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小惑星パラス 見えざる刃 ハウス別編

小惑星パラスとは

敵を味方にしたら楽園が広がるわ

4大小惑星の中で最も大きな星です。由来は知恵と戦の女神パラスアテナ、機織りの名人であった事から芸術的才能も指します。戦略の天才、知識の泉であるパラスは、私たちの人生におけるすべての知略や管理能力、問題解決能力に関与します。ネイタルではどんなアスペクトでもアスペクトがある方が良い星で、パラスが強ければその惑星の能力を最大限まで引き出し飼い慣らす事が可能です。知性のみに焦点を当てれば水星にもやや似ています。シナストリーでは言い方は悪いですが関わる惑星を掌で転がす事が可能です。簡単に自分の事を好きにさせる事ができます。またハウスのオーバーレイではその事柄において相手はノーと言えません。パラスは人間関係においても非常に器用で、人心掌握術に長けていると言えます。

キーワード:中年女性、父親離れできない、同性愛

パラスの神話

諸説ありますが、パラスはゼウスの頭を打ち破って産まれました。最初の妻である知恵の女神メティスがパラスを孕っている事を知ったゼウスがメティスごと飲み込みましたが、ものともせずゼウスの体内で育ち産まれた、非常に力強く才能豊かな娘でした。あまりロマンティックとは言えない出生の話ですが、戦いの女神としては完璧な登場シーンであったのかもしれません。

また産まれてすぐに異母兄弟であるアレス(火星)とライバル関係になります。

アレスはゼウスからも疎まれる凶暴な血を好む争い、混沌、戦いの神ですが、パラスは同じく勝利をもぎ取る戦いの女神であっても全て知略で戦を助け、様々な英雄を補佐し勝利に導き、ゼウスからとてもとても贔屓され可愛がられました。処女神でもあり、占星術では父親との関係性も示唆します。

また機織りの名人でパラスは特に芸術的才能も強く表します。最初の人間の女性であるパンドラ(こちらもとても面白い小惑星)に機織りの技術を与えたのもパラスです。

パラスが関わる神話は数多く、機織り対決で人間の機織りの達人アラクネと競い、最終的に神を冒涜している作品だと、アラクネを蜘蛛にした話や、アテナ神殿の女主人であり、強い中年女性の象徴でもあるパラスは美しく若い無知な女性であったメデューサへ熾烈な対応をします。因みに神話でよく見かけるペガサスはメデューサとポセイドンの子供です。そのペガサスをベレロポン(悪い小惑星の1つ)に与えるなどなど。

上記のように、パラスアテナはとても人気で目立つので、話題に尽きず、沢山の神話に登場し活躍します。

パラス自体、アフロディーテとジュノーと張り合うとても美しい女神の1人でもあります。(不和の女神エリスの金のリンゴの話から)

チャートにおけるパラス

占星術的にはパラスは常にチャート上で関わる事柄を勝利に導きます。とても頼りになる星です。シナストリーではアスペクトをとった相手(惑星側)がパラス側を好きになるように巧妙に働きます。他者との円滑な関係性を生み出します。

ネイタルでは他者に対してどの才能が特に秀でているのかを指し示します。

パラスは人生に勝利を呼び込む女神です。その勝利は火星が追うものと同じ目的地ですが、火星とは真逆の勝利であり、頭脳を駆使し戦略と知略で他者に知られずに圧倒します。そこに不公平はなく、最終的にパラスは欲しいものを必ず手に入れるでしょう。それがパラスのやり方であり、お互いに納得するパラス側の完全勝利です。敵に回せばある意味とても怖い星ですね。ただパラスは占星術では表立って敵対はせず周囲とバランスを保ちながら勝ちます。パラスがチャートで惑星と沢山アスペクトを取ると良いのはそういった点で、非常に生きるのにおいて便利な星でもあります。

今回は在住ハウスを見ていきます。どこでパラスが最も優遇されるのか、力を発揮するのかを教えてくれます。そこでは皆がパラスの言いなりのようでもあります。しかしパラスはただ静かに勝利を納めているだけなのです。

解釈はひとつではなく他の在住惑星やアスペクトにもよりますのでチャートは全体的に読んで下さいませ。

1ハウスのパラス

あなた自身の行く道、目指すゴールをサポートしてくれる人を難なく引き寄せます。彼らはキャリアの手助けをしてくれるでしょう。他者があなたのなりたい理想のイメージを自然と応援するようにパラスが動いてくれます。

2ハウスのパラス

金運の良いパラスです。他者が金銭獲得のサポートに回るようパラスが力を注ぎ誘導します。精神的にも物質的にも安定しているパラスです。金銭的に援助してくれる、または裕福な人々を巧妙に惹きつける才能があります。人脈作りに恵まれやすいでしょう。

3ハウスのパラス

非常に優れた他者を魅了する文筆の才能があります。教育環境やしたい事を練習する時間に恵まれ自己表現がとても上手でしょう。

4ハウスのパラス

家族を自分の味方につけ自己を守らせる事が得意です。また家族間でなんらかの切磋琢磨する関係、芸術一家であるとか、そういったプロフェッショナルな生業を代々受け継ぐ家系に生まれる事も多いでしょう。

5ハウスのパラス

遊びの天才で、冗談やユーモアが上手く、あなたが誘えば、みんなが集まり素晴らしい時間を共に過ごすことでしょう。他者を楽しませる能力に長けます。この方といると皆ついつい一緒に遊んでしまうでしょう。

しかし勉強したい時に誘われたりすれば、ある意味困った人でもあります。

6ハウスのパラス

他者にアドバイスをする能力全般に優れています。特に健康管理や食事に関するアドバイスに秀で、誰もが納得して従うでしょう。カウンセラーなども向きます。みんながあなたにどうすれば良いか質問するでしょう。

金星と合なら美容関係のアドバイザーなど、海王星なら芸術、水星なら教師など色々と解釈可能です。

7ハウスのパラス

7室のパラスの方に誘惑されると他者はほとんど断る事ができません。これは恋愛以外にも言えることで、あなたがこれはどうですか、と言えば相手は断ることが何故か難しいです。あなたの提案はとても相手の興味を惹くのです。営業のような仕事も非常に向いています。

8ハウスのパラス

他者はあなたが助けて、と一言いうと断ることはできません。どこまでも助けてくれるでしょう。

9ハウスのパラス

他者はあなたの意見や人生経験に基づく哲学的な考え方を全面的に否定できません。

異国の文化とも馴染みやすく外国の方に好かれやすいでしょう。

10ハウスのパラス

歳上の方と仕事で上手に付き合うコツを生まれながらに知っています。上司から簡単に信頼を得て、家族ぐるみの付き合いとなることも多いでしょう。

11ハウスのパラス

あなたが辛い時友人は絶対に助けてくれます。またグループ内の問題を解決する能力に優れ、皆はあなたの考えに期待するでしょう。

12ハウスのパラス

最も崇高でカリスマ性の高いパラス、精神性の高い考えや教えに他者は感化され頷くしかありません。夢を見やすく、第六感に優れます。

追いかける火星 行動力と情熱 異性的魅力

火星とは

鬼ごっこしよう、君が鬼ね!

火星というと漠然と、若い男性や行動力、動機付け、を連想するのではないでしょうか、そして、続けて金星が思い浮かぶかと感じます。若い女性、好みのもの、価値があると感じる理想の美の星。火星は陽で金星は陰です。金星が自らに価値を置き人々を惹きつける星であるとすれば、火星は求めるものを追いかけ捕まえる星です。そこから行動力が生まれ、強い情熱が引き出され男性的な魅力となって、神々の理想の女神である金星をも簡単に夢中にさせるのでしょう。

土星と並び代表的なマレフィックである火星は、ギリシャ語では軍神アレス、戦いを象徴する星でもあります。攻撃や争いを好むので神々の嫌われ者です。
基本的にマレフィックがホロスコープで目立つと他者にあまり好まれません。一方で火星はとても情熱的で異性的魅力に溢れた惑星の1つでもあります。ですから火星がアセンダントやMCに絡むと異性的魅力が強くなります。
アレスはアポロンに張る美男子として彫刻や絵画で表されます。そして金星である美の女神アフロディーテと激しい恋に落ちます。
支配星は牡羊座と蠍座。配置では蠍座が異性的魅力が強いと人気ではありますね。牡羊座ですと行動力は群を抜きます。正義感が強く驚くほど精神的にも丈夫です。高揚する山羊座もその強い野心を伸び伸びと使用できる為、キャリアアップにも良く、更に官能的でしょう。この3つの星座に火星が入っていましたら、行動力の面で右に出る人はいません。恵まれています。風と、特に蟹と魚座は火星と合いませんので、怒りのエネルギーの矛先が自分に向きます。ストレスや体調不良、情緒不安定に注意して下さい。

火星は、自身が追い求め勝ち取るものを象徴します。情熱を注ぐもの、行動の動機や結果、異性的魅力をアスペクトする星々に与え求めます。またハウスではその事柄に没頭、強い行動力と情熱を注ぎます。また単純に男性を表すので、女性の場合投影として絡む星に寄ってはそのような男性がタイプであると読みます。サイン別ですと特に好みはわかりやすいですね。男性ですと自身がそういうタイプ、女性ですとそういう男性が好みとなります。

長くなりましたが、格式アスペクト、ハウス、よかれ悪しかれ重大な難点が一つあります。それは火星はマレフィックであることです。こちらを忘れてはいけません。火星が関わると闘争や問題が起きやすいです。単純には喧嘩ですね。追い求めた激しい情熱の先は、勝ち取りたいという無意味な戦いです。ですのでホロスコープでは優しい強い星が重なるととてもいいです。

こちらでは火星との惑星や小惑星などの特徴的なアスペクトを見ていきます。

火星と金星の合

シナストリーではソウルメイトアスペクトの1つです。女性と男性が重なりますので、女性は異性的魅力が加わると同時に男性的になります。サバサバしているでしょう。その点ではトラインの方がまだ柔らかく出て良いです。男性は、女性的になり、柔らかさが出るか、男らしく女性好きで、とても女性にモテます。女性的な優しさと男性的な強さ、また求める男性と求められる女性像が重なりますので、本人の異性的な魅力に矛盾がなく、その点ではオーブを取らずとも星座のみでも合とみなし、カリスマ性が強くなります。男性と女性が本能的に求め合うこのアスペクトは非常にモテます。が、浮気しやすいアスペクトの1つでもあります。土星のアスペクトが必要です。特にオポジションは非常に浮気し易いです。

火星と小惑星アフロディーテの合

アフロディーテはギリシャ語で金星ではありますが、小惑星の単純な意味合いは誘惑する非常に官能的な女神となります。ですので火星と相性が悪いわけがなく、官能性が特に増します。異性に対する誘惑的な行動は1番強いかもしれません。ただやはり、モノガミストではありません。アフロディーテはたくさんの男性を愛します、それも良く出てしまうアスペクトです。ハードですと特にスクエアは無理な行動も多くなります。どちらにせよ非常に魅力的です。

火星と小惑星ジュノーの合

ジュノーはアレスの母親ですが、ここでは置いておきます。単純にパートナーとしてとても官能的に映る人物です。またパートナーにも官能的で情熱的な相手を求めます。ハードはパートナーと喧嘩や複数回の結婚が多いかもしれません。パートナーを求めることはとても強い人生の課題となります。

火星と小惑星アルマ

こちらは非常に良いアスペクトで、正しく激しく情熱的な魂であるアルマが関わることで、火星の威力は増し、悪い面は抑えられます。また弱い配置の火星も強くなります。

火星と小惑星アドニス

良いアスペクトです。アドニスはただただみんなに一目置かれ愛されるとても羨ましい星です。火星の攻撃的な強さが抑えられ、官能的な魅力も出ます。

火星と小惑星タロス

こちらは要注意のアスペクトとなります。行動の動機が世界の悪に立ち向かう、となります。一見良さそうですが、非常に独断的で挑発的。ただでさえ攻撃的な火星が更に強くなり、他者への嫉妬や敵意も強くなります。喧嘩腰になり易いので注意して下さいませ。

火星と小惑星パラス

パラスアテナも戦いの女神ではありますが、主に知恵、戦略で戦う非常に賢い女神です。智略においては敵うものは少ないでしょう。ですので主に暴力で戦う火星とは正に天敵となりますが、パラスの方が一枚上手ですので、こちらのアスペクトは火星の強い攻撃性を運動などで上手く発散させてくれます。ですので特に合などスポーツの分野で活躍されている方に多く見られるアスペクトです。

火星と小惑星キオーネ

キオーネは大勢の人間の男性に愛されて、更に神2人から同時に愛されたというとんでもない美女です。小惑星的な意味は早熟です。キオーネに求婚する男性は彼女が大人になるまで待たずに後を経ちませんでした。ですので火星とのアスペクトは年齢が若いうちから異性に関心を持たれ易く持ち易く、また、行動的にも早熟な傾向があります。モテるアスペクトの一つですのでやや要注意となります。

火星と月のスクエア

こちらは、男性のみに当てはまる解釈でやや要注意です。こちらのアスペクトの持ち主は基本的に女性が好きではないです。女性に対し深層心理で敵意すら感じるかもしれません。本人も気付きづらいアスペクトで扱いが難しいです。

つづきます

シナストリーのアスペクト 小惑星アムール

小惑星アムールとは

違う違う、本当の愛だよ、本当の愛。

アムールは現在進行形の信実の愛の小惑星です。アムールが何を探しているのか、無償の愛情を関わる惑星に捧げ、理想を掲げ追い求めます。無償の愛とは何でしょうか、簡単に言い換えれば真実に値する愛なのでしょう。対象は対人ではなく恋愛対象に向けられます。しかし無償の愛ですのでそこに乗り越える壁などないのが理想形であり、正にアムールが求める愛の象徴とも言えます。そもそも愛情は与える方も、与えられる方も同等のものです。アムールは、それをよくわかっています。アムールは認めた存在に相応の愛情を与える代わりに自分自身も愛されていると感じるのです。ですので相手からの見返りを求める必要がないのです。こちらが他の恋愛に関する小惑星とアムールを決定的に分ける点と言えるでしょう。

★シナストリーにおいてアムールを扱う際に注意点がございます。アムールは極めて繊細な小惑星です。ですのでまずネイタルで御自分のアムールの状態を確認して下さい。かなりアフリクトされてる場合はシナストリーでイージーアスペクトであってもアムールの愛情は憎しみに変わりやすいのです。それだけ真摯であり曲がりが効かない小惑星と言えます。扱いは非常に難しいでしょう。

アムールと金星

君は僕の大事な人

こちらは理想的な愛の形の具現化です。特に合はアムール側が金星にぞっこんとなります。金星側もアムール側の初心なすべての反応が心地よいでしょう。打てば響く響けば盛り上がり、2人の間で共通語ができてしまう事でしょう。金星は基本的に男性にとっての理想の女性であり、女性にとってのあるがままの自分であります。アムールにとって探し求めていた無償の愛を捧げる存在そのものとなります。彼らの行動全てに愛着を感じ心から大きな愛情を感じる事ができます。アムールに偽の愛情は通じません。そもそも合やソフトで、そのような愛情は発生しませんが。

ハードアスペクトですと、アムールは対象の惑星に違和感を感じます。自分の理想と違うからです。愛するべきか迷います、しかし気になって仕方ない存在でありはします。何故なら理想と異なるからです。こちらはネイタルアムールの状態にもよりますが、徹底的に苦手だと避けるか逆に溺れてしまうかに分かれます。受け入れた場合、スクエアですと可愛がり甘やかしますが興味が削がれるのが早く、オポジションですと夢中になるのも強烈ですが、愛情が憎しみに変わるのも時間の問題です。この関係では、惑星側は誠実な対応ができないのなら、特に衝ではアムール側に気を持たせるような事は決してしないべきです。

アムールは一見自由に愛情を向け自分勝手なようにも見えますがそれだけ真摯でいて、不器用なのです。惑星の中でも金星は特にアムールが追い求める愛そのものとなりますので、無償の愛を弄ぶことはできない事を知るには良い相性となります。

続きます

シナストリーのアスペクト 火星と火星

もっと、もっとフルパワーが必要だよ!

こちらのアスペクトは力や攻撃、衝動、本能の方向性の相性です。マレフィック同士のアスペクトですので、金星同士のように簡単に理想の相手!とはいきません。特にハードは要注意のアスペクトとなります。そして、ハードでもソフトでもこのアスペクトがありますと喧嘩になりやすいことには変わりません。お互いにすぐに頭に血が上りハイテンションになる相性で、もちろん討論も口論もなにもかも白熱します。そこはなんにせよ、気をつけなければなりません。

最も良いのはソフトです。友人でしたら良い戦友となり頼もしくエナジーの交換ができます。異性でしたら相性は抜群に良く、痒いところに手が届くでしょう。怒りの方向が同じですので、同じ事に怒り、結束感が増すでしょう。とても良い相性です。

合ですと、お互いに本能的に惹かれ合い、一緒になれば力が有り余るでしょう。この火星の合同士の集会がもしあるとすれば、極端な力の暴走でとんでもない事が起きるのではないでしょうか。2人でいるとエナジーは常に満タンです、同じゴールも目指せます。2人の力は強力です。友人間では良いライバルにもなることでしょう。異性間では、これ以上ない相性かも知れません。しかしお互いに譲る事を知りませんので、自分本意となりがちですから、緩和するアスペクトは必要です。月金星や太陽月のソフトなどが良いでしょう。

問題はハードです。こちらは注意喚起のアスペクトとなります。まず、お互いに怒りの攻撃対象が異なります。ですからエネルギーがぶつかったり、最悪にはお互いを攻撃します。更に2人でいるとすぐにイライラする事でしょう。とどのつまりはお互いにライバルなのか敵なのか、全くわからなくなる事でしょう。エネルギーの流れが違う事を理解して、妥協する必要性があります。異性間ですと、どうもしっくりこないでしょう、いわゆる肌が合わないといった関係になりやすいです。緩和するアスペクトが必要です。

総じて、エナジーの交換はとても容易な関係で、エンジンをフル稼働させたいならば合です。程よく気持ちよく運転したいならばソフトです。ハードですと、エンジントラブルが起き易く、車は止まってしまうか壊れます。ハードでは緩和するアスペクトの有無によって、かなり変容できるアスペクトではあります。コントロールする後ろ盾のようなアスペクトを探しましょう。

とにかくエナジーは満タンなのです。

シナストリーのアスペクト アセンダントと惑星

シナストリーにおけるアセンダントと惑星の絡みとは。

こちらではアセンダントと惑星の感受点のシナストリー解説を致します。基本的にこの相性は、相互に影響を与えます。アセンダント側が雰囲気や仕草目的を惑星側の示唆する事柄目線から気に入られ、惑星側はアセンダント側からその惑星が示唆する事柄そのものを主に気に入られます。つまりお互いにとっての重要な存在となります。主に合とソフトを見ます。(オポとハードはディセンダントの解説で致します。)また個々惑星によっては、最初から惑星側がアセンダント側の虜になることも無論あり得ます。相互の関係性の濃度が非常に高い相性です。

アセンダントと金星

ソウルメイト

こちらはとても美しいアスペクトです。初めて会った時から好感を抱きます。アセンダント側は金星にとっての外見的にも雰囲気も理想の存在です。また金星もアセンダント側にとっての完璧な理想の体現となります。所作、仕草、雰囲気、会話全てで穏やかに好感を抱きます。お互いに尊敬しあい、運命を感じ、憧れるでしょう。視線を合わすのすら恥ずかしいような、一目惚れも容易でしょう。コミュニケーションにおいて、この2人は偏見や疑いのない素晴らしい関係性が築けます。恋愛面でも、対人でも深い心からの愛情を与え合う関係となります。合はやや好きが高じて甘やかしや、両者嫌われたく無いという思いから、気を遣いすぎて嫌気がさすことも稀にあるでしょう。しかし特に合の相手は精神面でも、人としても素晴らしい相性ですので出会えたら幸運以外の何者でもありません。手放さないようにしましょう。

アセンダントと火星

そんなつもりは、なかったのに

こちらは非常に相互的で直情的なアスペクトです。お互いに異性としての一目惚れをしやすく、そして相手の魅力に抗えません。アセンダント側が女性、火星が男性ですと特にわかりやすい展開となります。アセンダント側は火星にとって非常に異性として魅力的で、一目見た瞬間から手に入れたいと感じます。火星側も精力にに満ち溢れており、アセンダント側は湧き上がる感情を抑える事は到底出来ません。小惑星エロスの作用にも似たものがありますが、こちらの方が直情的であるのと、熱が冷めやすい点や、短期的という点が全く違います。小惑星エロスは、官能的な物語の絵の中に入っていくような陶酔感と満足感をアセンダント側と共有します。こちらは絵ではなく生身の人間となります。

対人ですと、単純に火星が有り余るエネルギーをアセンダント側に注ぎ込む関係となり、同じ目標に向かって突き進むには非常に良い素晴らしい関係性です。しかし同時に、アセンダント側は火星を強引だと感じやすく、火星側はアセンダント側にイライラしやすいので、喧嘩には要注意の間柄です。

異性間では魅力的で情熱的な関係を生み出しやすいですが、長続きさせる為には他の永続的なアスペクトが必要不可欠となります。

アセンダントと木星

君の家はどこ?今から僕のお家に遊びに来ない?

こちらのアスペクトは友人間で最高のアスペクト!といっても良いです。もちろんそこから恋愛に発展しても良い相性でもありますが、大親友になるべき相性です。アセンダント側は木星を見ると、落ち着きますし、穏やかな気持ちになります。木星側もアセンダント側といると自然と手救けしたくなりますし、素の自分を曝け出せます。基本的には木星側がアセンダント側の世界観や行動範囲を広げてくれます。が、お互いにメリットのある関係で、とても公平な価値観を共有できます。一緒にいると幸運も運ばれてきます。お互いに利益のある、とても良い相性と言えます。癒し癒される、ありそうで中々ない幸せな関係が育めるでしょう。

アセンダントと土星

これはあの人が大事に大事にしているものだよ

非常にカルミックな相性です。土星側は常に上に立ち、アセンダント側を監視し、支配し、批判して子供のように躾ようとしますが、実はカルマは土星側が持っているものですからアセンダント側はそれを土星側に教えてあげる立場にあります。アセンダント側が土星側の重圧に耐えられるならば、関係の永続性に繋がる良い相性となりますが、カルマの捌け口とされればたまったものではありません。アセンダント側がどう感じるか、そして許容できるかに全てが掛かる相性です。土星側は苦しんでおり、アセンダント側は土星側に従いつつ、土星側の苦しみを取り除かなければいけません。障害や問題も起き易い関係です。乗り越えられれば、他に見ない強い絆で結ばれる事でしょう。

アセンダントと海王星

虹色の牛乳が飲みたいのだけど

海王星は幻想と欺瞞の星です。こちらのアスペクトはアセンダント側が海王星の求める雰囲気や所作、ネイタルでアセンダント側に金星のアスペクトも混じれば外見も、全ての理想、幻想を備えています。言わずもがな海王星は即夢中になりますが、海王星の幻想とは狂気と欺瞞が凌ぎあっています。アセンダント側は否応なく海王星側に崇拝され愛されますが、海王星の導く混乱に巻き込まれないようにする事が重要です。

アセンダント側も同様に海王星の不思議で掴み所のない魅力に自分の理想を投影し夢中になりますが、どうも得体の知れない海王星に不安にさせられる事が多いでしょう。

海王星は、その道を極めているので、アセンダント側は手も足も出ません。霧の中に隠れた海王星を目を凝らして探す事になるでしょう。アセンダント側の強みは自分が海王星の理想の存在であるという事です。そしていくら海王星側が目眩しに長けていたとしても、アセンダント側は現状を掌握する能力に長けています。

総じてこの関係は、惑わし交わし合う抽象的な映画のような、幻想の駆け引きの相性になり易いでしょう。非常にロマンティックな間柄です。

アセンダントと天王星

君は変じゃないよ

こちらはアセンダント側が天王星側の個性的な人格に一目惚れする相性です。金星と天王星は外見の一目惚れでしたが、こちらはもっと内面や人生に踏み込みます。特に合は、アセンダント側の人格までも変えてしまうほど天王星側の影響力が強いですので、天王星側は少々自分の言動に気をつけるといいかもしれません。しかし天王星側も自分の奇妙で、他人が理解しづらい性格の側面や、強烈でエキセントリックな欠点までもを受け入れ、飲み込んでくれるアセンダント側に自由に本来の自分を明け渡すことができますから、まるで唯一の理解者であるかのようなアセンダント側に甘えっきりになる事も多いでしょう。

この関係は周りがいくらあの方は変ですよ、とアセンダント側に言ったところで、聞く耳持ちません、なぜならその周囲に認められない天王星側の変な所が大好きなのですから、そういう意味では異性間では大恋愛に発展し易い相性とも言えます。

アセンダント側はこの天王星側と出会い付き合うことにより周囲が驚くほど、外見的にも雰囲気も、人格すら突然に変化する事がありえます。良い方向に行くか悪い方向に行くかは正に天王星次第と言えます。

アセンダントと冥王星

僕についてきてもいいけど、どこに行くかわからないよ

こちらの2人は正に危険な相性と言えます。基本的に冥王星側にアセンダント側が非常にカリスマ性を感じ溺れてゆきます。冥王星側もそれが何故だかわからないでしょう、このアスペクトだからなし得る技です。大概はこの執着と吸引力の強さからどちらかが逃げ出して、もう一方が追いかけると言った相性になることが多いです。お互いのネイタル火星と冥王星の絡みにも寄りますが、それらがソフトや格式が良ければうまく絡めばアセンダント側は冥王星側に抗い難い性的魅力を感じ、冥王星側もそれを自然に受け入れ感謝します。非常に深い縁のある2人です。そしてその後2人でどこへ向かうかは本当に分かりませんが、相思相愛であれば非常に良い激しいアスペクトとなるでしょう。ただ冥王星は、極めて接触しづらい惑星である事は常常ご留意くださいね。

続きます

シナストリーのアスペクト ドラゴンテイルと火星

謝ってくれたから、許してくれた?

こちらのアスペクトはテイル側が火星側にすぐに夢中になります。火星側は抗えもせず、受け入れることでしょう。ただしそれはとても短い間かもしれません。非常に、男女間での名残惜しい相性とも言えますし、でなければ過ぎ去りし昔に、酷い喧嘩をしたまま終えた縁だったのでしょう。

合のみタイトに見ます。テイル側と火星側は、過去において、恋人でなくとも深い関係にあった可能性が高いアスペクトです。しかしテイル側は火星側に強引に迫ったのかもしれず、大きな喧嘩や問題が起きたのかもしれません。火星側は未だ謝罪の言葉を貰っていないのかもしれず、テイル側は湧き上がる強い思いを成し遂げていない確率が高いのです。

この2人の課題の解決は、まず深い関係性になる事、そしてテイル側が十二分に満足し立ち去る事。または、ヘッドの絡みなどがあるならば、お互いに欲求の赴くまま求め合い、充足感を感じ、幸せに浸る事です。あくまでもこちらのアスペクトは恋愛関係に及ぶ必要は無いのが特徴です。

異性間でなければ、過去の暴力的な事柄なども浮かび上がります。解決方法は今回は優しく穏やかにテイル側は火星を扱い、敬う事です。火星側は否定も抵抗もしないでしょう。2人で穏やかな時間をなるべく長く繰り返すことが、なによりの成長を促すでしょう。

基本的にはテイル側が満足、又は謝罪的な行為を火星側に完遂した時点でこの相性は一方的に解消されます。火星側は舵を握ることはできません。でもそれでいいのかもしれません。お互いの方向は明後日を向いております。立ち去るテイルを見送ることが何よりの、心苦しくても、火星側の救いになるのかもしれません。

とても切ない相性になりがちですが、ヘッドの絡みなどもあれば関係は前向きに長続きします。火星側が思うよりもテイル側のカルマは重いものなのかもしれませんね。

シナストリーのアスペクト 太陽と火星

目があった途端って、過去の君が笑う

こちらのアスペクトは、とても情熱的な相性となります。太陽側に火星が目をつけて夢中になります、大恋愛にも発展し易いです。が火星は強い星ですので、気をつけませんと太陽は簡単に飲まれてしまうので落ち着きはありません。また、同性でも異性でもこのアスペクトがありますと、お互いにカッとしやすくなりますので、喧嘩にも注意しましょう。全体的にとても熱しやすい仲となります。

コンジャンクションですと、火星側が太陽側にとても強い興味を抱きます、異性ですと、恋愛感情が湧きやすいです。色香を強く感じるでしょう。太陽側も同様に火星の積極性に絆され易く、とても簡単に仲良くなれます。金星と天王星(一目惚れ)や金星と火星(異性としての一目惚れ)とはまた違った、人としての強い官能的な魅力を感じる相性で、基本的には火星側がやや強引に引っ張っていく関係となります。太陽側は、下手をするとそんな元気一杯の火星側に少々疲れ易いのが難点です。しかし火星も太陽も男性的で力強いのでお互いにエネルギーを与え合う事ができますので、よっぽどホロスコープ上で太陽が弱っていない限りは、お互いに活力の湧き出る素晴らしい相手となります。相性自体はとてもよいでしょう。太陽と火星では1番良いアスペクトとなります。

ソフトも合と同じような相性となります。が、合に比べますと、良くも悪くもお互いに印象がやや弱いでしょうか。そして恋愛感情も穏やかでしょう、同時に喧嘩も少なく、一緒にいると元気の出る相手とお互いに感じることでしょう。明るく良い友人だと感じることでしょう。長く付き合うには良いアスペクトです。

ハードはやや注意が必要です。特にスクエアは火星側の有り余る力強さが太陽を攻撃対象にしますので、喧嘩を引き起こし易いです。大概は軽い喧嘩で済みますが、天王星(偶発的な事故、怪我)や冥王星(大きなトラブル)が絡みますとかなり厄介で、水星(口論)、土星(陰湿な思考)などもまた絡むととても扱いづらいアスペクトとなります。オポジションは逆にもう太陽側が火星のパワーにお手上げで、簡単に負けを認める事が多くなります。

また、ハードですと火星の押しの強さに太陽は気が引けやすく、そもそもがイライラし易い相手ですので、太陽側が距離を置きたがる事が多くなるでしょう。長い付き合いを望むならば、ライツを含んだ緩和するアスペクトが必要となるでしょう。

そもそもは情熱的なアスペクトですので、有効に活用するならば、火星はその迸るエネルギーを太陽に触発され自由に外に出しやすくなり、太陽もまた、火星に必要とされる事により鼓舞され、元気が増えて、人生全体で目標に向かって明るく前進し易くなるでしょう。

いわば応援団と選手のような関係性なのですが、なぜすんなり行かなくなるかというと、実はどちらも選手だからなのです。ですから、お互いのポジショニングが上手に決まりますと素晴らしいチームワークで邁進していく事でしょう。合は切磋琢磨するような強力なタッグとなりやすく、ぴったりハマると向かうところ敵無しでしょうか、ソフトは応援し合う優しいチームメイトです。ハードは、チーム内でスターの権力争いが起こるような印象でしょうか。

兎にも角にも恋愛でも友人でも、こちらの相性では情熱的な経験ができることはまず間違いがないでしょう。

ネイタルのアスペクト 火星と土星

二進も三進も 

注意 こちらのアスペクトは非常にネガティブな解釈ですので、苦手な方は読むのをお辞め下さい。

こちらはソフト以外いわゆる、かなり扱い辛い、大げさに言いますと要注意のアスペクトです。合と衝が特に厳しいです。こちらでは注意喚起のアスペクトとしたいと感じます。例えばホロスコープには、全てポジティブに変えてくれるような素晴らしいアスペクト(例えば金星と木星)もございます。こちらはその真逆なのです。火星が牡羊座、蠍座、山羊座、また土星が山羊座、水瓶座、天秤座の場合はかなり緩和されます。逆に火星が天秤座、蟹座、また土星が蟹座、獅子座の場合は扱いづらさが増しますので、気を付けて下さい。

こちらのアスペクトは基本的に精神面をネガティブ思考に、同時に自信過剰にもなりやすく、更に女性ですと異性運が良くなく、男性ですと、生殖器に問題がある事も多いです。更には全体的な運として不運や苦境を招きやすいです。よって、精神面でかなりの疲弊を抱え込み易く病みやすいと言えます。もともとの内面には他者を無理やり押しのけてでも、自分が1番前に出たいと言った我の強さも持ち合わせています。そしてそれを実行に移してしまいます。それはあまり他者に好かれる行為ではありません。

他人と自分を比べやすく、ナルシシズムと劣等感が同時に存在し吐け口の捜索を余儀なくされます。常に誰よりも自分が優っていないと気が済みません、また、更に自分の為、または他者を陥れる嘘をつく事にも罪悪感がありません。

単純にはブレーキとスタートが同時または綱引き、またはぶつかる印象ですがそれは精神面や、状況で起こりやすいので、葛藤が起き避けられません。そこからフラストレーションが起き無理な自己主張をし易くなります。とても個人に影響の強いアスペクトで中々緩和しづらいのも注目すべきです。こちらをお持ちの方はとにかくおおらかに、自己中心的な考えや思い込みの強さを捨て、一生の中で本当の謙虚さを身につける必要があります。

合は内面に鍵のついたシャッターがあります。鍵を見つける事が重要です。衝は棘のついた盾を常に持っていて、他者を遮ります。時にそれを自分に向ける事もあります。気をつけましょう。

ソフトのみあまり気にする必要がありません。少々遠回りな意地の悪い考え方をしやすいと言った程度でしょうか。ソフトですと良い面もあり精神的な耐久力に優れ手に入れた自分の立場を巧妙に維持する能力に長けています。

こちらのアスペクトは合とハードはトランジットでもシナストリーでも良い意味はありません。最も嫌なアスペクトですらあるのです。更に冥王星、海王星、天王星が絡むと特に厄介となります。お持ちの方は注意喚起のアスペクトと理解して頂ければと思います。

❤️例えば、ネイタルで恵まれたアスペクトとこちらを同時に持っていた場合は、残念ながらこちらが強いです。しかし上の方で記述しましたサインの配置によってはかなりの緩和は可能です。後はトランジットの動きを見ます。トランジットでの良いアスペクトが強い場合は一時的には良いでしょう。こちらに悪いトランジットが重なると倍になりますのでまた注意が必要となります。

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シナストリーのアスペクト リリスと火星

君といると…

リリスのシナストリーのアスペクトで月に続いて、引力と執着、影響力の強いアスペクトです。主に合と衝のみ見ます。こちらのアスペクトは、リリスを惑星にすると金星と冥王星と月を混ぜたような感じでしょうか、そこに火星が絡むようなイメージですね、ですので情熱的な相性となります。がまあリリスは惑星ではもちろんありませんので、背景には本来のリリス特有の誘惑、わがままさ、感情のはけ口の欲求のみが存在しています。基本的には火星がリリスを絶望的に求めます。火星にとって、リリスは大好物なのです。しかしリリスはそもそもわがままですので、待ち構えておいて、嫌がる事が多いです、なぜなら火星は押しが強いですから。でも大概が火星に勝つ事は出来ませんね。

それほど火星は夢中になり、リリスを求めます。火星にとって非常に魅力的な存在です。リリスも嫌がりつつも単純に火星の魅力に惹かれます。相性は抜群でしょう。火星側が男性ですとすんなりとしたわかりやすい関係でしょうか、難点は火星側がリリスに積極的になり易い点です、その点では女性側が火星ですと少々扱いはしやすく、リリスにメロメロになり離れづらいというくらいでしょう。

リリスが絡むので精神的な依存性も高く、別れづらいでしょう。関係の裏にひっそりとリリスの抑圧された欲望が火星を操って後押しするような感じでしょうか、一筋縄ではいきません。

リリスと月では精神面がより強調されましたが、月がリリスの母親で、心の拠り所であるなら、火星は恋人でありストレス発散地帯です。火星では精神面に於いてはあまりリリスの鬱憤を解放する事はありません。しかしリリスの抑圧された欲求を受け止めたいと思います。しかしお互い寛容さはありませんので、喧嘩が起き易いです。単純な欲求不満からリリスが暴れまわります。火星も強いですので、対抗しつつ受け止めますが、リリスに飲み込まれるのは最終的には火星でしょう。

恋愛の流れとしてはリリスの出方次第でしょう。ただ火星に出会ったら逃れられないと思って良いでしょう。火星とリリスのサインや立場によって逆のような関係にもなり得ますが基本的に作用は同じです。

🌟同性であってもこの相性は不思議な感情を呼び起こす事でしょう。リリスはそもそも性別はあまり関係のない感受点ですから。

シナストリーのアスペクト 火星と天王星

レーザー光線と打ち上げ花火

こちらは主に合と衝を見ます。激しいアスペクトです。恋愛ですと、劇的な展開が多いでしょう。飽きのこない別れづらい相性でもあり、突然の別れの多いアスペクトでもあります。というのも火星はとにかくゴーサインの惑星で、天王星は突然の変化の惑星ですから、花火が1発上がるごとに消えて行くように、情熱も一気に燃えてはすぐ消えるのです。そして合ですとそれは花火というより夜空を彩るレーザー光線のようで、永遠と続くかのようにも思われ、衝ですと、何発も連続して花火が打ち上げられるように、繰り返し繰り返してその情熱は新鮮に続くのです。

このアスペクトの関係性は酷く衝動的です。火星側のゴーサインのスイッチを天王星側が突発的に押すからです。この相性とはなぜか突然物凄く会いたい衝動が起きたりするでしょう。

これは恋愛関係では良いのですがただの男女関係ですと少々危険で予想していないトラブルにつながり易いです。対人関係でも突然喧嘩になり易いので、要注意のアスペクトでもあります。恋愛では、この突発的で熾烈な劣情が関係を長引かせます。しかし大抵の恋愛とはもう少し穏やかなものです、このアスペクトがある場合は普通ではない事に留意しましょう。

後悔する別れをお互いに切り出すことも多いでしょう。刺激的過ぎる関係です、親密になるのも非常に突然である事が多く、また長引きます。と同時にこの関係はよく別れます、何度も別れるかもしれません、しかしその後も唐突にやはり突発的に思い出し会いたくてどうしようもなくなるでしょう。そして復縁し、また喧嘩別れし、また、となるパターンも多いでしょう。

この二人の相性はとても刺激的で他にないものがあります。癖になるでしょう。夜空を見上げて、花火が上がると興奮しますね。レーザー光線も華やかで楽しいですよね。この相性にはそのような楽しみと大掛かりな一瞬の愉しみを提供するという大きな魅力が秘められています。ただ終わった後の寂しさも胸に残るものがあります。そしてみんなずっと見ていたいけれどすぐ終わるものと知っていますよね。

激情に駆られて行きすぎた行為をしないで、不安を抑えるのも関係を長引かせる秘訣ですね。ただこの相性に長引かせるという意味を持たす事自体が無駄というものかもしれません。他のアスペクト、ソフトハードともはどれも似たような意味を持ちますが、それほど強くはありません。