「要注意」タグアーカイブ

小惑星ネメシス 見えない敵は自分? 閲覧注意

小惑星ネメシスとは

鏡のジグソーパズル残りのピースは後ひとつ

小惑星ネメシスの由来はギリシャ神話の義憤の女神です。

諸説ありますが闇の神ニュクスが1人で産んだ多くの子供達の1人で、闇の女神の名に相応しくとても力強い神々が生まれています。例えば不和の女神エリス、催眠の神ヒプノス、運命の女神モイラなど。

母親であるニュクスは世界が出来上がる前に生まれたとても古い神の1人で、その時世界にはカオス(混沌)のみしか存在せず、また、光はありませんでした。光を生み出したのはニュクスです。ニュクス以外には同時にガイア(大地)、エレボス(夜)、エロス(愛)、がおり、エロスの力でエレボスとの間に初めて子供が生まれました。昼の光の女神と、空の神です。

闇が先で光が後というのも興味深いですが、そんなわけでニュクスの娘であるネメシスはとても強い立場にあります。ゼウスですらニュクスには気を使ったので調停の女神とも呼ばれます。

しかしネメシスはとても美しい女神でゼウスが放っておくわけはなく当然目をつけます。最終的に鵞鳥になって逃げますが、白鳥になったゼウスとの子供が2人卵から産まれます。

占星術的な意味は、見えない敵、報復、嫌がらせ、虐めです。これは、ネメシスは思い上がった人間に制裁を下す神であるからですが、思い上がった?と疑問に感じる方もいるでしょう。そもそも神々の贈り物パンドラの瓶に関しても、入っていたのは沢山の苦しみで、たった一つの希望が残ったというのも、不思議です。ゼウスはプロメテウスが人間に火を与えた事を酷く怒りますし、ギリシャ神話では人間が神々から酷い目に遭う事も多いです。

神話では根源的に人間は道徳を守らず、贅沢で思い上がりやすい生き物とされているようです。

そんなわけで、ネメシスは人間に対して義憤と制裁を司る女神であり、機嫌が悪くならない為に常に多くを持つものは供物を捧げる必要がありました。

ネメシスとNessusの違い

さて、虐めというと代表的なNessus(加虐)がいますが、こちらはとても対照的な星です。

能動的で見える敵、虐待をしたいというコントロール不能な欲望、わかりやすい虐めや我儘をするのがNessus。

受動的で見えない敵、報復としての制裁、虐めを行うのがネメシスです。その報復は自分自身の弱点を守る為のものであるからです。自分が正しいのに注意された、だから上からやり返すという被害妄想と逆ギレのようなよくない星です。治さなくてはいけない部分ですが難しいです。

ただ、Dejaniraが目立つ個人にこの星達が絡むといじめが起き易いというのは共通です。

またズレますがNessusは冥王星のケンタウロスなので、8番目の部屋、冥王星、蠍座も同時に見ると良いです。

明らかに虐めが起きていてNessusはチャートで目立たず、ネメシスが目立つというのもよくある事です。(特に同年代だと配置が近いので、その場合はネメシスを見るといいです。)

ネイタル、シナストリーにおける小惑星ネメシス

ネメシスが受動的というのはそもそも、占星術的な解釈ではネメシスは自分自身の弱点を示すからです。ネイタルで個人惑星や軸と絡む場合、そこは自分自身の弱点となります。絡まなくとも入っているハウスの事柄も自身の弱点ですのでチェックすると興味深いでしょう。

シナストリーではこれが複雑になります。絡む個人惑星や軸はネメシス側の弱点を無意識に指摘する存在となり、ネメシスは強く、他者の上に立つ女神なので、その惑星や軸側を制裁という形で激しい攻撃をします。これがネメシスイコール見えない敵の裏側です。自分が攻撃されていると感じ、相手を攻撃する。更に相手にとってはわかりづらい方法である事が多く嫌がらせのようなものが多いです。Dejanira(被害者)が絡むとはっきりとしたわかりやすい虐めになる事が多いです。

ネメシスの示唆する弱点は正にアキレス腱のようなものですが、アキレス腱の由来であるアキレスという神話の登場人物の名を冠する小惑星が示す深い悲しみやトラウマとは少し違う、人生を通して上に立ちにくい部分であり、克服しようとは思っていません。神聖な天罰を与えようと考える過剰な誇りと思い上がりであり、見えない敵そのものそれがネメシスなのです。

ネイタルチャートの解釈

小惑星ネメシスとDCの合

要注意

最もよくない配置です。

個人惑星との合だと解釈は割と楽で、火星と合なら男性や行動力、怒りなどが弱点です。そこを直さなくてはいけませんが本人は自分は悪いと感じないので気づきづらいです。とてもシンプルです。

しかしDCの場合はそもそもACの反対で自分の苦手な影の自分であり、過去であり、カルマでもあります。基本的に他者を通して表現する部分です。例えばここにアポロ(崇拝)が合だと、他者は何かにつけて挑んで来るのですが(他者がアポロなので)、勝手に怯んで逃げていくでしょう。そして敬うでしょう。崇拝者が沢山寄ってくるでしょう。自分が、ではなく、他者が代弁する軸であるからです。ネメシスの場合は単純に他者(特に異性、パートナーの軸なので)の扱いが苦手です。笑顔で敵がワラワラ寄ってきます。特にサインが重要になり、そのサインの強い方々には気をつけましょう。制裁したりされたりと人生でパートナーとは問題がとても多いでしょう。

シナストリーチャートの解釈

ネメシスと太陽の合

要注意

ネメシス側は性格などにおいて、惑星側を気に入らない、嫌いだと感じます。惑星側は無意識にですが何かネメシスを怒らせる事、弱点をつく事、そこは良くないと指摘してしまうのでしょう。ネメシスは自分が上ですから惑星側にチクチク攻撃を開始するので気をつけましょう。無意識なのでなぜ嫌われるのかはわからないでしょう。特にネメシスが1室在住(性格対性格)であるとより強力です。太陽側がネイタルでネメシスと個人惑星との合などがあれば関係性はより悪くなります。

続きます

小惑星Dejanira 被害者の星 ハウス別編 閲覧要注意

小惑星Dejaniraとは

ダイヤモンドを拾い集めて

Dejaniraは完全なる被害者です。それ以上でもそれ以下でもありません。由来となる神話では、彼女はヘラクレスの妻でしたがNessus(加害者の星)に騙され虐げられた挙げ句、心から愛する夫のヘラクレスをNessusの策略によって殺めてしまいます。彼女にはなんの落ち度もありませんでした。災難は降って湧き、彼女は支配されて、何もかも奪われてしまったのです。彼女は、か弱く脆く優しく、運が悪かったというだけで、全ては狂ってしまいました。

こちらの星は他の星同様全ての人のチャートに平等に存在します。悪い星、弱い星は色々とありますがこちらは特に分かりやすく被害を受けるのみ、酷く悲しい星です。星の元では何も変えられないかもしれませんが、弱点を知り守ることで助けられる希望が沢山見つかるかも知れません。

そして完全無欠に見える誰にでも、耐えられない敵がいるという事です。

今回は在住ハウス別解釈をしていきます。ここで重要なのは、Dejaniraの表す事柄はハウス内で変化しませんが、もし同時に個人惑星や軸に触れれば、威力は非常に強くなり、チャート上で目立つ事となります。その場合個人惑星や軸とのアスペクトの解釈も併せてより強い注意が必要となります。逆に言えば、ただ在住しているだけならば、そこまでの大事には至らない事を示唆します。他例外的に1室在住はそれだけでも注意が必要です。生まれたての自分が最初に見る世界の部屋であるからです。

最も危険なのはチャート上でDejaniraとNessusと火星がアスペクトを取る場合です。

《緩和について》

良く効く緩和は木星(運が良くなる)かPOF(富と幸運)が同室に在住する事、Dejaniraが冥王星(強くなる)と合かソフト(援助)、または同室である事です。木星がDejaniraの関連するハウスに在住するのも良いです。

木星は特に12室に入るのがオールマイティに良い緩和となります。敵の部屋ですから敵を減らす、失くすことが可能だからです。
御守りのような良い木星の配置です。

また、同室内でDejanira自体は目立つことはなく、他の良い星が軸に乗る、惑星と合を取るなどすると、複雑な解釈にはなりますが、強く緩和されます。

火星とDejaniraのアスペクトは男性が持つと男性に虐げられる、つまり勝てない、男性社会で生きて行くには弱いだけでなく非常にフラストレーションが溜まるアスペクトです。

女性が持つともっと被虐的な意味合いが酷くなりますが、火星(男性の星)は強く反撃が可能です。よって火星とのアスペクトは女性にとって緩和ともなり得ます。

※以下全て閲覧要注意となります。

1ハウスのDejanira

要注意の配置です。特にアセンダント(人生の目的や体現)と合ですと理不尽な被虐、暴力沙汰に巻き込まれやすいチャートですので、自身の身を守る術を人生において真っ先に、確実に身に付けなければなりません。また1室Dejaniraはとてもか弱く優しいので流され易く、他者に簡単に支配権を渡してしまいます。単純には自我の主張と形成、自立に邪魔が入り易く人生で乗り越えるべきものが大きいでしょう。緩和には冥王星との合、ソフトがとても良いでしょう。

2ハウスのDejanira

詐欺や窃盗、大きくなると強盗、各種投資詐欺に遭いやすい配置です。基本的に他者から金銭、所有物を狙われて奪われやすいので常に防犯面で注意する必要が有ります。また、容姿について弄られ易く外見にコンプレックスを感じやすいでしょう。

3ハウスのDejanira

悪口を言われ易い配置です。噂話の格好のネタとなりやすいでしょう。また特に幼少期、学校の友人や兄弟から被害を受けやすいでしょう。基本的には身体的にというより、他者との会話、コミュニケーション、考え方の違いなどで相手に負けやすく、自信が持てず精神的に追いやられ被害を受ける事が人生で多いでしょう。水星の格式が良いと強い緩和になります。

4ハウスのDejanira

典型的な家庭内で被害を受けやすい配置です。ICと合なら特に幼少期、両親から虐げられやすいでしょう。また家、家族そのものが被害にあうとも考えられるので、泥棒や、侵入者、家庭の崩壊に繋がる事件などにご注意ください。1室に木星、また水星の格式がよく、9室が目立つと強い緩和となるでしょう。

5ハウスのDejanira

5室は趣味や子ども、ギャンブル、また目立つ部屋です。この配置のDejaniraは何かを成し遂げても評価されづらいです。ユーモアのセンスが悪趣味と捉えられやすく、他者が離れて孤立して行きやすいでしょう。また子供の部屋でもあるので自分の子供などへの多角的な被害なども示唆します。ギャンブルや投資はお勧めできません。

6ハウスのDejanira

仕事場での上下関係、特に目下から被害を受けやすい配置です。基本的には他者を助ける部屋ですので、他者を良かれと思って助けても、恩を仇で返されたり、正直者が馬鹿を見るといったことが多いでしょう。また身体に良くない偏食傾向が強い方が多いでしょう。ペットを飼うのもあまりお勧めできません。ペットに依存しやすくペットに支配されやすい配置です。10室に木星やMCに冥王星が合などですと、強い緩和となります。

7ハウスのDejanira

結婚相手や結婚生活、親密な交際相手から様々な被害を受けやすい典型的な配置です。社交術、ビジネスの部屋でもあるので対人面で害を受けることも多いでしょう。裁判にも負けやすいので、避けるのが賢明です。
DCや個人惑星と合の場合、1、2、10室に木星など入っているのなら、結婚をしないというのも1つの選択です。

8ハウスのDejanira

要注意幼少期から、大人に至るまで様々な異性的、暴力的な被害を受けやすい典型的な配置です。

9ハウスのDejanira

哲学的な多種多様な個人の信念、自由を主張する事において差別的な被害を受けやすい配置です。違う文化、外国の人々などとの関係、海外旅行にはご留意下さい。高等教育の部屋でもあるので、大事な学びの場を奪われるなどの被害にも注意が必要です。

10ハウスのDejanira

社会に出る事に壁があります。資格試験に受かり辛いなど、社会的地位を伴う仕事の場において苦境に立たされやすいです。社会に出ない、仕事をしない方も多いでしょう。ただ6室に木星が入ると仕事の環境や人間関係にはとても恵まれます。そして2室や8室に木星が入ると金銭取得に関する問題はないでしょう。

11ハウスのDejanira

友人や集団に恵まれず被害を受けたり、仲間はずれにされやすいでしょう。マスメディア、SNSの部屋でもあるので、そういった場で中傷などをされやすいでしょう。あまり深入りしないようにすべきです。

12ハウスのDejanira

12ハウス中最も要注意の配置です。12室は深層心理、秘密の部屋ですから、Dejaniraは被害者である事を表には決して出しません。被害者である事を否定する部屋です。その否定が強く出ると不安に駆られ逆にスケープゴートを作り出そうとします。何故なら単純に自分が虐める側になれば自分が虐められる心配がなくなるからです。被害者が窮鼠猫を噛むように加害者に転換しやすい怖い配置です。またそれは自身の知らない無意識下で行われるので誰かが気づき注意しなくては本人は何もわかりません。ご留意下さい。

嫌われ易いネイタル 閲覧要注意

悪目立ちしやすいネイタルとは

敵のお面をつけて落ちている小枝を見つめる

好かれる星があるのなら残念ながら嫌われる星廻りがあって然りです。

また、少なからず人は集団で浮く、そんな人間をめざとく見つけ突き回してしまう悪趣味な面があるものです。

他者に煙たがれる、または嫌われ易い、また、目をつけられていじめられ易いまたは逆に虐めるアスペクトをまとめて行きます。

惑星、小惑星色々と絡めて見て行きましょう。

弱い星は当然ターゲットとなり易いですが、それらを守るはずの強い星も狙われるのが興味深い所です。特に惑星では迫力があり、大きな権力を持つ冥王星が要注意となります。例えば戦略的な要素の強いゲームなどではチームの中で最も強いエースが集中攻撃で相手チームから最初に落とされる事は多いと感じます。つまり目立てば目立つほどそれだけ対人面で脅威に映り嫌われ易くもあるのでしょう。

ただ冥王星が絡みますと、異性的磁力、カリスマ性、大きな援助運が合とソフトでは付きますので、自身も傷つけてきて守りもしないハードは特に要注意となります。ただリカバリー能力は全て優れています。合はしかし最も強く迫力が出ます。目立つのは1番でしょう。

何が普通なのかは、わかりませんが、それを決める他者がいて、振り回されるのは堪りません、しかし誰が何に振り回されているのかが最もわからないのが1番の問題なのかもしれません。

星廻りはそのヒントになるかもしれません。

対処法は様々です。明らかな被害者デジャニーラ(被害者)はまた別にハウス別ポストを致します。

ハウスで見る場合

基本的には11ハウス、3ハウス、9ハウス、10ハウスをよく見ます。11ハウスは集団、友人のハウスで、3ハウスは幼少期の学校生活、または幼馴染、9ハウスは学校、特に高等教育の場、10ハウスは社会とざっくり対人関係に絞りよみます。以下全て上記のハウスに入った場合の解釈となります。

冥王星入室

様々な集団生活で浮き易いので、馴染みづらくターゲットとなり易いでしょう。7室入室、DC合も含みます。

キロン入室

様々な集団生活でターゲットにされ易く、トラウマになるような事が起こりやすいでしょう。

ブラックムーンリリス、小惑星Lameia(248)、小惑星priapus (h22)入室

上記全てリリス関連(Lameiaはリリスと同意の小惑星、Priapusは男性版のリリス、アフロディーテとデュオニソスの息子)ですので攻撃性がでますので、反抗的で集団には馴染みづらいでしょう。こちらは1、7室入室も含みます。

火星入室

どうしてもそのハウスで、攻撃性が強く、戦いや問題が起こりやすく、単純に考えれば、集団に馴染みづらく虐められやすいでしょう。ただ火星は強い能動的な凶星ですので、問題行動を起こすのは火星自身である事が多いです。こちらは7室入室も含みます。

続きます。

アスペクトで見る場合

※こちらでの目立つというのはアセンダント、MC、個人惑星に合という意味です。

冥王星が目立つチャート

単純にどうしても目立ってしまうため、嫌われ易くターゲットにされ易いです。しかしそれだけ強い魅力やカリスマ性があるという事です。

月が目立つチャート

こちらは繊細で脆すぎて弱くターゲットになり易いです。そのままですね。

冥王星と太陽のハードと合

冥王星が絡みますので支配的な強さが出ます。相手に簡単には従いません。相手が誰であっても態度は同じですから、生意気に見られ易いでしょう。基本的に傲慢だと感じられやすいです。特にハードは自身の人生も冥王星によってすでに虐められているようなものですので、周囲からは弱くも見え、扱い辛く感じ易いでしょう。

水星と冥王星のハードと合

コミュニケーションの星が強い星に痛めつけられますので、支配下に置かれやすい、つまりいじめられやすいです。ただ特に合は援護の意味も大きいので逆にいじめっ子にもなりやすいです。頭が非常に良いですのでどちらの可能性も大きいアスペクトです。

ブラックムーンリリス、小惑星Lameia、小惑星Priapusが目立つチャート

好き嫌いがはっきり分かれます。異性的魅力が非常に強い方が多いです。そしてそこが好悪が分かれる点となります。

準惑星エリス (136199) が目立つチャート

不和の女神エリスは他者との関係を不協和音によって成り立たせようとする性質があります。口論も大好きです。よって他者をイライラさせ易いでしょう。

 小惑星toro (1685)が目立つチャート

虐める、虐められる星です。いじめっ子はいじめられっ子と紙一重ですので正にそのようなものです。

小惑星nemesis (128) が目立つチャート

こちらはニコニコしながらこっそり相手に嫌な事実を湾曲して伝える星です。いじめっ子、いじめられっこどちらにもなり得ます。とても嫌われやすい星で、目立つタイプですが、巧妙に周囲に嫌われないよう立ち回る事も可能で自分を守るのもうまい非常に強かな星です。

チャートルーラーと冥王星のハード

チャートルーラーは人生とその人そのものを表しますので、そこが冥王星から傷をつけられた状態になりますと、人生は苦しいものとなりやすく全体的に扱いづらい人格を作り出します。

蠍座のステリウム

蠍座のルーラーは冥王星、火星ですので、冥王星が目立つチャートと同意となります。

小惑星リリス(1181)が目立つチャート

女性の主義主張を通すので、男性から嫌われやすいです。よって男女間でのいじめに注意が必要です。非常にパワフルで前向きな強い女性の星です。

金星と冥王星のハード

美しい優しい愛情の星が強い星に痛めつけられますので、また支配下に置かれますので愛情面で他者からの傷を負いやすいです。異性的魅力も非常に強いのですが、陰性のものとなります。

月と冥王星のハード、合

合はどう転ぶかわかりませんが、ハードは脆い月が強い星に痛めつけられますので要注意と言えます。弱った月を他者は見逃しません。乗り越える力がありますのでカリスマ性は強いです。

小惑星Prey(6157)が目立つチャート

こちらは獲物を追いかける星ですので、どちらかというと他者にちょっかいや、いじめをし易いです。逆にターゲットになる事もあります。

小惑星Lambが目立つチャート

か弱く可愛いのでターゲットにされ易く、いじめられ易いです。しかし他者に守られやすくもあります。

続きます。

Ara/Arai バッドカルマ サイン別 閲覧要注意

小惑星Ara(849)とは

君はしくじった。

前世があるかどうか、それは誰にも分かりません。ただカルマの存在や、輪廻の不思議は見逃せません。チャート上でドラゴンヘッド軸は非常に重要なのは言うまでもありませんが、このカルマ軸を除いてもホロスコープからカルマは消えません。土星がいるからです。土星は、様々な意味を持ちますが根本的にはカルマの星です。
さて、こちらの星はとても怖い星の1つです。バッドカルマの星だからです。もし前世があるとして、悪い事をしてしまい何か今生に影響を与えているとしたら?
そのヒントが欲しければこちらを見ると良いでしょう。
主にネイタルでサインとハウスを見ます。
助けとなるのは逆のサインです。単純にはAraのサインが示す悪い面(ですから格式は重要なのですが)を過去生で行い、悪いカルマで今引き継いでいます。
カルマというのは深い深いご縁でもあります、そう、良い事をすれば巡りめぐって良い事が返ってくる、はてさて、その反対は???

あくまで可能性の星ですが、現実で出会う苦しみの中で何かのヒントになるかもしれません。
又カルマ等関係なくサインには良い面と悪い面がある事を知るには便利な星です。悪い面のみの解釈ですので。

Araの由来はギリシャ神話の呪いを司る女性の精霊(Arae)で、地底から自然界の法律を守らない人々に鉄槌を与えるために呼び出されたとされています。復讐の女神Erinyesと同一視され易いです。

★ネイタルでのアスペクトは要注意がほとんどでノーアスペクトか援助の星以外は気をつけなければなりません。火星と合は要注意です。悪いカルマが行動の動機づけになってしまいます。土星との合もカルマが重くなるのでよくありません。キロンの合ハード、木星合は助けになります。また冥王星も扱いは難しいですが、オポジションが特に良く窮地に陥ると上位者から助けが入るでしょう。

★シナストリーでは個人惑星とオポジションの星が助けになり、ソフトや合は良くありません。スクエアも良いのですが否定されていると思い易く助けにはなり難いです。憧れの意味も入るオポジション(オーブ2まで)が最適です。またアセンダントもよく、例えばAraが牡羊座でしたら、AC天秤座の方の行動は目が覚める事が多く救いになります。

誰もが1つ12星座に大嫌いだと感じる星があるそうですが、個人的にはこのAraの在住サインがそうである事が多いように感じます。

※ネガティブな星ですので良い解釈はありません。

牡羊座のAra

バッドカルマ:他者との不調和、強情

過去、好戦的で無意味な争いや諍いを繰り返し起こしたのかもしれません。その為今生では他者と仲良くする事に常に問題を抱え、喧嘩になれば仲直りする方法もわからず突き放し、1人になりやすいでしょう。そして誰もいなくなっても気にしないでしょう。それが自分の引き起こした事であり、良く無いと気づかない限り、周囲からキレやすいやら、性格が良くないだのと批判され、馬鹿にされるのは日常茶飯事。本人は至って自分の行いは普通であり無理に受け入れられなくてもいいと思い易いです。どこでそれが大きな問題になるのかはハウスを見ます。
天秤座に憧れます。天秤座の優柔不断さ(なぜ怒らないのか、すぐ縁を切らないのか等)に反発しながら、彼らの対人面での優しさ、素晴らしい調和能力にいつも憧れるでしょう。シナストリーで自分のAraが特に天秤座ライツにオポジションをとる人々と関われば、とても良い影響を受ける事が出来ます。ご縁も深いです。

続きます

Araのシナストリーアスペクト

基本的にはこちらはネイタルサインでカルマの方向性、ハウスで具体的な事象を見ますが、アスペクトも重要ではあります。ただネイタルではもう上記Araの説明でしたようにアスペクトは取らないのが1番です。
そもそも自分で治すのが難しい星です。他者にSOSと助けを出すだけの星です。
ネイタルで傷ついていると、自業自得と助けがきません。
シナストリーでは助けてくれるアスペクトがありますので以下に解釈します。全てオポジション(2度まで)のみです。
合やソフトはざっくり言えば悪い事をする仲間です。救いにはなりません。
またアスペクトが絡むと非常にカルミックなご縁の深いお相手です。

太陽とAraのオポジション

Ara側は太陽側に興味を持ちます。尊敬でもなく、好きでもなく、物凄く面白い存在だと感じるでしょう。太陽側はAra側のネガティブな側面に寛容です。自分に全く関係のないものだからです。怒りもしませんし、指示もしませんがまるで光の当たる道がわかりそこに指をさすように、一緒にいるとAra側のバッドカルマは太陽側によって徐々にポジティブな方向へと導かれます。ただ、バッドカルマを見せやすい相手である事には間違いがなく、太陽側に見限られると関係は終わります。

ヘッドとAraの合

要注意

こちらはオポジションではないですが、目立つので解釈します。テイルに乗る方が救いがあります。2人は非常にカルミックなご縁が強いです。しかし、2人がシェアするテーマはどちらかのバッドカルマでありまた、2人の未来はバッドカルマに繋がっているとも読めます。ヘッド側はAraの被害者になり易いですがタフです。何故ならヘッドの方が強いからです。そのサインの良い面を沢山貰っているからです。Araの性質にも寄りますが、関係性は大体Araが壊します。テイルに冥王星などが乗ると救いになります。その繰り返す精神面の変化の中でAraが生まれ変わることができたなら、2人は末永く仲良くいられる事でしょう。カルマ軸とのバッドカルマの合ですので強く脆い絆です。

AraとAraのオポジション

こちらはどちらかがどちらかの、指導者だと思い易いです。正義感の強い方か主導権がある方か、ただの思い込みかはわかりませんが。と言って止められるわけではなく、お互いに悪い面を助長します。全く君はダメだなあ、と言って道具を出すドラえも●のようにやらせるだけ自由にやらせて助けてくれます。またハウス面での事柄にも親切です。基本的にバッドカルマのせいでそのハウスで嫌な目に遭い苦しむわけですが、怒って助けてくれるでしょう。1番の救世主かも知れませんが、甘やかされたバッドカルマは怖いものがあります。この方といてもお互いバッドカルマに気づかないので、と言いますか甘やかされているだけなので、お互いにお互いがダメだなあと言う箇所を真剣に聞けば良いだけです。ただそれが最も難しい相性でもあります。

テイルとAraの合

要注意

非常にご縁の深いお相手となります。どこかでAra側に過ちを犯させたのはテイル側ですので、ここは素直にテイル側はテイルのサインハウスの良い面をAraに見せるしかありません。間違った使い方しかできないAra側にやり方を最初から教えてあげるような形です。手取り足取り教えてあげましょう。今生でテイル側はそのサインとハウスに恵まれていませんので大変でしょう、しかしその事柄にはテイル側は詳しいはずですから、今度こそ一緒に間違えないようにと、願いを込めて。

続きます

虜になるアスペクト 中毒 閲覧要注意

虜?中毒?カリスマ?

君の為ならなんでもするよ

カリスマ性の高い人というのは本来良い意味であり一握りかと感じます。
しかし良くないと分かっていてもどうしても逃げられないような、そもそも良くないことすら判らなくしてしまうような、酷く中毒性の高い人々が存在するのは確かです。そしてカリスマ性が強いアスペクトが同時に中毒性が高いことも多いです。
今回はそのような危ういアスペクトを集めていきます。他ポストで既出のものも含まれますがこちらの解釈では全て要注意です。
ふわふわとした物腰で、天使のような話し方で、彼らは数多の心を翻弄することでしょう。
しかし彼らは小悪魔なのかはたまた?
逃げ道を確保していると思ったら迷いの森の中だったなんて事にならないように。出口は一生見つからないかもしれません。

ヘッド、アセン、太陽、水星と小惑星アスモデウスの合

嫌なのに忘れられない、なぜか思い出す、気づくとなぜか心の中にずっといる、といえば他者に強烈な印象を残す、こちらのアスペクト。深く関わるのは要注意です。シナストリーで目立つ絡みも、嫌いなのに、忘れたいのに忘れられない。と長く苦しむことになりやすいです。相互ですと尚更大変でしょう。7つの大罪で有名な色欲の悪魔の星ですので、相手を虜にするのはお手の物。相手の脆い心の傷にするりと入り込み完全に虜にします。実は頭もよく、有益な知識も豊富です。気まぐれなので、この方に何か教えてもらいたい場合は、礼儀正しく敬うと良いでしょう、気を良くして色々教えてくれます。魅力的といいますか、とにかく非常に中毒性が高い人物です。側からいなくなると身に染みてわかるでしょう。

例外としてリリスとは相性がとても良いです。

アセンダントとIxion(28978)の合

Ixionは単純に言えば無秩序です。ですので悪い星です。ただし本人はとても自由と言えば自由です、ルールを守りませんので、ちょっと悪い人、不良に憧れてしまう人には非常に魅力的に映るでしょう。また、ホロスコープ全体で見て良い面も強ければ、自分で選び自分の信念から自身のルールに則って生きていくタイプとなるので、そこが憧れの対象になって虜になる人も多いでしょう。しかし悪い星の一つですので深く関わるには細心の注意が必要です。

アセンダント、MC、太陽と小惑星Nessusの合

こちらはここでは男性のアスペクトとして解釈します。Nessusは再三申し上げていますが、要注意の星です。しかし、非常に男性的な異性的魅力は強いです。また支配的ですから単純に無理矢理惹きつけられます。深く関わるには、用心してとしか言いようはありません。

アセンダント、太陽と小惑星エロスと土星の合

土星は基本的に抑制の力が強いのですが、エロスには効きづらく止めるに止められないので、エロスは反発というか順応しますからこの2つの合は非常に禁忌的な強い官能のアスペクトです。それがアセンダントに合というのは、まあ考えればわかるように、とても淫靡な官能を携る人物像が浮かび上がります。中毒性が高いでしょう。

アセンダント、太陽と小惑星ルシファーの合

ルシファーは非常に賢く美しい、最も神に近い天使でしたが、その才能や美しさ故に大きな勘違いをして、神になろうとし、堕天使となりました。特にアセンダントと絡むと外見はとても美しいでしょう。小惑星の単純な意味は精神的なプライドの高さと、知ったかぶりです。美しく、高潔であるかのように見え、惹かれる人々は多いでしょうが、中身は責任転嫁と自分は他者よりも誰よりも上だという気持ちに満ちています。何故ならルシファーは天使である自分の周りが悪魔だらけでおかしいと未だ疑問を抱き続けているからです。精神性が高い理想を抱くので引力は強いのですが、深く関わるとその内部の深い闇に驚かされることでしょう。更に非常にプライドが高いので、保てない場合激怒します。魅力的ですが要注意の星です。

火星と金星の合

こちらは危険なのは合のみです。カリスマ性、性的魅力、異性を虜にする力全て揃っているのでなんとも抗い難いアスペクトですね。火星はすでに金星に抑えられている状態ですので悪さをすると言うことはほぼないでしょうが、土星がよく効いていないと恋多き人であり、異性関係が乱れ易いでしょう。よってこの方に恋をすれば当然振り回されるでしょう。

アセンダント、MCとリリスの合

異性的魅力が強いというとやはり外せません。こちらは特に女性のアスペクトで強いです。さらに良い感受点ではありません。特にアセンダントと関わると影響はわかりやすいでしょう。MCと合の場合社会で周囲からどうしてもそのように見られるので嫌だと感じる方もいれば楽しむ方もいるでしょう。異性がワラワラ寄ってくる典型的なアスペクトです。主導権は全てリリスにあります。

アセンダント、太陽と小惑星ローレライの合

悲しみに満ちていて、助けたいと思わせる、一目惚れをさせる危険なアスペクトです。実際本当に可哀想なのかどうかは、深く関わらないとわかりません。その後簡単に彼らから抜け出せるのでしょうか。

金星と冥王星のハードアスペクト

カリスマ性も異性的魅力も非常に強く魅力的ですが、どこかに大きな闇を抱えています。彼らと関わると恋愛は非常に激しいものとなりますが、彼らの抱える問題の巻き添えにならないように気をつけましょう。

アセンダント、太陽と小惑星キルケの合

キルケは神話によると絶世の美女であり、同時に非常に強い魔力を持った魔女です。基本的に誰も勝てません。好みの男性を連れてきては弄び、捨て(魔法で動物に変えてしまう)、を繰り返していました。また、女性相手には男性より容赦のない魔女です。こちらは女性のアスペクトとして解釈します。小惑星の単純な意味は男性を誑かす美女です。正に男性の敵のようなアスペクトですので、特にアセンダントと絡むと美貌も出るでしょうから、彼女の誘いは非常に魅力的でしょうが、注意すると良いでしょう。

続きます

NessusとDejanira 加害者と被害者 閲覧要注意

小惑星NessusとDejaniraとは

以下全てネガティブな為閲覧要注意です

小惑星の中では非常に有名な加害者、被害者と対になる小惑星です。Nessusは男性で加害者、Dejaniraは女性で被害者として扱われます。この二つは非常に深刻な加虐、被虐の関係性を示唆します。
この2つはとてもネガティブでダークな小惑星ですので、有名ではありますがホロスコープ上で最も嫌われる小惑星でもあります。(当サイトでNessusは一部前向きに扱ってもおりますが本来はそうです。)

元々のギリシャ神話では諸説ありますが、Dejaniraは目的地に向かう途中、河を渡りたく、しかしその方法を知らず困っている所、Nessusがその橋渡し役を買って出ます。純真なDejaniraは信じて船に乗り込みます。しかしNessusは自分の欲望のままにDejaniraを裏切ります。船を降りて、Dejaniraが夫の元に戻ってもそのNessusの強い支配欲と嫉妬心は続きます。NessusはDejaniraの夫にすぐに始末されますが、その後、精神的にも参って弱りきったDejaniraは判断能力を完全に失い、Nessusの策略にはまり夫を意図せず自らの手で死に追いやってしまいます。

シナストリーにおけるNessusとDejanira

シナストリーにおいてパーソナルプラネットやアセンダントまたヘッドと合衝スクエアになるとNessus側が惑星に加虐を、Dejanira側は惑星側から被害を受けるとなります。この2つがシナストリーで特に目立つ絡みの場合関係性には要注意となります。特にこの二つの小惑星同士の絡みはシナストリーでもネイタルでも最も悪く、加害者と被害者の典型的な相性となります。更に火星と天王星のハードがあると惹きつけあい火に油を注ぐ、手に負えない関係を作り易いです。また太陽と冥王星と火星と絡むと暴力的な生死に関わる事件に注意が必要です。
両惑星は性別と役割がハッキリしているので、男女が逆ですと解釈も複雑になり、特に女性のNessusは絡む惑星側(特に能動的な星)から加虐されるとも読めます。また異性的には倒錯した理想の存在ともなり得ます。同性同士ですとDejaniraは惑星側に助けてももらえます特にハード。Nessusは同性でも解釈は一緒です。

Nessusと太陽、アセンダント、ヘッド

要注意

Nessus側から何らかの害を惑星や軸が被ります。ヘッド(2人のテーマ)が最も強く、次にアセン、太陽です。ご留意ください。

Dejaniraと太陽、火星、アセン、ヘッド

Dejaniraは絡む惑星や軸側に勝てません。特に太陽や火星は能動的ですから気をつけましょう。軸は単に影響が強いので、同じく気をつけましょう。

Nessusと月

要注意

Nessus側は脆い月の心や感情を手酷く傷つけるかもしれません。月側はこちらの相手と付き合う場合はとても広く強靭な心が必要です。

続きます

ネイタルにおけるNessusとDejanira

Nessusはネイタルで土星、木星、キロンと合やハードなどですとやや悪意が抑えられます。(木星は逆に強くなる場合もあります。)Dejaniraは月、やアセンダント、ノースノードと合が最も良くなく気をつけなければなりません。MCIC軸との合では家庭や社会においてとなります。一体その加害や被害がどう言ったものなのかは当事者にしかわかりませんが、大きなものから小さなものまで多岐に渡ります。

※冥王星とDejaniraの合やアスペクトはDejaniraの救世主です。非常に強い緩和となります。

Nessusと太陽又は、アセンダント、ヘッド

要注意

他者に対し加虐傾向を持ちます。我儘で、攻撃的、横暴な面も目立つでしょう。支配欲も強く巧妙に他者を操る術に長けています。自身で気付くところがあれば改善しましょう。ヘッド(人生での目的)、アセン(未来)、太陽(自分自身)の順に強いです。

Dejaniraと太陽

太陽は強い惑星の一つですから、人生で弱者となりやすい配置の一つですが、反撃が可能です。しかし注意が必要な配置です。

Nessusと月

他者に対しやや冷酷な感情を持ちやすいです。また弱者に厳しいでしょう。ご留意ください。母親と問題があるかもしれません。

Dejaniraと月、アセンダント、ヘッド

要注意

月は脆く更に受動的な惑星ですので、Dejaniraとの絡みでは要注意となります。ネイタルにおいては、感情が他者により侵害され易く、精神面のケアが最優先です。
アセンダントも影響が強く、脆く映りやすいので他者に自身の未来の方向を押し曲げられないよう気をつけましょう。ヘッドは目的地となりますので、威力は最も強いですが、乗り越えれば弱者の気持ちがわかる強い人間になることも可能です。

Dejaniraと金星

金星は愛情、恋愛です。そして受動的な惑星ですから、そういった加虐傾向の強い異性を引き寄せやすいです。又は恋愛において相手の支配下に置かれやすいでしょう。

Nessusと火星

要注意

単純には非常に暴力的なNessusとなりますので、様々な暴行事件等に気をつけてください。特に女性でオポジションですと逆に男性からの加害に注意とも読めます。

Dejaniraと火星

火星も冥王星同様強い能動的な惑星ですので、冥王星のような守りは期待できませんが、反撃が可能です。個人惑星と絡むということはその小惑星が目立つという事ですから、被害者になりやすい事は変わりませんが、転んでもただでは起きないでしょう。

Vt軸との合

例えば単純にVTとDejaniraの合は被害者が周囲に集まり易く自信も被害に遭いやすいです。AVTは自身が被害者の中心となって他者と関わりやすいです。シナストリーでも解釈は同様です。

続きます

シナストリーにおける 小惑星Atropos 青天の霹靂 閲覧要注意

小惑星Atropos(273)とは

以下ネガティブな内容を含む為閲覧要注意です。

こちらは怖い小惑星の一つです。と言っても、悪い星かどうかは本人が後々に感じるもので、正解はわかりません。
こちらが司るのは全ての終局です。Atroposは不可避という意味で、元々寿命や死期を司る宿命の女神の星です。
占星術的にはなんらかの出来事が起きて、終了し、そこから転機が始まる瞬間と解釈します。ただなぜ悪い星なのかというと、全体的に本人にとってショックで良くないことが起きて、ガラリと人生が変わる事が多いようであるからです。
単純には例えば、子供が巣立つ、自身が親になる、親が他界する、大人になる、仕事が変わる、辞める、などなどの一般的な転機を指します。ですのでトランジットで見るのが非常に参考にもなるのですが、シナストリーもとても興味深いのです。ヘッドやアセン、個人天体にこちらが関わると、ソウルメイトアスペクトとされる方もいます。何故なら接触は不可避だからです。
ただそのソウルメイトは因果関係の深いものであるものでしょう。良くも悪くもガラリと人生が変わります。それはある日突然に、決して逃れることは出来ず、貴方を襲うかもしれません。それはきっかけで、その後は自分で決めることではありますが非常に奥行きの深い星の絡みの1つです。

シナストリーにおけるAtropos

あの日、橋の近くのベンチに座っていたら

主にAtropos側がなんらかの衝撃を運んで来ます。ヘッドアセン太陽が最も強いです。彼らに会う事は、又は接触する事は完全に不可避であり、逃れられません。また、彼らは全く悪気なく人生を大きく変化させる力を持って関わるでしょう。そう、問題はAtropos側はわざとではなく、何の意図もない事が不可避の原因です。ただの知人である事も多く、避ける理由が全く無いために、避けようがないのです。しかし何かは必ず起こります。その瞬間惑星やノード側は大きな変化を余儀なくされます。悪い星かどうかはその時ご自分で判断されるしかありません。そしてAtropos側はそんなつもりはなかったと思うより仕方ないでしょう。

恋人や深い関係の場合、ソウルメイトであるとされます。何故なら不可避だからです。ただ人生は大きく変わり、その後続くかどうかもわかりません。

基本合のみを見ます。ネイタルではキロンと冥王星とアスペクトがあると強い緩和となります。

ヘッド、アセン、太陽とAtroposの合

衝撃的な出来事がAtropos側からもたらされます。全く気づかない出来事が降って沸いたように現れ、動揺し、人生全体が変化します。Atropos側とは関わらない方が良いかと感じますが、関わった時点でそれは始まっているので、詰まるところはその後関わろうが関わるまいがやって来るものは不可避です。心の準備をしましょう。

月とAtroposの合

Atropos側と関わると、性格が変わります。根本的に変わります。今まで主張していたもの、守ってきたもの、定めてきたものが変わります。それはある意味良い変化かもしれません。Atropos側といる限り元に戻る事はほぼ無いでしょう。遠い昔の自分にお別れをしましょう。

続きます

ネイタル/シナストリーにおける小惑星クリティア 嫉妬心 閲覧要注意

小惑星クリティア(73)とは

そして陽射しが入り私は暗闇から出られたのです。

こちらは怖い小惑星の一つです。悪い星ですので、以下ネガティブな考察が苦手な方は閲覧ご注意ください。

ギリシャ神話によると、諸説ありますが、クリティアは水のニンフで、太陽神アポロにとても深い恋に落ちました。アポロが好意を持って誘惑した女性を、嫉妬心から彼女の両親に悪く告口して恐ろしいやり方で殺させてしまいます。
その後は自分を見てくれるだろうと目論んでいたクリティアですが、アポロは完全に彼女を嫌いになり、その後は馬車の上から冷たい眼差しを彼女に向けるだけで全存在を無視するだけになりました。彼女は徐々に、何も喋らず木影からじっとアポロを見つめるだけとなり、そのうちに気も触れて、気づけばひまわりに姿を変えていたと言われています。ひまわりは常に太陽を見上げて咲く花です。
または、無視をし続けられ気力をなくし、衰弱し、岩の上からアポロを死ぬまで見つめ続けた、とも言われています。

ネイタルチャートにおけるクリティア

小惑星クリティアは嫉妬心そのものを表し、嫉妬からくる良くない行動、嘘、噂話、意地悪などを示します、こちらの星はその悪事は成功はしません。自分を苦しめるのみです。主にハウスを見ます。惑星や軸とのアスペクトはソフトもハードも良くなく、強弱のみで絡む惑星との事柄に嫉妬しやすいと読みます。木星(楽観視)、土星(抑制)、冥王星(学び、再生)との絡みは救いにもなります。

アセンダントまたは太陽とクリティア

要注意

非常に嫉妬深い性格です。人生全般において、嫉妬しやすく、またされ易いでしょう。生きていく上で嫉妬が一つのテーマとなります。嫉妬心は前向きに向かい合い克服すべき課題となります。とても深い愛情を持ちますが、利己的で粘着質な性質が強く出ます。また悲恋に出逢いやすいです。
解決策は、手に入らないものに対する自己の嫉妬心を素直に受け入れて、誤った行動に移さないことが最重要になります。

シナストリーにおけるクリティア

基本的にクリティア側が執着して惑星側に嫉妬します。合とオポが強くどちらも憧れの感情が強くもなります。クリティア側の性格によりますが、好きすぎて、嫉妬からの悪い事も起こしやすい関係性です。

友人、片思いの場合、憧れて、嫉妬して、素直になれず、さらに干渉しても相手にされない結果を導きます。酷い意地悪の理由ともなりえますが、後にも先にも勝てません。自滅を導くだけです。この小惑星の衝動に駆られてはいけません。パーソナルプラネットにタイトに合やオポがある場合は、ストーカー行為などにも注意すべきです。

両思いであれば関係性において憧れと憎しみが入り混じる執着心の強い引き寄せられる部分となりえます。結ばれたとしても永遠に手に入らない相手の羨ましい箇所となります。

クリティアと月

月側の感受性、心の奥深くつまり性格、魅力、また美しい肉体(特に曲線美のようなもの)、人気に嫉妬して、嫌味を言ったり、意地悪したり、褒めたりします。スクエアでは嫉妬心が勝って相手に否定的になりやすくでいて執着します。合、オポでは強すぎる憧れ、嫉妬心から、異常な執着が生まれます。

ハウス別考察 小惑星クリティア

単純にはハウスの象徴する物事に嫉妬心が湧きます。ライバルにはなり得ないもので、良くない感情のみ湧きやすい箇所を指します。ですので土星(抑制)や冥王星(学び、再生)からのアスペクトは良い歯止めになります。

12ハウスのクリティア

こちらは魂の昇華の部屋、秘密の部屋です。こちらのクリティアは現実において過去の良いカルマで守られている人または、カルマの解消を待つ非常に哀れな人々に強い嫉妬心を覚えます。と言ってそれは彼らの心の眼に委ねられます。魚座のお部屋でもありますからそこには自身の幻想、理想も含め、また直感の鋭さで全て見抜きそれらを持ちえている、そのような状況にある人々に強く嫉妬心を覚えます。全ての工程は深層心理で行われ現実では隠されます。よって、他者からすると彼らの強い嫉妬心、敵外心がどこから生まれるのかはさっぱり理解不能でしょう。

続きます

ネイタル/シナストリーにおける 小惑星アポフィス 閲覧要注意

小惑星アポフィスとは

こちらはとても危険な小惑星の1つです。
エジプトの混沌と破滅の神です。大蛇として描かれる事が多く、太陽も飲み込む程大きいのですが、太陽は太陽その存在は揺るぎなく、しかしその太陽と常に戦っています。
つまり光を遮る、飲み込む星です。
暗闇がもし明ける事がなかったら?
考えるだけで恐ろしいです。
といった事で、エジプト神話では全ての悪の神に例えたり、悪事の限りを働いたセトと同一視されたりもします。

さて、占星術的にこちらが表すのは混沌と破滅です。この崩壊は他者をどうのこうのというよりも絡む惑星などにより自滅を表し、シナストリーでは絡む惑星や感受点に混沌を与える星として知られております。
解釈は全て要注意となります。
閲覧要注意でお願い致します。

小惑星は良いものも有れば怖いものもあります。危険なものは想像以上の威力がございます。しかし、注意喚起として意識して使用すれば全て前向きに活かせるのではとも感じるのです。

ネイタルチャートにおけるアポフィス

絡む感受点の事柄を引き金に、混沌を引き起こし、手に負えない状態に陥り、最悪の場合は破滅へと導きます。
その事柄に関わらないか、引き際を知る事、また早めに諦め、他の自分に向いた事柄に目を向ける事が緩和となります。鋭い刃物のように心を突き破る取扱注意の事柄です。

オーブは合3、ハード2、ソフト0で見ると良いです。

太陽とアポフィス

主に自我の強さや自己判断が人生へ混乱を導きます。そしてその混乱が予想もしない展開を呼び起こし、手に負えない結果を招きます。
自身の行動、選択に細心の注意が必要な配置です。
海王星と絡むと益々混乱します。
流されないように、手綱や舵をしっかり握って下さい。

月とアポフィス

感情が簡単に混乱に陥り易いです。
精神面が破茶滅茶である事が多いです。
心を掻き乱す事柄は処理、解決しようとするのではなく、こちらの配置の方はなるべく関わらないようにするのが賢明です。

水星とアポフィス

考えがまとまらず、ぐるぐるとただ思考回路が回り易いです。物事を明晰に論理的に考える事が苦手でしょう。学問等でも混迷し易い配置です。頭が良くないという意味ではなく、考えを論理的に答えに導くことが苦手でしょう。

金星とアポフィス

恋愛関係で手に負えない事が起き易いです。深く相手と関われば関わるほどコントロールできませんし、状況は酷くなります。例えばスクエアなどですと特に間違った悪い相手を追っかけたり、わかっていながらずっとなぜか一緒にいたりします。恋愛をするなという意味ではなく、一歩下がれば穏やかな世界が広がるでしょう。

火星とアポフィス

自身の怒りやそれによる行動などで後悔し易く、混沌の起きやすい配置です。女性でしたら男性関係や、暴力に注意が必要です。いかに怒りのコントロールをするかにかかっています。また突発的な行動は止めるように念頭におくと良いです。計画的な行動、怒りのコントロールがキーとなります。

木星とアポフィス

1番問題のないやや穏やかなアポフィスです。しかし感謝を忘れた幸福による混乱にはご注意ください。恵まれている面に気づかない上に、気づくとすでにやりすぎていて、後悔することになりやすいです。

土星とアポフィス

混乱や破滅的な状況を必死でコントロールしようとする配置です。壊れていく物、メチャクチャになっていくことを気づいて止めようとしますが、それが本人を混沌の渦に引きづり込むこともあります。

冥王星とアポフィス

弱い星や自分にとって悪い星、こちらではアポフィス、がチャートで目立つ場合、緩和に効くのはこちらです。と言って助けるわけではなく、本人にサバイバル能力とその都度の生まれ変わり、強靭さをもたらします。何度辛い目にあっても再生し起き上がることが可能です。

特に悪いアスペクトがない場合は、権力を持つことによる混沌からの破滅に注意して下さい。

ネイタルチャートにおける心の闇を覗く要注意アスペクト

好き?嫌い?支配したい?何故?自分の中の悪意と犠牲

憧れる人、好きな人がこの世にいるなら嫌いな人がいて然りです。そしてまた善意が存在するなら悪意も存在します。こちらでは自分自身も知らない悪の面に、また他人からすると困る、驚く、気をつけるべきアスペクト、同時に何故か自分も他人も大きな被害を受けやすいアスペクトを紹介してゆきます。大事な人を傷つけたのは自分?大好きな人を遠ざけているのは自分?相手?なぜ自分はこんなに尽くしているのに相手は冷たいのだろう?何故何もしていないのに悪人扱いされるのだろう?勿論それは誰にもわからないのですが。

良いアスペクトも含まれますがこちらでは全て注意喚起アスペクトとなります。

●緩和には4大精神性の高い少惑星との合や幸運な星の合、目立つ配置がよく効きます。

※以下のアスペクトは非常にネガティブな解釈ばかりですので、嫌な方はご覧にならないようお気を付けて下さいませ※

小惑星ネメシス(Nemessis)とアセン、ヘッド、太陽の合

見えない敵を表す小惑星です。こちらが目立ちますと、自分のテリトリーに他者を優しく、気分良く迎え入れる事でしょう。あなたの優しさに心遣いに他者は気をゆるす事でしょう。さて、友人でも恋人でもあなたを信じてしまうでしょう。その後あなたは無意識のうちに、とんでもない事を親しい人にする可能性が高いです。そしてされた相手以外誰も気づかないか、またはあなた自身はその悪意を完全に否定します。

解釈は複雑になりますので、詳細は個別ポストをご覧下さい。

キロンとアセンダント、ヘッドの合

キロン自体が傷だらけのヒーラーという矛盾を抱えた星ですので、こちらのアスペクトも解釈は個人によって別れます。がしかし、テーマは傷です。ネガティブな解釈をすると酷い虐めを示唆するアスペクトです。アセンダントは生きる上でのテーマです。あなたのキロンは他者の心を傷だらけにするかもしれません。または自分が傷だらけになるかもしれません。思い当たる節が有れば気をつけると良いでしょう。オーブ(1-4)が広くなるほどその虐めの仕方はわかりづらくなります。

小惑星テュフォン(Typhon)とヘッドの合

こちらは本人の人生が一瞬で大きく変わり易いアスペクトです。良くも悪くもですが、悪い方が多いです。本人が気にもしていない小さなミスが、人生を狂わせる重大な決断になってしまったり、非常に戸惑うアスペクトです。本人はその都度大きな衝撃を感じ理由がわからないと思い悩む事でしょう。本人のせいではない事が多いので安心して下さい。そういう意味では宿命的な星でしょう。そしてよくそう言った事が起こるので本人は慣れてしまいやすいのですが、きっかけを思い出せば、軌道修正も可能であるでしょう。

火星と海王星の合

ハイテンションすぎて、または現実をよく見えていない様に見え、通常から逸脱し易い傾向にあります。それ故にその様な人々、ある種普通ではない、を引き寄せやすく、普通の人々からは敬遠され易くもあります。カリスマ性や成功運も強いのですがその点が、思いもよらぬ危険を呼び込む落とし穴にもなります。

続きます