シナストリーのアスペクト キロンと金星

占い

あなたのおかげで、自分がまるでその通りに価値があるものだって気づいたの。

こちらは過去の傷を癒すアスペクトであり、シナストリーのホロスコープ上ではとても強く働くアスペクトです。合が素晴らしくほかソフトもとても良いです。こちらはキロンですので、過去生ではなく、過去です。あなたが過去に傷付いた傷を癒し癒される素晴らしい相性で、恋愛においては特に素晴らしいものです。このアスペクトのお相手に会うと、今までの傷がリセットされます。金星が1番強いです。何故なら金星は恋愛そのものも表しますし、自分の美しい部分、理想の自分でもあるからです。相互の相性です。例えば、外見にコンプレックスがあったとして、このお相手に会うとそれは消えるでしょう。

お互いに外見や雰囲気も好みな相手です、それは、美醜ではありません。お互いにお互いの傷を知らないのに完全に癒す事が出来ますし、自信が湧きます。お互いの傷は全く違うのですが、このお相手に会うだけで、お互いの傷が癒されるでしょう。恋愛関係ですと非常に強い絆となり、対人関係でもいい友人や相談相手となるでしょう。

お互いになくてはならない存在となるでしょう。人はコンプレックスに悩まされます。キロンとはまさにコンプレックスのありかですが、そのコンプレックスをなくす人が現れたら、どうでしょう、例えば学生時代はモテなかった!男性がいたとして、大人になり時を重ね高嶺の花に出会ったとします、そして、結ばれたとしたら?全て昇華されるのではないでしょうか。そのようなアスペクトが、金星とキロンです。相互であるというのは、どんなに完璧に見える高嶺の花も、コンプレックス塗れだからです。キロンはそのコンプレックスを全て消し去ります。そのようなコンプレックスをお互いに解消できる、かけがえのない相性なのです。

ハードですと、大なり小なり、ズレが生じます。キロンの相性は繊細ですからハードの強さには脆いものがあります。お互いにコンプレックスの解消をしようとするのですが、オポジションでしたら、高嶺の花過ぎて関わってもキズが広がるだとか、スクエアですと、お互いに物足りなく感じるですとか、コンプレックスに関する摩擦が生じ易く注意喚起となります。がそもそもは癒し合うアスペクトですので、ハードも乗り越えるとソフト以上の完遂感が待っているでしょう。ハードルは高いですが、やってみるべきでしょう。なぜなら縁があるのですから。

ネイタルキロン金星のハードアスペクトは、いわゆる外見コンプレックスを指します。が、勿論それは真実ではなく、個人の勝手なコンプレックスとなりますが、本人にとっては辛いものです。もし、シナストリーでこちらの合やソフトの持ち主に逢えたなら大事にしましょう。そのままのあなた自身を認め敬い癒してくれるでしょう。

金星とキロンはネイタルでも扱いづらいアスペクトとなりますが、他人の力を借りて乗り越えるのも、非常に建設的な考えではないでしょうか。人は自分だけでは解決できない問題が山のようにあることを教えてくれる良いアスペクトです。

コメント

  1. kanemori より:

    いつもとても素晴らしい記事で勉強させていただいています。

    ある方のキロンに私の金星海王星合がトライン(金星オーブ1~2度、海王星3度)、
    冥王星がオポジション(オーブ4~5度)で、
    私のキロンにその方の火星がスクエア(オーブ2~3度)、
    土星がセキスタイル(オーブ0~1度)なのですが、
    これは私は金星により彼の傷を癒すけれど、私の側は彼に火星によって傷をえぐられたり、努力で克服を促されたりするのでしょうか?
    私の金星と彼のキロンの相互作用でお互いに傷を癒される関係になると一番良いなと思ってしまうのですが…。

    また、別の方は私のキロンとドラゴンヘッドがオーブ0度の合なのですが、これはどう見られますでしょうか…?

    • Vanilla より:

      kanemoriさま
      コメントありがとうございます。
      お褒めの言葉を頂き、大変恐縮しております。

      キロンに関する惑星とのアスペクトをアップ致しましたので、どうぞご覧下さいませ。
      その方との相性はキロンに関する面からのみ見れば、とても素晴らしいと感じます。ただやはり火星が象徴する事柄に関して少々気をつける必要性はありますので、お気をつけくださいませ。
      キロンは相互の相性となりますので、一方的に傷つけるというよりも、キロン側の傷に触発され惑星は自分の傷に気づき、お互いに癒す関係となります。
      惑星側のエネルギーでキロンは癒され、キロン側に傷を教えられ惑星は癒されると言った関係性です。

      また、もうお一方のヘッドとキロンの合は惑星ではありませんので、解釈が少々変わります。カルマと傷が焦点となります。ハウスが重要となります。更にヘッドとのタイトな合の相性は非常に珍しく、貴重な関係ですので、深いご縁を大事にされると良いかと思います。

      今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

  2. さざなみ より:

    Vanilla様
    キロンと金星の関係について調べていたところ、
    こちらに辿りつきました。
    こちらの投稿が本当にわかりやすく、
    そして、コンプレックスが昇華されるとの下り、本当にその通りだと思いました。
    もし、お付き合いできたらですが^_^;

    質問させて頂きたいのですが、ベスタとキロンの合はどの様な関係なのでしょうか?
    お相手の金星ベスタが私のキロンに合(オーブ1)、そしてお相手のキロンに私のベスタが合(オーブ3)しています。
     
    お忙しいとは思いますが、よろしくお願い致しますm(_ _)m

    • Vanilla より:

      さざなみさま

      コメントありがとうございます。
      お褒めいただき嬉しく思います。
      キロンとの合は非常に繊細な関係ですが、キロン側は星側を星はキロン側をお互いに無条件で許して強く好きになり引き合います。
      ですのでとてもカルミックなご縁と言えます。
      その後悪くなるか、癒しへ向かうかは個人、星やその他のチャート次第です。

      ですので上記からベスタとキロンは献身的でセクシャルな愛情にお互い引き合います。
      ハウスも加味なさって下さい。
      ベスタは扱いやすものではないので難しい相性となりますが、乗り越えれば癒やしあえる強い絆で結ばれます。
      参考になりましたら幸いです。
      よろしくお願い申し上げます。

      • さざなみ より:

        ご回答いただき、ありがとうございます。
        とても嬉しいです!!
        そして、本当にその通りだと思う内容ばかりでした…

        毎回、奥深い内容で、楽しみに拝見させていただいております。
        今後、もしできましたら、バーテックス・アンチバーテックスと惑星のお話などもお聞かせいただければ嬉しいです。

        梅雨の時期、ご自愛ください。

  3. ta より:

    いつも楽しく拝見しています。

    キロンと太陽の合の解釈も教えていただきたいです。
    気になる方と上記の形成があったもので・・・。

    この方とは同時に、太陽(私)と金星(相手)の合もあり、こちら側は一緒にいると癒されると言うかすごく幸せな気持ちになれる相手です。

    対して向こうは太陽に私のキロンが乗っており、この場合、相手が私をどう感じるのか気になります。

    ご教示のほどよろしくお願いします。

  4. y.m より:

    vanilla様

    いつも楽しい記事をありがとうございます。ハトシェプストの記事も大変興味深く拝読しました。
    また過去記事への質問で大変恐縮なのですが、キロン金星合はコンポジットでも有効でしょうか?
    タイトに合でしたので少し気になっております。
    もしお時間のある時にご教授頂ければ幸いです。

    • Vanilla より:

      y.mさま

      コメントありがとうございます。
      コンポジットでも意味合いは大体同じですが、どちらがどちらをというのがありませんので、そちらが目立つのでしたらお2人の関係性はお互いにそのような傾向になり易いと読めますね。

      参考になりましたら幸いです。
      どうぞ宜しくお願い致します。

  5. y.m より:

    vanilla様

    早速のご回答ありがとうございます。
    確かにどちらかが癒すというよりは、お互いにかもしれません。
    まるで真逆の二人が出会った感じはすごくあります。根は似てるのに見てきたものも、感じてきたものも全て違うというか。なので、コンプレックスがお互いと一緒にいることで昇華されていくのはすごく納得できました。
    ご回答頂きまた一つ嬉しい発見がありました。いつも本当にありがとうございます。