にこの方は人を見下す人間が大嫌いなのです。

山羊座のリリスは権力者や自分より上の立場の人間に対して12サイン中で1番、怖いもの知らずです。どんな相手でも、気に食わなければ歯向います。媚びることはありません。

山羊座のリリスは権力思考、拝金主義です。しかしそれを嫌い、隠したいが為強烈に反発し、受け入れる人間を同族嫌悪します。この合判する感情は全てのリリスに言える事です。

例えば極端な場合、自分が権力やお金を持つと、全て捨てたくなるでしょう。山羊座のリリスの物欲自体は少ないので、簡単に全てを放り出します。見かけでは全くわからないお金持ちや権力者はこのリリスを持つ人が多いでしょう。

それから、特に女性ですと、このリリスの持ち主には権力者、年長者、支配的、自信家な人間が自分は好かれると思い近寄りやすいでしょう。縁もできやすいでしょう、いわゆる玉の輿にも乗りやすいです。

恋愛は異性を支配しつつ、完全に被支配されることを望みます。そこに大きな権力や金銭が絡めばとても満足です。

このリリスの解放には、権力やお金に良くも悪くも過剰に執着しすぎないことです。あなた自身に社会的に権力者となれる資質がそもそも備わっています。たったこれだけのことで、あなたは楽になるでしょう。

水瓶座のリリス

水瓶座のリリスは、はっきり言って情報通な人々に弱いです。自分の知らない事を事細かに知っている!、またシンプルに頭が良く博識であったり、自分の興味のある事を違う角度から教えてくれたり、そう言った方々はこのリリスの好奇心をそそる事この上ないでしょう。

このリリスの持ち主は様々な情報をかき集め、収集します。ある意味尊敬出来るほどです、コレクターのように、問題はそこに本人の不安要素が絡まる点です。情報を多様に集めるのが大好きなのに、他人のそういったどうでもいい噂も含め知識に振り回されるのは大の苦手なのです。しかし他社の動向は気になって仕方がない、執着して追い求める。でいて、必要以上に自分には構わないでほしい、距離感が欲しいと願うのです、完全に摩擦と困惑が生じます。とてもデリケートな方々が多いです。

例えば影の実力者ではないですが、表出さずに様々な事を知っている、関わっているような人々はこの世に存在しますね。そう言った人間に非常に憧れます。崇拝します、そして執着もします。実際本人も驚くほど交際範囲が広かったりします。

このリリスの解放は至って単純です。

何もかも知る必要は無い、と悟れば良いのです。

続きます

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