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シナストリーのアスペクト 小惑星DNA

小惑星DNAとは

君のことなら何でも知ってる

こちらは、宿命軸に絡めば運命的ともされています。愛情や恋愛というよりそもそもが、ただただ心の深いところに手を伸ばす小惑星です。そう、この小惑星はあなたの事をなんでも知っているようです。DNAレベルででしょうか。ですのでかなり淡白といえばそうなのですが、このお相手とは肌が合うでしょうし素直に身も心も任せられるでしょう。それこそ、心の結界が緩むお相手でしょう。

DNAと太陽の合

お互いにぞっこんになるアスペクトです。性的なであるとか又は打算的であるとか、金銭であるとかそういった次元ではなく、単純に惚れ込みます。風サインのようですね、とても淡白なのですが、内面はマグマです。この2人が繋がりますと、なぜそんなにと他者が感じるほど、結束は硬いのです。DNA側から接触する事が多いかもしれません。しかし結論は同じで、太陽側が自分をわかってくれると、何故か、直感しますし、DNA側は無論の事と感じます。これだけほぼ感情の交流なしに結びつくのは難しいですがそれを体現するアスペクトです。どんな関係であれ、親密であり、他者には分からない繋がりをお互いに実感する事でしょう。機械的であり、その機械が溶けてしまうほどの熱感のある関係性となります。太陽側の分身が欲しいと切に感じるでしょう。

DNAと火星の合

DNAはそれ自体は非常に淡白で機械的な小惑星ですが、そもそもこの名称からもわかるように、DNAレベルで相手を知り惹かれます。ですので、火星と混ざりますと単純に性的に惹かれるというよりも相手のDNAに性的に惹かれる、つまり子供が欲しいとなります。ですが火星はマレフィックで持続力のない惑星ですから、このお相手と子供ができると、その後の息は余りにも短いかもしれません。激しい欲求がどこからともなく生まれる相性ではありますが、DNAは基本的には神秘的な小惑星でもあるので、火星側と距離感をとって付き合えば刺激的な関係となるでしょう。

シナストリーのアスペクト 小惑星アムール

小惑星アムールとは

違う違う、本当の愛だよ、本当の愛。

アムールは現在進行形の信実の愛の小惑星です。アムールが何を探しているのか、無償の愛情を関わる惑星に捧げ、理想を掲げ追い求めます。無償の愛とは何でしょうか、簡単に言い換えれば真実に値する愛なのでしょう。対象は対人ではなく恋愛対象に向けられます。しかし無償の愛ですのでそこに乗り越える壁などないのが理想形であり、正にアムールが求める愛の象徴とも言えます。そもそも愛情は与える方も、与えられる方も同等のものです。アムールは、それをよくわかっています。アムールは認めた存在に相応の愛情を与える代わりに自分自身も愛されていると感じるのです。ですので相手からの見返りを求める必要がないのです。こちらが他の恋愛に関する小惑星とアムールを決定的に分ける点と言えるでしょう。

★シナストリーにおいてアムールを扱う際に注意点がございます。アムールは極めて繊細な小惑星です。ですのでまずネイタルで御自分のアムールの状態を確認して下さい。かなりアフリクトされてる場合はシナストリーでイージーアスペクトであってもアムールの愛情は憎しみに変わりやすいのです。それだけ真摯であり曲がりが効かない小惑星と言えます。扱いは非常に難しいでしょう。

アムールと金星

君は僕の大事な人

こちらは理想的な愛の形の具現化です。特に合はアムール側が金星にぞっこんとなります。金星側もアムール側の初心なすべての反応が心地よいでしょう。打てば響く響けば盛り上がり、2人の間で共通語ができてしまう事でしょう。金星は基本的に男性にとっての理想の女性であり、女性にとってのあるがままの自分であります。アムールにとって探し求めていた無償の愛を捧げる存在そのものとなります。彼らの行動全てに愛着を感じ心から大きな愛情を感じる事ができます。アムールに偽の愛情は通じません。そもそも合やソフトで、そのような愛情は発生しませんが。

ハードアスペクトですと、アムールは対象の惑星に違和感を感じます。自分の理想と違うからです。愛するべきか迷います、しかし気になって仕方ない存在でありはします。何故なら理想と異なるからです。こちらはネイタルアムールの状態にもよりますが、徹底的に苦手だと避けるか逆に溺れてしまうかに分かれます。受け入れた場合、スクエアですと可愛がり甘やかしますが興味が削がれるのが早く、オポジションですと夢中になるのも強烈ですが、愛情が憎しみに変わるのも時間の問題です。この関係では、惑星側は誠実な対応ができないのなら、特に衝ではアムール側に気を持たせるような事は決してしないべきです。

アムールは一見自由に愛情を向け自分勝手なようにも見えますがそれだけ真摯でいて、不器用なのです。惑星の中でも金星は特にアムールが追い求める愛そのものとなりますので、無償の愛を弄ぶことはできない事を知るには良い相性となります。

続きます

シナストリーにおける太陽 ハウス別編

相手の太陽が在住するハウスとは

こちらではシナストリーにおいてお相手の太陽がご自分のどのハウスに入るか、そしてその影響について解釈いたします。
ハウスにライツの配置はシナストリーを読み解く上で非常に重要です。ご自分のハウスは正に自分のプライベートな分野に関する様々な意味を持っています。そして太陽はお相手自身、そのものを表します。果たしてどこにお相手の太陽が入っているのでしょうか?
アスペクトだけではわからないホロスコープに隠された関係性をゆっくりと紐解いていきましょう。

1室に太陽

こちらは人格の承認の部屋です。自分自身のお部屋ですから、そこにお相手を招き入れる事となります。とても素晴らしい配置です。何故ならば、自分と相手の一体化が望めます。お相手の全てを許すことが出来ます。そしてお相手もあなたに全ての身をゆだねます。お互いに個人を認め合い、許し合い、純粋に愛し合うことの出来る唯一の配置です。相性としては最高のお部屋と言えるでしょう。
注意点は最終的には全てを曝け出す事になる為、時にエゴの衝突が起きるでしょう。甘え甘やかす関係の中でわがままになりすぎるのは確かに問題ですね。それだけ居心地が良いという事ですが、正に親しき仲にも礼儀あり、のお部屋でもあります。

2室に太陽

こちらは欲求と所有の部屋です。太陽側はあなたを確かに好きになりますが、標的として見易いでしょう。あなたは簡単に手に入ると思われ易いです。そして事実あなたはすぐに太陽側以上に太陽側に夢中になるでしょう、ハウス側はそもそも太陽を元々自分のものだと思い込み易いです。しかし太陽側はあなたを手に入れると、非常にドライかもしれませんし、太陽側はあなたの愛情が永遠に続くだろうと楽観視し易いです。ハウスの所有者が裕福である事も多く、または太陽側に必要なものを提供し易いでしょう、太陽が女性ですと玉の輿であったりする事も多いでしょう。ハウスの所有者がどんなに愛情を示しても、太陽側は愛情深さよりも利害関係が最終的には焦点となる相性になり易いでしょう。

3室に太陽

こちらは社交、コミュニケーション、旅の部屋です。こちらの太陽はハウス側に対しとても友好的です。こちらの2人の交流は大概がとてもスムーズです。太陽側は異性的にはハウス側にとても惹かれます、しかしハウス側は深い関係になろうとはしません、試す事はあるでしょう。あくまで旅の途中なのです。この関係性の完結は表面的という言葉が最もしっくりくるでしょう。ですからとても美しく、乱れることがありません。社交の面では最も良い関係ですから、友人でしたら最高でしょうし、仕事関係でも素晴らしいでしょう。ただ恋愛関係でのみ、こちらの太陽はハウス側に素の自分をなかなか見せないでしょう。スマートな関係においては完璧な配置です。ですのでこちらのハウスの太陽に関しての真意は詳しくは御自分の太陽のハウス、またはお互いの月の在住ハウスを見る必要性があります。気本的には交流に関し何も問題のないハウスです。

4室に太陽

こちらは家族と親密性の部屋です。こちらに入った太陽はハウス側に対して庇護欲が掻き立てられます。無性に守りたい、保護したいとまるで使命のように強く思うでしょう。そして、肉親のような深い愛情をハウス側に感じる事でしょう。相性としてはとても良いです。親密にもなり易く、お互いに直ぐに心を許せます。太陽側が年上ですと、庇護欲は更に高まり常時放って置けないと感じるでしょう。ドライな関係には向きませんね。恋愛に発展もし易いです。特にハウス側は依存し易く甘えっきりになる事も多いです。太陽側の暖かい包み込むような優しさと愛情は非常に心地が良く、ハウス側が太陽に最も甘え易い部屋と言っても良いかもしれません。まるで生家で親の手料理を食べ、ソファーでゴロゴロ寛ぐ気分しょうか。ただ太陽側の依存心も非常に強くなりますので、1度縁ができますと別れづらいお部屋です。またはどちらかが居なくなると喪失感が強く寂しくなり易いでしょう。多少の自立が求められます。

5室に太陽

こちらは恋愛、快楽、趣味、子供の部屋です。こちらの太陽は非常にわがままです。ハウス側に自分が1番楽しみを与えられる存在だと主張するでしょう。いわゆる恋愛においてはこちらの太陽は構ってちゃんですね、ハウス側にとってのみですが。ハウス側が可愛いと思えば長続きするでしょうし、気楽で明るい関係でしょう。それから、こちらは子供の部屋でもありますので、シナストリーにおいて、ご自分の太陽がお子様の5室に入っている事も多いでしょう。単純に恋愛関係となりますと、子供を2人で作りたい!と思うお部屋でもあります。こちらに入った太陽はハウス側を束縛しやすく嫉妬も感じやすいです。なぜなら自分が1番ハウス側を喜ばせることが出来ると信じているからです。しかしまあこちらはハウス側に太陽は勝てませんので、ご自分がハウス側の喜びの対象であり、悪く言いますと道具である事を認識し、2人で楽しく関係を育むのが最も良いでしょう。土星がどちらかのホロスコープに絡みますと子供に関する問題が起きる事があります。お気をつけください。友人関係ですと問題なく楽しいはしゃげる関係でしょう。

6室に太陽

こちらはお仕事と義務や上下関係の部屋です。こちらの太陽はやや注意となります。ハウス側の行動を逐一観察して、まるで連絡を取るのが仕事のように、義務化されます。ハウス側は少々重荷に感じることが多くなるでしょう。とにかくこの太陽はハウス側の行動をよく見ています。もちろん好きだから、なのですが。また、太陽側はハウス側よりも立場が下になる事が多いでしょう、それは環境かもしれませんし、または単純に関係性に上下関係が出来易いのです。不公平感を感じやすいでしょう。そして太陽側の愛情はただ無条件の愛情というよりはしっかりと見返りを求めるものなので更にハウス側は重苦しく感じ易いです。太陽側もそのような愛情の提供の義務感に疲れる事が多くなり易いので、両者肩の力を抜くアスペクトが必要となるお部屋となります。または太陽側が自分の愛情を自由に表現する必要性があります。対人ですと、特に上下関係が太陽側のストレスになり易いでしょう。

7室に太陽

こちらは正に人生のパートナー、結婚相手の部屋です。1室と並びパートナーとしての相性としては最高の部屋となります。ハウス側は最初から太陽側を運命の人と思うでしょう、自分のそばに常にいて欲しいと望むでしょう。太陽側も最初からハウス側を特別な存在だと感じます。2人が仲良くなるのに時間が必要がなく、いつのまにか、深い関係になっている事も多いでしょう。親密になるのになんの苦労もない関係性です。問題があるとすればそこで、気づくと親友であったり、恋人であったり、仕事のベストパートナーであったりするのでお互いに感謝を忘れやすく、有り難みがなくなり易い点でしょうか。また、太陽側はハウス側の深刻さを忘れてはいけません。ハウス側は2人の関係に誰も加えたく有りません。束縛よりももっと強い絆です。太陽側がそれに気づかないか忘れてしまうと途端に破綻する、余りにも力強い関係性であることを理解する事が必要不可欠と言えます。非常に恵まれた配置です。大切にしましょう。

8室に太陽

こちらは他人の所有物、遺産また官能の部屋です。他人の所有物、つまり対人に当てはめると人そのものを磁石のように惹きつけるお部屋となります。こちらに入った太陽はなぜかハウス側に異性的な魅力を感じてしまいます。そして良いも悪いもなく惹きつけられて知らずに虜になってしまうでしょう。最もハウス側の魅力に無条件で抗えないお部屋となります。ハウス側は逆に太陽側に余り興味を示さないかもしれません、が太陽側の強いアプローチで関係が進む事が多いでしょう。ハウス側が望む望まないに関わらず贈り物も多いでしょう。そういうわけで深い関係になり易いのですが、関係性は安定し易いわけではありません。2人ともなぜそのような関係になったのかわからない、といった風で対象が必ずしも恋愛相手に限らない事も問題となるでしょう。ただ縁は切りづらく、仲も良く、腐れ縁のようになる事も多いでしょう。

9室に太陽

こちらは高度な知識と、獲得の部屋です。異国という意味合いも持ちます。こちらの太陽はハウス側に出会うと、まだ何も知らないのでは?それとも熟知しているから落ち着いているのか?と非常に興味を抱きます。知的好奇心が、勝る部屋で、例えば恋愛相手の知性を重視する場合この配置は最高の配置となります。ハウス側が太陽側よりも学歴等が高いことも多々あります。しかしハウス側は太陽の専門とする事柄にほぼ無知です。が興味はすぐに沸きいくらでも吸収して、更に超えることも可能です。太陽側が与える知識は新しく、刺激的で、抗えないものとなるでしょう。恋愛関係においては激しく盛り上がる相性ともなり得ます、なぜならハウス側は無知で、太陽側はよく知っている、のですから。最終的にハウス側が太陽側よりも詳しくなってしまうような相性です、太陽側が教えてくれた様々な世界や価値観はハウス側にとって有形無形の財産となるでしょう。2人は大抵仲が良くお互いに尊敬し合う相性です。知識の交換がスムーズに行けばいつまでも有力な友人である事でしょう。新たな価値観を得ることに至っては右に出るもののない配置でしょう。

10室に太陽

こちらは成功者、社会的地位の確立の部屋です。こちらに入る太陽は、悪い言い方をしますと完全にハウス側の肩書に魅力を感じています。正にトロフィーワイフやガールフレンド的な関係のお部屋です。なぜならハウス側もそのような色眼鏡で太陽側を見ます。いえ、太陽側以上にでしょうか。ハウス側の厳しい審査に通れば太陽側とハウス側の関係性は長引くでしょう。太陽側は常にハウス側を満足させる必要があります。それは美しさでしょうか、内面でしょうか、経歴でしょうか、なんでもいいでしょう。太陽側にないもの、手にできないものをハウス側は持っていて、太陽側はそれに惹かれ、ハウス側は厳しい審査を太陽側に課せます。2人の関係は太陽側の努力や価値にかかっていると言えます。上下関係がありそうでない、少々俗物的な関係性と言えるでしょう。友人や対人でも同様です、肩書に踊らされるでしょう。別にその事自体に悪い意味はございません。

11室に太陽

こちらは友情と、友愛、幸運獲得の部屋です。こちらの太陽はハウス側と快楽や遊びを共有するには最適な存在です。仕事関係は少々仲が良すぎるでしょうか、悪くはないでしょう。この2人の関係は公平、平和の一言に尽きます。2人の間に口論は必要ないですし、お互いを批判的な目で見る事も、何かの利益を求める事もありません。ただそこに居て、楽しい時間を一緒に過ごしたいと切に願える相手である事でしょう。非常に美しい関係です。

精神性の高い関係が自然と望める相性となります。そしてそこには問題も生まれます。例えばどちらかが、大概は太陽側ですが、もっと親密になりたいと願った時点で関係はほつれ出します。ハウス側は友情以外の愛情を基本的に太陽側に抱くことができませんから。自分の太陽の配置を見るのがその突破口になるか、関係性の膨らみになるか、混乱の入り口となるかはわかりませんが、こちらのハウス側には基本的には太陽側に友情しか抱けない事をよく知るのは稀な体験であり、残念ではなく良い事であり、友愛というものは非常に幸運で貴重でかけがいのないものだ!と知る素晴らしい相性である事も納得で来るのではないでしょうか。期待にそぐわずとも大切にしましょう。

12室に太陽

こちらは秘密と隠された心理、深い精神の昇華の部屋です。こちらに入る太陽は注意となります。なぜならば、1室が最初に開かれた部屋だとすると一周回ってこちらは終局、オープニングとクローズの関係のお部屋です。といって関係が終局するわけではございません。ただハウス側は幕を閉じた後ろ側にいるという事です。太陽側は必然的に、ハウス側の姿がハッキリと見えなくなります。ハウス側はアンコールに応えるようにチラチラ顔を見せるでしょうから、太陽側はミステリアスで興味深いと感じ惹かれます。がしかし、幕は降ろされたままですので、太陽側は肩透かしを食らうでしょう。そして、誤解や不信感が産まれてしまいます。これは誰が悪いという話ではございません。太陽側はなぜ幕は開かないのだろうと思い続けますので、なんとか理由をつけて自身を納得させようとしますから益々ハウス側を信用しなくなります。太陽側はハウス側のカーテンの奥に隠された深層心理に惹かれた事を理解する必要性があるでしょう。この関係は継続するにあたり様々な犠牲を払うでしょう。困難を乗り越える必要性があります。このお部屋は対価を支払うお部屋でもありますから、特に言えば隠された関係を続けなければいけない、など心痛を伴うものとなるでしょう。しかし、もし乗り越えられたならば、12ハウス中最も非常に精神性の高い世界での交流が可能となります。貴重な関係性でしょう。ハウス側は太陽側が望むものを見せること、太陽側はハウス側の隠された事実を歪曲しない事が重要となります。

シナストリーのアスペクト 太陽と月

そして2人は幸せに暮らしましたとさ、その後は誰も知らないよ。

こちらのアスペクトはコンジャンクションが最もパワフルで、素晴らしいです。ヒーローはヒロインの元へ、陰と陽は対になり、朝日が昇り、夜になると月が眩しく光ります。まさに完璧なパートナーシップのアスペクトです。基本的に月が全面的に太陽を支える形となり、月は女性、太陽が男性であれば最高の関係が築けるでしょう。月は陰となり、後ろ盾となり、太陽に憧れ支え続けます。太陽はそんな月の元で癒しを得て大空へ羽ばたいていくことでしょう。月は太陽に甘え太陽は月を守ります。友人として夫婦として素晴らしい相性です。男女間では恋人というよりも夫婦の相性でしょう。夫を立てる妻の理想像、であります。

注意点は月側は太陽に従う立場ではありません。支える立場であるという自負を持つことが重要です。更に、月が男性の場合は少々厄介で、太陽側を力強くサポートするという意識がありませんとうまくいかなくなる場合が多々あります。支える事と従う事は似て非なる事であるのを理解する必要性があります。男性側が女性側に従っている、と感じると男性は反発する事が多々有りますし、例えばこれは自活力のある女性、特に現代的な女性にも良く言える事です。このコンジャンクションは素晴らしいもので完全な円形の関係を作り上げますが、そう言った要素から上手くいかないこともよくあるでしょう。従うのと支えることの違いをよく認識しましょう。それ以外の問題は何もありませんから。

ソフトアスペクトもとても美しく良好です。お互いに惹かれ合い、月は太陽の後ろ盾となり、太陽は月を守り、月に力を与えます。月の甘えや依存心は太陽にとってとても心地が良く、月もこの人ならと支え続けたいと感じますし太陽といるだけで元気が出るでしょう。お互いにとても良い相性ですし扱い易いアスペクトです。

問題はスクエアです。注意換気アスペクトとなります。前述しました、協力と主従関係が混同し易く、太陽側は月の甘えや依存心を可愛く思う事が出来ません、嫌悪感すら湧くほどです。月も太陽側に圧迫感や主従関係を感じ易くストレッサーになります。こちらのアスペクトで唯一ネガティブな解釈が強いものとなります。

オポジションはスクエアの要素をやや含みますが、それよりもお互いに引き合う力の方が強いですので、特に問題にならないでしょう。月は太陽に強い憧れを感じ従う事も辞しませんし、太陽は甘えん坊で依存心の強い月を自分のものにしてしまいたいと思うでしょう。立場によりけりではありますが、欲望が絡む情熱的なアスペクトとなります。

こちらのアスペクトはスクエアのみを除き、正に幸せなお伽話の体現のようです。極めて美しくホロスコープ上で強力に働き、ネガティブなアスペクトもほぼポジティブに捉える事が可能となります。月が女性であればお相手の太陽が自身の1室又は7室にあると尚素晴らしい配置となります。巡り会えましたらその縁を大事にしましょう。

シナストリーのアスペクト アセンダントと惑星

シナストリーにおけるアセンダントと惑星の絡みとは。

こちらではアセンダントと惑星の感受点のシナストリー解説を致します。基本的にこの相性は、相互に影響を与えます。アセンダント側が雰囲気や仕草目的を惑星側の示唆する事柄目線から気に入られ、惑星側はアセンダント側からその惑星が示唆する事柄そのものを主に気に入られます。つまりお互いにとっての重要な存在となります。主に合とソフトを見ます。(オポとハードはディセンダントの解説で致します。)また個々惑星によっては、最初から惑星側がアセンダント側の虜になることも無論あり得ます。相互の関係性の濃度が非常に高い相性です。

アセンダントと金星

ソウルメイト

こちらはとても美しいアスペクトです。初めて会った時から好感を抱きます。アセンダント側は金星にとっての外見的にも雰囲気も理想の存在です。また金星もアセンダント側にとっての完璧な理想の体現となります。所作、仕草、雰囲気、会話全てで穏やかに好感を抱きます。お互いに尊敬しあい、運命を感じ、憧れるでしょう。視線を合わすのすら恥ずかしいような、一目惚れも容易でしょう。コミュニケーションにおいて、この2人は偏見や疑いのない素晴らしい関係性が築けます。恋愛面でも、対人でも深い心からの愛情を与え合う関係となります。合はやや好きが高じて甘やかしや、両者嫌われたく無いという思いから、気を遣いすぎて嫌気がさすことも稀にあるでしょう。しかし特に合の相手は精神面でも、人としても素晴らしい相性ですので出会えたら幸運以外の何者でもありません。手放さないようにしましょう。

アセンダントと火星

そんなつもりは、なかったのに

こちらは非常に相互的で直情的なアスペクトです。お互いに異性としての一目惚れをしやすく、そして相手の魅力に抗えません。アセンダント側が女性、火星が男性ですと特にわかりやすい展開となります。アセンダント側は火星にとって非常に異性として魅力的で、一目見た瞬間から手に入れたいと感じます。火星側も精力にに満ち溢れており、アセンダント側は湧き上がる感情を抑える事は到底出来ません。小惑星エロスの作用にも似たものがありますが、こちらの方が直情的であるのと、熱が冷めやすい点や、短期的という点が全く違います。小惑星エロスは、官能的な物語の絵の中に入っていくような陶酔感と満足感をアセンダント側と共有します。こちらは絵ではなく生身の人間となります。

対人ですと、単純に火星が有り余るエネルギーをアセンダント側に注ぎ込む関係となり、同じ目標に向かって突き進むには非常に良い素晴らしい関係性です。しかし同時に、アセンダント側は火星を強引だと感じやすく、火星側はアセンダント側にイライラしやすいので、喧嘩には要注意の間柄です。

異性間では魅力的で情熱的な関係を生み出しやすいですが、長続きさせる為には他の永続的なアスペクトが必要不可欠となります。

アセンダントと木星

君の家はどこ?今から僕のお家に遊びに来ない?

こちらのアスペクトは友人間で最高のアスペクト!といっても良いです。もちろんそこから恋愛に発展しても良い相性でもありますが、大親友になるべき相性です。アセンダント側は木星を見ると、落ち着きますし、穏やかな気持ちになります。木星側もアセンダント側といると自然と手救けしたくなりますし、素の自分を曝け出せます。基本的には木星側がアセンダント側の世界観や行動範囲を広げてくれます。が、お互いにメリットのある関係で、とても公平な価値観を共有できます。一緒にいると幸運も運ばれてきます。お互いに利益のある、とても良い相性と言えます。癒し癒される、ありそうで中々ない幸せな関係が育めるでしょう。

アセンダントと土星

これはあの人が大事に大事にしているものだよ

非常にカルミックな相性です。土星側は常に上に立ち、アセンダント側を監視し、支配し、批判して子供のように躾ようとしますが、実はカルマは土星側が持っているものですからアセンダント側はそれを土星側に教えてあげる立場にあります。アセンダント側が土星側の重圧に耐えられるならば、関係の永続性に繋がる良い相性となりますが、カルマの捌け口とされればたまったものではありません。アセンダント側がどう感じるか、そして許容できるかに全てが掛かる相性です。土星側は苦しんでおり、アセンダント側は土星側に従いつつ、土星側の苦しみを取り除かなければいけません。障害や問題も起き易い関係です。乗り越えられれば、他に見ない強い絆で結ばれる事でしょう。

アセンダントと海王星

虹色の牛乳が飲みたいのだけど

海王星は幻想と欺瞞の星です。こちらのアスペクトはアセンダント側が海王星の求める雰囲気や所作、ネイタルでアセンダント側に金星のアスペクトも混じれば外見も、全ての理想、幻想を備えています。言わずもがな海王星は即夢中になりますが、海王星の幻想とは狂気と欺瞞が凌ぎあっています。アセンダント側は否応なく海王星側に崇拝され愛されますが、海王星の導く混乱に巻き込まれないようにする事が重要です。

アセンダント側も同様に海王星の不思議で掴み所のない魅力に自分の理想を投影し夢中になりますが、どうも得体の知れない海王星に不安にさせられる事が多いでしょう。

海王星は、その道を極めているので、アセンダント側は手も足も出ません。霧の中に隠れた海王星を目を凝らして探す事になるでしょう。アセンダント側の強みは自分が海王星の理想の存在であるという事です。そしていくら海王星側が目眩しに長けていたとしても、アセンダント側は現状を掌握する能力に長けています。

総じてこの関係は、惑わし交わし合う抽象的な映画のような、幻想の駆け引きの相性になり易いでしょう。非常にロマンティックな間柄です。

アセンダントと天王星

君は変じゃないよ

こちらはアセンダント側が天王星側の個性的な人格に一目惚れする相性です。金星と天王星は外見の一目惚れでしたが、こちらはもっと内面や人生に踏み込みます。特に合は、アセンダント側の人格までも変えてしまうほど天王星側の影響力が強いですので、天王星側は少々自分の言動に気をつけるといいかもしれません。しかし天王星側も自分の奇妙で、他人が理解しづらい性格の側面や、強烈でエキセントリックな欠点までもを受け入れ、飲み込んでくれるアセンダント側に自由に本来の自分を明け渡すことができますから、まるで唯一の理解者であるかのようなアセンダント側に甘えっきりになる事も多いでしょう。

この関係は周りがいくらあの方は変ですよ、とアセンダント側に言ったところで、聞く耳持ちません、なぜならその周囲に認められない天王星側の変な所が大好きなのですから、そういう意味では異性間では大恋愛に発展し易い相性とも言えます。

アセンダント側はこの天王星側と出会い付き合うことにより周囲が驚くほど、外見的にも雰囲気も、人格すら突然に変化する事がありえます。良い方向に行くか悪い方向に行くかは正に天王星次第と言えます。

アセンダントと冥王星

僕についてきてもいいけど、どこに行くかわからないよ

こちらの2人は正に危険な相性と言えます。基本的に冥王星側にアセンダント側が非常にカリスマ性を感じ溺れてゆきます。冥王星側もそれが何故だかわからないでしょう、このアスペクトだからなし得る技です。大概はこの執着と吸引力の強さからどちらかが逃げ出して、もう一方が追いかけると言った相性になることが多いです。お互いのネイタル火星と冥王星の絡みにも寄りますが、それらがソフトや格式が良ければうまく絡めばアセンダント側は冥王星側に抗い難い性的魅力を感じ、冥王星側もそれを自然に受け入れ感謝します。非常に深い縁のある2人です。そしてその後2人でどこへ向かうかは本当に分かりませんが、相思相愛であれば非常に良い激しいアスペクトとなるでしょう。ただ冥王星は、極めて接触しづらい惑星である事は常常ご留意くださいね。

続きます

シナストリーのアスペクト 太陽と火星

目があった途端って、過去の君が笑う

こちらのアスペクトは、とても情熱的な相性となります。太陽側に火星が目をつけて夢中になります、大恋愛にも発展し易いです。が火星は強い星ですので、気をつけませんと太陽は簡単に飲まれてしまうので落ち着きはありません。また、同性でも異性でもこのアスペクトがありますと、お互いにカッとしやすくなりますので、喧嘩にも注意しましょう。全体的にとても熱しやすい仲となります。

コンジャンクションですと、火星側が太陽側にとても強い興味を抱きます、異性ですと、恋愛感情が湧きやすいです。色香を強く感じるでしょう。太陽側も同様に火星の積極性に絆され易く、とても簡単に仲良くなれます。金星と天王星(一目惚れ)や金星と火星(異性としての一目惚れ)とはまた違った、人としての強い官能的な魅力を感じる相性で、基本的には火星側がやや強引に引っ張っていく関係となります。太陽側は、下手をするとそんな元気一杯の火星側に少々疲れ易いのが難点です。しかし火星も太陽も男性的で力強いのでお互いにエネルギーを与え合う事ができますので、よっぽどホロスコープ上で太陽が弱っていない限りは、お互いに活力の湧き出る素晴らしい相手となります。相性自体はとてもよいでしょう。太陽と火星では1番良いアスペクトとなります。

ソフトも合と同じような相性となります。が、合に比べますと、良くも悪くもお互いに印象がやや弱いでしょうか。そして恋愛感情も穏やかでしょう、同時に喧嘩も少なく、一緒にいると元気の出る相手とお互いに感じることでしょう。明るく良い友人だと感じることでしょう。長く付き合うには良いアスペクトです。

ハードはやや注意が必要です。特にスクエアは火星側の有り余る力強さが太陽を攻撃対象にしますので、喧嘩を引き起こし易いです。大概は軽い喧嘩で済みますが、天王星(偶発的な事故、怪我)や冥王星(大きなトラブル)が絡みますとかなり厄介で、水星(口論)、土星(陰湿な思考)などもまた絡むととても扱いづらいアスペクトとなります。オポジションは逆にもう太陽側が火星のパワーにお手上げで、簡単に負けを認める事が多くなります。

また、ハードですと火星の押しの強さに太陽は気が引けやすく、そもそもがイライラし易い相手ですので、太陽側が距離を置きたがる事が多くなるでしょう。長い付き合いを望むならば、ライツを含んだ緩和するアスペクトが必要となるでしょう。

そもそもは情熱的なアスペクトですので、有効に活用するならば、火星はその迸るエネルギーを太陽に触発され自由に外に出しやすくなり、太陽もまた、火星に必要とされる事により鼓舞され、元気が増えて、人生全体で目標に向かって明るく前進し易くなるでしょう。

いわば応援団と選手のような関係性なのですが、なぜすんなり行かなくなるかというと、実はどちらも選手だからなのです。ですから、お互いのポジショニングが上手に決まりますと素晴らしいチームワークで邁進していく事でしょう。合は切磋琢磨するような強力なタッグとなりやすく、ぴったりハマると向かうところ敵無しでしょうか、ソフトは応援し合う優しいチームメイトです。ハードは、チーム内でスターの権力争いが起こるような印象でしょうか。

兎にも角にも恋愛でも友人でも、こちらの相性では情熱的な経験ができることはまず間違いがないでしょう。

シナストリーのアスペクト 太陽と金星

望遠鏡の先に見えた星に思いを馳せて

こちらのアスペクトは太陽の暖かい、日向の眩しい光のような安らかな存在に美しい金星が神々しさと興味を抱く流れとなります。が、アスペクト次第で立場が変わることもあり得ます。そもそも金星は非常に魅力的ですから、太陽が先に魅了される事もあり得ます。

基本的にこの相性は、理想の相手であり憧れの対象でもあります。恋愛でこの相性が強い場合はとても上品な美しい関係が築かれ易いです。非常に甘える関係にもなり得るのですが、どこか緊張感が常にあるでしょう。なぜって憧れの人、ですから。

コンジャンクションですと、金星側の豊かな愛情や憧憬の眼差しを太陽側がたっぷりと浴びて、伸び伸びとお互いに輝いていけるような、とても馴染む、均整のとれた柔らかな関係となります。ですので1番緊張感のない関係とも言えます、特にお互いに甘えやすく、居心地が良く、仲も良いでしょう。ただ憧れの人という点では興奮は冷めるのが早い関係となります。

ソフトアスペクトは1番良いです、憧れの人に対する適度な緊張感が常にあります。ですので金星側は程よく気を使いますし、太陽側もそれに応じて受け入れる、満足な理想的な関係です。お互いに甘え過ぎず、馴れ合い過ぎず、常に心は浮き足立ち易く、いわゆる典型的な憧れの恋愛関係には最高の状況になり易いでしょう。憧れは続く続くと言うように。

厄介なのはスクエアです。金星側の憧れが度を越して、さらにその気持ちをなぜか素直に太陽側に伝えることができませんからもどかしくなり否定的になります。金星はプライドが高いので捻くれた愛情表現になり易いです、が、気になる、大好きな人である事には違わないので、もう緊張感というより、太陽側の存在自体がコンプレックスになり易いです。しかし金星側はどうしても気になるので、意味不明なちょっかいをかけるでしょう。太陽側もそういった金星側のアプローチに動揺し易いです、そもそもは金星はとても魅力的ですので。うまく金星側が感情をコントロールし素直に接することができれば、ソフトよりもラブラブになり得る関係なのですが、、、

オポジションもまた強烈で金星側が憧れから崇拝に達するのではといった勢いで、太陽側に否応なく惹かれます。緊張感が1番高い相性となります。精神年齢が低いと、あまりにも好き過ぎるので嫌悪感が湧く事もあるぐらいでしょう笑。お互いに仲良くなるのにやや敷居が高いと感じる相手となりますが、また一旦結ばれますと非常にお互いを尊重する、かつ、お互いの魅力に絆される、付かず離れずの素晴らしい関係が築ける相性です。また、もし甘える関係になりますと最も歯止めは効かないでしょう。ともあれ緊張感は延々と衰えず、何度幻滅してもずっと憧れている事珍しくは有りません。

セスキコードレイトですと、金星側が太陽側へ憧れというより特別な存在とみなし易く、贔屓が過ぎる事もあるでしょう。太陽側もまた、自尊心をくすぐられ、お互いに依存傾向になり易いでしょう。

総じてハードは好きがすぎて、苦手にもなり易く、扱いが少々難しいですが、例えば金星側が精神年齢が高いとか、男性で年齢差がかなりある、などですと、ハードの方が相性は良いでしょう。金星は少々プライドが高いのでそのようになるというわけですから。精神的に成熟した人々でしたら、理想的な恋愛が出来てこの上なく幸せを感じる事でしょう。

💫恋愛以外では、同性ですと合ソフトはお気に入りの友人として仲良くなり易く、ハードは良いライバルになり易いです。お互いに気になる存在である事には変わりません。

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シナストリーのアスペクト 太陽と木星

お手をどうぞ

太陽と木星はとても良い相性です。ネイタルにおいてもシナストリーにおいてもトランジットであっても、ネガティブなものにはなり得ません。

さて、こちらはシナストリーのアスペクト解説です。基本的に木星側が太陽側に利益をもたらします。それがどのようなものかは個人によりますが、物質的なもの、地位的なもの、が多いですが、多岐にわたるでしょう。

太陽側はありがたく享受すべき関係ですので、このアスペクトがありましたら、進んで関わりを持つと良いでしょう。特にソフトアスペクトが良いです、トライン、セキスタイルでしょうか、太陽側にとって掛け替えのない存在になるでしょう。社会的にも世界を広げてくれる相手となります。

合ですと、少々太陽側が我儘になりやすく、木星側がお膳立てし過ぎて自分がまともに扱われていない!と喧嘩がおきやすいでしょう。単純には太陽側が謙虚になればいいだけの相性で、木星側は非常に稀な贔屓や、機会を与え、様々な贈り物をしてくれることでしょう。

衝ですと、木星側の与える利益を得るには多少努力が必要かもしれません。木星側はその利益を持って太陽を取り込もうとしますので、太陽側はそれ自体に反発し易いです。太陽側が否定的な気持ちを抱くことがなければ1番利益を得る関係性ではあります。スクエアも似たような所があります。

しかし、このアスペクトはネガティブなものにはなり得ませんので、どのアスペクトであっても、有益だと言えるでしょう。木星側の幸運を分けてもらいましょう。

💫恋愛関係ですと、上記の利益に加えて、太陽側は木星側から非常に甘やかされます。合、ハードですと甘やかされ過ぎる場合が多いので自制しましょう、と言って好きな人と居て居心地が良いことに歯止めをかける必要があるのかどうか。。。笑

シナストリーのアスペクト 太陽と冥王星

Total eclipse

太陽は主に個人の人生そのものを、冥王星は衝撃、変換、権威を表します。ですのでこのアスペクトは大概が、冥王星側が太陽側より権力的に強く、またはどのような立場でも強い力を持つことでしょう。特に合では、その力を太陽側は享受できます、つまり強力なバックアップとなるでしょう。このアスペクトで1番良いのは合の関係です。そもそも冥王星側も何の理由もなしに後ろ盾致しませんから、それだけ太陽側に実力があるということです。しかしお互いに軽んじると簡単に壊れる関係ですので気をつけましょう。太陽も、冥王星もプライドが高いので。協力すればこれ以上ない味方となるでしょう。まあしかし、一度二度壊れたからといってなかなかに縁を切るのが難しい関係の1つです。この2人が出会ったのは宿命に近いもので、悪縁良縁かどうかは最終的な結論が出るまでわからないのです。ですが、出会ったその日から運命は大きく動き出すでしょう。

女性であれば、強い権力者との出会いかもしれません、もしくは魅入られずにはいられないカリスマ性の強い人間かもしれません。または単純に善かれ悪しかれ抗えない存在であることでしょう。男性であると大企業に引き立てられる、上司に恵まれるなどでしょうか、または生涯忘れられない言葉をいう人間かもしれません。どちらにせよ冥王星側は太陽側を贔屓しますので居心地は良いでしょう。

ソフトの場合は合が穏やかになる解釈です。影響も緩やか、変容の仕方もすんなるといき良い出会い、良い変化、良い援助者を得た瞬間が続きます。最終的にも納得できる人生経験になる事でしょう。太陽側がよっぽど嫌がらなければ、扱いやすいアスペクトでしょう。

問題はハードやオポですが、冥王星側が強い立場である、と太陽側が被害妄想的にも感じ易くなります。確かに合もソフトも冥王星側が立場が上なのは変わらないのですが、太陽側もプライドが高いので、関係性に臆してしまう事が多いでしょう。または嫌悪感を抱きやすいです。距離を取ろうとします。しかしながら、冥王星側は、太陽に非常に好感を抱くので積極的に接触を試みますから、摩擦が多いです。冥王星側がかなり太陽側に尽くすような関係になりやすいです。といっても、両者の立場は変わりませんので、太陽側が振り回されることは確かです。ハードは妙な関係で、特にオポなどでは、冥王星側に権力があってもどちらが強いのかわからない状況になり易いです。お互いに素直になるのが鍵です。余計な抵抗感を持たなければ、冥王星は太陽にとってとても役に立つ相手となるでしょう。

恋愛ですと単純に太陽側は冥王星側の言いなりのような関係になりやすいです。または、支援者、後ろ盾、もしくは完全に依存する対象になりやすいです、どれも冥王星の支配下に置かれるような状態でしょう。上手くいくと女性ですと権力のある夫でしょうか。単純には、彼らは背後から力強く応援してくれる人々であり、基本的に太陽側が甘える関係です。

総じてこのアスペクトでは、冥王星側の助言は、太陽によく響くでしょう。しかし人生の方向性が変わる事があったとしてもただの操り人形になることは、ないでしょう、ですがそれほど太陽側にとって冥王星は影響力があるという事です。逆に言えば、太陽側は冥王星側の力を上手く利用できる存在となります。しかしそれほど人生において影響力の強い存在となりますので、お互いに運命も感じやすいです。恋愛などですと一度結びつくと離れづらいでしょう。これは冥王星が絡むと大体そうなのですが、何度壊れてもまた結びつくような関係となりやすいです。このアスペクトの相手、特に合と衝、に出会ったら、人生の何かが変わるということを恐れないようにしましょう。

シナストリーのアスペクト 太陽と海王星

見知らぬ沼の奥地で空を仰ぐ

こちらのアスペクトはネイタルでもソフトハード共に扱いづらいものです。シナストリーですと、簡単に言えば海王星側が太陽を惑わします。ソフトもハードも作用は同じで、強弱の違いでしょうか。どのアスペクトも太陽側はかなりの混乱を強いられます。金星と海王星は魅惑の相性でしたが、こちらは魅了すると言う作用がないためただ単純に惑わされるといった風です。作用は合、ハードがもっとも強く良くも悪くも相手の虜になり幻影に振り回されます。ソフトでも扱いづらさは変わりません。この相性は、中毒のような、混乱と、責任からの逃亡、先の見えない幻覚を見せます。一緒にいると楽しいでしょう。あなたは不思議な夢を見たことはありますか?悪くもよくもない不思議な夢の中で食事でもしたことはありますか?美味しかったでしょうか、どんな味がしたのでしょうか。幻覚は幻覚であり、目覚めの合図で現実に返ったら、取り返しのつかない状態という事も多いにありますので、この相性は注意が必要です。

ソフトですと、夢の中で美味しい甘い黄金色の蜂蜜を舐めたかも、しれません。果たしてそれが自分に必要であったのかは知る由もありませんが。

解説も惑わせる不思議なアスペクト、この相性にドップリ一度浸ってみるのも悪くはないかもしれませんね。因みにハードですとネイタルで持っている方はとてもモテるでしょう。周りが中毒になるのです。

現実において非常に混じり合いづらいアスペクトの1つです。中毒性も高いので依存しやすい関係でしょう。恋愛では、ソフトもハードも何がなんだかわからなくなり、道を踏み外しやすく後悔しやすいので、要注意のアスペクトです。

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