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ネイタルチャート 小惑星エロス ハウス/サイン別編

小惑星エロスとは

小惑星エロスは愛と性の神です。ですので勿論エロス自体も大変美しく当然の如く愛される存在です。エロスに関して似た小惑星ではクピド(キューピッド)と言う小惑星もあるのですが、そちらは突き刺さった愛の矢そのもので淡い恋心を表します。さてズレましたが、こちらは官能を揺さぶる愛です、その愛情が対象のどんな部分に特別に湧き易いか、どのように官能的な愛を伝え獲得し易いかをのんびり見てゆきましょう。時にフェチズムと呼ばれる部分にも該当するのかもしれません。人が人に対し愛してやまない人間的な部分とは謎に満ちていますが、とても美しいものですよね。

ハウス解釈は数種類ありますのでこちらは主に身体の解釈のハウスを混ぜてサインと共に見てゆきます。サインから見てもハウスから見てもどちらでも構いません。(そもそもハウスのルーラーですから。)

1ハウス/牡羊座のエロス

骨格の美しさに強烈に惹かれます。特に頭の部分ですから、顔の造形や愛嬌、雰囲気というよりもっと根本的な骨格的に顔立ちの整っている人々に弱いでしょう。愛の獲得の仕方は非常に情熱的です。愛の駆け引きも好きでしょうが、追われる愛より追う愛を好みます獲物を獲得する快感なのですね。異性をすぐに好きになり、すぐに行動にうつします。非常に熱し易く冷め易いタイプでしょう。

2ハウス/牡牛座のエロス

口元ですね、特に唇、美しい歯、また喉、ですのでいわゆる声フェチでしょうか。顔の造形美人好きでしょう。飲んだり食べたりするところを見たがったり。また首から肩にかけて、鎖骨のラインも大好きでしょう。鎖骨美人に弱いでしょう。牡牛座のエロスは非常に敏感です。5感が発達していりますので、スキンシップがそのまま愛情の証となります。非常に官能的で繊細な配置ですから、相手の官能全てを自分のものにしたいという願望を秘めています。所有欲がとても強いのですが、牡羊座とは真逆で征服欲ではありません。

3ハウス/双子座のエロス

肩から腕、手にかけてのラインなど、簡単に言えば手フェチの方が多いでしょう。官能的な会話で愛を深めていくでしょう。いわゆる卑猥な会話も厭わないでしょうし、そういった会話をさらりとする大胆でありながら下品にならない人々が多いでしょう。そういった最中によく喋るのが好きな方々でしょう。言葉や文章にエロスの欲求が宿ります。

4ハウス/蟹座のエロス

胸部ですね、バストです。美しいデコルテラインに唾を飲むでしょう。母性的なエロスですから、非常に相手との官能的な行為において相手を慈しみ、大切に、優しく扱います。その行為にこの配置のエロスは始まりと終わりを感じます。ですので常に新しく常に満足するでしょう。また、始まりは愛の目覚めと錯覚し易く、順序の違う恋が始まることも多い配置でしょう。

5ハウス/獅子座のエロス

こちらは特に外見のパーツのフェチはない配置です。派手好きで主役体質ですからプロポーションがどのような形でも目立つ方が好みでしょう。恋愛の部屋のエロスですから愛し合う事そのものを愛します。情熱は衰えることはなく、相手には常に恋愛的な事を楽しんで欲しいと思っています。非常に恋愛上手なエロスです。沢山の人を愛します。

6ハウス/乙女座のエロス

お腹ですね、おへそでしょうか、柔らかい白いお腹でしたり、腹筋が割れていたりでしたり、好みは様々でしょう。こちらのエロスは相手に愛情を捧げる事を好み、相手が喜ぶ顔を見るのが何より好きです。純粋さと官能の入り混じる不思議な色気があります。しかし少々要注意の配置でもあり、極端な欲求の狭間で新しい事を探したがるエロスでもあります。この配置は性的倒錯がやや多いでしょう。

7ハウス/天秤座のエロス

こちらはウエストラインです。そこを中心にバランスの取れた綺麗な背中や、そこからの曲線が好きでしょう。パートナーのお部屋のエロスですからそれはそれは魅力的でしょう。洗練された官能的な魅力を最も体現する配置です。非常に恋愛においてバランス感覚が良い上に、相手を喜ばすコツを知っています。非常に魅力的で誘惑的でモテるエロスの配置となります。

8ハウス/蠍座のエロス

こちらは、骨板辺りの部分ですね。まあわかり易い好みです。官能的な面ではまたわかりやすく、1番激しい配置です。親密な関係を心にも体にも求め、本人自体がエロスの中でも非常に官能的で、魅惑的であり、他者を惑わします。エロスの中で最もその官能性のみを持って他者を引き寄せる配置です。このエロスの保持者と付き合うと身も心も全て持っていかれてしまうほどの激しさと引力を感じるでしょう。こちらのエロスは官能的な事柄に対して極めて積極的でなんでも行う配置です、楽しいでしょう。

9ハウス/射手座のエロス

お尻から太もものラインにかけてが、とても魅力的に映るでしょう。もし意中のお相手がこの方でしたら、ショートパンツやスキニー系のボトムスが魅力的にに映るでしょう。基本的には単純に楽しい方が大好きです。また自分とは全く違う魅力がある方、例えば異国の方など、とても興味深く感じ愛おしく思うでしょう。性的な話題には前衛的ですので積極的に参加しますが、グロテスクになれば退散するでしょう。性的にはとても情熱的で欲望に忠実です、何よりも自由を愛します。

10ハウス/山羊座のエロス

関節ですね、肘、膝、手首、足首、特には足の膝にかけてのラインでしょうか。この方が意中のお相手でしたら、女性でしたら膝丈のスカートを履きましょう。また男性でしたら、ええと、夏でしょうか出番は。さてこの配置は非常に色気の強い配置です。性欲が強いのにそれを極めて上手く統制します。ですので、抑えられた性的魅力は蠱惑的でしょう。また、支配、被支配相手の望みによりどちらにもなれます。性的に器用な人々でしょう。

11ハウス/水瓶座のエロス

柔らかいふくらはぎから足首にかけての、猫のような子鹿のような雰囲気、ラインが好きでしょう。耳も好きです。性的には非常に前衛的で、新しい事や刺激的な事を試すのが大好きです。積極的に、なんでも試します。とにかく試すのが好きでそこで新しく楽しめる事を発見するのを期待するのです。やや過激ですが、刺激的で面白いでしょう。

12ハウス/魚座のエロス

足ですね。綺麗なペディキュアをして、可愛い足の指を見せましょう。または足のお手入れをしっかりしましょう。また目元も好きでしょう。左目で流し目をしましょう。こちらのエロスはとても受け身ですが愛され上手なエロスです。愛するよりも愛されることを好み、うまく意中の好みに染まり相手を誘導します。愛されることにかけては12ハウス中1番ではないでしょうか?色気が云々とそういう事ではないのです。またやはり、自分を引っ張っていってくれる自活力があり自信に満ちた相手を好みます。

シナストリーのアスペクト 小惑星DNA

小惑星DNAとは

君のことなら何でも知ってる

こちらは、宿命軸に絡めば運命的ともされています。愛情や恋愛というよりそもそもが、ただただ心の深いところに手を伸ばす小惑星です。そう、この小惑星はあなたの事をなんでも知っているようです。DNAレベルででしょうか。ですのでかなり淡白といえばそうなのですが、このお相手とは肌が合うでしょうし素直に身も心も任せられるでしょう。それこそ、心の結界が緩むお相手でしょう。

DNAと太陽の合

お互いにぞっこんになるアスペクトです。性的なであるとか又は打算的であるとか、金銭であるとかそういった次元ではなく、単純に惚れ込みます。風サインのようですね、とても淡白なのですが、内面はマグマです。この2人が繋がりますと、なぜそんなにと他者が感じるほど、結束は硬いのです。DNA側から接触する事が多いかもしれません。しかし結論は同じで、太陽側が自分をわかってくれると、何故か、直感しますし、DNA側は無論の事と感じます。これだけほぼ感情の交流なしに結びつくのは難しいですがそれを体現するアスペクトです。どんな関係であれ、親密であり、他者には分からない繋がりをお互いに実感する事でしょう。機械的であり、その機械が溶けてしまうほどの熱感のある関係性となります。太陽側の分身が欲しいと切に感じるでしょう。

DNAと火星の合

DNAはそれ自体は非常に淡白で機械的な小惑星ですが、そもそもこの名称からもわかるように、DNAレベルで相手を知り惹かれます。ですので、火星と混ざりますと単純に性的に惹かれるというよりも相手のDNAに性的に惹かれる、つまり子供が欲しいとなります。ですが火星はマレフィックで持続力のない惑星ですから、このお相手と子供ができると、その後の息は余りにも短いかもしれません。激しい欲求がどこからともなく生まれる相性ではありますが、DNAは基本的には神秘的な小惑星でもあるので、火星側と距離感をとって付き合えば刺激的な関係となるでしょう。

シナストリーのアスペクト 魔性の相性 危険な魅力

魔性の相性

このご縁は一体なんなのだろうか、わからないけれどどうしても惹かれてしまう!ありませんでしょうか。恋愛における注意するべき相性もまとめましたがそれよりもっと影響が強く深く魔性的なもののみをまとめてゆきます。お互いに魅力は非常にありますしご縁もあるのです。この相性についてはどうのこうの突っ込むつもりはございません。お伽話は大概が説話です。そのようなアスペクトですね。

これらのアスペクトは、遊び相手には向きません、というかなれません。その場合特にハードは別れ際かなり揉めるアスペクトでもあります。または全く逆にどれだけ熱烈に愛しあったとしても遊び相手にしかなれないアスペクトです。どちらにせよ扱いにご注意下さいませ。

月と冥王星の合とハード

繊細で脆い月にもっとも強い惑星がぶつかるアスペクトです。勿論影響を受けるのは月側ですが、2人でいると何が起きるかわからないようなアスペクトではあります。深淵の底で篝火を灯す冥王星が月側をどこへ連れていくのか、全てを明け渡して興味津々でいる月側が冥王星側を実はどう見ているのか、ただ従うのか?抗うのか、飲み込まれるのか、一緒に青白い炎を見つめるのか。転び方によっては2人とも谷底へ落ちます。ただこのアスペクトをソウルメイトのアスペクトと言う方もいます。惹きつけ合う力は強力です。

火星と冥王星

こちらはソフトでもハードでも原始的で性的な衝動とその極みの絡みですから、単純に見ただけで危険な香りがするとは思いますし、その通りです。がつまり何が最も危ないかというと、どちらの惑星も、繊細な感情が著しく欠落している点で、主に本能的な欲望によってのみ動いていってしまうところです。ですから、このアスペクトのみが特に目立つシナストリーなのであればどんなに惹きつけあっても大体は遊びの関係となります。気をつけましょう。このアスペクトには絶対と言って良いほど月の強いアスペクトが必要となります。ネイタルでこちらを持つと特に合はスポーツ選手に向きます。非常に強いエネルギーの塊ではあります。

金星に土星のスクエアに海王星の絡み

こちらは非常に惹きつけ合う力が強いのですが、土星の抑圧が強く、しかし土星の影響で関係は長引きますので、両者疲弊するアスペクトです。ここで要となるのは海王星の魔法です。こちらは絡みはセクスタイルでも何でも構いませんが、なるべくソフトが良いです。ハードはキツすぎます。金星側が陶酔し判断能力をなくしてしまうので、土星がお互いのエネルギーを奪って行っても微睡の中で気付かないのです。待ち受けているのは、大きなストレス、どう発散するかによって関係性は変わりますが、非常に惹きつけ合いながらもエネルギーを吸い取られていく、極めて危険な相性と言えるでしょう。金星側の方がダメージは大きいです。また地星座が絡むと状況はより酷くなります。

女性リリスと冥王星の合

リリスは基本的にはパーソナルプラネットまでしか見ませんが、こちらは例外として、そしてとても月よりも魔性度は高いので載せますが、取り扱いには細心の注意が必要です。この2人の引力は極めて強いです、が一緒にいても良い事はほぼないです。闇の世界の女王であるリリスとキングである冥王星、性的な結びつきもまた強烈ですが、良い方向には転びません。流石のリリスも冥王星には敵わず、冥王星もリリスの魅力に取り込まれフラストレーションが溜まります。こちらの関係は、例えば王様と魔性の女性の関係性です。上手くいくと思いますか?王様は魔性の女性にメロメロですが彼女はそれに値する物を提供できるのでしょうか。それに尽きます。魔性の女性とは知性、美貌、魅力の全てが絡み合ってやっとそうだと言えます。リリスは偽る事が得意です。さてこの相性は復讐やその様な恐ろしい結果も招き寄せ易いです。正に、魔性の相性と言えるでしょう。

リリスとリリスの絡み

こちらは一件相性が良さそうですが、良くないです。お互いに性的に非常に惹かれますが、ただそれだけなのです。それ以上でも以下でもありません。ただ性的に非常に良い惹かれるというのは確かですので不可思議な関係性はではあります。得るものがないという、魔性でしょうか。特にセクスタイルが影響は最も強いです。

続きます

シナストリーにおけるソウルメイトのアスペクト

ソウルメイト

ソウルメイトとはさてなんでしょうか、絆が深い、僕らは結ばれるべくして結ばれた、宿命的だった、逃れられない運命的な出会い、赤い糸で結ばれた片割れ探し、途切れることのない友情であり、愛情であり、結婚すべきだ、またそうでなくとも、永遠にそばにいて欲しい人でしょう。そんなアスペクト、沢山あるかって?!多少はございます。まとめてゆきましょう。宇宙の彼方に隠された命運を享受しましょう。アスペクトは全てタイト(3度以内)に見て下さいませ。※中には要注意アスペクトも含みます。

月と月のトライン

同じ時に笑い泣き、感じ入る。出会った瞬間に何かを感じる。2人でいると気分はハート形のお家でしょう。このアスペクトあるようでありません。珍しいです。出会えた事に感謝しましょう。

月と水星のトライン

月と月、動きも早く、感情、魂を指します。では似ているものは?精神の核、水星です、頭脳であり、精神そのものです、このトラインもまた珍しいものです。コミュニケーションとは人でいる限り非常に大事なツールです、そこがうまくいきませんと何もかもが壊れやすいものです。こちらのアスペクトは、意見の効果が容易であり、喧嘩をしようが、疎遠になろうが、すぐに元に戻ります。とても良いアスペクトであり、ソウルメイト的でしょう。

太陽と月

正に、言わずもがなの典型的なソウルメイトのアスペクト。スクエアは除きます。このアスペクトがあると相手の気持ちが容易にわかりますし、お互いにかけがえのない存在になりやすいのです。合が最も良いです、トラインも後を追って。月が女性で太陽が男性ですとよりしっくりきます。巡り会えたら大事にしましょう。

金星と金星合と衝

愛情と愛情の星ですから、アスペクトがあるに越したことはありません。ソフトでもハードでも深い愛情の交換が可能です。理想の愛の形は人により様々ですが、より近づけるためにこのアスペクトは活躍するでしょう。

太陽と金星の合と衝

典型的なソウルメイトのアスペクトです。ソフトであれハードであれ、こちらがあるとヒーローはプリンセスと出逢います。フェアリーテイルも様々なものがございますが、物語はまだ始まったばかり、そんなアスペクトです。

金星と火星の合と衝

こちらも典型的なソウルメイトアスペクトです。愛を盛り上げる情熱と、情熱を掻き立てる愛情が絡み合う、豊かな愛に満ちたアスペクトです。ソフトでハードも全て良いです。スクエアのみ除きます。純粋性に欠けますので。しかしソウルメイトと言うならばタイトな合と衝のみでしょう。

金星と冥王星の相互アスペクト

金星と火星を強力にして深くしたようなアスペクトですね。こちらは実はハードアスペクトは要注意の部類ですが、良いのではないでしょうか。絆という観点から、あまりに離れ離れにするのは辛いものがあります。ただソウルメイトという言葉を使う為には相互アスペクトが必要不可欠です。一方のみでは成り立ちません。遊びの恋愛には向きません!

海王星がライツまたはアセン軸に合

感情の交換が容易になります。より精神的に高度なレベルで交流が可能になります、人ではありますが、人であるからこそ魂レベルで交流ができるソウルメイト的なアスペクトでしょう。

ノード軸(ヘッドとテイル)と惑星の合とライツとスクエア

こちらは過去生と今生での目的の絡みですから、どちらと絡んでも、テイルでしたら過去の清算、ヘッドなら惑星との強力な引き合いのもとお互いに前進していきますから強い絆そのものです。正にソウルメイトそのものでしょう。またライツとノード軸のスクエアは割とよく見られるアスペクトなのですが極めて惹きつけ合う力は強く、この場合過去の清算と未来への前進がぶつかりますので混迷の相性となります。がしかし、非常に縁は深く絆も強いでしょう。

バーテックス軸と惑星の合

バーテックスは第二のディセンダントと呼ばれています。さてバーテックスの説明は長くなりますので、別のポストで致します。もし宿命の出会いがこの世にあるとするならばシナストリーでバーテックスに合する惑星を持つお相手がそうです。ご覧くださいませ。また、トランジットでもバーテックスに惑星が合する際に宿命的な出会いが起こると言われております。バーテックスは宿命軸と呼ばれているものの1つですので、避けようもなく、それこそ宿命的に受け入れるしかございません。どのような出会い方で合っても出会う方とは出会う、それだけ縁が深いのです。特に海王星と土星はよりソウルメイトの可能性が高くなります。

エロスとプシケ(Psyche)の合

赤い糸で結ばれた、結ばれるべくして結ばれると言えばこちらのお二人。正にソウルメイトのアスペクトです。相互ですと最高でしょう。夢に見た恋人、美しい心を持った人、乗り越えるものは沢山あろうともお互いにもうすれ違うことはないでしょう。

土星とのアスペクト

土星はマレフィックですが、宿命の相手となると話は別なのです。運命のお相手を探しているならば土星との絡みはシナストリーに絶対的に必要です。何故なら暗に結婚を示唆するアスペクトだからですが。ソフトでもハードでもなんでも良いのですが土星との絡みが多ければ多いほど、宿命的なお相手であることは確かです。結婚とは固い契約で有り相手を縛り付ける事にもなりえます、ライツとの絡みが最もそういう面では強いでしょう。夫婦間でよく見られるアスペクトでも有ります。

アングルとの合

引力軸と呼ばれるICMC、宿命軸であるアセン軸、バーテックス軸、カルマ軸であるノード軸、などが有りますが、ノード軸やバーテックス軸にアセンダント軸、MC軸などが重なりますとその吸引力と宿命的な意味合いは非常に大きなものとなり、正に人生を変える運命的な出会いそのものでしょう。個々の意味合いの詳細はまた別ポストで致しますが、簡単に言えば、アセン軸は自分の外見の魅力と自分が求める理想のパートナー像と繋がっており、ICは家庭を共に持ちたいと感じますので初めから強く結婚を心の底で意識する、とても惹き合う力が強い関係性を示唆します。ソウルメイトでありそれ以上のご縁とも言えるかもしれません。基本的には素晴らしい相性で有り前向きな関係性です。こちらはパートナー関係のみならず、親子間などでもよく見られるアスペクトです。

MCに火星の合

吸引力の軸であるMCに情熱の星である火星が交わるアスペクト、この軸に惑星が交わると全て吸引力が強いのですが、こちらは特にお互いに非常に強く激しく惹かれますので、正に重力に強引に引っ張られるように、ある意味でソウルメイトの関係となるでしょう。

リリスにパーソナル惑星又はアセンダントの合

リリスの感受点がいかに、何があろうと一緒にいたくなるアスペクトかは他のポストでも致しましたので細かくは省きますが、タイトな合は正に魔性のソウルメイトです。特に月が強く、リリス側が女性であるとより強い引力となります。しかし再三書きましたが、リリスは良い感受点とは言えません。この絆は常に危険と隣り合わせです。

お相手の惑星が、5、8、12室入室

アスペクトではありませんが、ソウルメイトという観点で見た際にこのお部屋にお相手の惑星が入ると吸引力が強いです。5室は恋愛の部屋、8室はまた要注意の部屋なのですがハウス側の魅力に抗えないお部屋です。12室はそもそも運命や宿命の部屋ですのでお互いに言わずもがなです。

ノード軸が8、12室

8、12室は非常にミステリアスなお部屋です。8室は死と官能の部屋、12室は精神の昇華と秘密、ボランティア、そして宿命のお部屋です。どうであれ、これらのお部屋に入ったノード軸は吸引力が他のお部屋に比べ最も強いです。良かれ悪しかれ惹きつけ合います。

パラスと冥王星の合

超能力的な、いわゆる以心伝心の関係を容易に紡ぎ出します。絆はとても深いです。

金星とPOFまたは、ジュノー、またはバーテックスの合

遠い昔に約束した関係です。結婚か、一緒になろうとしたのか、未来を分かち合おうとしたであろう2人です。どこでバラバラになってしまったのかは誰にも分かりませんが、今生ではもう手放したくない相手であることでしょう。

アムールとバレンタインの合

少々前から割とよく言われている小惑星の典型的なソウルメイトアスペクト。真実の愛と無償の愛の合ですから分かりやすいと言えばそうですが、このアスペクトがありますと縁が壊れることは決して無いと言われます。

相互アスペクト

パーソナルプラネット同士、ソーシャル、アウター全てのアスペクトに於いて相互アスペクトの威力は非常に強いです。相互アスペクトが多数あるというだけでも縁が深いとみなせます。

続きます。

シナストリーのアスペクト 小惑星アポロ 憧憬

憧れずにはいられない存在 アポロ

アポロは美しく賢く、強い星です。少々傲慢で無慈悲でもありますが、誠実で自分が思うものに従う事を辞しません。ここに惑星が重なりますとその惑星は、アポロに抗い難い憧憬の念を抱き、崇めることになります。誰にでも、憧れの方っておりますね、他人からするとなぜ?と見えても、どうしても手を伸ばしても届かないと思う人、ライバルにはなり得ない人、その原因をアポロは教えてくれるかもしれません。主に合、衝を見ます。衝の場合は少々アポロの傲慢さが目立ってきますので惑星側はご留意下さい。

アポロと太陽

こちらは太陽側がアポロ側を崇拝し過ぎて、人物そのものにメロメロになってしまいます。ですので親バカという言葉がございますが、正にそのような感じで、太陽側はアポロを好きすぎて猫可愛がりします。し、何をしようが許してアポロは我儘し放題です。太陽といるとアポロは楽でしょう、あれが欲しいこれがしたい、全部叶えてくれるからです。ですのでアポロも太陽側を頼ります。愛おしく思います。格別に贔屓もします、相思相愛の関係となります。

アポロと月

月側はアポロの進む道を一心に追いかけていきたいと思うでしょう。その道は指針であり、憧れであり、果てしなく遠いアポロに続く道に見えるのでしょう。月はアポロを崇めて、アポロの歩む道をただ追いかけ続けます、アポロは振り向きもしませんが、それはそれでいいのでしょう。アポロにとって月は非常に愛を注ぎたくなる存在です。まさか追いかけられているとは夢にも思っていないでしょうから。

アポロと水星

水星側はアポロを信頼し切ってなんでも話します。コミュニケーション能力に苦手意識があろうともアポロとでしたら臆せずに話す事ができます。これは特に合に限った話ではないですが、アポロとのアスペクトがあればそうなるでしょう、水星側はコミュニケーション能力においてアポロを尊敬し信頼します。この人のように喋りたいと思い、アポロにならば全て伝えたい言葉を解放します。アポロもまたそんな水星側を非常に愛おしく有り難く光栄に思います。

アポロと金星

金星側はアポロの美貌を崇拝します。なんと美しいのかと感動するでしょう。ただそれだけでどんなにプライドの高い金星側でもアポロを気にいるでしょう。アポロもまたそんな愛おしい、自分を褒め懐く金星を格別に贔屓します。激しい恋愛にも繋がります。もしアポロ側からとても嫌な目に合わされ別れたとしても、また、アポロ側に呆れて金星側が捨てたとしても、金星側はきっとこういうでしょう、でも外見は素晴らしかった、と。

アポロと火星

火星側はとにかくアポロが格好良くて堪りません。その知性にも性的な魅力も、美しさも全てに嫉妬する程夢中になります。アポロは我が道を突き進みます、そのエネルギーに抗い難い魅力を感じます。この方には敵わないと感じアポロを常に見上げるでしょう。そんな不器用な火星をアポロは少し愛らしくも感じます。惹きつけ合うアスペクトです。

シナストリーのアスペクト 小惑星Eros(エロス)とPsyche(プシケ)

その日僕が家に帰ると、2階からクラシックが流れていて、家はとても静かだった。

小惑星エロス

Eros(エロス)は美と愛の女神アフロディーテの息子で、愛の神です。この小惑星エロスを語る上で外せないのはやはり、Psyche(プシケ、プシューケー、ピシュケ)ではないでしょうか。この2つの小惑星の関係性は単純と言えば単純です。ソウルメイトや、運命の恋人、前世から結ばれていた2人、です。エロス側はプシケ側を見ると懐かしい気持ちと愛情が湧き、惹かれます。プシケ側もエロス側を見ると、安心し郷愁と愛情が溢れ出すことでしょう。そして否応無く惹かれるでしょう。ですのでこの絡み、とくに合のみをみますが、運命の相手を示す有名なアスペクトの1つです。

小惑星プシケ

プシケはそもそも人間でした、余に恵まれて美し過ぎた故に、人間からは同等の存在としては誰にも愛されず、結婚もできず、愛と美の女神であるアフロディーテをも怒らせ、母の命令でプシケに罰を与えようとしたエロスに知らずに見初められます。その後も誰にも愛されないプシケは親が相談したアポロの計らいで、酷い仕打ちに合いますが、エロスに影ながら助けられます。しかしそのエロスを信用しなかったため、愛の神は人間であるプシケを見放します。その後プシケは人間の底力と愛の力でアフロディーテの罰を全て受け入れ許しを得て、エロスを取り戻し、最終的に神になり2人で天空で幸せに暮らすのです。つまりプシケは信頼と苦難と人間の嫉妬、愛を得られない不安、その愛の獲得の中で生き抜いてきた元人間なのです。何もかも持っているのに、何も持っていない人であるが故の不安をプシケは常に私達に教えてくれ、人が愛を獲得するための試練に立ち向かう強さを指し示し与える小惑星でもあります。基本的にシナストリーではエロスと対でアスペクトを見ます、この相性は素晴らしいものですが、この話を知ればおわかりになる通り、関係性はすんなりと行くわけではありません。

赤い糸で結ばれた二人

2人が結ばれる為には数々の困難を乗り越え、信頼を形にして行く必要があります。お互いに非常に縁が深く最初から惹きつけ合うアスペクトに違いはないのですが、このお相手に会うと、愛とは何かをよく考える事になるでしょう。そしてお互いに信頼や愛において傷ついていることが多いでしょう。人生においてお互いの救世主でもあります。

神秘的で魅惑のアスペクトですが、幸せになれるかどうかは、お互いの努力にかかっていると言えます。与えられる困難は多く、求め合いながらも完全に結ばれるには時間もかかるでしょう。どちらかに信頼がかければ、深い愛がフッと消えてしまうこともあるでしょう、しかし縁が深いので、お互いに手放すことは出来ないかもしれません。

エロスは愛の為に陰ながら自分の存在をひた隠し愛し合いたいのを我慢してただプシケを心から長い間愛し支え助けた末裏切られ去ります、プシケはその愛と信頼を取り戻す為与えられた過酷な無理難題を文句ひとつ言わずなんでもやり遂げます。極めて美しいギリシャ神話の1つですが、お互いに愛し合う事の目的はなんなのか、人から神になった、ただ外見が美しいだけではない心の美しさ、そして愛の強さが見て取れます。基本的に小惑星エロス側はプシュケ側の心が本当に大好きなのです。出会った最初から心の奥深くでプシケの心そのものを愛しています。そこが、ソウルメイトのアスペクトと呼ばれる所以なのでしょう。

信頼と愛と苦難の運命的なアスペクトです。

シナストリーチャートで見つけましたら、その美しいご縁を大事になさって下さい。

シナストリーのアスペクト 小惑星エロス

小惑星エロスとは

官能そのものの小惑星であり、性的エネルギーの塊であり、そのカリスマでもあります。単純には恋人の片割れです。シナストリーでは主に恋人としての相性を見ます。

基本的に惑星は合と衝を見ます。合は素直にその解釈で、衝は情熱や快楽がいきすぎると見ます。ソフトは合寄り、ハードは衝寄りです。スクエアは普段の好みの対象ではないのに等の多少のすり合わせ作業は必要ですがそもそもエロスのシナストリーは例外を除きあまりネガティヴな解釈にはなりませんので。

アセンダントとエロス

頭からつま先まで真っ逆様に

合を見ます。アセンダントにタイトにエロスが重なりますと、エロス側はアセンダント側を見た瞬間にすぐに気づきます。何に気づくのかは宇宙の闇の中ですが、アセンダント側の雰囲気や外見が非常に官能的で魅力的に映ります。正に理想の性的な存在でしょう。

エロス側は積極的に接触を試みるはずです。1度接触を持ったが最後、エロス側はアセンダント側に我を忘れます。様々な身体的な特徴が全てエロス側の理想に当てはまり、スイッチが入ります。アセンダント側もエロスの存在そのものに官能を支配され(両者とも美醜は関係ありません。)うっとりとしてしまい、心も身体も許しやすいですので、大恋愛に発展しやすいアスペクトの1つです。一度結ばれると、とても固い愛情でお互いを慈しみ合います。エロス側にとってアセンダント側の容姿は永遠の官能の神のような存在です。一目見ればもう抗えません。

ディセンダントとエロス

合を見ます。エロス側はディセンダント側に抗えない性的な魅力を感じます。ディセンダント側もエロス側をずっと夢に見た理想の恋人と感じます。アセンダントは単純には外見や雰囲気なのですが、ディセンダントも同様に本人の雰囲気なのです、が、影の本人が隠そうとしている雰囲気とでも言いましょうか。その部分にエロスは強烈に惹かれる事になります。更にこの関係では、エロス側がディセンダント側から官能的な事柄に関してよく学ぶ関係となります。ディセンダント側もエロスの官能的なパワーや魅力に病みつきになるでしょう。とても縁の深い相性です。

太陽とエロス

こちらはエロス側が完全に太陽の上に立ちます。太陽の官能的な欲望をエロス側が次から次へと引き出す相性となります。太陽側はエロスの官能的なエネルギーの強さに夢中になり、エロス側は太陽の存在自体に執着し、離れられなくなります。この相性は非常に生産的なエネルギーを循環させます。主には性的なエネルギーなのですが、そのパワーによって、太陽側は元気をもらい、エロス側は、様々な太陽の欲求を暴きたいという欲望に駆られます。太陽はエロス側に官能的な事柄で隠し事ができなくなり、2人で何処かに行ってしまうでしょう。たまにはそのような冒険も良いでしょう。そんな間柄になります。官能的な森の中での探検を一緒に行うのです。非常に行動的でエキサイティングな関係性です。

月とエロス

太陽は目に見える全体的な本人にエロス側が惹かれましたが、こちらは月ですので感情そのものであり心の奥に潜む官能的な欲求にエロス側は強く惹かれます。太陽がアクティブな森の探索でしたらこちらは2人で官能の湖に漂い手探りで沈み込んでいくような感覚でしょうか。といってもエロス側はエキスパートですから一旦沈み込んだが最後、深く深く奥底を目指し強引に月側の手を引っ張って、潜って行くでしょう。非常に親密で官能的な関係性が築ける相性です。月側はエロスのパワフルさ官能的なカリスマ性の虜であり、エロス側の要求を全て理解して優しく包み込み受け止める事ができます。穏やかでいながら、激しい交流であり精神のとても深い所でお互いに満足感が得られるでしょう。

冥王星とエロス

こちらの2つの星は根本的には他者との関係性において目指すものが同じです。深い繋がり、特にこちらの関係では官能的な物事の探索、激しい恋愛感情、それによるお互いの変化。この2人は会わない方が良かったのでは?と思うほど抗えない魅力をお互いに感じ、強烈に引き寄せられ、関係を結ぶこととなるでしょう。彼らは一緒にいるともう何の恐れもないので様々な事をやってのけるでしょう。その関係性の中で運命すら感じます。またお互いに激しさがありますので、感情的なアップダウンも激しくなります、従って喧嘩も多くなるでしょうが、すぐに仲直りできます。この相性は最も劇的で激しい官能的な経験ができかつ、深い絆で結ばれる事でしょう。

続きます。

シナストリーのアスペクト 小惑星アムール

小惑星アムールとは

違う違う、本当の愛だよ、本当の愛。

アムールは現在進行形の信実の愛の小惑星です。アムールが何を探しているのか、無償の愛情を関わる惑星に捧げ、理想を掲げ追い求めます。無償の愛とは何でしょうか、簡単に言い換えれば真実に値する愛なのでしょう。対象は対人ではなく恋愛対象に向けられます。しかし無償の愛ですのでそこに乗り越える壁などないのが理想形であり、正にアムールが求める愛の象徴とも言えます。そもそも愛情は与える方も、与えられる方も同等のものです。アムールは、それをよくわかっています。アムールは認めた存在に相応の愛情を与える代わりに自分自身も愛されていると感じるのです。ですので相手からの見返りを求める必要がないのです。こちらが他の恋愛に関する小惑星とアムールを決定的に分ける点と言えるでしょう。

★シナストリーにおいてアムールを扱う際に注意点がございます。アムールは極めて繊細な小惑星です。ですのでまずネイタルで御自分のアムールの状態を確認して下さい。かなりアフリクトされてる場合はシナストリーでイージーアスペクトであってもアムールの愛情は憎しみに変わりやすいのです。それだけ真摯であり曲がりが効かない小惑星と言えます。扱いは非常に難しいでしょう。

アムールと金星

君は僕の大事な人

こちらは理想的な愛の形の具現化です。特に合はアムール側が金星にぞっこんとなります。金星側もアムール側の初心なすべての反応が心地よいでしょう。打てば響く響けば盛り上がり、2人の間で共通語ができてしまう事でしょう。金星は基本的に男性にとっての理想の女性であり、女性にとってのあるがままの自分であります。アムールにとって探し求めていた無償の愛を捧げる存在そのものとなります。彼らの行動全てに愛着を感じ心から大きな愛情を感じる事ができます。アムールに偽の愛情は通じません。そもそも合やソフトで、そのような愛情は発生しませんが。

ハードアスペクトですと、アムールは対象の惑星に違和感を感じます。自分の理想と違うからです。愛するべきか迷います、しかし気になって仕方ない存在でありはします。何故なら理想と異なるからです。こちらはネイタルアムールの状態にもよりますが、徹底的に苦手だと避けるか逆に溺れてしまうかに分かれます。受け入れた場合、スクエアですと可愛がり甘やかしますが興味が削がれるのが早く、オポジションですと夢中になるのも強烈ですが、愛情が憎しみに変わるのも時間の問題です。この関係では、惑星側は誠実な対応ができないのなら、特に衝ではアムール側に気を持たせるような事は決してしないべきです。

アムールは一見自由に愛情を向け自分勝手なようにも見えますがそれだけ真摯でいて、不器用なのです。惑星の中でも金星は特にアムールが追い求める愛そのものとなりますので、無償の愛を弄ぶことはできない事を知るには良い相性となります。

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ネイタルチャート 小惑星Nessus(ネッスス) 12ハウス別編

小惑星Nessus(ネッスス)とは

Nessus(ネッスス、ネサス、ネッサス)は正に小悪魔の星(悪い面が出すぎると悪魔になってしまいますので要注意!)です。自分の中に巣食う悪の部分とされている有名な小惑星で、シナストリーで惑星と絡めば惑星側を徹底的に虐げ、惑星側は反抗すらできません、まるで何かに取り憑かれたようになって、離れたいとも思いません。されるがままです。ネイタルでは土星と木星とキロンと絡む以外では悪癖が様々な面で増長されます。強すぎる欲望、執着、小悪魔的な行動、やめられない誘惑、考え方の悪い癖、他人を巧妙に操作する、しかしどれもが意識化で行われわかっていながら反抗もしないのです、そこがこの小惑星の最も怖いところでしょう。本人は大したことではないと思っていることが多いのです。リリスの悪の面は弱点であり裏の顔でしたが、こちらは堂々と表、人生において涅槃に達するまであなたに取り付いて回るでしょう。どんなに良い人、素晴らしい人でも、その行動や考えはどうなのかと疑問に思う部分はありませんか。正にその部分です。この世に完璧な人間などいないのです。それをよく教えてくれる小惑星と言えるでしょう。ただそう、とても難しい部分ですが克服できないわけではないのです。いわゆる加害者の星ですから、迷惑をかける前に在住ハウスを知り、注意して改善するのも1つの手ではないでしょうか。

※こちらではなるべく前向きに解釈しておりますが、Nessusは性的で加虐の強い星ですの目立つアスペクトは全て注意喚起となります。詳しくはNessusとDejaniraのポスト(追加予定)をご覧下さいませ。

またNessusは単純には異常な執着心を示します。全てはそこから生み出された支配欲、強迫観念、性的欲望を示します。

1ハウスのNessus

だから俺が言ってるんだから、わかるでしょ?

こちらは要注意の配置となります。可愛く言うと、ジャイア◯の配置です。とにかく、自分が地球上で一番上の存在だと思っています。プライドが高いとかそう言った次元ではなく、彼らの思考では常に上下関係があり、そして自分は1番トップなのです。非常に扱いづらい配置で、幼少期から変わることはないでしょう。土星がとてもいい指導者となりますので、ネイタルで土星とのアスペクトが合かハードで必要です。又はキロンのソフトです。でなければいじめっ子として有名になってなってしまうかもしれません。恋愛では、肉食系そのものです。男女共そうです。欲しいものは自分で掻っ攫って行くでしょうし、他人に取られれば憤慨します。束縛も激しいながら自分自身は自由でしょう。王様ですから。しかし実は王様なのかと言うとそうではなく裸の王様であり、女性であればグループ内のヒエラルキーで上に立つ事に躍起になり快感を感じますが、それ故に人望はありません、敵も作り易いでしょう。勇猛果敢である事は頼もしいものですが、他人を蔑ろにしては元も子もありません。ふと気がついて1人になってしまった時に、更生し真っ当な道を歩いて行けば、希望が見えてくるでしょう。グループ内のリーダーや女王蜂を手に入れると嬉しくはありませんか?そんな小悪魔的な存在ではあります。王様になりたい故に決して一匹狼になれないという弱さを持ちます。

2ハウスのNessus

ねえねえ、このメイクどう?!いつもより可愛い?

こちらのNessusは、お金と自分の美貌が大好きです、そもそも牡牛座のハウスですから5感と美しさには執着があります。物心つく前は私はお姫様、その後は買い物や、高級品、コスメが大好きで、気づくとすごい額になっていた!方も多いでしょう。鏡を見るのも好きです。が、いわゆるナルシストではありません。綺麗かどうかのチェックを怠りません。こちらのNessusの最も良くない部分は、もしどうしても欲しくてお金がないのなら、借りちゃえばいいじゃない!親や彼氏(彼女)に貰えばいいでしょ!そんな考えを自然にしてしまいます。お金が大好きなのに稼ぐより誰かに稼いで貰おうとします。欲しいものの我慢など勿論できません。自分でお金を稼ぐことに誇りを持っている人間からすると理解不能でしょう。もちろん罪悪感などありません。彼らには当然の考えなのです。一方で、美貌の持ち主やモデルなどの職業にはとても向いています、美しくなること、着飾ること、化粧品などに糸目をつけませんし、美意識が非常に高いです。恋愛でも人よりお金に目が行きます、これは悪意はなく(ここが小悪魔なのですが)単純に高い服、高いバッグ、高いコスメ、スパ自分を美しくすることが出来るお金が欲しいのです。とても単純です。しかしこの方達は本当に、お金持ちと結婚するべきです。でなければ、夫や妻を延々といじめるでしょう、なぜ自分が綺麗でいられるお金がないのか、と。配偶者が可哀想です。リッチな方になぜか愛される配置でも有りますし玉の輿も多いです。8室に太陽や木星、金星が入っているとバランスが良くなり金銭面での悪い面が目立たないでしょう。ただお金のかかる人だと思われるのはもう仕方がないです。

3ハウスのNessus

コミュニケーション能力の非常に優れた知的なネサスです。言語、取引、文章において他者をうまく操り自分の思い通りにしてしまいます。キロンや土星の合ハードでしっかりブロックしませんと、ぺらぺらぺらぺら確証が有りもしないことも真実も含め、大きく自分の都合に合わせて景気良く喋り、他者を納得させてしまうでしょう。この配置の方は、エッセイストなどには全く向きません。一時的に人気は出るかもしれません。文章力説得力は多分にあっても、他者の本当の参考になりません。また、初等教育の場でも非常に賢く、強いもの弱いものを見極め、彼らを自分の支配下に置こうと努めます。親に上手く嘘をつくのも得意です。ですので幼い頃は周囲に警戒されやすいでしょう。
こちらは男女関係においては非常に小悪魔的要素が強いです。彼らは基本的に喧嘩を好みません、問題が起きても話し合いで全て解決しようと試み、時には表沙汰にならない脅迫的な手段すら使用することを辞しません。会話や交渉で彼らに勝とうと思うのは無謀としか言いようがなく、気づけばNessus側の持論に納得し従う自分自身を発見し驚くだけ、となることでしょう。こちらのNessusが恋人であったら?口論はやめましょう。他者がどんなに注意しようとだってお相手がそういうんだからいいんだよ!で終了する関係です。変だと思ったら距離を置いてよく考えてから連絡を取りましょう。またご自分がNessusであったら、うまく相手を自分の手のひらで丸め込もうとするのをやめましょう。非常に気付きづらく、でいて影響が強いので、かなり賢く厄介なNessusと言えます。

4ハウスのNessus

家庭内において、非常に強い力を持つNessusです。このNessusは責任感や保護精神の塊で家族を守ることを第一と考えます。ですのでNessusの中では良い部分が多々見受けられる方でもありますが、やはりNessusはNessus、家族からは頼りにされつつも陰ながら嫌がられ恐れられている事でしょう。家庭を良い意味でも悪い意味でも守り支配する存在です。支配が行き過ぎると他者に脅威とストレスを与えます。また性的な意味も多分に持ち得ます。
恋愛関係においては、相手を親身に、過保護に守り通します。優しく甘やかして、自分の範疇で自由にさせ、相手の心を知らず知らずに操ります。自分がいないとダメだとジワジワと思い込ませるでしょう。そう、家族にもその様にしたように。優しいようで非常に怖いNessusです。
一緒にいると親みたいだなあ、落ち着くなあ、そんな小悪魔的な面がありますが、ホッとしていられるのは束の間かもしれません。
相手を懐柔する事にかけては非常な精神力を発揮します。こちらのNessusをお持ちの方に言える事は、他人は少しぐらい放っておいても大丈夫です、です。守るものが無いのは人一倍不安でしょうが、独り立ちするのは家族の大きな拍手なしでも出来るのです。また母親は世界の絶対的な女王ではありません。無理に王様になる必要は無いのです。それを理解すれば、とても楽になるでしょう。
素質は最も優しいNessusの1つです。

5ハウスのNessus

こちらは非常に困ったNessusです。1室では宇宙で1番の自分を目指していたNessusですが、こちらではスポットライトが当たる場所には必ず出没したいNessusとなります。出しゃばりで、劇をやるなら主役よりも目立つ役柄、学校では地味な委員になる気はないけれど、目立つなら1番上の役員を目指します。目立つ、世界で最も目立つ!これが彼等の希望です。それ以外に特に興味がありません。またそのポジションが欲しいと思ったらどんな方法を用いてでも手に入れようとする、そんな恐ろしい面を持ちます。大抵Nessusはその事柄から、その性質から他者に煙たがられてしまうので、手に入れるためには非情な手段も厭わないでしょう。他者の冷たい視線を浴びながら「どうして私が主役じゃないのよ!」と喚き散らしている方がいたら、もしや、彼等かもしれません。
恋愛面では更に酷く、完全に脳内は王様ですから、自分に従わない相手は必要がありません。すぐに恋人を捨てます。しかし執着心も強いので、モテるタイプのNessusではないとこの方と関わると振り回されて大変でしょう。別れ際最もストー○ーになり易い方です。こちらのNessusはまず同室または1室アセンダント近くにアポロがあると良いです。また土星とキロンからのソフトアスペクトが必要です。また、4室や8室、10室mc近辺に木星、金星、ベスタも良いですね。でなければ、よっぽどこの方に従おうという愛情が無ければ続きません。彼等の愛情は簡単に命令に変わり、本人は脇役でいることに延々とフラストレーションを感じる羽目になるでしょう。肩書きが主役でなくとも人生では皆が主役です。この当たり前な言葉を1人でじっくりと考えてみる必要性のある配置です。華やかで性的魅力の強い方が多い配置です。何事においても我儘な部分が目立つので逐一小悪魔的ではあるでしょう。

6ハウスのNessus

こちらのNessusは余り目立つ害のないNessusの1つです。取り立てていうなら、非常に完璧主義で潔癖症、香りや味覚がとても敏感です。そして最も自分の感覚が正しいと信じているので、というよりもそんな事世界中で当然だと思っているので、他者が自分が思った通りの行動をしないと驚いてはっきり注意するでしょう。いわゆるお節介、ありがた迷惑なNessusです。異常に綺麗好きで、健康食品オタクで、嗅覚が敏感ですから、ズボラな方は彼等と一緒にいると真綿で首を絞められるような日々を過ごす事になるでしょう。6室ですから、6室は主従関係における、奉仕、従う部屋、他のハウスに比べ抑圧的ではないとは言えNessusなので攻撃力は強いです。チクチクチクチク注意されるので、どんどん自分はダメな人間だと思わされて気が滅入っていく事でしょう。個人には寄るでしょうがご留意ください。金星が乙女座だと上手く付き合って行きやすいです。ただ食事にせよ衛生面にせよ、健康にせよ、間違った事は余り言っていないので精神面が耐えられるのであれば日常生活において良い監督者になってくれるでしょう。毎日些細な事への小言が多すぎてついていけないから鬱陶しくて別れた、と言った後にふと、でも最近食生活乱れちゃって太っちゃった!なんて、いなくなったことが寂しくなる小悪魔的な面を持つ珍しいNessusです。

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ネイタルのアスペクト ベスタと惑星

ネイタルにおけるベスタとは

ベスタは恵まれた美貌、理想の処女性、献身と愛情、逃れられない抑圧、その恐怖と脱出口を司ります。複雑ですがとてもセクシャルなアステロイドの1つでもあり、関わる惑星を執着させ魅了し隷属させる力もあります。合とそれを象徴する惑星の人との絡みについての記事は以下のリンクをご覧ください。※こちらの解説でも重複箇所が見られることご了承下さい。

こちらでは、対人に限らずネイタルチャートにおけるベスタと惑星の絡みを解説してゆきます。ベスタは非常に美しく人々を惹きつけ、皆が心酔する汚れなき巫女そのものです、しかし、恋愛や性的には極めて抑圧されており、内面は恐怖と強迫観念に支配されています。しかし非常に熱い神聖な火の守り神でありますから、その命とも言える炎を絶やさないことがこの星との1番上手な関わり方と言えるでしょう。

ベスタと月

月は非常に優しく情緒的で直感で動く惑星です、こちらではベスタは冥王星に似た働きをします。合やソフトですと非常にこの情感を上手く纏め上げて集中的に使用する事が可能でしょう。直感がとても鋭くなります。太陽は目に見えるものを見極めますが、こちらは目に見えないものを見極める力があり、非常に優れています。特に合でしたら、その直感を先見の明として人生でいかせるでしょう。ハードですと、スクエアではそういった情感を扱う物事や仕事を避けやすく、逃げやすいでしょう。感情的な人々が苦手かもしれません。また母親や、母親のような存在に執着を抱きすぎてその支配から脱出するかのような行動を取る方も多いでしょう。衝ですと情感が高まりすぎて分散しやすく、感情の収集がつかなくなり易いでしょう。ですので感受性が高く非常にヒステリックな性質も持つでしょう。この点は月と冥王星のアスペクトに酷似します。違う点は、月と冥王星はそれでも支配力が上回り強くカリスマ的なのですが、こちらは感情の起伏が激しすぎて、非常に情に脆い方となります。あちらでもそちらでも直ぐに共感し肩入れし涙を流す、そのような方が多いでしょう。合と衝は特に人情味があり魅力的で沢山の人々に愛される方が多いでしょう。

ベスタと火星

こちらは正に情熱の炎です、怒りや、官能も指します。合であれば男性を惹きつけやすく、男性はベスタに一方的に憧憬と愛情を抱きやすいでしょう。ベスタ側も官能的な事柄は恋愛にとって最も重要な要素となります。合やソフトではその強い怒りの力を良い方向に向かって使用しやすく物事に熱中する際強力に働くでしょう。非常にパワフルなアスペクトであり、興味を抱いたものに強いエネルギーを傾けるのが容易です。怒りのコントロールも比較的楽ですが、例えばパラスと火星に比べると方向性は違い、怒りの原動力からのエネルギー取得が容易となるでしょう。また恋愛面では、パートナーの選択、好き嫌いがかなりはっきりしている方が多く、更にはを怒りが徐々に冷めるのと同様に数年以上愛情を保つのが苦手です。熱しやすく冷めやすい方でしょう。情熱は非常に強いのに冷めるのが早いのです、ただ本当に心から好きな人を見極めたなら、逆に執着しすぎて気を使い過ぎ疲れやすいでしょう。弱火でずっと炙るようなジリジリとした熱情でしょう。

ハードでは、衝ですと情熱を傾けすぎて抜け出すことが難しくなります。辞めなくてはと思うほど中々やめられません。特に仕事面で顕著でしょう。またこの集中力や情熱の全ては、抑圧された恋愛感情や性的欲求による怒りが原動力となるのでとてもキレやすい方かもしれません。余りにも火星的な欲求をベスタにより押さえつけられるのでそうなります。スクエアの場合は、今度はもう集中するのを辞めます。情熱の炎を自ら消してしまうでしょう、最も厄介なアスペクトと言えます。仕事や、性的な事柄からの完全な離脱を示します。そもそも生来的に、生殖活動に問題を抱えている場合も多いアスペクトです。土星とベスタのソフトなどが良い緩和となります。

ベスタと土星

こちらはとても似た作用を持つ2つの星のアスペクトとなります。どちらも、基本的には規律と抑制、集中です。ただベスタはそこに更に献身するという、愛着のような作用が強く働きます。合やソフトでは非常に上手く物事に取り組む集中力を得るでしょう。ベスタはまた吸引力も強い上に献身的で愛情深いですから、目上の人や有力者にとても好まれるでしょう。こちらの特にソフトは集中力が極めて強くなるので他のベスタのネガティブなアスペクト(集中力の分散)を緩和する作用もあります。また海王星の影響が強すぎる(人生が惑い過ぎる)、もしくは7室のステリウム(自我の分散)、天秤座の悪い影響(軽薄で八方美人)などが強いホロスコープには非常に良い緩和剤となり働きます。

ハードでは衝は物事を極めやすいのですがワーカホリック、物事にこんを詰めやすく、注意が必要です。そこから上手く抜け出しづらいでしょう、健康被害に特に気をつけましょう。スクエアでは逆に注意力散漫となり、何事に対しても投げやりになり易いでしょう。夢中になっていてもよく物事を途中で放棄しやすいです。また、土星と火星と少々似た解釈にもなりますが、ハードアスペクトでは性的に自分自信で抑圧しやすくさらにそこから退却することもあるでしょう。このハードアスペクトと5室の土星と金星のソフトが重なりますと、俗世間からの解脱が容易です。通常の生活では困難を生ずるでしょう。

ベスタと天王星

天王星は普通である事が大嫌いです。ですのでこちらとベスタのアスペクトは、合やソフトでは天才にもなり得ますし、単純に、人が変わっている、奇妙だ、奇想天外だ!といったことにのめり込みやすいでしょうし、斬新な発想や事柄もとても上手く扱うでしょう。ですので周囲には自然と類は友を呼ぶで特異に個性的でしたり、天才肌の方が集まりやすいでしょう。ハードですと、衝では、普通の事柄、つまり日常的なルーティーンや雑事に嫌気がさしやすく、変わったものでないと興味を示さないと言った狭量な視野が出てきやすいでしょう。スクエアですと、常識を嫌いになったり、そういった普通の行為をわざとしないような、反抗的な態度やファッションに傾倒しやすいでしょう。

続きます。