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シナストリーのアスペクト 太陽と冥王星

Total eclipse

太陽は主に個人の人生そのものを、冥王星は衝撃、変換、権威を表します。ですのでこのアスペクトは大概が、冥王星側が太陽側より権力的に強く、またはどのような立場でも強い力を持つことでしょう。特に合では、その力を太陽側は享受できます、つまり強力なバックアップとなるでしょう。このアスペクトで1番良いのは合の関係です。そもそも冥王星側も何の理由もなしに後ろ盾致しませんから、それだけ太陽側に実力があるということです。しかしお互いに軽んじると簡単に壊れる関係ですので気をつけましょう。太陽も、冥王星もプライドが高いので。協力すればこれ以上ない味方となるでしょう。まあしかし、一度二度壊れたからといってなかなかに縁を切るのが難しい関係の1つです。この2人が出会ったのは宿命に近いもので、悪縁良縁かどうかは最終的な結論が出るまでわからないのです。ですが、出会ったその日から運命は大きく動き出すでしょう。

女性であれば、強い権力者との出会いかもしれません、もしくは魅入られずにはいられないカリスマ性の強い人間かもしれません。または単純に善かれ悪しかれ抗えない存在であることでしょう。男性であると大企業に引き立てられる、上司に恵まれるなどでしょうか、または生涯忘れられない言葉をいう人間かもしれません。どちらにせよ冥王星側は太陽側を贔屓しますので居心地は良いでしょう。

ソフトの場合は合が穏やかになる解釈です。影響も緩やか、変容の仕方もすんなるといき良い出会い、良い変化、良い援助者を得た瞬間が続きます。最終的にも納得できる人生経験になる事でしょう。太陽側がよっぽど嫌がらなければ、扱いやすいアスペクトでしょう。

問題はハードやオポですが、冥王星側が強い立場である、と太陽側が被害妄想的にも感じ易くなります。確かに合もソフトも冥王星側が立場が上なのは変わらないのですが、太陽側もプライドが高いので、関係性に臆してしまう事が多いでしょう。または嫌悪感を抱きやすいです。距離を取ろうとします。しかしながら、冥王星側は、太陽に非常に好感を抱くので積極的に接触を試みますから、摩擦が多いです。冥王星側がかなり太陽側に尽くすような関係になりやすいです。といっても、両者の立場は変わりませんので、太陽側が振り回されることは確かです。ハードは妙な関係で、特にオポなどでは、冥王星側に権力があってもどちらが強いのかわからない状況になり易いです。お互いに素直になるのが鍵です。余計な抵抗感を持たなければ、冥王星は太陽にとってとても役に立つ相手となるでしょう。

恋愛ですと単純に太陽側は冥王星側の言いなりのような関係になりやすいです。または、支援者、後ろ盾、もしくは完全に依存する対象になりやすいです、どれも冥王星の支配下に置かれるような状態でしょう。上手くいくと女性ですと権力のある夫でしょうか。単純には、彼らは背後から力強く応援してくれる人々であり、基本的に太陽側が甘える関係です。

総じてこのアスペクトでは、冥王星側の助言は、太陽によく響くでしょう。しかし人生の方向性が変わる事があったとしてもただの操り人形になることは、ないでしょう、ですがそれほど太陽側にとって冥王星は影響力があるという事です。逆に言えば、太陽側は冥王星側の力を上手く利用できる存在となります。しかしそれほど人生において影響力の強い存在となりますので、お互いに運命も感じやすいです。恋愛などですと一度結びつくと離れづらいでしょう。これは冥王星が絡むと大体そうなのですが、何度壊れてもまた結びつくような関係となりやすいです。このアスペクトの相手、特に合と衝、に出会ったら、人生の何かが変わるということを恐れないようにしましょう。

シナストリーのアスペクト 木星と土星

君になら譲りたい、あれもこれもそれも?

こちらはネイタルですと、相続ですとかに関わるアスペクトです。いわゆるグレートコンジャンクションでもありますね。。

シナストリーで見ますと合、ソフトですと木星側の所有物を土星側が譲られ易いです。またはプレゼントが多いでしょう。金星と木星も似ていますが、こちらは主に所有物です、すでに持っているものを提供する事が多いでしょう。合となりますとかなり大きな物を貰うかもしれませんし、その価値も大きい事でしょう。珍しい相性ですので、お互いに特別視するでしょう、なかなか、自分の大事にしているものを人に渡そうとはそうそう思いませんからね。オーブはタイトに見ます。

ソフトも似た形になりますが規模は小さくなるでしょう。しかし仲の良い2人である事でしょう、この両者で奢る奢らないなどで揉める事は少ないでしょう。

ハードでは、こちらは少々面倒臭く同性ですと、木星の手柄を土星側が貰ってしまったり、恋愛ですと好きな相手をめぐりトラブルにもなりやすいですね。オポなどですと話は大きくなり遺産関係の揉め事なども考えられます。少しトラブルが起きやすい関係でしょう。また、木星側が土星側を気に入れば、特にスクエアでは一方的な贈り物が多くなるかもしれません。総じてハードのこの相性では穏やかにあげる、譲るというよりも、土星側に取られたという感覚が強くなりますので木星側がとても警戒しやすいでしょう。

木星と金星のアスペクトとの違いは、木星側はお金自体をあまり使わない所です。プレゼントといってもあくまでも個人の所有物であり、個人の手柄であったり、個人の大事にしているものであったりします。大きなものですと土地や家、遺産などですね。これらは多岐にわたり、まあポケットに入っていた大事な飴をあげるだとかも含まれます。

こと恋愛においては合ソフトの絡みであれば、お互いに利益ばかりの関係でしょう。このアスペクトのみでは恋愛は盛り上がりませんが笑、あると頼もしいアスペクトです。ハードが絡みますと厄介ですがその場合大抵は木星側が嫌がって距離を置く事が多いでしょう。

💫面白いのは合とハードの絡みですね。合で男性側が木星の場合沢山大事なものを女性にあげますし、プレゼントもとても多いでしょう。しかし同時に女性が木星のハードを持ってる場合、なぜか食事だけ割り勘だったりします、合は圧倒的にパワーが上ですので、そちらをメインで見て良いのですが、そんな変わった関係になる事もあるでしょう。


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シナストリー リリスと惑星の絡みについて

こちらではシナストリーでリリスと惑星の絡みがどれくらいあるからといってどうなのか?と言う解説を致します。

リリスは基本的に月との密着性が高いです。その次に火星も来ますが、月には遠く及びません。

ですので、例えばリリスとの絡みが、月、火星、太陽、金星とある。といった場合も一方が合が重なっているホロスコープ持ちの方にはよく見られる傾向です。そしてそれが、絆を強くするかというとそれは違って、どちらかというと、リリスと月の合だけの方が関係性や引力は強いのです。また他の惑星も同様です。単一の方が強烈な引力を発します。

月に火星に金星に太陽にといった合の相互の関係性も確かに絆は切れませんが、引力、執着の点で分散されやすいです。

またオポジションは別で、沢山アスペクトがある方が引力は強いです。不思議な事ですが、そもそもリリスの感受点というのは天邪鬼でありますから、納得しやすいかも、しれませんね。

特殊なのは水星です。リリスにとって非常に居心地が良いですが激しさはなく、引力のみ強いのです。

※木星以降ですが、またこれは別項目にまとめますが、シナストリーでは世代アスペクトにもなるのでよっぽどでなければ見ません。ネイタルでは木星と月、土星はリリスにとって相性がいいです。逆に冥王星はリリスを強めますがの天敵ともなります。兎にも角にも、リリスと惑星はシナストリー上では単独での合が1番威力を発揮します。それが良いのか悪いのかは、神のみぞ知るでしょうか。。

シナストリーのアスペクト 月と冥王星

心揺れる水面に映る影

月は個人の心を主に象徴します。冥王星は遥かに遠く(天文学的には惑星から外れましたが。。)あまりに見えない世界から月に影響を与えます。この関係では、月側が冥王星の一言一言に影響され、心が揺れます。ソフトですと、例えば冥王星の持っているものや使っているものを真似したくなったり、憧れたりでしょうか。興味深い相手と感じるので付き合いやすいでしょう。冥王星側も月を可愛いと思うでしょう。

合ですと月は冥王星にとても純粋に惹かれます。様々な面で尊敬できると感じるでしょう。

冥王星側が権力的にも上である事が多いでしょう。冥王星も古い言い方ですと月を自分の色に染めてしまいたいと感じるでしょう。月が反抗しないようにしたいと願うでしょう。冥王星側が歳上であると、すんなりととても良い関係です。

ハードですと少々月が冥王星の力に飲み込まれやすいです。心が飲み込まれるわけですから、この人は自分の事をわかってくれると、自分にはこの人だけと思い込みやすいです。冥王星側も月を自分のものにしておこうと思うでしょう。特に月が少し思い詰めやすいので、冥王星側が配慮するといい関係が築けるでしょう。

このアスペクトは恋愛では、年の差がある2人ですととてもうまくいく相性です。特に冥王星側が歳上ですと更にすんなり行くでしょう。逆に同世代だったりすると、摩擦が産まれやすい関係になりますね。特にハードはその傾向が強いです。

また女性が冥王星側ですと月側の男性はどのアスペクトでもメロメロになりやすいです。また勝気な女性が好きなタイプの男性にもこのアスペクト(月男性)は向いています。兎にも角にも年の差カップル(一回り上以上など)辺りにぴったりのアスペクトだと言えます。自然と惹かれ合い、固く運命かのように結ばれる事でしょう。


シナストリーのアスペクト 水星と土星

気づくと言いなり、気づかなくても。

こちらのアスペクトは割と地味というか、見逃しやすいアスペクトかなと感じますが、重要です。因みにこのアスペクトの上位交換的なものは水星と冥王星になります。こちらは土星側が行動や知識などの面で水星側を誘導します。ソフトですと水星側は為になるなあと穏やかに従う感じでしょうか。まあ2人でいますと同じような行動をしやすいので仲が良いなあと思われるでしょう。

問題は合とハードですね。合ですと水星側は気づくと土星の言いなりになっていて抵抗できません。水星は単純に神経や知性を司り、土星はモラルや上位者、命令を司りますが遅延、という意味も持ち合わせます。つまり合やハードですと、土星のパワーの方が遥かに上回りますから水星の知識を鈍化させます。基本的に決定権は土星にあり水星側は振り回されるでしょうが、大抵気づきませんし、気づいた所で何をするという事もないでしょう。合になるとその位置付けがお互いに当たり前のように感じるでしょう。

海王星などは絡む惑星を混沌の渦へと惑わしますが、また真逆の方法で土星や冥王星は絡む惑星を頭から支配します。土星は大抵モラルに強い星ですが個人の性格にもサインや品格によりますから、そう言った意味でマレフィックとされるのもわかりますね。ですので相性でこの関係がある場合は多少思い当たるところなど考えると良いかもしれません。

恋愛関係では、土星側の誘いに水星側は非常に弱く断れません。ソフトなどですと割とお互いに納得した関係が築けるでしょうけど。合ですと完全に言いなりです、土星側の望み通りに水星側は動くでしょう。ハードですと合に似ていますが違和感も出てくる事でしょう。ですがやはり、なんとなく抗えず流されてしまうでしょう。しかし基本的にそれだけで、この相性のアスペクトの相手は魔性や危険性などは全くないのですが他に恋愛がらみの強いアスペクトもある場合は一気に要注意な関係となります。

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シナストリーで気をつけるべきアスペクト 恋愛編

こちらではシナストリーチャートにおいて、道を踏み外しやすい関係になりやすいアスペクトを簡単にまとめます。大恋愛に発展しやすいアスペクトでもあります。個別には個々の解説をご覧くださいませ。

リリスと惑星合と衝

非常に惹きつけ合う力が強く、結びつきやすいアスペクト。更に表立った関係よりも隠された状態を好みますので非常に気をつけるべきアスペクトです。共依存にも陥入りやすく別れ難いです。

金星と金星の衝

男性が悪女に魅入られた状態になりやすいです。そもそもこのアスペクトはお互いを甘やかし過ぎるので、恋愛となると歯止めが効かなくなりやすいでしょう。

水星と土星の合とハード

合ですと土星の言うがままという状態になりやすく、ハードですと土星は水星の知性の働きを鈍化させやすいです。つまりは、土星側に、こうしようと持ちかけられると水星は善悪の判断がつかなくなります。気をつけて。

金星と海王星

お互いに陶酔してしまうので、恋愛に夢中になってしまい、気をつけるなんてそもそもお互いに気づかないかもしれません。。

太陽、月と海王星

海王星に太陽と月はほぼ敵いません。誘われればそのまま流れに乗ってしまいやすいでしょう。

金星と火星の合と衝

お互いに引き合う力がかなり強いですので、よっぽど抑えるアスペクトがなければ、どんな関係であれすぐに恋愛関係に発展するでしょう。リリスのアスペクトが裏ならこちらは表です。

土星と海王星の合

モラルが歪む関係で、非常に2人でいるとお互いを甘やかしやすいので、更には2人きりで過ごすことが格別に居心地も良いですから、男女間ですと、気づくと恋愛関係にと言った状態になりやすいです。元々はモラルの強い縁のはずですから、あの2人が?と周りが驚く事が多い関係でしょう。

木星と木星のハード

お互いをかなり甘やかしますので、やはり恋愛が絡むと流されやすい関係でしょう。

太陽、月と木星のハード

木星側が非常に甘やかすのでこちらもまた、恋愛では流されやすい関係に発展しやすいでしょう。

太陽と金星の衝

金星側が太陽に入れ込みますので、好きになってしまえば簡単になにもかも忘れるでしょう。

12室に相手の月が在住

アスペクトではありませんが、こちらは典型的な裏の運命的な配置です。お互いに隠された宿命を感じるでしょう。

2室に相手の月が在住

月側が相手の外見を非常に好ましく思いやすいです、ので恋愛関係に発展しやすいでしょう。

続きます

ネイタルチャート 強運なアスペクト

強運とはさて、何でしょうか?強運だからと言って幸せとは限りません不幸だとももちろん言えません。ただ、強運であればあなたが何者かに捕らえられていたとしても、そこから逃げ出す唯一の1つの個体であるかも知れませんよ。

太陽と木星の合

あまりに太陽がアフリクトされていなければ非常に強運であり幸運です。

太陽と冥王星の合

天地がひっくり返るような強運を潜在的に持っています。どこから始まり終わるのかはわかりませんが、乗り越えれば何かを成し遂げる、正に強運の持ち主でしょう。相当な有力者からの援助運があります。

木星と金星の合

とても幸運で金運もあり強運ですね。強さで言うと弱い面も多いですが、強運であることには違いないです。

木星と海王星の合

非常に幸運です。他者を差し置いて引き立てられるといった運の強さがあります。とにかく目立ちますので、良い意味で良い位置に立ちやすいでしょう。

木星と天王星の合

不運を幸運へと変化させる強運の持ち主です。突然のキャリアアップ、引き立て、贈与運にも恵まれます。

金星と火星の合

華もありエネルギーに満ちており、瞬発力や集中力に恵まれます。ただいるだけでも目立ちます。愛情が豊かで強運です。

金星と冥王星の合

主に金運が強いですが、愛情運にも強く深刻な状況にも対応できます。非常に強運でしょう。

POFと太陽の合

掴んだ運は離さない、といった点で極めて強運でしょう。

POFとアセンダントの合

人生全体が輝いている人です。極めて強運でしょう。

リリスと冥王星の合

異性運と金運がかなり強いでしょう。悪運が強いでしょう。

木星とパラスの合

非常に恵まれたアスペクトです。木星は最大のベネフィックですが、実は扱いが難しいのです。やり過ぎたり、やらな過ぎたり、このアスペクトはそういった欠点がありません。木星の幸運をそのまま享受できる、素晴らしいアスペクトです。

合が沢山あるホロスコープの方

何の合でもいいのですが、ホロスコープがほぼ合のみといった方もいます。個性の強い方ですが、こちらも極めて強運の持ち主でしょう。合自体がそもそも運が強いアスペクトですから。

続きます

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シナストリーのアスペクト リリスと金星

こっちへおいで、私の好きな人

こちらは主に合と衝のみみます。月と火星に次いで影響力のあるアスペクトです。リリスは性別を越えようとしています、そして金星はまたとない獲物です。金星に対しリリスが男性へと変化します。火星はリリスにとって、恋人でした、女性であるリリスにとってです。金星は、リリスにとって自分の男性性を表現する格好の的であり、欲求の発散対象です。リリス側にとって金星は表に愛らしく見えるでしょう。また金星にとってリリスは素晴らしく魅力的でしょう。お互いに惹かれ合い、恋愛関係も発展しやすいでしょう。この関係におけるリリスはとても紳士的です。サインにもよりますがそうありたいのでしょう。

同性でも同様です。リリスは男性で金星は女性、2人は人として純粋に惹かれあいます。リリスは中性的ですので、穏やかに関係を紡ぎあいます。

リリスとの相性の中では依存関係になりにくいです。リリスは金星に受け入れられた時点で満足できますから。まあしかし、強いて言えばリリスが女性金星が男性の方がすんなりと進むでしょう。。

ネイタルのアスペクト 小惑星パラス

戦略、法則を見出し極める女戦士

4大小惑星の1つパラスは、知性の高い女戦士です。絡む惑星によって極めるスキルが変化します。基本的には中性的な人間を表し、知力を分け与え極めた戦術は武器となり人生に活かす事ができます。人生を戦いの場と例えるならば、どんな武器でも1番良いのは自分の力が最大限に活かせる武器ではないでしょうか?パラスはそのありかを教えてくれます。サイン、ハウスも重要ですが、こちらで惑星とのアスペクトをまず解説します。パラスはシナストリーよりもネイタルで重要視されるアスペクトです。さて、あなたはパラスとのアスペクト一体何を持っているのでしょうか?

パラスは全てのアスペクトでその力を様々な形で発揮されます。そもそも惑星は個々で不完全な面が多々あり、惑星同士で補い合い対立し克服しますが、この小惑星は非常に重要で、関わる惑星に知性と使い方を教えます。わかりやすいのは火星で、粗野な力強い惑星です、ここにパラスが加わると洗練されスポーツでそのパワーを発散する知恵を得ます。というように、パラスのアスペクトは3世代のマイナーアスペクト、またここ惑星のルーラーのハウスとの関わりも交え少しでもホロスコープ上で関わる方が良いのです。

※このアスペクトがホロスコープで強い方、例えばアセン、惑星との合などをお持ちの方は非常に中性的な方が多いでしょう。さらに異性関係においては否定的または潔癖な面を合わせ持つでしょう。

太陽とパラス

パラスは非常に知性と策略にみちた1人の戦士であり、その鋭い戦略で平和的に戦いを挑みます。太陽とパラスの絡みはパラスの中でも最も個人の中性的な要素の強いアスペクトです。ジェンダーに関して自由を強く求める事もあれば、社会的に1つの主張を大きく掲げ全てと戦うことも厭いませんし、その方法は非常に平和的で知略に満ちており、成功するでしょう。ジャーナリスト、アナウンサーなどにも多いアスペクトですが、多岐に渡ります。ジョンレノンがいい例でしょうか。

月とパラス

こちらのアスペクトで月は心ではなく極めた肉体として扱われパラスは単純に肉体を武器に使用します。つまり格闘家などに非常に多いアスペクトです。または技量が試される肉体的な仕事に向いています。例えば車やバイクの運転などが上手かったりするでしょう。スポーツ選手にももちろん多いですので、こちらと火星にパラスが関わりますとスポーツ競技全般に非常な才能を見せることとなります。

火星とパラス

火星は非常に粗野な惑星です。パラスはそこに知性と方法を与えます。火星の力を良い方向で最大限に活かすことができます。よってこのアスペクトは運動の分野で大きく活躍できるでしょう。スポーツ選手に多いアスペクトです。または、あまり怒ることのない人でしょう。怒りのコントロールが上手い平和主義です。

水星とパラス

言葉や文章力で人生を切り開いていく力があります。

金星とパラス

このアスペクトは美しさを職業にしたい方にはとても重要です、アスペクトはなんでも構いません。ルーラーのハウスも見て構いません。パラスは金星の美しさを純粋に戦術として使用する能力を与えます。全てのアスペクトでその能力は発揮され、金星系の職業ではキャリアアップが望めますし、単純には美しさを武器に自分の望みを叶えることができます。パラスの絡みの場合、より美人になるだとかそういったものではなく、金星の能力を上手く引き出せるという意味合いになります。ですからアスペクトの絡みがあるだけで十分です、直接的に美を補強する力はなく、戦略的に使用できるのです。ですからとても有効なアスペクトではあります、マイナーアスペクトも非常に需要ですので見てくださいませ。ハリウッド女優に非常に多いアスぺクトです。合は中性的な外見の方が多いですね。

また金星はただ金銭も表すので、金融関係の仕事も向いています、特にこれは男性に言えることでしょうか。

海王星とパラス

芸術全般に関して鋭い客観的な視点を持ちます。追随を許さない飛び抜けた芸術的才能、稀に見る多角的で包括された視点が人生にとって非常な武器となりえます。画家、写真、舞台演出、デザイナー、全ての芸術的分野でパラスは活躍可能です。鋭すぎる超感覚は時として本人の精神を傷つけるほどで、心は刺激に弱く繊細すぎて脆いでしょう。その為殻を自然と作り易く逆に普通の感覚の人からは鈍感な人とみられることも多いでしょう。本来気難しく側から見ればとっつきづらい方も多いので、まさに芸術家然とした方々です。海王星は金星の上位星ですから、美しい方も多いです、ただ金星のように美しさを武器とするというよりも、その美貌はただ崇められるだけのものかもしれません。美を武器として使う場合は金星よりも遥かに強い力を持つでしょう。センシュアルな人々です。兎にも角にも芸術方面でこのアスペクトに叶うものはほぼないでしょう。例えばピカソはパラスと海王星のクインカンクスがあります、ダヴィンチもアスペクトではありませんがハウスで関わっています。その他スピリチュアル系の職業も正に言わずもがな適職でしょう。

木星とパラス

非常に祝福されたアスペクトです。ただでさえ最大のベネフィックである木星を洗練させて活用できるのですから。特に言うこともありません。こちらのアスペクトの持ち主は、女神、妖精のような存在で、一緒にいると幸せになれるような、ただただ素晴らしい存在であることでしょう。合ですと尼のように潔癖でしょうが、それがまた純潔そのもので美しいでしょう。恵まれた幸福でポジティブな人です。光り輝く雰囲気を纏い金運もあるでしょう。

天王星とパラス

天王星はとてもユニークで変わった事が得意です。がそのままですとそれは多方面で迷惑をかけるだけ、かもしれません。パラスは天王星をうまく操り、知的に利用します、よってこのアスペクトの持ち主は面白い事を自然に把握して人を楽しませるでしょう。どうでも良いことに意味を持たせ人々を笑わせる特異な人々です。多少庶民的ではありますが面白い事が得意なので注目を浴び易いでしょう。お笑い芸人や、コメディアン、その他人を楽しませる職業にとても向いています。

冥王星とパラス

深層心理を暴く目と洞察力、対人関係での深い分野の理解力において支配的な能力を与えます。そしてこの人々の1番の武器は、そう言ったものを完全に把握した上で隠すことです。パラスは知的に平和的な解決方法を探ります、ですから、このアスペクトの持ち主は良くも悪くも社会的に自分自身を偽る天才でしょう。冥王星ですので、権力の行使、政治や金融を専門とするのにもとても向いています。フロイトやガンジーがこのアスペクトの合を持っています。ただやはりこちらはパラスとのアスペクトの中で1番扱いづらく難しいアスペクトだと感じます。パラスが冥王星に倒されてしまうことが、あるからかもしれませんね。。

❤️パラスは何個もの惑星にアスペクトする事は珍しくありません。基本的に合を1番強くみて、その他のアスペクトを幇助的に絡めて総括して下さい。

もしくは単純に全てアスペクトしている惑星が自らにとって扱いやすくなっている、と理解してもよろしいかと思われます。

シナストリーのアスペクト リリスと水星

君の声が耳に残って離れない

リリスと惑星のシナストリーの絡みでは、月が群を抜いて影響力があり、次火星となります。が、少々引力が落ちますが、しっかり引き付け合う惑星として太陽、金星、水星も見ます。合と衝のみです。水星との絡みはコミュニケーションが基本です、例えば金星と絡みますと、金星の雰囲気、所作、美しさに水星側が惹かれる形となります。リリスはと言いますと水星側からすると、リリスの話し方、動き方、接し方全てに魅力を感じるでしょう。リリスは、水星といると自分の隠していたコミュニケーション能力が自由に発散できるのを感じます。自分の例えば自信のないような行動をすべて受け入れて、褒めてくれる人間というのは案外と少ないものです。この関係はお互いに非常に魅力的に映ります。

水星側からすればこんなにも愛らしいと感じる存在はいないでしょう、リリス側も自分を表現する場を与えくれるのはこの人だけ、と感じることでしょう。わがままなリリスも水星の前では少々大人しいでしょう。なぜなら、わがままな態度も水星側にとっては非常に魅力的で、肯定するからです。わがままなリリスが本来の心のままにわがままでいられる唯一の場所かもしれません。

絆が月や火星に劣る点としては、リリスはいくら自由に振る舞うと言ってもこの二つの惑星以外では容赦のないぶりっこが得意で、もちろん惑星側も気づきません。月や火星にはそういったことをしません。大きな違いはそこでしょうか。。

といっても、声や雰囲気、所作や人との距離の取り方に魅力を感じるというのは大きな磁力となるでしょう。そしてリリスもそこにまつわるイライラが解消されて気持ちが良く過ごせることでしょう。惹かれ合う、2人です。多少の依存関係にはなりますが、月や火星程ではないです。リリスとの相性の中では割と良い関係と呼べるでしょう。

🌟同性ですと、リリス側の所作に隠れた色気を感じます。知らずに憧れや気になってしまう存在でしょう。