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シナストリーのアスペクト 小惑星エロス

小惑星エロスとは

官能そのものの小惑星であり、性的エネルギーの塊であり、そのカリスマでもあります。単純には恋人の片割れです。シナストリーでは主に恋人としての相性を見ます。

基本的に惑星は合と衝を見ます。合は素直にその解釈で、衝は情熱や快楽がいきすぎると見ます。ソフトは合寄り、ハードは衝寄りです。スクエアは普段の好みの対象ではないのに等の多少のすり合わせ作業は必要ですがそもそもエロスのシナストリーは例外を除きあまりネガティヴな解釈にはなりませんので。

アセンダントとエロス

頭からつま先まで真っ逆様に

合を見ます。アセンダントにタイトにエロスが重なりますと、エロス側はアセンダント側を見た瞬間にすぐに気づきます。何に気づくのかは宇宙の闇の中ですが、アセンダント側の雰囲気や外見が非常に官能的で魅力的に映ります。正に理想の性的な存在でしょう。

エロス側は積極的に接触を試みるはずです。1度接触を持ったが最後、エロス側はアセンダント側に我を忘れます。様々な身体的な特徴が全てエロス側の理想に当てはまり、スイッチが入ります。アセンダント側もエロスの存在そのものに官能を支配され(両者とも美醜は関係ありません。)うっとりとしてしまい、心も身体も許しやすいですので、大恋愛に発展しやすいアスペクトの1つです。一度結ばれると、とても固い愛情でお互いを慈しみ合います。エロス側にとってアセンダント側の容姿は永遠の官能の神のような存在です。一目見ればもう抗えません。

ディセンダントとエロス

合を見ます。エロス側はディセンダント側に抗えない性的な魅力を感じます。ディセンダント側もエロス側をずっと夢に見た理想の恋人と感じます。アセンダントは単純には外見や雰囲気なのですが、ディセンダントも同様に本人の雰囲気なのです、が、影の本人が隠そうとしている雰囲気とでも言いましょうか。その部分にエロスは強烈に惹かれる事になります。更にこの関係では、エロス側がディセンダント側から官能的な事柄に関してよく学ぶ関係となります。ディセンダント側もエロスの官能的なパワーや魅力に病みつきになるでしょう。とても縁の深い相性です。

太陽とエロス

こちらはエロス側が完全に太陽の上に立ちます。太陽の官能的な欲望をエロス側が次から次へと引き出す相性となります。太陽側はエロスの官能的なエネルギーの強さに夢中になり、エロス側は太陽の存在自体に執着し、離れられなくなります。この相性は非常に生産的なエネルギーを循環させます。主には性的なエネルギーなのですが、そのパワーによって、太陽側は元気をもらい、エロス側は、様々な太陽の欲求を暴きたいという欲望に駆られます。太陽はエロス側に官能的な事柄で隠し事ができなくなり、2人で何処かに行ってしまうでしょう。たまにはそのような冒険も良いでしょう。そんな間柄になります。官能的な森の中での探検を一緒に行うのです。非常に行動的でエキサイティングな関係性です。

月とエロス

太陽は目に見える全体的な本人にエロス側が惹かれましたが、こちらは月ですので感情そのものであり心の奥に潜む官能的な欲求にエロス側は強く惹かれます。太陽がアクティブな森の探索でしたらこちらは2人で官能の湖に漂い手探りで沈み込んでいくような感覚でしょうか。といってもエロス側はエキスパートですから一旦沈み込んだが最後、深く深く奥底を目指し強引に月側の手を引っ張って、潜って行くでしょう。非常に親密で官能的な関係性が築ける相性です。月側はエロスのパワフルさ官能的なカリスマ性の虜であり、エロス側の要求を全て理解して優しく包み込み受け止める事ができます。穏やかでいながら、激しい交流であり精神のとても深い所でお互いに満足感が得られるでしょう。

冥王星とエロス

こちらの2つの星は根本的には他者との関係性において目指すものが同じです。深い繋がり、特にこちらの関係では官能的な物事の探索、激しい恋愛感情、それによるお互いの変化。この2人は会わない方が良かったのでは?と思うほど抗えない魅力をお互いに感じ、強烈に引き寄せられ、関係を結ぶこととなるでしょう。彼らは一緒にいるともう何の恐れもないので様々な事をやってのけるでしょう。その関係性の中で運命すら感じます。またお互いに激しさがありますので、感情的なアップダウンも激しくなります、従って喧嘩も多くなるでしょうが、すぐに仲直りできます。この相性は最も劇的で激しい官能的な経験ができかつ、深い絆で結ばれる事でしょう。

続きます。

シナストリーのアスペクト 小惑星アムール

小惑星アムールとは

違う違う、本当の愛だよ、本当の愛。

アムールは現在進行形の信実の愛の小惑星です。アムールが何を探しているのか、無償の愛情を関わる惑星に捧げ、理想を掲げ追い求めます。無償の愛とは何でしょうか、簡単に言い換えれば真実に値する愛なのでしょう。対象は対人ではなく恋愛対象に向けられます。しかし無償の愛ですのでそこに乗り越える壁などないのが理想形であり、正にアムールが求める愛の象徴とも言えます。そもそも愛情は与える方も、与えられる方も同等のものです。アムールは、それをよくわかっています。アムールは認めた存在に相応の愛情を与える代わりに自分自身も愛されていると感じるのです。ですので相手からの見返りを求める必要がないのです。こちらが他の恋愛に関する小惑星とアムールを決定的に分ける点と言えるでしょう。

★シナストリーにおいてアムールを扱う際に注意点がございます。アムールは極めて繊細な小惑星です。ですのでまずネイタルで御自分のアムールの状態を確認して下さい。かなりアフリクトされてる場合はシナストリーでイージーアスペクトであってもアムールの愛情は憎しみに変わりやすいのです。それだけ真摯であり曲がりが効かない小惑星と言えます。扱いは非常に難しいでしょう。

アムールと金星

君は僕の大事な人

こちらは理想的な愛の形の具現化です。特に合はアムール側が金星にぞっこんとなります。金星側もアムール側の初心なすべての反応が心地よいでしょう。打てば響く響けば盛り上がり、2人の間で共通語ができてしまう事でしょう。金星は基本的に男性にとっての理想の女性であり、女性にとってのあるがままの自分であります。アムールにとって探し求めていた無償の愛を捧げる存在そのものとなります。彼らの行動全てに愛着を感じ心から大きな愛情を感じる事ができます。アムールに偽の愛情は通じません。そもそも合やソフトで、そのような愛情は発生しませんが。

ハードアスペクトですと、アムールは対象の惑星に違和感を感じます。自分の理想と違うからです。愛するべきか迷います、しかし気になって仕方ない存在でありはします。何故なら理想と異なるからです。こちらはネイタルアムールの状態にもよりますが、徹底的に苦手だと避けるか逆に溺れてしまうかに分かれます。受け入れた場合、スクエアですと可愛がり甘やかしますが興味が削がれるのが早く、オポジションですと夢中になるのも強烈ですが、愛情が憎しみに変わるのも時間の問題です。この関係では、惑星側は誠実な対応ができないのなら、特に衝ではアムール側に気を持たせるような事は決してしないべきです。

アムールは一見自由に愛情を向け自分勝手なようにも見えますがそれだけ真摯でいて、不器用なのです。惑星の中でも金星は特にアムールが追い求める愛そのものとなりますので、無償の愛を弄ぶことはできない事を知るには良い相性となります。

続きます

シナストリーのアスペクト 水星と木星

そのシャボン玉は割れないんだよ。

こちらは水星側が木星側の夢を叶える相性です。とてもドラマティックであり、また切ないアスペクトでもございます。2人でいると、とにかく誇大妄想とも言える話が延々と広がって行くでしょう。会話は現実から遠く離れ、夢を語り、さらに遠くの希望まで掴みに行こうとするでしょう。側から見れば熱狂的で大げさな2人であり、一度話し出すと遥か未来への展望は止まりません。

ソフトではとても楽しい相性です。木星側は鷹揚で、水星側の多少せっかちで現実的な見解を大きく取り込み、協力して視野を広げていきます。現実的には、木星側の空論を水星側の現実的な視界がある程度の到達地点までうまく落とし込み、2人の理想を叶えます。非常に恵まれた相性で、無理を冒すのは水星側とはなりますが、夢を見るのに最適な相性です。なぜならただ、夢想で終わらずにそこに到達できる可能性が一番高い相性だからです。人は夢を見ます、ほぼ他力本願でそれを叶えて欲しいと多少我儘に願うでしょう、それを叶えてくれるのは現実的な水星なのです。また、木星側は水星の頑なな視野も広げ、必要となる情報も膨らませます。お互いにメリットの高い関係です。最も理想的な配置はソフトの相互でしょうか、この現実で、夢を叶えたいと願うなら最適な相性と言えます。が、注意点があるとすれば、あくまでも水星側の地に足の付いた現実のもとでとなることでしょうか。キンタイルは木星の大きな夢を水星が叶えてくれ易いでしょう、その代わり、木星側の水星への甘やかしは非常に強いでしょう。

基本的に、友人でも恋愛でも、木星側は自分の夢を語り合える水星側を常に甘やかす関係です。

ハードですと、水星側は木星側の妄想を止める事ができません。木星側も、水星側がその夢を叶える事が出来ないことに非常に落胆しやすいです。この2人は長く長く夢を語り、いつか叶うと信じていますが、殆どが机上の空論となり易いです。そして、水星側は木星側のどこまでも続く夢のような会話の中で、木星側を無責任で、プライドが高く、傲慢だとすら感じ、木星側は、水星側を実行力のない人間だと決めつけ易いです。本当は、2人とも本気で夢を語り合っているだけなのですから、切ない話です。本来なら、こちらの2人の方が惹きつけ合う力は強く、だからこそ願う夢も大きなものとなるのですから。もし、この2人の夢が叶う事があるとすれば非常に強い絆が築ける事でしょう。また、オポジションでは、木星側は水星側に虜になって様々な提案をするでしょう、しかし、なぜか実現しない事が多いです。木星側は期待を持たせるだけ持たせて、水星側が悔しい思いをし易いです、水星側に行動力があっても木星側がその期待を裏切りやすくなります。ハードは大体がそんなアスペクトと言えるでしょう。セスキコードレイトは少々奇妙で、乗り越える壁など実は無いのに、2人の夢を叶えるには余りに大きな意思が必要な狂おしい関係となりやすく、更に実現しなかった事柄を2人共延々と引きづる事が多いかもしれません。繰り返し繰り返し同じ夢をただ語り続け易いです。

合はお互いの関係性によってソフトハードどちらにもなり得ます。最も良い相性かもしれません、または最も名残惜しい相手になる事でしょう。この関係では実現不可能かのように見える事柄を最も想像する相性となります。成功するかしないかは、お互いにかかっています。絆は深いです。大事にしましょう。友人でも、恋愛でも、皆夢を抱き追うでしょう、こちらのアスペクトはそれを語るに値すべき相手であるという事は確かです。

シナストリーのアスペクト 月と月

僕も同じのが付けたい、うさぎの置物の耳に掛かってるあの小さな指輪

月は感情を司る惑星です、そして親密さ、その延長線上に暖かい家族が見えます。単純には心と心の繋がりです。合やソフトですと穏やかな感情の流れる時間の音が聴こえるかのようです。リラクゼーションにぴったりの相性です。恋愛でも友人でも良いでしょう、癒される関係です。嗜好や感情の波長がとても合います。ただ、注意点としては外出が少なくなるかもしれません。ハネムーンはずっと同じ部屋に長く2人くるでいるのと似ていて、狭い世界から出たくなくなるかもしれません。とにかく居心地がいいからなのですが。視野が狭まり易いアスペクトであはあります。それ以外では何も問題は無いですが、やや幇助的なアスペクトである事は否めません。恋愛においては、こちらに燃え盛るようなアスペクトがなければすぐにマンネリ化してしまうでしょう。しかし、関係の基盤を築くには素晴らしい関係性です。そして安定しています。大事にしましょう。またこのアスペクトがありますとお互いの家族同士が仲が良いことが多いでしょう。幼馴染の間柄などによく見られるアスペクトでもあります。または生活習慣が似ていて気楽に過ごせる事でしょう。が、いっぽうに上昇志向などがあると関係は一気に崩壊します。僕はこんなしけた街を出ていくよと、一緒に来ない?と飛び出して行く少年を見送る少女の心の複雑さのように、それがいいのか悪いのか、結果が出るまでわかりません。またはその逆で、この親族が敷き詰めた決まり切ったレールから一歩出たいと愚痴をこぼす2人にも多いアスペクトでしょう。

さて、こちらはハードですと一気に要注意となります。いわゆる共感を得る、事が難しくなります。価値観も違う事でしょう。例えば月の話ですので女性にわかりやすかもしれませんが、一方が高揚していてはしゃいでいても、もう一方は気が乗らず、気難しい顔をしている事が多いです。でもただそれだけのことですが、どうしたの?気分が乗らないの、で終わる話。しかしこれでは一緒に何かを楽しむ事が出来づらいです。ハードは友人関係特に女性間で特に問題がある相性でしょう。男女間でもお互いに気分屋だと感じやすいです。感情の流れ方が違うからですね。月は繊細ですから、お互いに自分は繊細だと思っています、そして両者が共に無遠慮だと感じ易いのです。こちらは長い時間をかけると解決するアスペクトではあります、とにかく我慢と忍耐が必要不可欠です。それは時に酷いフラストレーションを産むかもしれません。またこちらは産まれや育ちが全く違う二人によく見られるアスペクトでもあります。そもそもの生活習慣が違うのですね。スムーズな流れに導くには他の緩和するアスペクトが必要となります。しかしオポジションですと玉の輿アスペクトでもあります。二人の習慣は馴染む事はありませんが、それよりもお互いのない部分に引かれます、昔で言えば御坊ちゃまと破天荒な町娘、お姫様と粗野な従者、非常にロマンティックな関係ともなりえます。結ばれて幸せになるのかはこれもまたわからない話でしょう。

シナストリーのアスペクト 水星と水星

でね、そしたら彼が言うの、丁度僕も連絡しようと思ってたって!

こちらはコミュニケーションの惑星の関わり合いです。また知性や思考の方向性、恋愛においてはいわゆるビビッと来た、という感覚はこのアスペクトの特に合が当てはまるでしょう。一目惚れなどととはまた違うのですが、この相手とは合うなあという一目惚れでしょうか。引き付け合う力は強いです。事実会話をすれば気が合いますし、口下手な方でもこの相手となら会話も弾むでしょう。相手の言葉が足りずとも補いあえますし、理解し合うことができ、お互いに貴重な存在だと感じます。自分が伝えたかったことの先の思考がが同じ相手という解釈になりますので、意思の疎通が非常に滑らかで、思考においては最も良い相手です。例えば太陽と水星では、どちらかというと友人関係に向いているのですが、こちらは恋愛関係にもとても影響を及ぼします。正に、なんだっけ、ええと、と言うと応えてくれるのはこの方です、何においてもです。非常にいい相性です。

他ソフト、トラインやセクスタイルでは会話が特に弾み楽しい間柄となるでしょう。ずっと話し続けるというよりも水星は行動が素早いので、とにかく楽しいひと時が良く積み重ねられる相性でしょう。因みにお喋りが延々と続くのは月と水星となります。

ハードですと、オポジションはお互いの物事の捉え方の違いにお互いに興味を持つので、良い相性と言えます。また、二人ともその考え方の違いに感嘆し、褒め合うことも多いでしょう、思考やコミュニケーションの取り方の違いに憧れ、憧れられる関係です。例えば一方は大人しく、思慮深く、もう一方は華やかで、若干軽薄であったとしてもお互いにその良い点を見つけやすいですし、羨ましがることすらあり得ます。無い物ねだりの関係ですが、とても引力は強く、協力すればその足りない部分を補うことも可能であり、かつ、どちらかに染まる事もありませんので、際立つコントラストが素晴らしい相性を産むでしょう。ただどちらかが頑固であったり批判的ですと問題は少なからず出てくるでしょう。

スクエアのみ要注意アスペクトとなります。お互いに上手くコミュニケーションが取れない関係となり易いです。水星はその関わる惑星との関係における速さが何にも増して特徴的なのですが、こちらは、いくら話しても平行線という状態が続いて起きやすいでしょう。ですので水星の苦手な長話、楽しかったり無駄話は好きなのですが、ただ長い会話は非常に思考にストレスを引き起こします。そもそも話が噛み合っていないだけなのですが、お互いそれに中々気付くことが出来ません。少々緩和、または客観視する努力が必要となるアスペクトとなります。

総じて、友人関係でも、ただの対人関係でもこちらのアスペクトは重要であり、恋愛関係においては極めて重要な要素となり得ます。あの方とはウマが合う、以前に自分の意思をなんとなくわかってくれるというのはあるようで無い、珍しい相性と言えます。

シナストリーのアスペクト ベスタと惑星

シナストリーに於けるベスタとは

お花を買ってきて!10本ぐらいかな、そしてあのお屋敷で結婚しよう

ベスタは神聖なる火の守り神であり、選ばれし見目麗しい巫女達とおります。年齢制限もございます、そして彼女らの仕事は火を絶やさない事、どこに連れていかれてもです。しかしもし火を絶やしたならあまりにも酷い仕打ちが待っています。美しい無垢な女神と、巫女に課せられた使命は大き過ぎます、そして巫女達はそもそも、守られて崇められており、恵まれて美しく魅力的で、定められた年齢が来たら解放される、自由な女性であったのです。神話では厳しい業務や禁止事項を守れなければ未来はありませんでした。更に今と違い年齢は女性達にとって非常に厳しい制限でした。そんな環境下で彼女達の心はどう変化していったのでしょうか。本来は美しい普通の女性です、そんなジレンマを私たちの星のもと、シナストリーで探求していきましょう。ベスタとは、火星や冥王星に次ぐ官能的な小惑星の1つです。ただそこに、強く乙女座の気質が加わります。シナストリーにおいてのベスタと惑星の交わりは、端的には変容です、お互いに変化し合うことにより目的を成し遂げる事ができるでしょう。

ベスタと月

こちらの相性ではベスタは月を信頼しきって献身的な愛情を捧げます。そもそもベスタは、男性優位の世界で生きてきたとされる女性です。なぜベスタが性的かと言われる所以は、乙女座と蠍座が混ざったと一般的に表されますが、ベスタが所属する世界は、美しい女神であるベスタを取り囲む男性から出来ていたからです。ベスタは純血の女神ではありますが、主の力に逆らうことは出来ませんから、神聖な儀式として何がなされていたかは、知る由もないのです。ですので、シナストリーにおける中性的で純粋な心そのものである月はベスタがもっとも信頼できる対象となります。合もソフトも良いでしょう。月は初めからベスタを労わり、ベスタは愛情を注ぎ続けます。セクシャルな相性では金星と火星が勝るのですが、月相手には隠し事がございません。ベスタは我慢と隠し事に抑圧されていますが、こちらにはそれがなく、開放的で純粋で美しいベスタを見られる唯一の相性でしょう。

ハードでは共依存の関係になり易いです、しかし、ソフト同様労わり合うことに違いはございません。苦しみ悩むベスタを救い出せるのはこの相性のみかもしれません。

ベスタと金星

基本的に合と衝を見ます。非常に惹かれ合う配置です。金星側はベスタ側にとても性的に惹かれるのですが、実際付き合ってみると、何故だか淡白な関係となるでしょう。ベスタ側は金星側に中々胸の内を見せませんし、親密な関係にもなりたがりません。しかし、2人の仲自体はとても良い事でしょう。そのように時が経つに連れ、徐々にベスタ側が解れていけば、2人は急速に接近するでしょう。その瞬間は感動すら覚えるかもしれません。ベスタの吸引力に金星は手も足も出ませんので、金星側にすれば、どうも仲良くしたいのに一線が越えられないとやきもきする間柄でしょう。2人の親密性は確かですので、辛抱と時が解決するでしょう。金星側はベスタ側にとても優しく、何も急かさない許容力があるでしょう。ベスタも金星には気を許しやすいでしょう。何故なら金星はベスタが求めている献身的で深い愛情を自然に与えてくれるからです。愛を確かめ合うのに時間がかかりますがとても良い関係です。

オポジションでは、金星は無条件にベスタに従い、ベスタの言いなりになりやすいでしょう。しかし言いなりと言ってもこの脆いベスタの弱さに夢中になるので相互依存の強い関係性となるでしょう。と言ってベスタはとても激しい情熱を秘めた小惑星ですので割と時間をかけずとも親密になるかもしれませんが、問題はそこで、ベスタ側が了承しているかは謎です。その後突然ベスタ側は居なくなってしまうかもしれません。つまりベスタと関わるにはある程度の長い時間が必要不可欠なのですがお互いに待ちきれず、心を傷つけてしまいやすいアスペクトでしょう。ベスタは愛情深く魅力的ですが、深淵のように深くて重い愛情を金星側にも求めています。関係性を長引かせたいのならばとにかく親密になるまでどれくらい待てるか、時間をかける事がキーとなります。何年もかかるかもしれません、それがベスタなのです。ベスタは用心深く、人を信用するのが苦手です。オポでは惹かれ合う力が強過ぎてそれを守れない事が多々あるでしょう。

続きます

シナストリーのアスペクト 月と海王星

ご注文のルームサービスでございます。

こちらのアスペクトは非常に親密性の高いアスペクトです。太陽と海王星にも酷似しますがこちらの相性の方が、月側へのダメージが大きいでしょう。海王星はまた月とも共通項が多い惑星です。非常に優しく、同調し易く、同情的で共感性が高い惑星です。が、月が無垢であるのに対し、海王星は、金星の上位星であると共に、美しさと狂気をはらんだ惑星であり、二重人格そのものでもあります。上記から予想するのは容易いように、太陽ですら海王星の惑いに手も足も出ませんので、月はその共感性の高さも相まって、合ソフト以外では注意喚起アスペクトとなります。

合は非常に美しい相性です、海王星の悪い面は出づらいですし、お互いに愛情深く、幻想的な優しい関係を築けます。恋人としては最高ですし、対人でも好ましく良い関係が築けるでしょう。ソフトも同様で、海王星の魅せる美しく優しい世界で楽しく過ごす事が出来るでしょう。精神的にも肉体的にも素晴らしい相性の1つです。注意点は完全に海王星が主導権を握っている、という事です。おそらく月は気付くことはないでしょう。しかしこの海王星は、悪さをしません、月は従順で、また淑女のように魅力的に映るからです。海王星は刺激しないに越したことはありませんから。ライツでも太陽の場合は合ですと多少なりとも問題が出てきますが、月の場合は、精神の交わりですので問題ありません。

問題はハードアスペクトです。海王星側は月に対して本性を見せ始めます、偽りを隠しませんし、それを楽しみ始めます。月を騙し易く、裏切り易く、また、信じ込ませる力も十二分に持っています。月は完全に無力です。海王星は支配するというよりも巧妙に心を操ります。ホロスコープで相互のハードでは、まさに騙し合いですね。嘘なんてついていない?とよくよく考えると、些細な化かし合いをしている事が多々あります。もちろん、自分をよく見せるものが多いので、大したことでは無いのですが、だとしてもやはり素直で純粋な関係性からは離れやすいです。力的にはスクエアが1番強く要注意となります。が、海王星側の嘘を見破りやすいという利点もあります。しかし、1番海王星側に傷つけられるのもこちらの相性かもしれません。歯向かう優しい月に海王星側は容赦をしません。オポジションですと、月側は完全に海王星側の虜となりますので、更には精神的にも取り込まれ、海王星側の格式が悪ければ、海王星側の象徴する悪い世界にも拘束され易いです。そして永遠に気づきません。

恋愛においてはソフトもハードも非常に大恋愛に発展しやすく、月側は海王星側に否応なく惹かれ、海王星側も月を可愛いと思います。ハードでは可愛さ余って憎さ百倍なのか、海王星側の悪い面が出てしまいます。そして海王星はマレフィックですので、月側の手には負えません。対人ですとハードでは悪友と言ったところでしょうか。つい遊びが過ぎる、調子に乗ってしまう、楽しみに溺れてしまう。そんな関係です。どちらにせよ楽しく幻想に満ちた世界を海王星側が月に見せることは間違いがなく、月側が嫌でなければ、どのアスペクトでも良いのでは無いのでしょうかと思ってしまう相性ではあります。

がしかしやはり、海王星は美しさを凌駕してしまった星である事はおわすれ無きように。心を操り、簡単に裏切り、簡単に騙し、跡形もなく消えていくでしょう。

シナストリーのアスペクト ドラゴンヘッド・テイルとキロン

残ったお菓子、どれから食べましょう。

キロンのアスペクトは基本的には過去の傷跡を示しますが、こちらはノードの絡みですので過去生との関係性も絡めてみるとわかりやすいでしょう。ですのでノードとキロンを理解するのに非常にわかりやすいアスペクトと言えます。ヘッド合もテイル合も縁は同様に非常に深いです。解釈としてはヘッドはキロン側へ未来に向けての手助けを、テイルはキロン側へ慣れた事柄における間違いの訂正を手助けをする事になりますので、カルマの解消という最終的なゴールは同じですが、ヘッドはショートカットで息が長く、テイルは遠回りで短い関係となります。

一例として、ここに於けるキロンは過去生でついた傷跡と見る事ができます、そしてヘッドはその時その場所にいたのかもしれません、そしてキロン側を助けられなかったのが非常に心残りなのかもしれません。逆にテイルはその時その傷をキロン側につけた当事者なのかもしれません。この両者とキロンの保持者が集うことは稀だと思いますが、そのような仮定も成り立ちます。もちろん事実でなくただの仮定ですが。ヘッド側はキロンの傷を知っていますから、その傷をなんとかして癒したいと思っています、そしてキロン側もその暖かい気持ちがわかります。この2人の相性は至って前向きで、素晴らしく、キロン側はヘッドに癒され傷を直した後は、同じような傷を持つ人々を手助けすることさえできるようになるでしょう。2人でいると癒され落ち着くことでしょう。とても縁の深い2人です。

テイル側はと言いますと、罪悪感を感じます。しかし、キロン側を素通りする事は出来ません。見たくないものかもしれません。出来るなら関わりたくないかもしれません。しかし出会ってしまったら、懐かしく感じる事でしょう。キロン側は無邪気かもしれませんが、痛々しいでしょう。なんとかしなければとテイル側は思い、様々な手助けをするでしょう、キロン側の行動は逐一テイル側に打撃を与えるかもしれません、そしてキロン側もテイル側といると何故だか嫌な気分になるかもしれません。時間はかかるでしょうが、当事者にしかその傷は見えないですし癒せませんので、深い関わりとなるでしょう。お互いにゆっくり解決するしかありません。在住ハウスは大きなヒントとなるでしょう。

こちらは合以外ではノードとのソフトはヘッド寄り、ハードはテイル寄りと解釈してアスペクトをみてもよいでしょう。どちらにせよ深い縁のある相手に違いなく、お互いに為すべき事があります。キロンは癒しを与える存在になる事が目標ですから、キロン側に協力して深い傷を癒し、他者を癒せる存在にするのがヘッドとテイルの目標となるでしょう。

例え方法や道のりは違えども、この相性はたどり着く先は同じです。

シナストリーにおけるキロン

キロン 傷跡と癒しの小惑星

キロンとは、個人が過去に与えられた傷を示します。ハウスも重要です。こちらではシナストリーにおける惑星との関わりを解説いたします。基本的には惑星に出会うことによりキロンの傷が開きます。そして惑星側もまた、キロンと接触することにより、キロンの傷を知りまた自分の傷を知ります。こちらのアスペクトはソフトアスペクトが最も良く、合も惑星によればとても良いです。ハードアスペクトはほぼ全て注意喚起アスペクトとなります。キロンは過去からずっと引きづってきた傷跡です。非常にデリケートですので強い衝撃はその傷を広げるだけとなりやすいです。が、根本的にはこの相性はお互いに癒し合う相性となります。惹きつけ合う力もとても強いものとなります。シナストリーにおいては金星が一番強く、素晴らしい相性とされます。特徴的な相性は個別に解釈しておりますのでご参照ください。

※合はソフトにしておりますが、絡む星によってハードにもなり易いのでご留意ください。

キロンと太陽

君の人生は完璧だよ。

こちらはプライドの傷です。特に幼少期でしょうか、誰もがプライドを傷つけられた過去を持っているとは思いますが、そういった傷を癒し合う関係性となり、特にソフト合は非常にいい関係性が築けるでしょう。(詳細別途記述予定)

キロンと月

あなたはとっても綺麗な瞳だから、安心するの。

こちらは2つとも似たような属性を持ちます。脆く柔らかく同情心が強いです。母親に関するトラウマや家族、また単純に誰にも触れさせない心の傷です。こちらもソフトが非常によく、一緒にいるだけで落ち着くでしょう。この相手になら全ての傷を見せてもいいとお互いに思うでしょう。しかし非常に繊細な関係である事は忘れないように。(詳細別途記述予定)

キロンと水星

君って本当に面白いね。

こちらはコミュニケーション能力や知的領域でお互いにとても魅力を感じます。コミュニケーション能力に関する傷をお互いに癒します。ソフトや合ですと2人でいると、お互いの傷を気にしないですみますし、むしろ忘れて楽しく交流ができ癒されるでしょう。キロン側の知識を水星側がどこまでも知りたがる事が多いです。とても良い関係性です。ハードですと、お互いの交流において誤解が生じ易く、それがお互いの傷を開く鍵となり動揺を誘います。水星側はキロン側を説教臭いと感じキロン側は水星側を物事を甘く見易いと見なしやや摩擦が生じる関係となります。

キロンと金星

あの子は本気なんだ。

こちらはキロンとのシナストリーで最も良い惑星との相性と昔からされています。特に合とソフトがよく、過去の恋愛問題、外見や理想の自分との相違、そういった過去からのトラウマの克服を2人でいるだけで自然に行うことが出来る素晴らしい相性です。理想的な恋人となりえます。ハードではズレが生じます。合も時にハードに転ずる事が有りますが、稀です。詳細は個別ポストをご覧下さいませ。

キロンと火星

そう言ったことは苦手です。

こちらはお互いに端的に異性関係においての傷を癒します。主に性的な関係性が中心となります。合ソフトは問題なく、スキンシップにより癒されるというスムーズで良い関係性ですが、個人の傷の深さ、性的なもの又は、暴力的なもの関連ですが、によりソフトでも注意喚起となり、ハードは要注意の関係性となります。キロン側は火星を非同情的で横暴だと感じ易く火星側は、キロン側を精神的にひ弱過ぎると捉え易く馴染みません。この関係では相互的に傷をこじ開ける事になるので問題が非常に重くなりこじれ易いですので、お互いの慎重な関わり合いが望ましいです。お互いに性的に惹かれ合う存在であるのは確かです。そして、キロン側の強固な性的な殻を壊す事が出来るのはもしかすると、火星のハードの相性のみかもしれません。

キロンと木星

そう僕はいつでも穏やかだよ。

この相性はキロンの中で一番穏やかです。ハードアスペクトもそこまで悪くありません。主に寛容性や前向きな態度、恵まれた精神への傷を解決します。木星側がキロンの傷を受け止め優しく労わります。キロン側は木星といると前向きで優しい気持ちになれるでしょう。過去の痛みを2人で分け合い、過去から学び前向きに2人の関係にその要素を混ぜ合わせるには最も良い関係となります、まさに木星の恩恵から経験を昇華させ前向きなものにする、非常に建設的な相性です。お互いにメリットの感じられる相性でしょう。ハードですとやや、その過程で傷口を不用意に拡大させ過ぎてしまう傾向が強くなります。そもそもキロンの中で最も楽観的な相性な筈が、弾みで両者ともども転落し易い関係となります。又木星側の格式にもよりますが、木星側が恵まれている事に嫉妬し易い面もあります。

キロンと土星

これ以上惨めになるのは真っ平だよ。

こちらはソフトでもやや扱いづらい相性になります。権力や立場、父親に関するトラウマとなりますが、キロンの傷の度合いや状態によりますが、例えばそのトラウマなどでキロン側が混乱しているとしたら、土星側はよい指示者となり、問題の解決に上手く導いてくれるでしょう。そうする事で土星側も自身の存在価値を見出すことが出来ます。ハードですと要注意アスペクトとなります。お互いの傷に塩を塗るような関係性になり易いです。大抵土星側の方が有力者である場合が多く、キロン側は土星側から余計な事をする人間だと思われ易く、キロン側も土星側を抑圧的で厳し過ぎると感じます。更にキロンは土星の傷を気にして、それでもなんとか癒そうと、関わろうとするのですが、土星側は徹底してキロン側を受け入れません。関わりにおいてかなり辛いアスペクトとなります。が、時間をかけることにより、お互いに信頼を得たなら、その根底の深い深い傷を見られるのはハードの相性かもしれません。

キロンと海王星

あなたまさか嘘をついている?

こちらもまた月同様類似性のある関係です。人間の深い心理の奥、嘘や裏切り、心理的策略、心理的利用などの傷となりますが、海王星はそもそもは、否定的な面がでさえしなければ非常に美しく優しい同情的な星です。キロンもまた本来は関わる惑星を癒す感受点ですのでソフトや合ですと全く問題なく調和します。海王星は非常に共感して慈しみますし、愛情深いです。キロン側も海王星側を自然に癒します。お互いに愛情の交換が容易で、無条件で労わりあう事が可能です。とても良い相性と言えます。が、ハードですと一転して要注意アスペクトとなります。海王星は惑いの星でマレフィックですから牙を剥くと怖いです。恐怖と混乱をキロンと共有する事になります。完全に交流が持てない状態にもなり易いです、関われば関わるほどお互いに自分の傷口しか見えなくなり、相手を癒すどころか、頻繁に不安が募るばかりとなります。嘘をついてるのでは?利用されているのでは?と。海王星側はキロンの自分の傷への反応に不快感を抱き、キロン側は海王星側を理解不能と位置付けます。関係性の構築に時間がかかる相性となるでしょう。しかし逆にその不安から共依存に陥りお互いに中毒にもなり易くソフトよりも離れづらい相性とも言えます。

キロンと天王星

君って変わっているって言われない?

こちらは、例えば人は他人に変わっているね、と言われて喜ぶ時と嫌な時があるのではないでしょうか。あの方は個性的ね、と言われるのと変な人ねと言われるのでは随分違うように。そんなトラウマをキロン側は抱え、天王星側が受け止める形となります。ソフト合では天王星側はキロン側を個性的で面白く素晴らしいと感じ支えたくなるでしょう。キロン側も天王星側の破天荒な行動に一目で興味を抱き好ましい存在として惹かれるでしょう。お互いにお互いの独特でエキセントリックな面を受け入れ敬える、そして癒される、とてもよい相性となります。ハードアスペクトはまた要注意アスペクトとなります。天王星側はキロン側の独自の路線を敬いますが同時に手に負えないと感じやすく、キロン側もまた天王星側を自分を隠しつまらない存在とみなし易いです。しかしお互いが出会う事により傷は開きますので、キロン側は自分の人と違う面に対するコンプレックスを思い起こし、天王星側はずっと隠しておきたかった、変わった、側面を暴かれ困惑を隠せません。しかし2人の縁はそこで終わっては勿体無いでしょう、そんな事が出来る人間はあまりいません。個人間の相性としては貴重で、お互いに素の自分をさらけ出す事により、トラウマが解消される激しい関係となるでしょう。その後は強固な絆を紡ぐことでしょう。

キロンと冥王星

お願い、僕を1人にしないで

こちらは深過ぎる絆への傷です。ですから単純にこのアスペクトは、親密な時間をどれだけ長く過ごすかにかかっています。両者の絆は強固で、ただ2人でいるだけで癒されていくでしょう。そう、孤独に対するコンプレックスです。人は誰しもどんなに自由を求めようと孤独に耐えられる精神を持ち得ません。そんな個人の深い闇を覗いてしまうアスペクトです。勿論性的な意味合いも多分に含みます。ソフトや合であれば問題なく惹かれ合い癒し合うでしょう。ハードも実はそこまで悪くはありません。そもそもが極端な相性ですので。ただ冥王星側はキロンによって気づいた傷口を隠すことが出来ず、キロン側を極めて厳しく束縛します。誰とどこにいつまでいたのか?問い詰めるでしょう。そういった事柄にキロン側が耐えられるのであれば、問題のない親密な相性と言えます。2人の関係が濃厚であればあるほどよいアスペクトです。世代的に年齢差がありますと現実と幻想の混迷の相性とも言えます。

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シナストリーのアスペクト キロンと金星

あなたのおかげで、自分がまるでその通りに価値があるものだって気づいたの。

こちらは過去の傷を癒すアスペクトであり、シナストリーのホロスコープ上ではとても強く働くアスペクトです。合が素晴らしくほかソフトもとても良いです。こちらはキロンですので、過去生ではなく、過去です。あなたが過去に傷付いた傷を癒し癒される素晴らしい相性で、恋愛においては特に素晴らしいものです。このアスペクトのお相手に会うと、今までの傷がリセットされます。金星が1番強いです。何故なら金星は恋愛そのものも表しますし、自分の美しい部分、理想の自分でもあるからです。相互の相性です。例えば、外見にコンプレックスがあったとして、このお相手に会うとそれは消えるでしょう。

お互いに外見や雰囲気も好みな相手です、それは、美醜ではありません。お互いにお互いの傷を知らないのに完全に癒す事が出来ますし、自信が湧きます。お互いの傷は全く違うのですが、このお相手に会うだけで、お互いの傷が癒されるでしょう。恋愛関係ですと非常に強い絆となり、対人関係でもいい友人や相談相手となるでしょう。

お互いになくてはならない存在となるでしょう。人はコンプレックスに悩まされます。キロンとはまさにコンプレックスのありかですが、そのコンプレックスをなくす人が現れたら、どうでしょう、例えば学生時代はモテなかった!男性がいたとして、大人になり時を重ね高嶺の花に出会ったとします、そして、結ばれたとしたら?全て昇華されるのではないでしょうか。そのようなアスペクトが、金星とキロンです。相互であるというのは、どんなに完璧に見える高嶺の花も、コンプレックス塗れだからです。キロンはそのコンプレックスを全て消し去ります。そのようなコンプレックスをお互いに解消できる、かけがえのない相性なのです。

ハードですと、大なり小なり、ズレが生じます。キロンの相性は繊細ですからハードの強さには脆いものがあります。お互いにコンプレックスの解消をしようとするのですが、オポジションでしたら、高嶺の花過ぎて関わってもキズが広がるだとか、スクエアですと、お互いに物足りなく感じるですとか、コンプレックスに関する摩擦が生じ易く注意喚起となります。がそもそもは癒し合うアスペクトですので、ハードも乗り越えるとソフト以上の完遂感が待っているでしょう。ハードルは高いですが、やってみるべきでしょう。なぜなら縁があるのですから。

ネイタルキロン金星のハードアスペクトは、いわゆる外見コンプレックスを指します。が、勿論それは真実ではなく、個人の勝手なコンプレックスとなりますが、本人にとっては辛いものです。もし、シナストリーでこちらの合やソフトの持ち主に逢えたなら大事にしましょう。そのままのあなた自身を認め敬い癒してくれるでしょう。

金星とキロンはネイタルでも扱いづらいアスペクトとなりますが、他人の力を借りて乗り越えるのも、非常に建設的な考えではないでしょうか。人は自分だけでは解決できない問題が山のようにあることを教えてくれる良いアスペクトです。